2012年8月30日
※日本語の正式な文章が発表されましたので転載します。
真のお父様の摂理的闘病路程
愛する全世界の食口の皆さん!
天の栄光と真の父母様の勝利を永遠にほめたたえてお喜び申し上げましょう。
真の父母様は人類歴史上ただ一回顕現され、また永遠に真の父母様として役事されます。
私たちのメシヤであり、救世主であられ平和の王であられます。
皆さん。
真のお父様は今年8月3日より大変な闘病生活をされておられます。アメリカから帰国された去る7月16日よりひどい風邪にかかり咳が続いていましたが、ものともせずに毎日早朝訓読会を筆頭に摂理の現場を直接訪問されながら陣頭指揮をされて来られました。このようにお体を考えずに無理を繰り返えす過程で、真のお父様は肺炎を病むようになられてしまったのです。
皆さんもご存知のように、真のお父様は93歳のご老令です。そのような老令の玉体を 一日たりとも休まれずに酷使されたので、限界のある肉身がどうして病気を避けることができるでしょうか? 真のお父様は一生を病院とは因縁を結ばずに生きようとする信條を持たれながら初志貫徹されて来られた方です。このようなお父様だったので今回もお父様は簡単に病院に行かれようとはされませんでした。
しかし真のお母様の切実な訴えでようやく決心されて、古くよりアメリカで主治医として信頼し治療を依頼して来たソウル聖母病院がんセンター院長のチョン・フグン博士の往診を機に、ソウル聖母病院に入院されるようになりました。
真のお父様はこのように8月3日聖母病院に入院された後10日間にわたりレントゲン、MRIなど必要なすべての検査を受けられました。結局肺炎であるという判定を受けるようになり、病状は非常に深刻で、敗血症、肺不全により肺に水がたまっていることが分かりました。「絶対安静」が必要である、という医師からの注意がありました。
しかしお父様は天正宮に必ず行かなければならないことを強く命じられ、8月12日に還宮されました。 還宮後には天正宮のこちらあちらを見回され、手で触って見たりされながら別れの挨拶をするかのようなお姿でした。真のお母様に侍り最後の祈祷のような深刻な祈祷もされました。「すべて成された!」というみ言を一日の間に4回もされながら、周辺を整理する姿もありました。お母様の手を取られて「ありがとう!」というみ言も、機会がある度にされました。
このように一晩ほとんど休まれずに天正宮で祈祷とみ言で過ごされたお父様は、その翌日の8月13日には自動車に乗られ、清平団地を回って来ると言われながら清心中高等学校の前まで行って来たりされました。普通の人であれば床から起き上がることもできない程のご病状でしたが、真のお父様の精神力は想像をはるかに超越したお姿でした。
しかし午後になるとお父様の体力は急激に衰え始めました。もちろんこれを誰よりも先に感知されたお方は、真のお母様でした。 お母様は涙でお父様に訴えられながら、病院に行きましょうと懇請を申されました。 普段であれば一言で断るお父様でしたが、この日は喜んでお母様の忠告を受け入れられて「そうかいオンマ。ありがとう。」と語られて清心国際病院へ行かれました。
清心国際病院に何時間か留まりながら療養をされておられる間にも、真のお父様の状態は更に悪くなりました。ひどい咳をされながら苦しそうにされているお父様をご覧になられたお母様は、直ちにお父様の許諾を受けて再び総合病院であるソウル聖母病院へお父様を送られることを命じました。とり急ぎお父様が普段好まれて乗っていらっしゃったSUV車で、お父様に侍り清心病院の看護婦2名と酸素ボンベ2本を載せて、車中でも酸素供給を続けました。
約1時間程かかる道のりでしたが、千年も過ぎ去るような恐ろしい死闘の 時間でした。 ソウル聖母病院まであと約20分という地点からは、お父様の呼吸が甚だしく乱れるようになり、これ以上堪えることができないようなお姿でした。 運転手や看護婦たち、車中にいたすべての人々はその時点でこの世が終わったような戸惑いを感じながらも、命をかけて疾走しお父様を無事に病院までお送りしました。
ソウル聖母病院207号室に入室された真のお父様は、直ちに応急措置を受けられました。 夜中でしたがここそこから非常呼び出しを受けて駆けて来た医師たちだけでも5~6人、看護婦たち7~8人、各種の応急手当の装備が数台…. まさに戦争を彷彿させるような、一時間程の闘いでした。
祈祷と訴えで天の前にすがっている私たちの姿は恐怖と緊張で涙も流すこともできず、二つの目をつぶったまま呼吸もまともにすることができずに、ぶるぶると震えてばかりいました。 やっと応急措置が終わ り、その晩夜の十二時が過ぎた時にお父様は5階の重患者室へ移されました。 私の生涯で最も長い一日がこのように過ぎ去って行きました。 深夜1時をはるかに過ぎて重患者室の準備を終えて出て来たチョン博士は「清心病院から私たちの病院に到着する時間があと30分だけ遅かったら、今日は大変なことになるところだった。」と、真のお母様の知恵深く素早い決心に驚いていました。
真のお父様の重患者室での闘病はこのように始まりました。 ソウル聖母病院は大韓民国 の中でも5大病院の中の一つです。 韓国の医療技術はすでに世界のどの国にも劣りません。 このような世界最尖端の医療陣と医術が総動員されながら、真のお父様の全快のために全力投球していることを私は毎日確認しています。 主治医であるチョン博士の献身的な苦労も常にありがたい心を持って見守っています。 一日24時間の間、お父様の病状は間違いなくモニタリングされています。 治療に必要なすべての装備と投薬は完璧に活用されています。
愛する食口の皆様!
創造原理によれば肉身を持って生まれた人間は誰彼を問わず例外なしに地上生活を終えて、永生の世界である霊界に移るようになっているではありませんか? 真のお父様の教えを通じて、私たちはこれをあまりにもよく知っています。かといって病中にある人々を放置するとか、なおざりにすることはできないのがまた人間としての道理でもあります。 同時代の同じ環境の中でさまざまな因縁を結びながら地上生活を営む私たちとしては、周囲の父母や家族、親戚たちが病気になり病と闘うようになれば、最善をつくして面倒を見なければならないことが人間としての義務であり道理でもあります。
ましてや一日一日真のお父様の闘病を見守りながら看病していらっしゃる真のお母様と真の子女様の心情はどうでしょうか? 肉身を持った人間が歩いて行く3段階の人生の原理を分からない筈はありません。 お母様に侍り私たちはまさに天の前にしがみつきながら「奇蹟」を切に求めています。 真のお父様は人類歴史上ただ一度だけ来られるメシヤであり、永遠に真の父母として記録され、仕えられなければならないただ一人の救世主であられます。
真の父母様の他には誰も再び「人類の真の父母」にはなれません。 このように貴くて貴い真のお父様の重患者室の闘病について、70億人類は夜を明かしながら祈祷して快癒を祈らなければならないでしょう。 もっと可哀相な衆生のために、私たちと共にたった一日でも良いから長く生きてから行ってほしいと、天の前に訴えなければならないでしょう。
愛する食口の皆様!
しかし天の摂理は、人間の思いのとおりにはならないようです。
今まで真のお父様の病状が好転しているようにお話ししてきましたが、数日前からは元通りになることができない状態に入ったというのが医師たちの報告です。 切なくて悔しい心で病院を見守る真のお母様をはじめとする私たちは、ソウル聖母病院と同時にソウル大学校病院の門をたたいてみたりもしました。
ところが意外にも青天の霹靂のような警告を受けてしまいました。 ソウル聖母病院とソウル大学病院の呼吸器系統の韓国最高の医師たちの結論が、現代医術の見地ではこれ以上真のお父様の肺機能の回復を約束することができないというものでした。 真のお父様の肺機能が回復する確率がほとんど皆無であるという、とてつもない現実の前に私は泣きわめきました。 8月28日のことでした。 一人部屋に入られて限りなく慟哭されるお母様の姿におえつ触れた私は、胸がつぶれるほどに嗚咽しました。 しかしこの冷酷な現実をとり戻すにはあまりにも遅すぎました。 私たちは次の段階の摂理に足を移さなければならないためでしょう。
真のお母様の指示に従い、8月28日の午後に私たちは対策会議を持ちました。 参席者は キム・ヨンフィ、パク・ポーヒ、イ・ジェソク、ソク・チュンホ、訓母様、キム・ヒョー ヨル、そして真のご家庭の代表として文國進様と文亨進様、この8名が真のお母様に侍り深刻な会議をしました。 全員が、今私たちが当面している深刻な現実に対して、どのようにすれば真のお父様をより少しだけでも地上で長く侍ることができて、より少しでも楽に生きられて行かれるようにできるかどうか、深刻に考えて議論しました。 真のお母様の意志はいつよりも強いものでした。 「何の事があっても、真のお父様のご聖体を保護しなければならない!」というみ言でした。
実は総合病院の重患者室というのは、医学的には厳格に保護されて徹底的に管理されている所であることには間違いないのですが、霊的な雰囲気や環境としては限りなく劣悪で不潔な所でもあります。 ある日には一日に何人ずつも死んで行くこともあり、また面会の時間になって訪問者たちが群がって来ると電車のホームのような雰囲気にもなります。 重い病気の患者ですから、免疫力がほとんど0まで落ちている真のお父様のご聖体にどのような病菌が侵入してくるかも分からない状況になるのです。
そして「絶対安静」を要する真のお父様の状態については切なくてしょうがありません。 真のお母様や真の子女様の病室訪問も、1日に1,2回、また1回ごとに2人ずつ、それも20分ずつに制限されてしまい、お父様を何日もの間お目にかかることができなくなった真の子女様も出てくるようになりました。
このような切ない事情の下で、真のお母様と対策会議に参加した全員の決定は、真のお父様を聖母病院重患者室から、清平に用意した清心国際病院の特別室(真の父母様専用)に移動して侍りながら、治療を受けるようにして差し上げる事になったのです。
もちろんソウル聖母病院の重患者室で受けたすべての医療機器と治療をそのまま移して、真のお父様の治療を続けるでしょう。 お父様がソウル聖母病院を出発して清心国際病院に移動する過程には、お父様の主治医であるチョン博士と、聖母病院重患者室の呼吸器患者総括医師であるキム博士が責任を負って遂行するようになります。 2人の医師ともにエムブランスに 乗り、直接お父様を清心国際病院までお送りします。その後にもこの医師たちは随時出入 りしながら、お父様の治療に万全を期するでしょう。
より一層24時間を専門に担当して見守りながら治療を監督する、呼吸器系統の専門医師1人を日本から招いて来ました。 聖母病院重患者室で真のお父様を専門に担当し看病した、熟練された看護婦たちも一緒にお父様に侍り、清心病院に移動してずっとその所で看護をするようになるでしょう。 他の患者たちが全然いない広い空間に真のお父様のためだけの重患者室の準備を完璧に取り揃えて、24時間真のお母様と真のご家庭の看護を受けられ、多くの食口の祈祷と讃頌の中でお父様の病状に天の奇蹟が現われることを望みます。
実は、真のお父様は総合病院の重患者室にいらっしゃっても今は各種機械の助けを借りて生命を維持しておられる状態です。 肺炎で重患者室に入院されてから15日目を過ぎて、それらによる合併症の症状が現われています。 すでに腎臓の機能が止まっており、肝臓の機能も急速度に落ちています。 更に真のお父様の血液は、人工機械によって生産された酸素供給がなくては生命を維持することができない段階にまでなってきました。
このような状況にあってソウル聖母病院側は「これ以上現代医学の技術では真のお父様の病状を好転させる術がない。」と言う通報をして来ました。 したがって真のお母様と真の子女様そして対策会議に参加したすべての方々は、万人の聖地となる清平団地内の、真の父母様が立てられた清心国際病院で専門的な治療を受けられることが、より大きい摂理的な意義があるという結論を下しました。 そう遠くない時期に真のお父様はソウル聖母病院担当医師たちの看護を受けながら、真の父母様の天正宮がある清心団地に移られるようになるでしょう。
愛する食口の皆さん!
私たち全員は中断ない祈祷と精誠で、天の前に奇蹟を切に求めなければならないでしょう。 真のお父様が基元節までは健康を完全に回復されて、歴史的で摂理的な基元節の行事をご覧になり、主管されるように切実な心で祈りましょう。 皆さんの祈祷と精誠が天に到 達すれば、必ずや奇蹟が起きることを私は信じます。
世界副会長 兼 韓国協会長 石俊淏 拝
※ 参照として、この全体の内容は主治医を通じて同意を受けて発送するものです。