第九篇 心情文化世界のための言論、教育、芸術活     2

第一章  統一思想と国際学術活動  目次     3

第一節    「統一思想研究院... 3

第二節    「科学の統一に関する国際会議... 13

第三節    「世界平和教授アカデミー... 20

第二章        「世界言論人会議」と言論媒体の創設  目次... 27

第一節    「世界言論人会議... 27

第二節    日本の「世界日報」とアメリカの「ニューズ・ワールド     33

第三節    「ワシントン・タイムズ... 37

第四節    韓国の「世界日報... 43

第五節    週刊紙、および通信、映像、出版のメディ... 49

第三章        教育機関の設立と人材育成       目次     56

第一節    教育機関設立の趣... 56

第二節    主要な教育機... 60

第三節    「圓母平愛財団」と鮮鶴平和... 68

第四章        文化・芸術団体の活動      目次     73

第一節「リトル・エンジェルス芸術団... 73

第二節    「ユニバーサル・バレエ団... 79

第五章        スポーツを通じた心情文化世界の実現      目次     85

第一節    八八ソウルオリンピックと「世界文化体育大典... 85

第二節    サッカーチームの創団と運... 90

第三節    鮮文ピースカップと圓球ピースカッ... 93

第四節    「世界平和武道連合」と「統一武道... 96

 

第九篇 心情文化世界のための言論、教育、芸術活

神様が理想とされた世界は、心情文化が一つに調和した神中心の共同体である。創造理 想は、個性完成、家庭完成、万物主管の三大祝福を成し遂げることであり、その世界はすなわち、神様の心情が人類文化の中に具現された心情文化世界である。 真の父母様は、サタン文化圏を一掃し、天の文化圏、真の父母文化圏を再創造するために尽力され、その世界を成し遂げるために様々な活動を展開された

真の父母様が目指された心情文化世界は、全人類が国境、宗教、人種など、すべての障 壁を超越し、真の愛を根幹にして生きていく共生・共栄・共義主義社会である。そのような社会を建設するためには、心情文化世界の基になる思想の確立が優先 されなければならないと考えられた真の父母様は、「統一原理」に基づいた「統一思想」を体系化し、その「統一思想」の絶対価値を人類文化に適用するため、 様々な学術団体を創設、運営してこられた

特に、碩学たちを中心に「世界平和教授アカデミー」を創設し、宗教と科学の統一を模索するため、「科学の統一に関する国際会議(ICUS)」を継続して開催された。この会議は、「絶対価値観による心情文化世界の創建」を主要な議題として扱った

また、真の父母様は、平和世界を成し遂げるに当たって、尺度と通路の役割を担う言論 媒体を創設され、「世界言論人会議」を通して言論人教育にも関心を傾けられた。特に、韓国とアメリカ、日本などの主要摂理国家に総合日刊紙を創刊し、世界 的な言論基盤を築かれた。これとともに、世界の人々に対する教育にも心血を注がれ、韓国とアメリカに大学を設立し、愛天、愛人、愛国の精神を基に、若者た ちを未来世界の指導者として育ててこられた。そして、韓国には小・中・高等学校も設立するなど、教育に多くの投資をされたのである

さらに、真の父母様は、心情文化を実体的に花咲かせることのできる、各種の文化芸術 団体とスポーツ団体を創設された。「リトル・エンジェルス芸術団」と「ユニバーサル・バレエ団」は、世界中で公演を展開し、国威の宣揚はもちろん、南北文 化交流などにも大きく寄与した。また、サッカーチームも創設し、サッカーを通した世界平和の実現に尽力してこられた。このような真の父母様の高貴な足跡 は、ひとえに、地球村に自由と平和と統一と幸福の理想世界、心情文化世界を実現するためのものである

第一章  統一思想と国際学術活動  目次

第一節    「統一思想研究院

「統一思想研究院」と「統一思想

真の父母様は、「心情文化世界を創建するためには思想と価値観の統一が必要である」 と語られ、一九七二年八月二十日、「統一思想研究院」を創設された。特に、二十世紀の冷戦時代に際立って対立してきた、唯物論中心の共産主義と唯心論に基 づいた自由民主主義の二大思想を批判、克服できる代案思想として「統一思想(頭翼思想)」を提示され、これを深く研究、発展させて、平和世界の具現に寄与 するため、「統一思想研究院」を立てられたのである

1     今後、新しい統一史観、新しい統一哲学の確立と、新しい文化世界の創建が、アジアの韓半島を中心として成し遂げられなければなりません。これは、神様が創 世前から理想とされた最終的な希望の基点であり、心情の基点です。また、堕落世界を解怨成就できる基点です

2     今後の世界は、私たちに包囲されるようになっています。このようになってこそ、多くの犠牲を払わず世界を短期問のうちに神様の懐に導いていくことができる のです。今、そのような計画を立てています。ですから、皆さんか理解できないことを展開しているのです

それで今、「統一思想研究院」をつくっています。現代文明は、学問的な面で哲学を中心として左右されるので、このような学問的根拠を中心として体制を強化し、世界の新しい文化・思想界に影響を及ぼすだけでなく、主導権を握ることのできる基盤を築かなければなりません

3     「国際勝共連合」のメンバーたちは、立派な講師になるために錬磨しなければなりません。そして、勝共連合の組織は、班組織を強化しなければなりません。こ のことに、勝共連合と統一教会全体が総力を挙げて取り組まなければならないのです。また、「世界平和教授アカデミー」と「全国大学原理研究会」、「( )基督学生連合会」も総力を挙げて取り組まなければなりません。そうして、まず十万人の班長を擁するようにしなければなりません。これからは精神武装を しなければならないのです。そして、「統一思想研究院」は、各組織の責任者たちが講義をするときに、横道にそれているかいないかを正しく指導、監督しなけ ればなりません。彼らが講義したものを録音して、いつでも点検し、それが間違っているときには、すぐに正さなければなりません。私たちの団体が大きくなっ てきた以上、公認された内容を発表しなければならないのであって、私的な内容を発表して問題になってはいけないというのです。「統一思想研究院」は、思想 的な体制整備の総責任を負わなければなりません

4     日本とアメリカと韓国の「統一思想研究院」が会合を開いて歴史観を確立し、どのように宗教と思想を連結させるかを明確にしなければなりません。それを明確 にしなければ、問題になります。派閥が生じるというのです。宗教と思想の問題とは、思想が先か、神様が先かということです。それをどこから定着させるかが 問題です。互いに主張が異なるようになれば、分裂しやすいのです。ですから、アメリカのブリッジポート大学の研究員と、日本と韓国の専門家たちが議論し、 評価を下さなければなりません。神様が先か、思想が先か、原理が先かというのです。思想というものは対象であって、主体になることはできません。また、思 想の起源が問題になります。神様がいなければ、思想は空中に浮いてしまうというのです。根源を一つに規定できる論理的な核を中心として、思想を展開しなけ ればなりません。思想の起源に対して答弁できなくなれば、将来において二つに分裂するので、問題が大きくなるというのです。本筋をつかんで決着をつけなけ ればなりません

5     この世界に誰が責任をもつのでしょうか。特定の個人の思想では、いくらやっても責任をもてません。歴史始まって以来、既に探究された材料をもう一つ余計に 残す廃棄物になるだけです。そのように見るとき、この世界に誰が責任をもって導いていくのでしょうか。物本主義と唯物思想は、すべて失敗しました。また、 人本主義思想は、享楽主義や退廃思想と直結します。ここで必要なものとは何でしょうか

もし神様がいるとすれば、その神様は、この世界をどのように考えるかという問題を再検討しなければならないでしょう。これを理論的に追求しなければ なりません。お父様は長年、歴史的な思想体系を検討しながら、これから民族が進むべき方向を考えてきました。そして「神様が見るとき人間世界に絶対必要な 価値のある内容があるはずだ。歴史が追求し、人間が到達すべき最後の目的点があるはずだ」と考えたのです

6     世界を動かそうとすれば、思想的な面で王座に上らなければなりません。これが最初の課題です。その次には、科学技術において、世界の王座に上らなければな りません。次に、経済的な組織編成において、世界の王座に上らなければなりません。その次は、言論界で世界の王座に上らなければなりません。このようにす れば、世界をすべて動かすことができます

第一に思想、第二は科学技術、次に経済、その次に言論です。この四大分野で覇権を握る基盤を築けば、世界を動かすことができる精神的基調の前に、相 対圏が形成されると考えるのです。そのようにしておけば、政治的基盤は自然にすべて解決します。今までお父様は、生涯を捧げてこのようなことをしてきまし た。原理的主体の前に対象圏の世界基盤を築くため、今まで一人で歩んできたのです

7     今後、国家は必ず思想戦を迎えるようになるでしょう。思想戦に直面するという事実を、大韓民国の為政者たちは知らずにいます。私は特別な天の恵沢を受けた 人です。未来について予感することができ、測定できる知能的な能力をもっています。そのような私が見通したことは、今後、世界史の路程の上に起きる思想戦 で生き残る人にならなければ、世界を指導できないということです

ですから、人が反対し、迫害しても、「私が行く目的は違う」と考えたのです。ほかの人々が、少年時代から青年時代の、花のような青春を誇ることがで きる時代をすべて無為に過ごして遊ぶ所を訪ねていくとき、私はその反対の道を行きました。「あなたたちはそのように行くが、私は思想戦を突破するこの道を 行かなければならない」と思って、歩んできたのです

8     「統一思想」とは何でしょうか。この宇宙の根本問題に対して、唯物史観と唯心史観という二つの史観が展開されたので、根本的で哲学的な問題を扱って解決す るための方案を講究し、体系化したものが「統一思想」です。すべてのものを統合して新しい世界観と新しい人生観を提示する目的で新たに確立し、新たに体系 化したものが「統一思想」です

9     この世の中には多くの思想がありますが、「統一思想」は主体的な思想です。「統一思想」は神様の思想に通じるので、主体的な思想なのです。民主世界と共産 世界を一つにする思想です。その次に、宗教者と非宗教者を和合させます。ですから、その目的は、統一世界、一つの世界をつくることです

10    「統一思想」は、主体と対象の観念を基盤としています。統一は、二つが一つになって初めて成し遂げられます。男性と女性が一つにならなければならず、父母 と子女が一つにならなければならず、家庭と社会が一つにならなければならず、社会と国家が一つにならなければならず、国家と世界が一つにならなければなり ません。この統一観に基づいて、思想や理想という言葉が出てくるのであって、一つになり得る目的がなく、道がないとすれば、すべて砕けていくのです。そし て、主体と対象の観念を入れれば、目的観は自然に出てくるので、共産主義の弁証法は砕けていくのです

弁証法は、「発展するためには主体と対象が闘争しなければならない」と言います。矛盾したものが、互いに闘争しながら統一されるというこの論理は、 完全に砕けていくというのです。それは目的を認めていません。主体と対象がなければ、存在を形成することは不可能です。これが一つになってこそ、完全なも のになるのです

11    本来、神様は、天地を創造するとき、神様のために創造したのではありません。神様は、自分のためである前に、まず相対のために天地を造りました。相対に完 全に与えたあとには、その相対のすべてのものが自分に戻ってくるのですが、戻ってくるときは、与えたものにプラスされて、アダムとエバにまで戻ってくるの です。ですから、神様は億万長者になります。それゆえ、「良()し」と言われたのです

完全に与えれば、その圏を占有するのです。与える方法には千万の種類があります。言葉でも与えることができ、行動を通しても与えることができます。 その方法は無数です。そのような立場で、相対のために生きる世界観をもって出てきたのが「統一思想」です。聖書のすべての道理は、ここからすべて解けるよ うになるのです

いかなる経書も、この原則に置き換えれば、その核を正確に知ることができます。そのような点から見るとき、「統一思想」の内容をもって進めば、驚く べき内的統一が成し遂げられます。外的統一ではなく、根本的統一が成し遂げられるというのです。神様の心情を掲げて現れてきたのが「統一思想」です

12    私たちは今、国のために血と汗を流しながら活動していますが、国だけのためではありません。未来の世界のためなのです。超国家的であり、超民族的であり、 超人種的な立場で、国境を越えて互いが愛し合い、生命までも交換できる大家庭をつくろうというのです。言い換えれば、神様を中心として血が通じ、生命が通 じ、愛によって結束できる一つの大家庭をつくろうというのです。これが「統一思想」です。統一教会の思想であり、世界的な思想です

13    私たちが福地天国を見つめて歩む統一の行路で、怨讐視すべきものとは何でしょうか。国境が問題です。民族感情を超越しなさいというのが「統一思想」の主張 です。ですから、私たちは民族を超越しなければなりません。アメリカやアフリカの人々が問題ではなく、彼らを同族以上に愛する実践者になれるかが問題で す。そのようにしなければ、世界を救える主導的な責任者になれないというのが「統一思想」です

したがって、愛の道には犠牲と克服が伴うものです。その愛の本質と核心は、犠牲になり、自分を克服するところにあります。ですから、宗教では「犠牲になれ、奉仕せよ」と言うのです。それが愛の行く道だからです。犠牲になって泣くのではなく喜ぶのです

「統一思想」は「頭翼思想」、「神主義

真の父母様は、長きにわたる祈りと瞑想の生活を通し、絶対真理である「統一原理」を 探し出された。これを通して体系化した「統一思想」は、社会に適用すれば社会の問題が解け、世界に適用すれば世界の問題が解けるようになる。これは、いま だかつてなかった新しい世界観であり、宇宙微であり人間観であり摂理観であり、歴史観である。また、すべての宗教の教理や哲学の特性を生かしながら、全体 を一つに包容できる統合原理でもある。このような「統一思想」に立脚した「勝共理念」は、共産主義を批判、克服できる明確な代案を提示する。左翼と右翼を 一つに束ねることのできる代案思想が、正に「頭翼思想」、すなわち「神主義」なのである

14    今日の宗教界を覚醒させ、世界的な思想界を新たに覚醒させる使命を果たすために、一つの目的観を提示したものが「統一思想」です。「統一思想」は、漠然と した立場を取るものではありません。神様を中心として、垂直的な方向を取っていくのです。その垂直的な方向とは、心情の基盤です。父母と子女の間の心情関 係は、歴史が変遷したり、時が過ぎて歳月が長くなったりしたからといって、薄らぐことはありません。歴史が長くなれば長くなるほど、時間がたてばたつほ ど、薄らぐのではなく、かえって情が厚くなります。より深く結びつくというのです。もし父母と子女が離れ離れでいるとき、息子のいる所から父母に便りが来 たり、あるいは父母が息子に便りを伝えたりすれば、その便りは、今までのあらゆる願いを充足させることができる刺激になります。その便りが、第二の出発の 要因になり得るのです。これを、父子関係の心情世界を通して体得することができます。私たちが神様を「父」と呼び、この地に暮らしている人々を「子女」と 言うとき、天の父母と地の子女たちが歩む道でも、それはやはり同じことなのです

15    「統一思想」、「神主義」は、「頭翼思想」です。右翼でもなく、左翼でもなく、頭翼です。人類の真の平和は、右翼でも実現できず、左翼でも実現できませ ん。その根本の理由は、右翼も左翼も、利己主義を解脱できないからです。自分を中心とし、自国の利益を中心として進むときには、永遠になくなることのない 利害の衝突ばかりが存在するのであって、統一もなく、平和もありません。したがって、利己主義を打破する新しい世界主義が現れなければなりません。自分よ り他のために生きる利他主義は、ただ神様の理想からのみ出てくることができます。それは、神様が愛の本体であられ、愛の本質が自分を犠牲にして他を生かす 利他主義だからです。したがって、「神主義」の本質は愛であり、この思想は、人間の四肢五体を動かす頭のような中心思想です。ですから、「頭翼思想」で す。右腕も左腕も、実際、一つの体にぶらさがっています。頭がなければ、右腕と左腕は互いに赤の他人となって争いますが、頭が中心に定着していれば、右腕 も左腕もすべて、頭の命令に従って、体全体のために働く、一つの協同体になるのです

16    民主世界は唯心圏であり、共産世界は唯物圏です。民主世界は内的で天の側であり、共産世界は外的でサタンの側です。唯物と唯心は一つです。唯物と唯心が一 つであることが分からずに、分かれて闘っています。高い頂上から見れば、「あなたも人であり、私も人だ」というのです。それが「統一思想」です。頂上では 闘うことができません

二本の手があってこそ完全です。一方の手だけではいけません。目も二つ、腕も二本、脚も二本ですべてペアです。道を歩くのを見れば、腕や脚が互いに 反対に動きますが、それが正しいのです。互いに反対ですが、それが正しいというのです。ところが、何かをつかむときは、一緒に動きます。反対になるのも良 く、一つになるのも良いのです。反対だからといって、すべて悪いのではありません。両方とも良いのです。ですから、「統一思想」は偉大なのです

17    民主主義は兄弟主義です。兄弟主義を経て父母主義を求めていかなければなりません。そのためには、父母主義の教えと世界観がなければなりません。それが 「統一思想」です。「頭翼思想」を中心とした「神主義」です。この論理的内容は、歴史とともに比例的基準で「相応相和」する主張であって、「相反相克」す る内容ではありません。ですから、神様が立てる理想的な完成の時を中心として、カインとアベル、ソ連とアメリカ、左翼と右翼が、父母様を中心に回っていか なければなりません。回れ右をして本然の地に行かなければならないのです

その道を行くために数多くの道人たちが現れましたが、その道人たちは、行くべき道を知らずにいるのです。神様とは何かを知りません。曖味なので混乱 するのです。混乱した宗教を収拾することはできません。統一教会はあまりにも理論的です。理論を知っても、実践をしなければ駄目です。誰よりもそれをよく 知っているお父様は、それがどれほど恐ろしいかが分かるので、走っていても、さらに速く走るために自らをむち打ったのです。そのようにしなければならない のが、天運の行く道です

18    「神主義」とは何でしょうか。真の愛を中心としなければならないのですが、偽りの愛によって家庭が統一できませんでした。それが悪魔主義です。偽りの愛に よって、統一されなかったのです。体と心が分かれ、夫婦が分かれ、息子、娘が怨讐になってしまったというのです。そうして、神様までも怨讐になってしまい ました。そのように偽りの主人である悪魔主義が出発したので、「神主義」が出てこなければなりません

偽りの愛によってこのようになったので、「神主義」は真の愛を中心として、真の個人、真の夫婦、真の家庭をつくらなければなりません。分離ではなく統一するのです。神様の真の愛で統一しなければなりません。これが「神主義」であり、「頭翼思想」です

偽りの愛を中心として、すべてが怨讐になり、分離されてしまいました。統一がなく、家庭と家庭が分離されてしまったというのです。家庭を中心とし て、数十万の民族に分裂する様相を呈し、世界を戦場にしたのです。サタンが、神様のみ旨が成就されないように、混乱した世界をつくっておきました。偽りの 愛によって分裂した世の中をつくったのが、悪魔主義です。これは分裂主義であり、地獄主義です。このように分裂した個人、家庭、氏族、民族、国家、世界 を、真の愛と真の父母を中心として統一するのです。これは、悪魔と対峙する主義なので、「神主義」です

 

19    「頭翼思想」とは何でしょうか。根がどこなのか分からずに混乱している枝葉のように、ばらばらに動いている四肢五体を、頭を中心として統一体にし、完全な 人格をつくるための主義です。「神主義」は、真の愛を中心として統一する主義であり、麻痺したあらゆる細胞的な内容を「頭翼思想」を中心として統一する主 義です

サタン主義は分裂させ、細部をすべて麻痺させます。そのように分裂させたものを、神様の真の愛を中心として統一、連合し、完全なものにする主義が 「神主羲」です。悪魔主義は、偽りの愛を中心として、自分だけのために生きる愛をもって、人間を戦場のような混乱の麻痺状態にしましたが、「神主義」は、 真の愛を中心として、すべての麻痺を解いて完全に正常な人間にし、神様を父として侍ることのできる息子、娘にする主義です

20    サタン主義によって分離され、「神主義」によって統一されるのです。体や精神だけを統一するのではなく心身を統一しなければなりません。精神自体が麻痺し ていて、体自体が麻痺しているため、体と心を完全に統一させ、正常な人間にして、神様を知り、悪魔を知る人になるようにしなければなりません。神様と悪魔 を完全に知って、神様と悪魔を分立させることのできる主体的な人間を再び取り戻すためのものが「神主義」であり、「頭翼思想」です。ですから、「神主義」 は、「統一思想」とも同じです。「統一思想」は、真の愛を中心として投入し、投入して忘れるものです。本然的な人間は、愛によって完成するようになってい ます。神様が無限に投入したその愛を通して、心身一体の統一圏を成し遂げるとき、ここから理想的な男性と女性が生まれるようになります。そうして、その男 性と女性が結婚して家庭を築くようになるとき、その家庭から天下統一が始まるのです。真の愛の神様を中心として、体と心を統一し、家庭を統一して、神様の 息子、娘になり、神様の愛の相対になるためのものが「神主義」であり、これを教えるのが「頭翼思想」です

21    「統一思想」は、心情哲学です。心情哲学と言うときには、人と関係していることを意味します。思想や原理との関係より、人間と関係が結ばれていてこそ、人 間の問題を解決できるのです。ですから、人格的な神様という規定は、本当に驚くべきことです。人格的な神様と言っても、相対がいなければ存続することはで きません。人格的な神様が人間を造った目的は、愛の対象が必要だったからです

「統一思想」と理想世界実

「統一思想」は、今日の混乱した世界の様相をつくり出した、すべての誤った哲学と主 義、思想を暴き、神様を中心に結束できる思想体系である。民主主義と共産主義の理念問題を克服し、国境と宗教、人種の問題などによって生じた各種の境界線 を撤廃することにより、平和世界を実現できる思想として注目されている。一九七三年六月一日には、「統一原理」を思想的に体系化した理論書、『統一思想要 綱』が発刊された

22    三千万の民族(韓民族)を統一しようとすれば、三千万の民族全体を「統一思想」で武装させなければなりません。「統一思想」とは、お父様の思想です。この 思想を三千万の民族全員に入れて、思想武装をさせなければなりません。今までは国家が統一教会に反対してきました。しかし、私たちは、「好きなだけ掘り出 してみなさい」として、放っておくのです。彼らが掘り返すとしても、「統一思想」がこの国、この民族にあがめられる日が来るでしょう。世界万民が欽慕し、 思慕する国をつくろうというのが「統一主義」です。必ずそのような時が来るでしょう

23    今日、この世界は東西に分離されていますが、一つの中心を中心として互いに愛し合わなければ、世界が一つになることはできません。自分自体の国より、相手 のほうが本当により貴く大切であるという、相対を尊重できる善の基盤が地上に現れるとき、初めて神様が願われる世界的な創造理想時代が訪れざるを得ませ ん。この基準を通過したあとに、霊界を訪ねていかなければなりません。そのような道を教えてくれるのが「統一思想」です

統一教会は、宗教という過程的な概念を超越して、良心と共に、心と共に、体と共に行動することによって、天倫の法度に一致して理念化できる、遠い将 来の世界的基盤を築かなければなりません。「私」の家庭と氏族を経て、民族を越え、国境を越えて、自由な環境と世界への平面途上において歌を歌うことがで き、神様を私の父として侍り、愛することができる善の王国をつくらなければなりません。世界万民がこのような善の王国が到来したことをたたえ、その国の国 民になったことを天宙に永遠に賛美できる日を迎えなければなりません。それが、人類が願う幸福の理想世界を営むことであり、統一教会が模索していく終着点 なのです

24    今まで数千年綴られてきた文化史は、悲惨な歴史でした。今までの歴史は、サタンが神様に背反した歴史でした。しかし、神様が残すことのできる歴史の記録 を、父母様の一代から始めるのです。父母様が今まで歩んできたものが、「統一思想」を中心とした伝統になっています

父母様が成し遂げようとするその世界、父母様を中心として成し遂げられたその伝統の歴史を、皆さんがそっくりそのまま引き継ぎ、未来に残しておかな ければなりません。父母様を中心として成し遂げられたことが、世界をすべて統一するのです。その母体が真の父母思想です。真の父母の伝統なくして、真の子 女たちの歴史が出てくることはできません。文化の出発は父母から始まります。この短い期間が宇宙歴史の尺度になります。そのため、お父様は深刻です

ですから、今に至るまで「『統一思想』の伝統的基盤を成立させなさい」と願っているのです。それを築いた基盤の上で、家庭が成立しなければならず、 国家が成立しなければなりません。その主流思想は、自分を中心とした思想ではなく、全体を中心とした思想です。そのようにしながら、自分は全体のために犠 牲になる道を行かなければなりません。これが「統一思想」の主流です

25    地上で「統一思想」、「頭翼思想」を中心とした第一主義を中心に生きることが、結局は天上の完成主義の生活になります。地上で生きるとおりに天上世界に移 され、完全に定着するようになるというのです。地上第一主義と天上完成主義の生活です。地上で幸せに生きてこそ、天上でも幸福だというのです。「人間の欲 望は達成できない」と言うのですが、それは違います。真の愛をもてば、達成して余りあるのです。ですから、地上第一主義と天上完成主義の生活は、結局、真 の父母を中心として、王権を中心として生活することによって成し遂げられるのです。真の父母の王権を中心として生活すれば、天上世界を完成するだけでな く、この地においてもあの地においても、永遠に保障される生活になるというのです

26    個人の立場で世界的な十字架を背負い、ふらついても倒れてはいけません。倒れるとしても、家庭の基盤の上で倒れ、死ぬとしても、家庭の基盤の上で死ななけ ればなりません。これが「統一思想」です。家庭は死ぬとしても、そこから家族を連れて氏族の垣根を越えなければなりません。また、氏族は滅びるとしても、 民族の垣根を越えなければなりません。民族の肥やしにならなければなりません。あらゆる矢をすべて受け、あらゆる屈辱をすべて受けても、その悲惨な矢は天 の栄光が約束されるものであり、悪の群れである怨讐の主権下にいる民がそのような事情を克服して立ち上がるときには、神様が誇れる民の伝統を立て、サタン 世界に勝利の王国を建てることができる条件になるのです

おなかをすかせながらも、腰の帯を締め、目の前にある怨讐の陣営を凝視して、一歩、二歩とよろめきながら歩んできた統一教会です。たとえ統一教会が 滅んだとしても、統一教会が訪ねていくその国は滅んではいけません。ですから、皆さんを無慈悲に受難の道に追い立てているというのです

27    今まで、人間世界では個人の相対観が異なり、家庭の相対観が異なっていました。この異なる相対観を総括的に収拾できる主流的な能力をもっているのは、神様 の愛だけです。「統一思想」は、神様の愛と心情を中心として個人統一、家庭統一、民族統一、国家統一、世界統一を成し遂げ、最後には神様統一を経て、相対 観を超越する世界を成し遂げようというのです。その時には、主権もありません。主権者が高いのでもなく、相対者が低いのでもありません。主権者は相対者の ための存在であり、主体は相対のための存在です。そのような世界が来てこそ、今日、世の中で言う支配者や被支配者というようなすべての対立概念が解決する のです

それは、ほかのいかなる論考を通してもあり得ません。ただ、神様の愛のほかにはないという結論が出てきます。今は、人間の愛にも相対観があります。 「私はお金のゆえに愛する。何々のゆえに愛する」と言う人がいるのですが、それは純粋ではありません。ですから、相対観を超越できる神様の愛を尋ね求めて いこうというのが「統一思想」です。これから民主主義世界も、共産主義世界も、この愛の基準に吸収させて一つにしなければなりません。そのようにしなけれ ば、理想世界が訪れないので

28    今日の世界が願うものがメシヤ思想です。民主世界と共産世界を一つにするのが、正にメシヤ思想です。カインとアベルが一つにならなければ、父母は復帰され ません。誰がカインとアベルを一つにするのでしょうか。アベルがカインを一つにするのであって、カインがアベルを一つにするのではありません。アベルがこ の世界を一つにするのです。私たちは民主主義の良い面と悪い面をよく知り、共産主義の良い面と悪い面もよく知っています

「神主義」の良い面が、共産主義の良い面より、どれほど良いかを知らなければなりません。ですから、私たちはキリスト教を中心とした民主世界と、共 産理念を中心とした共産世界について学んでいます。「統一思想」を中心として、これを統一しようというのです。メシヤ思想を代表するものは、中心的な真理 であり、中心的な愛です。ですから、個人が行けば、個人的にメシヤ思想をもち、真理と愛によってどこにでも行かなければなりません。現在の困難と現在の混 乱状態を心配するのではなく、これを克服しなければなりません

そうして、真の真理と真の愛を拡張しなければなりません。それが、神様が願い、お父様が願い、人類が願う事柄です。それが私たちの義務であり、責任なのです

29    どの国であれ、鎖国主義に進んだり、帝国主義を目指したりしてはいけません。その国家は世界に進まなければなりません

大韓民国が統一された国として出発したとすれば、大韓民国で終結してはいけません。大韓民国一国から出発しましたが、世界が従っていける方向に進 む、思想的な起源にならなければならないのです。そのような思想があるとすれば、それは人間の思想に一致するのではなく、神様の思想に一致するのです

そのような観点で、統一教会は「統一思想」を主張します。この思想は、人から出てきたものではありません。その思想の骨子は愛です。私たちは愛を掲 げて現れました。その愛は民族を越えた愛です。自分を中心とした家庭一元化運動ではなく、神様を中心として家庭を愛することにおいて、世の中のいかなる家 庭を愛する度数よりも高い次元の愛を強調して出てきたのです

これが可能になれば、これによって、新しい家庭を中心として歴史上になかった倫理観が形成されるでしょう。強い愛によって結合した倫理形態で、家庭 の連帯が横的に発展すれば、これは氏族を越え、民族、あるいは国家を形成し、世界に影響を及ぼすことのできる主体的な心情的愛の起源をもって現れるでしょ う。それは、全世界が公認するに違いありません

30    「統一思想」を最初に書いたときは、本体論を中心に書きました。これを、お父様が「原相論に直しなさい」と言ったのです。原相論には、神相と神性に関する ことが出てきますが、それは宗教的な術語ではありません。学問的な術語として書いたのです。哲学は神様を知らないので、否定します。根本である神様が本来 どのような存在かという内容が原相論です。「統一思想」には、理想家庭論と霊界論、天国論がありません。現在、十一の項目から成っていますが、それを入れ て十三項目にしなければなりません。十三数に合わせなければならないのです

第一章  統一思想と国際学術活動  目次

第二節    「科学の統一に関する国際会議

「科学の統一に関する国際会議」提案の背

真の父母様は、絶対価値を中心に世界平和の実現を模索する「科学の統一に関する国際 会議(ICUS)」を開催された。この会議は、一九七二年以降、世界の碩学たちが参加する中、継続して開かれた。第一回「科学の統一に関する国際会議」 は、一九七二年十一月二十三日から二十六日まで、「現代科学の道徳的方向性について」というテーマで、アメリカ、ニューヨークのウォルドルフ・アストリ ア・ホテルで開かれ、第二回会議は、一九七三年十一月十八日から二十一日まで、日本の東京にある帝国ホテルにおいて「現代科学と道徳価値」というテーマで 開催された。特に第二回の会議には、著名な物理学者を含むノーベル賞受賞者五人が参加した。その後、「科学の統一に関する国際会議」では、「絶対価値」を テーマに掲げて世界の懸案を議論し、真の父母様が大会ごとに創設者として基調演説をされた

1     お父様にとっては、天の召命を受け、世界をどのように収拾して神様が願う理想世界に導いていくか、その近道とは何かが問題でした。それで、教授社会を結束 させ、「科学の統一に関する国際会議」をつくったのです。一九七一年に、アメリカを訪れた時、荒涼とした野原に立った孤児のようでした。周辺にはおおかみ が群れをなしているのに、裸の孤児のような立場に赴いたのです。「この地に来て、三年半の間にこの国をひっくり返さなければならない。問題を起こし、激し く動かしてしまわなければならない」と考えました。そこでどのように基盤を築くかが問題でした

2     私が初めてアメリカに行ったとき、アメリカの教会本部の一年の予算が、二万六千ドルでした。十年近く過ぎた今は、一ヵ月に使う経費が三百五十万ドルから四 百五十万ドルになります。夢のような話です。何百倍の経済基盤を築いたというのです。このようになる過程で、ビザの問題が出てきて、アメリカ政府が日本食 口とドイツ食口を追い出すという出来事が起きるようになったのです。しかし、すべて基盤を築きました

このような闘いをして、何をするのでしょうか。世界的な反共戦線を確立しなければならないというのです。そのためには、若者たちだけではできませ ん。ですから、ここに必要な最高の知識人、世界的な学者たちをどのように集めるかが問題になります。それで、「科学の統一に関する国際会議」を創設するこ とになったのです

3     「科学の統一に関する国際会議」が出発するとき、私は町役場の給仕のような姿でした。だからといって、それが悪いというのではありません。私はそれをすべ て受け入れました。それに抵抗していれば、既にすべて崩れてしまっていたでしょう。私が基調演説をしたあと、世界的な物理学者の一人が、それに反対し、声 を上げて飛び出していったということもありました。そのような扱いを受けたのです

しかし、私は言うべきことを言ったのです。そのようなことを意に介さず、すべて忘れてしまいました。高い山になれば、風にもまず当たらなければなら ず、夏でも雪をかぶっていなければなりません。だからといって、その位置を守らなければ、どのようになるでしょうか。名山がすべて砕けていくのです。ほか の人々が豊かに暮らしているとき、そのように高い山の頂上で白い雪をかぶり、一人孤独に歩んできました。しかし、白頭山(ペクトゥサン)、あるいはヒマラ ヤのエベレストの山頂に登攀(とうはん:よじ登ること)する勇士たちの前には、それが希望峰になるのです

4     お父様がアメリカに来て、すべて調査してみると、共産勢力が今まで政治と外交問題を中心として、政府に対して反対運動をしてきたというのです。これから大 学を中心とした活動が急変するのは間違いないので、共産勢力が地下から上がってくる前に、私たちが頂点に行って彼らを防がなければならないのです。これ は、国がしなければなりません

しかし、国ができないので、私たちがしなければなりません。アメリカを救うためです。ですから、日本と中国を連結させて、これから膨大な連結体をつ くろうと計画しています。科学者大会や政治学者大会のようなものを構想して、今後、国連で共産勢力が主導権を握るのを防止できる世界的な活動を展開しなけ ればなりません。国がしなければ、私たちがしなければなりません。私がしなければならないのです。そのようなことをするための万全の準備を、皆さんが知ら ない間にしているのです

このようなことを、なぜするのでしょうか。直接的にできる立場に立てないので、間接的にでもして基盤を広げ、私たちの正しい基盤を選別するためで す。アメリカに新しい方向を提示し、民主世界に貢献できるやり甲斐のある使命を彼らにそのまま引き継がせて、それを天意に結びつけようという目的で、この ようなことをしているのです

5     「科学の統一に関する国際会議」の各分科ごとの専門委員たちは、専門的な学者であり、それぞれの分野で影響を及ぼした人たちですが、互いに統合して、全世 界に影響を及ぼすためのプロジェクトを構想して推進することが、今日まで学界にはありませんでした

私たちがこのようなことをしたことは、今後、統一教会が一目置く存在になることができる良い機会になるでしょう。これを続けていけば、お父様がアメ リカで活動するすべての分野に対して、後援し同調する基盤が、最高の知識人たちを通してできるだろうと考えています。今まで、国際会議の中で学術会議は、 分科別に専門分野の学者たちだけが集まり、行ってきたので、制限されていたのが実情です。しかし、(この会議は)膨大な全体分野の集会を開催するので、国 際的な水準を代表するノーベル賞受賞者だけでも、七十人以上が糾合されるのではないかと考えています

そのような観点で、この学術会議は、世界にない歴史的な記録を残すようになるでしょう。今やアメリカは、有名な十大学であれば、十大学のノーベル賞 受賞者たちを中心として、その人々が主導して、今後の方向を提示していくようにしたり、人選をして学校別に組織化して、すべての教授たちに方向を提示した りすると同時に、学生たちを動かす運動を組織化しなければならないというのです。これが、お父様が「科学の統一に関する国際会議」にかける願いであり、観 点です

6     一九七二年、第一回「科学の統一に関する国際会議」をアメリカ、ニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルで開催しましたが、三十二人が集まりまし た。当時、お父様は使い走りと同じで、隅っこにいるのかいないのか分からないように座っていました。ところが、拙い英語でしたが、私が設立者として話をし ました。そうして、一年がたち、二年がたつと、その成果が良いので、お父様に対して「よくやった」と言うのであって、議長に対して「よくやった」とは言わ なくなりました

今になって、世界の学者たちはお父様を尊敬していて、当然、目上の人として接待しなければならないことが分かっているというのです。私が世界各国を 回りながら、この「科学の統一に関する国際会議」に参加した学者たちを集めてバンケットをするとすれば、数百人が集まる中で、開催することができるので す。そのような世界基盤がすべてできたというのです

7     世界的な碩学たちを動かすことのできる基盤を築くためにつくったのが、「科学の統一に関する国際会議」です。第二回大会は東京で開かれたのですが、東京大 学を中心とした有名な学者たちを前に立て、世界の碩学たちを集めて大会を行いました。私はこの大会の創設者なので、挨拶の言葉を語ろうと考えていました。 ところが、主人が挨拶するのは組織世界における常識であるにもかかわらず、私が講演し、挨拶をする式順がすべて抜けていたのです。それで、これを一晩で ひっくり返しました。私を見くびって、(逆に)一発たたかれたのです

その時でさえ、私に会ったことがなかった人は、私が何かの王冠やかぶり物をかぶり、修行服を着て出てくるものだと思っていました。「誰が統一教会の 教主、文某なのか」と言って、私が登壇しても、私を見るのではなく、ほかの所を眺めていたというのです。そのひっくり返しておいた局面で、笑いながら、 「私はアジアと世界の運命を懸けてここに立っている」という思いで、講演を行いました。堂々とその場に立ったというのです

8     「科学の統一に関する国際会議」は、ニューヨークで第一回大会、東京で第二回大会を行いました。今度、第三回大会はロンドンで行います。第四回大会は、ま たニューヨークで行います。このようにして、世界の舞台にいる巨星たち、学界の巨星たちを糾合する運動をするのです。このように第四回までやって、世界的 な著名人、言い換えれば、ノーベル賞を受賞した学者たち数十人がここに加担するという事実が明らかになれば、これは世界の舞台に向かって大々的に宣伝して も、言論機関に対して恥ずかしくない基盤ができるのです。そうして、ニューヨーク大会まで経たあとに、本格的に世界の学者たちを組織しようと考えていま す。その時までは、私たちが引っ張っていきながら、背後を押してあげるのです

このようなことをするのは、これから世界を動かすためです。世界の専門分野の著名な学者たちをどのように動員するかが、今後の世界を動かすに当たって基礎になり、基本となるのです

9     一九七五年十一月に六十ヵ国の碩学たちを集め、「科学の統一に関する国際会議」を開催しました。ノーベル賞受賞者や、世界で権威のある学者三百五十人を招 請し、ニューヨークで大きなバンケットを行いました。これが既に、年数で五年目に人ったのですが、六年目になれば、世界の有名な学者たちの中で、知らない 人がいなくなるでしょう。それに伴い、大学原理研究会の組織を世界的に強化させ、この人々と一つにしようと思います

世界を動かそうと思えば、まず大学を動かさなければなりません。世界的な大学を動かす人が、これから世界を指導することができます。そして、言論界と経済界を動かす人が、世界を動かすことができるのです

10    博士だからといって、自分の専門分野以外のことを知らないのではいけません。ですから、私が「科学の統一に関する国際会議」を創設し、学者世界の壁を崩し たのです。科学を研究する人々は、自分の専門分野でなければよく知りません。経済学や政治学など、みな知らないというのです。ですから、私が「科学の統一 に関する国際会議」を創設して、それを平準化したのです

11    お父様は世界の有名な科学者たちを集めて、「科学の統に関する国際会議」を創設しました。最初は公の席で、彼らが「自分たちのことを利用しようとしてい る」と言いました。あなたたちを利用したからといって、滅びるものがどこにあるのかというのです。学界の壁を崩してしまった人は誰かというのです。有名な 科学者たちと政治、経済、哲学の学者たちが、同じ大学で顔を合わせていても、互いに話しかけもしません。彼らを兄弟の関係にして、最高の学者たちを中心に 連合運動を展開し、民族感情を越えて超国家的な民族心情圏と超国家的な統一的歴史を啓発できる活動を行ったのです。歴史的な事件の中でも、偉大な事件で す。その大会のテーマも、私が決めました。そうして、彼らがお父様に対して最高の基準で侍ったのです。お父様が偉大な貢献をしたという事実に対して、歴史 的にたたえることのできる記録として残しておいたというのです

12    「科学の統一に関する国際会議」と関連し、私たちの使命は、第一に、重要な要人たちを選抜しなければならないということです。ここで選抜するようになれ ば、皆さんが推薦してくれなければなりません。重要な学者たちを選抜しなければならないのです

第二は、長期的な関係づくりです。一時的にだけするのではなく、一度関係を結べば、維持していかなければなりません。皆さんは、長期的な関係を築く ために努力しなければならないというのです。「科学の統一に関する国際会議」に一度出たきり、関係が切れてしまってはいけません

第三は、これからアメリカであれば、アメリカの州から来る教授たちの費用に対して、すべてその州が責任をもち、各国から来る教授たちの費用に対して、すべてその国で責任をもつことができる組織をつくらなければなりません。そのようにしてこそ、世界的に発展するのです

第四は、彼らが論説委員として活躍できるようにすることです。私たちが国際的な新聞社を造るとき、この人々が論説委員としてどれほど能力があるかを 把握して、彼らが活躍できるようにするための準備を今からしなければなりません。そのような責任を、皆さんがもたなければなりません。「科学の統一に関す る国際会議」を中心として、重要な人物の選出、長期的連帯、資金負担、大学や言論に活用する問題、このようなことに対して、今から皆さんが関心をもちなさ いということです

科学の役割と絶対価

真の父母様は、宗教と科学、そして、思想の統一をはじめとする世界的難題の解決のた めには、神様を中心とした絶対価値観が定着しなければならないと考えられ、これを「科学の統一に関する国際会議」のテーマに掲げられた。第三回の会議から は、「科学と絶対価値」、「科学の求心性と絶対的価値」、「科学の調和と絶対価値の探求」、「変遷する世界における絶対価値の探求」、「既存価値の再評価 と絶対的価値の探求」、「絶対価値の探求と学界の責任」、「絶対価値と人類平和のための模索」、「絶対価値の探求と新しい世界の創造」、「絶対価値と新し い文化革命」、「絶対価値と現代社会の再評価」、「絶対価値と科学の統一起源と人間の責任」など、「絶対価値」が会議の共通テーマとなった

13    私たちが必要とするのは、産業革命や技術革命だけではなく、より大きな人間意識の革命です。社会問題の解決は、自然科学だけに局限されるものではありませ ん。法規を超越しなければならず、社会科学や芸術、あるいは宗教などの領域にも影響を及ぼさなければならないのです。このような問題は、ある一国や一世代 に局限されるものではなく、過去、現在、未来に影響を与える人類歴史の究極的な事柄です。このような人間意識の革命を通して、創造的で生産的な方法で、全 人類の平和的共存のために、研究結果を使用するように導かなければなりません

人間の理想は、個体目的と全体目的を完全に調和させるときにのみ、実現することができます。ほかのすべての研究分野と同じように、自然科学分野で も、一時的な個体目的は、長期間にわたって成し遂げられる全人類のための分野や、ほかの様々な分野を統合した幅広い全体目的とともに達成されなければなり ません。そのようにすることによって、私たちの研究結果の真の意味を発見することができます。すべての特殊な研究分野を統合するために、私たちはより大き な設計と青写真を必要とします。それを通して、私たちが統合していこうとする共通理想が実現するようになるでしょう

14    第四回「科学の統一に関する国際会議」の主要目的は、特殊な研究分野を統合するための青写真を作り出すことです

人間は、その心が時間と空間に制限されない最高次元の根源に由来していることから見て、それ自身の中に生命をもっていることを知っています。このよ うな根源は、宇宙的な心、あるいはすべての存在の第一原因と呼んでもよいでしょう。人間は、その生命を意味あるものにするために、宇宙における絶対価値の 求心性を理解できなければなりません

世界の全人類が、国家や氏族を超越した兄弟姉妹たちであり、一つの人間家族として生きていく新しい世界秩序を確立することによって、真の平和と幸福 の理想世界を享有することができます。このようなことを実現するために、科学はその領域の外側から検討されなければならないのです

15    科学(に関する)政策は、社会を全体として扱う中で決定されなければなりません。科学は、それ自体だけのためのものではなく、全人類の福祉のためのもので あるという、全体目的の中心点を失ってはいけません。言い換えれば、科学の発展が人間の日常生活で意味をもつようにするために、人間は全体的な立場から価 値の基準を討議し、また確立しなければならないというのです

科学は、目に見える外的な事物に対する研究から始まります。しかし、科学は、目に見えない分野や、精神的次元の内的なものを理解するのに役立ちま す。最後に、この二つの領域は統合されなければなりません。したがって、私たちは、外的な世界に置かれている中心点を捉えられなければならないのと同時 に、最高次元の形而上学的世界の中心点を捉えられなければなりません。そうして、後者を不変の軸として、前者が授受作用によって永遠にその周囲を回るよう になれば、時空のあらゆる存在に絶対的な意味と価値が与えられるのです

16    皆さんが、ワシントン大会やヤンキー・スタジアム大会、汝矣島救国世界大会のようなものを見れば、「素晴らしい」と考えるのですが、それは大概、一時で過 ぎていくと見るのです。しかし、世界的な大学者たちが集まって、すべての学問を超越し、一つの方向に向かうことができる伝統をつくったという事実は、地上 世界で永遠にたたえられる材料として残るのです

ですから、今後、その記録映像の一場面は、永遠に貴重な宝物として残ると考えます。そのようなものをこれから映像で見て、その伝統を考えるたびに、 「レバレンド・ムーンはこれこれの思想をもって行い、その思想によってあのような反応が起こった」と言うようになるでしょう。それが世界的な動機となり、 すべてがよみがえるのです。そのようになれば、この思想は結局、この教授たちによって、のちの時代を治めることができる若い青年たちの思想の中に入るよう になるというのです

17    私は宗教指導者として、また、科学者として、長い間、科学の問題や宗教と哲学の問題について関心をもってきました。ある一人の人が永遠性に関するどんな内 容を追求しているとしても、またほかの人がいかなる事実を観察しているとしても、互いに異なる学術分野の間には一つの関係があると、私は信じています。実 際、超越的な存在と関係なく、時間と空間の中で起きている何らかの事実を認知するというのは、不可能なことです

宗教と哲学は、長い間、人間の良心を占領している抽象的で道徳的な問題を扱ってきました。私たちはいったいどこから来たのか、なぜ苦痛が存在するよ うになったのか、善悪とは何か、死後の世界は果たしてあるのか、このような疑問は、学術問題とは関係なく、すべての人がもっています

科学は、宇宙の規則性と時間と空間における事物に対する理解に局限されています。科学は、過去数百年の間、目覚ましい発展を重ねてきました。しか し、価値観が確立されていない科学は、破壊的にならざるを得ません。核戦争(勃発)の可能性がこのことを物語っています。神学から物理学に至るまで、すべ ての知識は、その知識の目的と方向性を知らなければ、無意味なものであると言わざるを得ません。そして、価値基準の追求は、この目的のための追求になるの です

18    私は「科学の統一に関する国際会議」を中心として、絶対価値を主張しています。十年、十五年、二十年、このように時間が過ぎていくほど、絶対価値に対して 議論することは、「科学の統一に関する国際会議」を抜きにしてはできなくなるでしょう。ですから、第十二回大会からは、確固たる組織を編成して、新しい文 化革命を起こさなければなりません

仏教であれば仏教も、このような絶対価値を中心として、仏教事典を新たに作らなければなりません。キリスト教も、絶対価値を中心として、今までの神 学体系を新たにつくって、事典を発行しなければなりません。経済分野でも、絶対価値の基盤の上に立った経済体制をつくらなければなりません。哲学もそうで あり、すべての学問でそのようなビジョンを誰かが先導しなければならないのです。その誰かが、新しい文化革命の旗を掲げなければならないというのです

このような途方もない背後を中心として、今後、韓国に希望の波が押し寄せるようになるとき、太平洋と大西洋を越えて、世界の歓呼の声を浴びながら前 進できる一日が来るでしょう。それは、このような基盤を通してこそ成し遂げられると考えるので、私は迫害を受けてもそのような夢を描き、今まで歩んできた のです

19    お父様は、「科学の統一に関する国際会議」を第十九回まで開催しました。学問は、相対的価値を認めなければなりません。その相対的価値は、単独ではつくり 上げることができません。数多くのものの属性はそれぞれ違いますが、全体の中心的属性の内容とは何でしょうか。「絶対性」があるとすれば、「絶対性」だけ でどのように相対を迎えるのですか。「唯一性」がなければなりません。それで、相対ができるのです。内的、外的には見えませんが、一つの核をつくり上げる ことによって、運動が起きます。主体と対象がなければならないのです。絶対、唯一、不変、永遠、これが四大原則になっています。変わらないからといって、 それが一瞬にしてなくなってはいけません。ですから、「絶対性」は「唯一性」を備えなければなりません。絶対というのは天のことを言いますが、(それは) 唯一的な存在です。「絶対」、「唯一」という言葉は、二つの存在が一つになったということです。これは、互いに内容を入れ替えることができるのです。自分 のものであると同時に相手のものであり、相手のものであると同時に自分のものです。永遠に持ち続けて補充できる内容について言っているのです

20    父母を愛の主人として決定づけてくれるのは、赤ん坊です。そして、夫を愛の主人にしてくれるのが妻です。絶対価値の決定は、相対がすることができます。神 様がこのような原則を中心として創造し、宇宙が出発しました。その世界と反対の立場に立った人間が、自分を中心として出発したので、その人間がつくった世 界は、「終わりの日」になれば、必然的になくならなければなりません。したがって、相対の価値を絶対視する理想だけが、新しい天地に定着できるのです。そ のような理想だけが、家庭であれば家庭、愛であれば愛、平和であれば平和、すべてのものの基地にならざるを得ません。時になっていなかったので、私が「科 学の統一に関する国際会議」で、そのような内容を中心とした「統一思想」の結論を下せませんでした。この世の中の教育界は、相対的価値を語るだけであっ て、絶対価値はありません

21    私は「科学の統一に関する国際会議」で、絶対価値論を中心に、世界の有名な教授たちを教育しました。絶対価値の結論を出したのが、二〇〇四年です。ようや く先天時代と後天時代が転換する時になって、絶対価値を教えてあげました。父母が「愛の主人である」と言える資格は、赤ん坊が決定します。赤ん坊が、生ま れるその時間に、父母を愛の主人にしてくれるというのです。また、女性と男性は、結婚して初愛を感じながら(相手が)その愛の主人にしてくれるのです。 夫を愛の主人にするのは妻であり、妻を愛の主人にするのは夫です。今までそのよな概念がありませんでしたが、絶対価値論を中心として、思想的な基調が成立 したのです

第一章  統一思想と国際学術活動  目次

第三節    「世界平和教授アカデミー

「世界平和教授アカデミー」創設の目

真の父母様は、世界的な碩学たちを中心に、平和世界建設のための各分野の研究と活動 を支援するため、「世界平和教授アカデミー(PWPA)」を創設された。「世界平和教授アカデミー」創立総会は、一九七三年五月六日、教授招請「統一原 理」セミナーや大学原理研究会の活動などを通してつながった教授など、百六十三人が参加する中、ソウルで開催された。「世界平和教授アカデミー」は各国に 支部を置き、各国の会員は「世界平和のための学問的寄与」という共同目標のもと、相互交流および協力をしている。特に、世界平和をテーマに多様な学術セミ ナーを開催し、一九八六年一月二十一日には、真の父母様の指示により、「世界平和教授アカデミー」の付設として、韓国各地の百ヵ所以上で郷土学校が設立さ れ、恵まれない青少年たちの教育を支援するなど、対社会的な活動も展開してきた

1     私たちは、統一科学という問題を中心として、全世界的に教授たちを招請し、年次行事を行っていますが、みな、ここにどれほど多大な関心を寄せているか分か りません。最初は批判もしましたが、最近になって、「レバレンド・ムーンが取り組んでいることは、すべてが深刻な問題だ」と言っています。このような段階 に入って、推し進めていくのです。ですから、何としてでも教授たちを一つに糾合しなければならないと考えました。そのように教授たちを糾合するための作戦 を韓国で展開しなければならないので、「世界平和教授アカデミー」を結成したのです

言い換えれば、「全世界の教授たちが、この平和世界の建設のために、各分野で実際に行動することはできなくても、頭を使い、文章を書いて、方向を提 示することにおいて先頭に立たなければならない」と言って、「世界平和教授アカデミー」という集まりをつくったのです。韓国では、既に成功しています。今 後、韓国と日本と台湾を中心として、世界的に「世界平和教授アカデミー」が結成されるでしょう

2     「世界平和教授アカデミー」の名で、「広場」という月刊誌を作っています。これを全世界の大学に発送したので、韓国でこのような運動を行っていることを、 既に名のある教授たちはみな知っています。ですから、アジアで著名な教授たちを糾合し、「アジア平和教授アカデミー」を発起さえすれば、これがヨーロッパ にも連結されるのです。それだけでなく、アメリカの東部と西部の重鎮となる教授たちを、「世界平和教授アカテミー」の核心要員にすることができます。この 人たちは、お金を払っても心を動かせる人たちではありません

このように、世界的に組織を編成して、何をするのでしょうか。父母様はこの「世界平和教授アカデミー」を中心として、ノーベル賞受賞制度のような制度をつくる計画をしています。ノーベル賞以上の賞金を設定して、世界記録を破る表彰制度をつくろうとしているのです

3     世界を動かすのは、学者たちです。政治家たちが動かすのではありません。その国の政策を樹立するすべての分野で、主導的な頭脳の役割を果たす人は、有名な 教授や学者たちです。その国の政策を遂行する人たちは、彼らの頭脳によってつくられたプログラムに合わせる人々なのです

学者と大学生を見れば、学者たちは先頭に立ち、大学生たちはこの時代の後ろに立っています。彼らを連結させてこそ、中枢になります。背骨です。です から、今まで統一教会は、反対を受けても彼らを連結させようとしました。ところが、そうするのは簡単なことではありません。ましてや、統一教会を指導して いるお父様が世界的に論争の対象になっているので、彼らを連結させるというのは、簡単なことではないのです

そのようなことを見ながら、私はアメリカで活動する将来のことを考えたのです。このことは、お金があるからといってできることではなく、それこそ、精誠を尽くして世界を愛する心をもたなければ、できないのです

4     人間個人の体と心が分かれることにより、人類歴史はサタンの版図と天の版図に分離され、闘争の歴史を経てきました。個人から分かれて、家庭、氏族、民族 が、歴史時代を経てきながら数多くの戦争をしたのです。歴史的に見るとき、宗教圏と政治圏が争ってきましたが、いつも政治圏が宗教圏を打ちました。また、 科学世界と宗教圏が争ってきましたが、科学世界がいつも宗教圏を打ってきました。しかし、父母様の時代には、政治圏と宗教圏、また、科学世界と宗教圏の一 体を成し遂げなければなりません。ですから、父母様が世界の学者たちを糾合してきたのです

今まで科学者たちと宗教圏が、怨讐になっていました。これを統一しようとすればまず世界の学者たちを糾合しなければなりません。ですから、「科学の 統一に関する国際会議」と「世界平和教授アカデミー」を編成したのです。これらの学者と統一教会が一つにならなければなりません。そうしてこそ、宗教圏と 政治圏が統一されるのです

5     私たちは、学界を収拾しなければなりません。学界を収拾するために、「科学の統一に関する国際会議」を開催してきました。この会議は、世界的な学者を一つ にまとめるための、唯一の集まりになりました。また、世界の有名な学者たちを中心として、国家と国家を連結する「世界平和教授アカデミー」があります。二 重作戦を行うのです

世界的な一つのモデル型と国家的な一つのモデル型をつくることによって、国家的に成果のある人は、世界に行くことができるようになります。世界に進 出できる道が開かれるのです。世界の有名な学術機関に影響を与えることのできる足場を整えようというのです。ノーベル賞受賞者を選定するときにも、私たち が背後で推薦します。頂上の位置に上がっていけるように支援するのです

6     私たちが「科学の統一に関する国際会議」を主導しているので、教授たちに「このような世界的教授アカデミーがあるので、あなたたちもここに加入してくださ い」と言えば、嫌だとは言いません。そうすれば、世界の十ヵ国なら十ヵ国の科学界の重鎮と手を結ぶことができます

教授アカデミーに世界的な学者たちを加入させなければなりません。今後、アジアから始めて、世界の学者たちを教授アカデミーに連結させるためです。 世界的な教授たちを一つに束ねてあげれば、今後の世界のために世界政策を樹立したり多方面の専門分野で世界的に影響を及ぼしたりすることができるのです

そのようにするために、分野別に世界にない刊行物を作ろうというのです。そうして、経済分野、農業分野、科学分野など、各分野の雑誌は世界的に有名 な人々が作るので、世界的に知られるようになっています。今後の世界政策を決定するときに影響を及ぼすことのできる、首脳部のようなものをつくっておこう というのです

7     世界的な教授アカデミーを構成するようになれば、その名声が広く知られることになるでしょう。そのようになれば、どこに行っても私たちの基盤があるので、 そのような人々を招請し、巡回教授団をつくろうと考えています。一つの大学だけで講義していてはいけないというのです。世界的に有名な大学を中心として、 六ヵ月であれば六ヵ月間、巡回講演をさせます。その費用は、私たちが出そうというのです。このように世界的な巡回教授団をつくって、世界を一周させます

そのようにしたあとは、どこの大学に行っても、関わりのある学者や学生たちが関心をもって押し寄せてくるでしょう。有名な人の主管のもとで学位をも らえば、その門下生たちも世界的に有名な人になるのです。そうして、約五、六年後に、一回りしながら学位を与えるようにするのです。このようになれば、こ の大学にノーベル賞を受賞した教授をはじめ、専門家たちが押し寄せるようになっています

8     今後、世界的な教授アカデミーをつくって、約五百人の教授たちが大韓民国に入ってきたとすれば、大学が動くようになります

これから私たちが世界的な大学を造れば、教授アカデミーから推戴を受けた世界的な大学教授たちを、私たちの学校に連れてくるのです。そのようにし て、世界的な碩学たちを一ヵ所に集中させれば、世界的な大学になります。そうして、その大学を動かし、社会制度がそこに相対的な基盤を備えるようになれ ば、この国は世界的な文化国家になるのです。アメリカが近代に世界的な主導権を握るようになったのは、世界的な人材を抱くことのできる大学があったからで す。そのような大学が民主世界で主導的な役割を果たせる人材を育て、各国で長官や局長になるようにしたので、アメリカが世界的な主導国になったというので

9     アメリカで大学を包摂するための間接的作戦を行うために、「世界平和教授アカデミー」をつくりました。この平和教授アカデミーを日本にもつくり、台湾にも つくったのですが、それをなぜつくったのか分かりますか。世界的にこの平和教授アカデミーを連結させ、今後、世界大学連盟をつくろうと考えています。世界 的な大学を建てて、国際的な人材を養成しようとしているのです

10    「世界平和教授アカデミー」をつくる時のエピソードがたくさんあります。当時、情報当局では、「政府の力で総力を注いで動いても十三人の教授しか集まらな かったのに、文某が教授アカデミーをつくるというのか」と言いました。それで、私は、「彼らは、大韓民国という国家的見地からそれをするが、私はアジア的 見地からするのだ」と言ったのです

それを準備するために、多くの人々が縦横に往来する基盤をすべて備え、韓国で「世界平和教授アカデミー」の編成を始めました。その次に、日本までは 可能でしたが、アメリカはその当時、まだ基盤ができていませんでした。それで、アメリカを中心として「科学の統一に関する国際会議」を足場にして、ヨー ロッパ諸国で「世界平和教授アカデミー」を段階的に編成したのです

11    教授の皆さんは、「世界平和教授アカデミー」に籍を置いています。その間、多くの迫害も受け、ありとあらゆる困難な環境を経て働いてくださったことを、有 り難く思います。しかし、それで終わってはいけません。今から、韓国を代表する学者たちを日本の学者たちと連結させる運動をしなければならないのですが、 学者たちがそれをしなければなりません。日本がその運動をする段階に入り、アメリカがその段階に入り、イギリスがその段階に入ってきました。ですから、こ れを早急に連結させて、韓国を救い、共産陣営から防備しなければなりません

このような巨大な連結体をつくり、韓国が今後行くべき道、すなわち南北統一をしてアジア諸国に影響を及ぼせる領域を標準として動かなければなりませ ん。そのようにするために、学者たちが動員され、経済人たちが動員され、政治家たちが動員され、各分野が動員されて、結集できる基盤を編成しなければなり ません。それは、学者たちしかできないのです

12    韓国最高の知性と権威をもった学者の皆さんは、今や、この国が進む方向を教示してあげなければなりません。そのために研究をしなければならないのですが、 個人の研究時代は過ぎ去りました。これからはグループ研究時代です。それも、国家内のグループ研究時代は過ぎ去り、アジアの学者たちを糾合したグループ研 究時代、ひいては世界の学者たちを中心としたグループ研究時代が到来したのです。このような方向を備えなければ、世界に方向を教示できる道がありません

ですから、大韓民国の風土ではできません。アメリカが絶対に必要だというのです。このような背後の基盤を築くために、私が韓国人の一人として、この ようなことをしたのです。このような事実は夢のような話ですが、私は天意によって今後の世界が行くべき方向性をはっきりと知ったので、そこに少しでも役に 立てることを願いながら努力してみると、このような結果が成し遂げられたのです。これは、全世界の知識人たちが一つになってすべきことです

13    「世界平和教授アカデミー」を中心として、アジアの学者たちが力を合わせれば、アジアを代表する新しい百科事典であろうと何であろうと、作ることができま す。ですから、多方面でやることが多いというのです。そのような意味で、教授の皆さんが一心同体になって協助できるなら、微力ながら私のもてる力を尽くし て、皆さんの背中を押そうと考えています

皆さんがそのような研究をするためには、研究室や会館も必要でしょう。ですから、私がそれを用意しようと考えています。しかし、皆さんはアジア的な 主体性に責任をもつことができるでしょうか。日本の教授たちを教育することのできる、その何かをもっているのかというのです。ですから、「統一思想」や 「統一原理」などをまず準備しなさいというのです。そうすれば、彼らを完全にリードしていくことができるのです

14    今、一番問題になっているのが、二世です。二世、大学生たちを収拾しなければなりません。大学を収拾しなければならないというのです。これをしなければな りません。それで、私が教授たちを連れてきたのです。今や、世界の大学を指導する人々を、国家体制を中心として、南北統一の時代が来る際には、先頭に立た せなければなりません。彼らが先頭に立たなければならないのです

二世をつかみ、お父様のように涙を流して、南北統一の思想を共有するのです。それで、私がその基地を教会につくってあげます。面の責任者になって、 そこにいる中学・高等学校と小学校の先生たちを前にして、涙を流しながら愛国思想を植えてあげなさいというのです。そのようにすれば、南北統一は問題あり ません

教育を受けた人々が行って、郷里を整理しなければなりません。郷土がない人はいません。ですから、郷土学校をつくって、今からこのことをしていくのです

これは、一時的にやったり、興味本位でやったりしていくことではありません。摂理観に合わせてしているのです

教えてもらって、蕩減復帰歴史を進めるのではありません。私一人で進めてきたのです。私が理解し、そのようにするので、神様が協叻したというのです。偶然になったのではありません

15    大学教授たちを中心として、全国の大学を動かし、教授を動かさなければなりません。また、地方の中学・高等学校を動かさなければなりません。その次に、小 学校を動かさなければなりません。共産勢力が左翼色を帯びた教材を中心として学校に浸透してくるのを、今までは放置してきました。教育当局が責任を果たせ なかったというのです。ですから、何としてでも地方で大学の総長を動かさなければならず、中学・高等学校の校長を動かさなければならず、小学校の校長を動 かさなければなりません

環境的に誰の制裁も受けず、自由に動ける権限をもっている人が教授です。お父様が統と班に郷土学校をつくったのは、この運動のためです。郷土を愛そ うというのです。愛国は郷土から始まります。ですから、郷土学校を造って、かわいそうな人々を教育しなさいというのです。自分の血と肉が愛国心に燃えるの ならば、夜を明かして村のかわいそうな人々を抱き、涙を流して教育しなさいというのです

世界議長団の「一二・一八宣誓決意文

第一回「世界平和教授アカデミー世界大会」が一九八三年十二月十八日、世界七十二ヵ 国の議長団七十数人をはじめとする五百五十人以上が参加する中ソウルのリトル・ンジェルス芸術会館で開催された。この日、真の父母様は、創始者として、 「世界平和教授アカデミーと我々の決意」という題名で激励の辞を述べられた。七十二ヵ国の議長団は、真の父母様と共に、「神様の正義の善主権」、「神様の もとの一つの民」、「神様のもと、一つに統一された平和世界」、「宗教による新しい人格変化を受けた人類」、「神様の心情と愛に基づいた新しい文化世界の 建設」などの目標を実現するための宣誓決意文を採択した。また、彼らは、十二月十四日から二十三日まで、韓国の八大都市で開催された勝共決起大会に参加し

16    私たちが一九八三年に勝共決起大会をする際、アメリカのシカゴで「科学の統一に関する国際会議」を終えた教授たちを動員しました

彼らは十一月二十八日から帰る予定だったのですが、韓国を訪問するようにしたのです。彼らに何をするのか説明もしないままそのようにしておいて、ど れほど動くか見ていました。その時、世界に「世界平和教授アカデミー」の七十二の支部があったのですが、その代表たちが韓国に来ました。年末なのでスケ ジュールがあったにもかかわらず、みな参加したのです

そうして、その人々を中心に勝共決起大会を行いました。それほどの基盤を学界にもっているのです

17    一九八三年、第一回「世界平和教授アカデミー世界大会」に参加した議長団が、勝共決起大会決意文を採択しました。その時、七十二ヵ国の「世界平和教授アカ デミー」の議長団が韓国に来て、決意文を採択したのです。そして、彼らを集めておいて、全国八大都市で勝共決起大会を行いました。十二月十八日の決意文 は、歴史的な記録です

今後、歴史時代にこの教授アカデミーが何を誇るのでしょうか。平和世界を建設するとき、世界を指導しようとすれば、資料がなければなりません。ですから、このような資料を私がつくってあげなければならないというのです

18    お父様は、韓国に南北を統一できる基地をつくりました。アメリカと日本、全世界の運勢を集め、韓国に連結しておきました。今回おもしろかったのは、イスラ エルで高い地位にある人がお父様のところに来て、国に影響を及ぼす役割を果たしてくれるように願ったことです。また、アメリカで将来の運命を懸けた運動を している人々も来て、お父様と一つになって世界の問題を解決することを願いました。その基盤の上に韓国が立つのです。そのようにしながら、全世界の知識人 たちを、「世界平和教授アカデミー」を通してすべて集めたのです。世界七十二ヵ国の碩学たちを集め、世界の運勢をもっていって韓国に連結したというので

「六・二五動乱」の時、十六ヵ国の国連軍が韓国統一のために闘いましたが、統一させることはできませんでした。しかし、今日、全世界の自由世界の国 民たちが一つになって総結束し、統一成就のために協助しなければならない世界的時代に入ってくるというのです。ですから、この七十二ヵ国の学者たちが韓国 に行って、勝共という命題の前に宣誓して決意したことは、歴史的な事実です

19    一九八三年に韓国で開催された「世界平和教授アカデミー世界大会」は、イスラエル民族の中でイエス様が失った国家と教会の基盤を蕩減すると同時に、七十二 門徒が一つになれないことによってイエス様が亡くなったのを蕩減することになります。ですから、世界七十二ヵ国の「世界平和教授アカデミー」議長団を韓国 に連れていき、韓国民族が協助せざるを得ないようにしたのです。その大会では、メシヤ宣布をするとともに、「民主世界であろうと共産世界であろうと、私の 言うとおりにしなさい」と言いました

七十二ヵ国から来た議長団は、私に対する証し人たちでした。アメリカが反対するのに、自由世界の指導層にいる人々、顧問の立場にいる人々が一つに なって支援するというのは、世界的な事件です。その基盤の上で、サタンが今まで原理結果主管圏内を中心として支配していたすべての事実、今まで国と世界が 行く道を、国で塞ごうとし、世界で塞ごうとしていたことを、取り除いておいたので、サタンは永久に地球星から退くようになるのです。今や、このみ旨は、真 の父母と統一教会の能力でなければ成就されない運命に置かれたのです

20    国家のトップたちの組織である「世界平和のための頂上会議」と教授組織である「世界平和教授アカデミー」を中心として、既に数十年前から彼らと関係を築 き、世界の多くの学者たちと国家のトップたちを束ねてきたので、彼らがお父様を宣伝してくれるのです。今になってはその国の大統領たちがお父様を歓迎する 段階に来ました。また、その国の大学総長や言論界の代表たちがお父様を歓迎する段階に入りました。世界的に今、いかなる分野でも、世界のトップの人々と接 触していないところがありません。政治、経済、文化など各分野で、いくら有名な大学を出て、博士号をもっているとしても、お父様が指示した方向に従うよう になるのです

第二章        「世界言論人会議」と言論媒体の創設  目次

第一節    「世界言論人会議

言論の役割と責

真の父母様は、心情文化世界の実現のため、言論媒体の重要性について語られ、多くの 投資をされた。特に言論は、立法、司法、行政の三権に続く第四権力であり、世界平和の実現と自由民主体制の守護者としての使命が大きいことを強調された。 このため、真の父母様は言論媒体を設立され、「世界言論人会議」を創設し、積極的に支援されたのである

1     私は、四権主義時代を主張しました。立法、司法、行政の機関を越えていける主導的な役割を、第四権力である言論が果たさなければなりません。お父様は以前 から分かっていました。それは、言論界しかないと考えたので、お父様は困難を顧みず、言論機関を創設して、世界の頂上の位置に上がってきたのです。アメリ カで最高の中心の位置に立っているのが「ワシントン・タイムズ」です

2     これからは、第四権力として、世界の言論機関を束ねて方向を提示しなければなりません。そのようにしなければ、世界は行く道がありません。そのために、お 父様がずっと以前から準備してきました。言論を通して、神様と霊界を中心に、現在の生活と比較しながら正しく教育をするようになれば、人本主義思想や物本 主義思想はすべて壊れていきます。フリーセックスやホモなどというものが完全に消え去るというのです。ですから、教育をしなければなりません

3     今から世界は、三権時代が過ぎ去ります。第四権力である言論を中心にして、世界を正さなければなりません。お父様は、既存の「世界言論人会議」のことを考 えているのではありません。大革命的なものを提示しなければなりません。ですから、「超世界言論界連合韓国大会」をしなければならないのです。超世界言論 界連合の「超」とは何でしょうか。霊界を知らなければなりません。神様を知らなければなりません。神様を知って、霊界を知れば、世界の共産主義問題、政治 問題がすべて解決されるのです。お父様は今まで世界と闘いながら、言論界の基盤を築きました

今や「ワシントン・タイムズ」は「ワシントン・ポスト」や「ニューヨーク・タイムズ」が問題ではありません。私たちが行く方向に合わせざるを得ない のです。この前、ロンドンの「世界言論人会議」で、「ワシントン・タイムズ」が保守系の主役を担ってほしいという要請を受けました。インターネットでは トップの位置に上がってきています。そこにUPI通信まであるので、今や内外の内容を完全に備えました

4     四権時代には、すべての面で私たちが方向を定めてあげなければなりません。その方向を定めることは、国ではできません。国連でもできません。言論界がしなければなりません

韓国で、言論機関が選挙問題を左右するのを見てもそうです。言論界を悪用すれば、世の中を滅ぼしかねないのです。公正な立場で世界を指導するために は、天を背景にしなければなりません。宗教の世界的指導圏を背景にしなければ、世の中を滅ぼしかねません。ですから、言論という第四権力を中心として大会 を行うのです

5     今後、世界を何によって指導するのでしょうか。大学でもできません。政策でもできません。軍事力でもできません。それは、既にすべて実験済みです。共産主 義でもできず、民主主義でもできません。四権時代を迎え、言論は共産主義について暴かなければなりません。正しいか間違っているかについて、言論界が掘り 下げて調べる際に、答えられなければ退かなければならないのです。民主世界も同じです。言論界以上に短期間のうちに検証できる実力基盤をもったものはあり ません。言論はそのような力をもっているので、正しい言論機関にならなければならないのです

6     現在のアメリカは、リベラルな人たちが三権の大部分を支配しています。第四権力の言論機関も同じです。アメリカに千七百以上の言論機関がありますが、「ワ シントン・タイムズ」が彼らと闘っています。今や、千七百以上の言論機関の中で、三分の一が私たちに付いてくる環境になりました。「ニューヨーク・タイム ズ」も、昔は統一教会のことを悪く報道し、「ワシントン・ポスト」も自分たちの思いどおりに報道しましたが、今や体制が変わりました。政府もそのようにで きず、リベラルな側もそのようにできません。彼らが歪曲して報道したことが公になったのです

「世界言論人会議」と言論人現地調査団の派

第一回「世界言論人会議」が、一九七八年十月十九日、アメリカ、ニューヨークのウォ ルドルフ・アストリア・ホテルで開催された。「世界言論人会議」は、全世界の主要な言論機関の発行人、編集者、論説委員、記者、言論学者など、言論界の人 士たちが参加する中、言論の責任と役割について議論し、真の言論像を確立するために毎年開かれた。特に、第十一回「世界言論人会議」は、一九九〇年四月九 日から十三日まで、六十五ヵ国六百人以上の代表が参加する中、ソ連のモスクワで開催され、真の父母様は、四月十一日、クレムリン宮殿でゴルバチョフ大統領 と、韓ソ関係の新たな幕を開く単独会談をされた。一方、真の父母様は、世界の言論人によって構成された言論人現地調査団が言論の死角地帯を取材できるよ う、支援された

7     アメリカで私たちを中心として、内的な環境と外的な環境が備えられてきたので、新聞社を造りました。新聞社を造るやいなや、四十の大新聞社の編集局長たち と発行者たちを、モスクワに訪問させました。これが大きな問題になりました。自由世界、民主世界で有名な「ワシントン・タイムズ」の代表であるお父様がこ のようなことをしたと言って、ソ連では相当に敏感な反応を示しました。このような環境を中心として、これから言論界を動員し、頂上会談を開催しなければな ません

そして、先進国では、ドイツならドイツ全体の省庁が二十あれば、その二十の省庁に対して取材団をつくらなければならないというのです。このようにし て、ヨーロッパ全体の利益を追求させるのです。ヨーロッパ地域の一つの国家が、ヨーロッパ地域の平和のために進むに当たって支障となる政治風土を改善する 運動を行い、成功すれば、他の国々まであとに続きます。このように、言論が取材し、紹介をすれば、有名な言論人たちが間違いなく糾合されると考えるので

8     私は「モスクワ大会」を宣言しましたが、モスクワに行くようになれば、ソ連の言論に質問をして攻撃するつもりです。共産主義について、何でも質問するのです。そして、「私が質問することに答えなさい」と言います

そのようにしておいて、ソ連の言論界の代表と自由世界の言論界の代表が、アメリカの大統領とソ連共産党の書記長による頂上会談を取り持つのです。で すから、言論が必要です。既に言論が世界をコントロールできる時代になってきました。それで、そのような世界的な責任者たちを教育するために、今まで「世 界言論人会議」をしてきたのです

9     言論機関は、公正な立場で国民たちを日々、指導できる体制を備え、それが一つの目印となって、正しく選別してあげなければならないのですが、この言論機関 自体が利益を追求しています。自分の会社の利益を追求した結果、社会の利益を無視し、それ自体の利益をより重要視するようになって、バランスが取れない段 階に入ってきました。そして、背後では政治的に悪用され、お金さえあれば、思いどおりに動かすことができるというのです。ですから、社会の公的機関として の指導的な体制を備えて、いつでもバランスを取れるようにしなければならないのが、正道に立った世界的な言論機関です

その次には、情報問題です。ソ連は、アメリカや自由世界に不利な方向を標準として、情報を収集します。今、ソ連と民主世界の政策樹立者たちが対峙し ている状況では、絶対にこれを是正することはできません。共産主義は、共産主義絶対理念の標準のもとで、共産主義の利益基盤の拡大を通して、自由世界の基 盤を弱体化させようとしています

情報の偏りを正してあげるのは道義的な教育です。ところが、今、道義的な教育をすることができません。ですから、影響を与えることができる世界的な 言論人たちが一つになって、アメリカやソ連が自体の利益を中心として進んでいくことに、ブレーキをかけなければなりません。そのように世界に公布して、そ のバランスを取ることができる方法で宣伝しなければならないのですが、それができずにいます。それが問題です。それで、私が言論界を教育しているのです。 それが「世界言論人会議」です

10    私は、アメリカで「ワシントン・タイムズ」を発行しています。アメリカに保守的な日刊紙がなければならないというのです。一九八二年の創刊以降、五年が過 ぎましたが、今やアメリカで四大日刊紙の一つになり、世界的には唯一、世界の人たちの希望の新聞になりました。今、「ワシントン・タイムズ」が日刊紙とし て信望を集められるレベルに入ってきました

また、今まで私は「世界言論人会議」も行ってきました。一九八七年九月二十日、数百人が集まる世界的な大行事をソウルで行います。このようにして、 世界に方向を提示していくのです。ですから、この国際的な集まりに反対していた極左も、今に至っては、ここに加担しなければならない段階に入ってきまし た。そのようにしなければ、孤立するのです。今は、世界がそのように動くというのです

11    科学の世界では、必ず結果を追求していくので、その原因と結果が一致しなければならないと言われます。これに相反する価値ある存在、価値ある実存はあり得 ないというのです。そのようなものを追求し、神様の絶対的な基準を立てておいて、その基準と人間の思想的全体基準を連結させなければなりません。これが 今、学者たちがしなければならず、宗教家たちがしなければならず、政治家たちがしなければならず、思想家たちがしなければならず、あらゆる分野の世界で先 頭に立った人たちがしなければならないことです

そのような意味で、私は思想的基準を中心として、言論人たちを社会の道義的な教育センターに束ね、方向性を提示するのです。中国人が見つめる方向 と、アメリカ人が見つめる方向、フランス人が見つめる方向、ドイツ人が見つめる方向、ソ連人が見つめる方向が異なってはいけません。すべて一致した方向性 をつくっておかなければなりません。それを私が、この世界でつくっておこうとするので、言論機関を中心として学者たちを束ね、指導させるのです

12    お父様が創設した言論機関が、共産世界の言論界が問題視するほど大きくなりました。「ワシントン・タイムズ」をつくり、「世界言論人会議」を開催し、言論 人現地調査活動を始めました。このようなすべての活動によって、今、言論界がお父様の影響圏に入ってくることのできる段階になったので、共産世界が極度に 脅威を感じています

そうして、一九八四年五月十二日にアメリカに来るやいなや、直撃弾を撃ったのです。アメリカの歴史に、このようなことはありませんでした。共産勢力 と組み合って闘ったのです。彼らはありとあらゆる非難の言葉を私たちに浴びせました。しかし、普通の団体であれば、当然なくなっているはずなのに、そのよ うな悪宣伝の中でも、大きくなってきたのです

13    「ワシントン・タイムズ」を中心に、「世界言論人会議」や言論人現地調査団活動を通して、世界の言論界に新しい方向を設定できる基盤を築いておきました。 共産世界も最も問題視し、また、アメリカで進歩主義的な傾向をもつ言論機関が最も問題視しているのが、お父様の言論機関です

このような言論機関をもっていることによって、世界の情報に関して最先端のあらゆる秘密が私たちのものとして入手できるのです。今の時は、情報戦争時代です。そのような世界で私たちが一つの基盤をもち、対処しているという事実は、驚くべきことです

14    「ワシントン・タイムズ」が、レーガン・ドクトリンに多くの影響を与えました。それがなかったならば、ソ連の改革、開放は成功しなかったでしょう。そし て、「ワシントン・タイムズ」は湾岸戦争の時、キリスト教とユダヤ教が分裂してはいけないと主張しました。結局、宗教戦争が起きれば人種戦争になり、人種 戦争が起きれば数多くの白人たちの命が失われるのです。仏教と儒教は東洋圏の宗教であり、キリスト教は西洋圏の宗教なので、人種戦争が起こるというので

15    言論人たちは、普通の人たちと違います。世界の言論人たちがソ連を訪問するとき、当局では「自分たちが案内するとおりに付いてきなさい」と言いましたが、 その言論人たちは、「ばかなことを言ってはいけない」と言いました。記者たちが、彼らの案内するとおりに付いていくわけがありません。連れて歩いてみれ ば、塀を登って越えたりして、三分の一はどこかに消えてしまいます。みな、周辺を駆け回りながら取材をし、完全にソ連の封鎖的政策の背後を暴露するので

それで、ソ連政府は、「大変なことになった。このようなことはあり得ない」と言うのですが、「それはうそだ」とは言えないのです。見て語ることだか らです。言論人たちがソ連を一度訪問してからは、左寄りから右寄りに回ってしまいました。「ソ連は偽装作戦を行って人類をだましている。理論自体もそう だ。政治体制を通して、七十年歴史の背後がそのような偽装戦法によってできている。人類をだまし、国々をだまし、侵略して独裁基盤を世界につくった」とい うことをよく理解したのです。ですから、彼らは今や、これ以上行く所がありません。保守派を今までたたいてきたのですから、仕方ありません。お父様に付い てくることになるでしょう

16    お父様は、世界の言論界を通して、モスクワにまで「言論人現地調査団」を投入しました。ソ連を引きずり出せるほかの道はありません。ソ連が政治局を中心と して自由世界を上下に攻撃してくるのですが、それを防げるものは何もありません。もしお父様がいなければ、大変なことになるでしょう。共産勢力は、一九八 四年までに世界赤化が可能だと考えていました。それをお父様が知って防いだので、ついに彼らは降参したのです

ソ連を引きずり出すには、言論界を通じる方法以外に、ほかの方法がありません。ソ連自体が言論人たちを動員して、外交的に接触するための門戸を開放 しているので、これを通して逆襲しなければならないのです。それで、お父様は「世界言論人協会」を創設し、ソ連に対して今まで十五年以上、活動してきまし た。言論を動員するしかありません

アメリカには新聞社が千七百ほどあります。今までは、これらの言論社がソ連の外交政策に歩調を合わせてきました。ですから、アメリカは言論のゆえに 崩れるのです。大統領選挙のときも、背後に集まって世論を自分たちの思いどおりに操作します。そのようなことに、お父様がブレーキをかけ始めたのです。そ のようにして、今に至っては、すべての秘密世界を打ち砕く作戦を行うのです。それで、「言論人現地調査団」という記者団を構成して、世界の至る所に派遣す るのです

17    保守世界の王者の立場に立って、保守世界を復活させなければなりません。お父様が夢見た世界が、今、目の前に開かれました。ですから、「世界言論人会議」 を始めて、今まで率いてきたのです。神様を中心とした世界の版図をつくっていくべきその道で、世界のトップたちを束ねつつあります。世界のすべての分野で 「代表だ」と言える王者の位置に上がろうとしているのです

ですから、私たちか百八十五ヵ国に新聞社をもつかどうかが、世界の多大な関心事です。また、百八十五ヵ国で有線テレビ改送奇をもつことも同じです。 インターネットを束ねることは、自動的に可能です。その次に、束ねた事実を政治体制に連結させる道が必要です。流通路が必要なのです。情報を通して、その ような流通路をつくることが、私たちの急ぐべき課題です

それにより、世界を頂上で指導できる道がつくられるのです。そのため、情報と報道の体制を世界的な基盤の上に設定するために、言論機関と有線テレビ 放送局とインターネットを連結するのです。そのようになれば、私たちが主張したい内容を一気に伝えることができ、一ヵ所から世界に出ていくのです。

第二章        「世界言論人会議」と言論媒体の創設  目次

 第二節    日本の「世界日報」とアメリカの「ニューズ・ワールド

日本の「世界日報

真の父母様は、日本で国際共産主義の脅威に対処する必要性を切実に感じられ、一九七五年一月一日、総合日刊紙「世界日報」を創刊された

特に、「世界日報」は、冷戦時代の反共の旗印として、先頭に立って共産主義の脅威を警告し、冷戦終息以降は、自由と人権という人間の基本価値を守ることに力を注いだ。「世界日報」は、新聞やテレビなどの左翼系マスコミを批判し、責任ある報道を目指した

1     これから、言論界に対して私がブレーキをかけなければなりません。何をもってかけるのでしょうか。私が言論機関をつくって、独自的な面から攻めていくつもりです

この世界を滅ぼすのは言論界です。言論界が共産主義の手先になっています。遠くない将来に、「ニューヨーク・タイムズ」以上の新聞社を私が造りま す。今、日本で日刊紙を創刊する準備をしています。共産党を早く凌駕しなければなません。アメリカでもすることができます。私が命令さえすればよいので

今、新聞社にとって大変なことは、配達問題です。新聞を配達しなければならないのに、配達する手段がないために、次第に消えていくのです。私たちは これから、いかなる新聞社よりも良い組織を備えることができます。「地方まで走りなさい」と言えば、走っていける基盤をもっているのです

2     日本の私たちの日刊紙が「世界日報」です。一九七五年一月一日に創刊したのです。四ヵ月前から新聞の発刊を準備させました。四ヵ月前に、「新聞社を始める から準備しなさい」と言ったのです。彼らは、新聞社を見たことがあるでしょうか。見てもできないのに、これをどのようにするのかというのです。ですから、 最初は誰もが、「いやあ、どうするか」と言いました。しかし、「一九七五年一月一日に新聞が出なければならない」と、お父様が厳命を下しました

そうしてついに、「世界日報」が出発したのです。創刊当時、人々は「日刊紙を作るというが、何ヵ月もつだろうか。六ヵ月ももたないだろう」と言いました。しかし、一年半が過ぎましたが、滅びることなく完全に体制を整えました。もはや完全な体制に入ったというのです

3     私が日本の各地域に責任者を置き、「『世界日報』を毎日無料で分けてあげなさい」と言いました。誰にでも、いつでも無料で分けてあげなさいというのです。ですから、どれほど有り難いでしょうか

その次に、「あなたたちには新聞を無料で差し上げます。広告を出すものがあれば、私たちの新聞に出してください」と言うのです。その地域全体、東京 のある地域であればある地域全体のニュースを新聞に出してあげるのです。そして、広告を出せば、その圏内にある家はその広告を見るので、有名な新聞に広告 を出すよりも、もっと効果的でしょう

4     「世界日報」をつくっておいて、国際言論人指導者大会を始めました。初めての試みでしたが、成功しました。日本の左翼新聞の代表者たちまでも、「その会議 は本当におもしろい会議であり、成功を収めた会議だった」と言いました。しかし、一方では「レバレンド・ムーンがこれをするのだから、間違いなく世界的に 言論界を二つに分けることになる」という評価をしています。そこに参加した人々が驚いたのは、「世界日報」をお父様がやっているという事実です

5     お父様は「統一思想」を中心として、世界的に経済とマスコミ、大学を動かせば、世界を動かせると考えています。皆さんは「世界日報」の記者という肩書を もっていくのです。皆さんを各分野で調査をしながら回るようにさせるつもりです。また、アメリカで働いている人も、特別な資料があれば、日本の「世界日 報」に送るのです。そうして、日本の「世界日報」さえ定着できれば、アメリカの若者と日本人を訓練させ、世界の各地域で新聞社を造ることができます。そし て、百三十ヵ所にニュースを供給できる通信社を造るのです。そのようにしなければ、共産世界から、言論基盤を中心として宣伝して入ってくる道を防ぐすべは ありません

アメリカの「ニューズ・ワールド

真の父母様は、一九七六年十二月三十一日、アメリカでは初めて保守言論の旗印を掲げ、総合日刊紙「ニューズ・ワールド」を創刊された。この新聞は、一九八三年四月四日、題号が「ニューヨーク・シティ・トリビューン」に変更された

6     今まで、言論界は正義の言論界ではなく、不正義の言論界だったので、私たちは正義の言論界のために立ち上がらなければなりません。これを正すことができな ければ、アメリカを救うことはできません。直接的問題に引っ掛かっているので、私が手を付けるのです。宗教指導者が新聞社を造って、何をするのでしょう か。新聞が世の中を減ぼす元凶になっています。ですから、私の目が新聞に向かい、私の耳が新聞に向かい、私の鼻が、私の口が、私の手が、私の足が、私の心 が新聞に向かっているのです。このような重要な基点、分岐線が新聞社になっているというのです。それはお父様の方針です

その次には、伝道をしなければなりません。この二つが問題です。これをしなければ、アメリカが滅びます。世界が滅びるのです。それで、私は世界の宣 教師たちに、あらかじめ新聞記者の訓練をしなさいと、特別に指示しました。各宣教師に特別措置をしました。「宗教を中心として世の中をつかみ、引っ張って いかなければならない」と言ったのです。これが私たちの言論機関の精神です。それが最も貴く、最も大きいのです

7     私が「新聞社を造る」と言ったとき、「ニューヨーク・タイムズ」も「ワシントン・ポスト」もすべてあざ笑いました「レバレンド・ムーンが新聞社を造るとい うのか」と言いながら、あざ笑ったというのです。新聞社というのは、誰もが造れるものではありません。実力基盤がなければなりません

言論機関というのは、そのように簡単ではないというのです。そこには、多方面に素質のある人的資源がなければなりません。それは、月給をあげてもで きないのです。日本の「世界日報」を造るとき、四ヵ月前に組織を編成して造りました。「ニューズ・ワールド」を造るのは、四ヵ月もかからなかったのです

8     私たちには、この国が危機に瀕しているとき、協助しなければならない責任があります。そのような観点で、天意に従って未来の防波堤を造らなければなりませ ん。私たちは目に見えない闘いをしているのです。そうして一線を引き新しい基点と方向を定めていかなければなりません。私が個人と家庭と氏族を中心として 転換点を形成したので、今や国家を中心として転換点を形成しなければなりません。今日、アメリカが保守的な右翼のほうに帰っていくようにしなければなりま せん。そのようにしなければ、神様のみ旨が成就されません

み旨から見れば、今がこのような時だというのです。私がここで門を開けなければなりません。そうして、天意を受けて、そのようなことをしてみると、 予想外の結果が起きました。私たちの「ニューズ・ワールド」が、世界的に有名な新聞になったのです。レーガンとカーターが大統領選挙を行うとき、「レーガ ンが選挙人団三百五十人以上を突破するだろう」と予測したのですが、その時は「カーターが勝つ」と言われている時だったのです。「ニューズ・ワールド」は そのような記事を全国に送りました。ですから、どれほど「狂っている」と言われたか分かりません。「恥をかくのを見よう」と言われたのです

9     レーガン大統領は、私と何の関係もありませんでした。アメリカが世界のキリスト教の中心国家なのに、その伝統思想を忘れてしまいました。そうして、アメリ カは今、共産勢力が乱立している実情にあります。それで、私が助けてあげたのです。大統領選挙の開票前日、「レーガン、地滑り的勝利」と「ニューズ・ワー ルド」で特筆大書しました。アメリカにある新聞社は千七百を超えます。そのような新聞社が「レーガンには見込みがない」と言っていた時でした。そのような 状況で、「レーガンが勝利する」と発表したのです

10    レーガンが大統領に就任する時、私は「強く雄々しくあってこそ、神様が共にいらっしゃる」と手紙を書いて送りました。これから、アメリカでデモがたくさん起きるでしょう

また、世界的に、レーガン行政府を攻撃するための戦略が多く展開されるでしょう。共産勢力は、エルサルバドルにゲリラを送り、レーガンに痛手を負わせようと計画しています

そのような世界的な戦略的計画のもとで、エルサルバドルで左翼のゲリラ戦が起きるというのです。これは間違いない事実です。ですから、この前、私た ちの「ニューズ・ワールド」が「ニューヨーク・タイムズ」を攻撃しました。「ニューヨーク・タイムズ」が左翼系の勢力を支援しているのです。本当に痛まし い話です。言論界では、初めて「ニューヨーク・タイムズ」を打ちました。南米と中東にも新聞社を造り、ヨーロッパにも新聞社を造ろうとしているのはそのよ うな理由からです

11    一九八三年四月に、「ニューズ・ワールド」を「ニューヨーク・シティ・トリビューン」という名前に変更したのですが、その名前が本当に良いのです。これに より、初めてニューヨークに来る人は、「ニューヨーク・タイムズ」と「ニューヨーク・シティ・トリビューン」を見るようになります。アメリカ人たちの通念 がそうです

「ニューヨーク・シティ・トリビューン」と言えば、それは「ニューヨーク・タイムズ」と対等な立場だとみなすのです。また、「ワシントン・ポスト」 と「ワシントン・タイムズ」を、一般の人々は対等に見ます。タイムズやトリビューンというのは、新聞世界における王の名前です。ニューヨークは、観光客が たくさん行き来する所です。ですから、彼らが時事に関する内容を知ろうとすれば、必ず新聞を買って読まなければならないのですが、このときには、「ニュー ヨーク・タイムズ」と「ニューヨーク・シティ・トリビューン」を買って読むようになるというのです

12    今や「ニューズ・ワールド財団」に、韓国の「世界日報」が入らなければならず、アメリカの「世界日報」、日本の「世界日報」、「ワシントン・タイムズ」が 入らなければならないというのです。その次には、「ニューヨーク・シティ・トリビューン」、「ウルティマス・ノティシアス」、「ミドルイースト・タイム ズ」も入らなければなりません。これらすべての言論機関が、「ニューズ・ワールド財団」の中に入っていなければなりません

アメリカの「ワシントン・タイムズ」がある程度の成功基準に達すれば、強大な力になります。これがある軌道さえ越えれば、その収益性は大変なものに なるでしょう。また、これと関連する機関、行政機関であれば行政機関を中心として、どんなことでもできます。膨大な事業をすることができる強大な力をもつ というのです

第二章        「世界言論人会議」と言論媒体の創設  目次

 第三節    「ワシントン・タイムズ

創刊の背景と主要な編集方

真の父母様は、一九八二年五月十七日、アメリカのワシントンDCで総合日刊新聞「ワ シントン・タイムズ」を創刊された。「ワシントン・タイムズ」は、左翼系進歩主義の攻勢からアメリカを保護する保守言論を目指した。「ワシントン,タイム ズ」は、進歩派の言論の代表格である「ワシントン・ポスト」と共に、ワシントン地域の二大日刊紙として、アメリカ政府の政策に対する論評により名声を得 た。特に一九九二年四月十二日、金日成主席に単独インタビューを行うなど、多くのスクープによって注目を浴びた。また、「ワシントン・タイムズ」の姉妹誌 として真の父母様は、一九八五年に総合月刊誌「ワールド・アンド・アイ」と時事週刊誌「インサイト」を創刊された

1     アメリカという国は、自由世界を主導しているので頭です。この頭が麻痺すれば、すべて死にます。ですから、仕方なく、お父様は世界の終末時代が来ればどう なるかを知ったので、これに対処するために、ほかの人が考えないような準備をせざるを得ませんでした。それで、「ワシントン・タイムズ」をつくったので

ワシントンDCにある、たつた一つの新聞である「ワシントン・ポスト」は、左翼思想に染まっています。その新聞を毎日のように見る人々は、どのよう になるかというのです。それで、五大財閥がこれを防ぐために連合して新聞社を造りましたが、失敗してしまいました。毎月、多くのお金を投入しなければなら ないからです。そのようにしなければ、ワシントンDCで進歩的な波を防ぐことはできません

保守的な思想の新聞が一つもないというのです。その当時、アメリカに千七百以上の新聞がありましたが、保守紙、神側に立つた新聞は、(ワシントン DCでは)ただ一つ、「ワシントン・タイムズ」しかありませんでした。ですから東西南北の四方で、真っ暗な夜中の世界に、彼らだけが毎日のようにサーチラ イトを照らしている局面なのですが、不意に保守の灯台が現れるとはどういうことかというのです

2     私に反対するアメリカを生かすために、私は「ワシントン・タイムズ」をつくりました。そして、アメリカの将来のために政党を教育し、指導者たちを教育した のです。真の愛は、怨讐を愛して余りあるものでなければならないというのです。ですから、このアメリカに建国の伝統を新たに立てなければならず、この国の 国民が忠誠を尽くす以上に忠誠を尽くさなければなりません。韓国人である私が、韓国を愛する以上の愛国心をこの国に植えなければ、天の国の出帆ができない というのです

3     一九四五年の光復以後から七年間で天が世界を収拾し、メシヤ圏世界に進出しなければならないのですが(キリスト教の不信により)サタンが世界をすべて滅 ぼしました。韓国を引き裂き、ドイツを引き裂き、全世界を二つに引き裂きました。そうして、サタン側が優勢になったというのです。その中で闘争した代表者 がお父様です。アメリカに行き、旗をなびかせて、ソ連と衛星国家にブレーキをかけたのです。ソ連があのように崩れたのは、ゴルバチョフのゆえではありませ ん。天のみ旨を中心として、お父様が「ワシントン・タイムズ」をつくり、反共体制を強化して世界的にブレーキをかけることによって、ソ連が敗れたというの です

4     「ワシントン・タイムズ」は、家庭破綻を防止し、道義的な世界を目指しています。ですから、新聞の編集でも「家庭」という特別なぺージを設けて有名になり ました。また、統一教会は、ワシントンDCで世界的な祝福結婚の行事を挙行します。アメリカでこのような喜ばしい知らせがどこにあるでしょうか

外交の舞台や政治の舞台で名声をはせている人々が、統一教会の家庭運動の前には頭を下げるというのです。貧民は貧民なりに、上流層は上流層なりに、 ここに関心をもっています。アメリカでその風が吹き荒れ、台風圏内に入るようになれば、すべての過去の出来事は過ぎ去り、新しい春が訪ねてきて、新芽が出 てくる時代を迎えるのです。そのような希望をもって、このようなことをしているのです

5     「ワシントン・タイムズ」が、アメリカを生かす旗手にならなければなりません。言論人たちをはじめ、誰が反対しても、今後、第二の憲法改正を通して、建国思想を是正しなければならないのです

憲法を中心として、アメリカ国民が一つになっていません。新しいピューリタン精神を中心として、それ以上の天国の民の憲法をつくらなければならないというのです。キリスト教思想を離れては、それをすることができないので、そのような発表をしなければなりません

6     「ワールド・アンド・アイ」の内容は、一般の新聞記者たちが書いた内容とは異なります。「ワールド・アンド・アイ」は、記事を書く場合、未来に対する方向 を提示するのです。ところが、一般の新聞記者は、そのようなことはできません。学者たちの膨大な知識を通して、「アジアの状況はこうであり、アフリカの状 況はこうであり、アメリカの状況はこうであり、ヨーロッパの状況はこうだから、このような結果になる」と、言論界を未来追求の方向に導いていくのです

最初はそれが分かりませんでしたが、年がたつにつれて、そのような方向に学者たちが意見を集め、結論を出したすべての内容が、そのまま実現されます。ですから、世界の様々な方面の政策に多大な貢献をしてきたのです

7     有名な学者たちが研究したことが、大学の図書館に埋もれています。ですから、世界の人類にとってどれほど損害でしょうか。それを即刻発表し、すべての知識人たちが活用できるようにしなければなりません

世界的な研究資料は万民のものです。特定の学校の図書館の隅にのみ保管すべきものではありません。それを一九八五年十一月、「科学の統一に関する国 際会議」の時に宣布しました。今、八十二ヵ国に「世界平和教授アカデミー」が編成されており、数万人の学者が連結されています。ですから、学者たちは、 三ヵ月に一度ずつ原稿を送るのです。自分が所属する専門分野の系列で研究したもの、世界の問題を解決するに当たって役に立ち得るすべての資料を、即刻「ワ シントン・タイムズ」の「ワールド・アンド・アイ」編集部に送るのです。この雑誌を私が一九八五年十二月から始めました。そうして、先頭を走る世界のすべ ての碩学たちが寄稿するので、教育界でこれを即刻、教えなければなりません。時代の先端で、世界の碩学たちを束ねて方向性を提示して前進しなければ、世界 が滅びます。それは、アメリカにいるどの学者、どの言論人も、夢にも考えなかったことです

8     私は、アメリカと法廷闘争をするテーブルの上で、「ワシントン・タイムズ」を創刊する資金の決裁をしました。「インサイト」と「ワールド・アンド・アイ」 もつくりました。アメリカを生かすために、これらのことをしたのです。お父様がアメリカに責任をもつ立場に立ったことを知らなければなりません。アメリカ を保護する立場に立ったというのです。いくら金城鉄壁のような悲哀の関門が迫ってきても、それを踏み越えるための、責任者としての使命と任務を全うしまし た。中心存在は、責任を負わなければなりません。また、保護する責任があります。アメリカを保護しなければならず、その次には、指導しなければなりませ ん。自由世界の数多くの国家の運命が、ここにかかっているからです

9     「ワシントン・タイムズ」は、時事解説を通して、アメリカが共産主義に対処できるように方向を示してあげ、「インサイト」は、国会議員たちが日々発言する 内容に関して一〇〇パーセント、統計を出して発表します。どの国会議員がどのようなことを言ったかを、毎週紹介するのです。そうして、国会議員の左翼的な 発言と国家にとって害になる発言を防止するのです。そして、「ワールド・アンド・アイ」は、世界の有名な学者たちを中心として、分野別に未来の方向性を示 してあげ、アメリカが進むべき方向を指導しています。このようにして、一つの世界に進めるように努力しているのです

保守世界の灯

「ワシントン・タイムズ」は、アメリカ社会の伝統的な価値に基づいた保守的な論調を 固守しながら、アメリカが進むべき政策の方向性を提示してきた。また、「ワシントン・タイムズ」は、冷戦時代の激動的な変化を、偏見なく掘り下げた報道を することにより、ワシントンの政界で最も影響力のある言論としての地位を確立し、忌憚(きたん)のない論評によって好評を得た。「ワシントン・タイムズ」 は、言論報道部門のほかに、編集部門でも言論界に革新的な旋風を巻き起こした。一九八八年十月十五日世界新聞編集協会は、アメリカとヨーロッパ、南米およ びカナダの主要な新聞が応募した国際新聞編集大会において、「ワシントン・タイムズ」に最高賞を授与したのである

*忌憚のない:遠慮のな

10    アメリカ議会から行政機関にいる官吏など、未来においてアメリカの中核になるべき人々が、進歩主義思想、進步世界の風潮に打ちひしがれて、方向を定められ ずに嘆きの極地に追われるようになりました。そのため、レーガン大統領が五人の富豪たちを集めて保守派の新聞をつくろうと決めました。しかし、アメリカ人 たちが損害を被ることをしようとするでしょうか。やる人が誰もいないのです

それで、アメリカが「怨讐だ」と言い、アメリカが追い出そうとしているお父様が、そこに足を踏み入れたのです。一九八二年一月一日に準備を始め、三 月一日に新聞を作りました。一月一日に二百人を選定し、「三月一日に新聞を作りなさい!」と言って、五十八日で新聞を作ったのです。そのような歴史はあり ません。このようにして出発した「ワシントン・タイムズ」が、今に至っては、保守世界の灯台になったのです

11    アメリカの行政府や情報機関も、「ワシントン・タイムズ」が世界を保護し、平和世界のために尽くしていることを知っています。今までの伝統から見るとき、 統一教会は、アメリカでそのように反対を受けても争わず平和を追求し挙国的な国民教育とともに、正常な新しいキリスト教思想に根ざして歩んでいることを理 解して、信任するのです

アメリカの国民も、複雑な問題が起きれば、「ワシントン・タイムズ」がそれを正してくれることを知っているというのです。「ワシントン・ポスト」や 「ニューヨーク・タイムズ」は違います。しかし、「ワシントン・タイムズ」は一方通行です。キリスト教思想、保守派の伝統を中心とした新聞です。また、保 守派だけではありません。右だけでなく、左まで抱いていくカインとアベルの思想をもっているので、ここで与党側の記事を三回出せば、必ず野党側(の記事) を一度、ないし二度まで載せて比重を合わせるのです。ですから、不平を言うことができません

12    「ワシントン・タイムズ」は、世界の言論界の最先端を行っています。名実共に、保守世界随一の新聞になりました。今や、アメリカの言論界、「ワシントン・ ポスト」や「ニューヨーク・タイムズ」も、「ワシントン・タイムズ」が保守世界のトップの新聞であることを、みな認めています。インターネット新聞ととも に、保守世界の結束運動をしています。ですから、保守世界を率いていくのです。保守世界は、キリスト教思想の延長です。キリスト教思想を導いていかなけれ ばならないのです

キリスト教思想を導いていくというのは、教派的な基準ではありません。根本的な面で、旧教も新教もすべて一緒に導いていくのです。既に学界や、私た ちを知っている人々は、統一教会でなければ滅びると考えています。私たちが導いていくようになっているのです。この言論界が一〇〇パーセント包括し、方向 さえ転換するようになれば、いくらでも消化して余りある時代になりました

13    今日、戦略防衛構想(SDI)が問題になっています。ソ連とアメリカが誘導弾の問題を中心として、原子爆弾が九対一の割合に広がった状態で、アメリカがソ 連を防ごうとするのがSDI開発問題です。そのSDIは、私が「ワシントン・タイムズ」を先頭に立てて樹立させました。これは政府の政策にもありませんで した

お父様は、追われていても、「ワシントン・タイムズ」を中心として背後をコントロールし、レーガン行政府が政策として受け入れるようにしました。 レーガン大統領が会談のためにジュネーブに行く時、私たちの編集局長を送って、「SDI開発計画において後退してはいけない!」と説明させました。お父様 が、それを決定するように約束させたのです

14    「世界言論人会議」のロンドン大会で、言論界最高の編集局長とオーナーたちに会って何の会議をしたのでしょうか。保守世界の言論界が自分たちの利益のため に行ったり来たりし、新聞がいくつもあれば、かえって国家の政策方向を立てるのに妨げになるというのです。そうして、世界の世論が空中に浮かんで飛んでい く雲のようになってはいけないというのです

ですから、「ワシントン・タイムズ」が保守世界を代表し、インターネットを中心として世界の保守系新聞に記事を提供するために準備をしてきました。 そうすれば新聞が一つになるのです。「ワシントン・タイムズ」は、インターネットを通して新聞の特級秘密や、通信社から入ってくるものよりも次元の高い記 事を提供できるのです。そのため、超国家的な面で言論界の人々が関心をもち、「ワシントン・タイムズ」をまず参考にするようになっています。そのような水 準にまで上がってきました

15    言論は、行政機関に影響を与えることができなければなりません。そのような知識的な資料を、言論機関が供給してあげなければなりません。それは政府ではで きないのです。ですから、政府が言論機関の記事をすべて集めて要約し、供給してあげなければなりません。そのような資料が政府から毎週出るのです

ところが、その六五パーセントから七五パーセントは、「ワシントン・タイムズ」が取材したものです。この事実は、世界のあらゆる行政機関の方向を 「ワシントン・タイムズ」がコントロールしているという話です。「ワシントン・タイムズ」の記事を中心として要約した内容が、公報機関を通して全世界に連 結されていくのです。ですから、世界に莫大な影響を及ぼしているのです。このように、「ワシントン・タイムズ」が知識世界はもちろん、これから発展する世 界的な潮流に貢献することは、偉大な功績です。このような基盤がつくられることによって、共産主義が衰えていくというのです

今までは共産主義と民主主義の対峙問題を中心として歩んできましたが、これからは、キリスト教思想の再建と家庭倫理の確立を標準として進んでいくのです

16    「ワシントン・タイムズ」は、膨大な資料を保有しています。コンピューターで特定の人を調査しようと思えば、即時にその人に関する内容をすべて選び出して 見ることができます。そのようにしなければ、世界を動かすことはできません。アメリカの国防総省と国務省、ホワイトハウスと多くの図書館が、世界的な秘密 に関しては「ワシントン・タイムズ」に問い合わせなければならなくなっています。このように、「ワシントン・タイムズ」は世界一の情報紙として知られてい るのです。ですから、「ワシントン・タイムズ」が書いた記事は、世界にその名をとどろかすことができ、世界に影響を及ぼすことができる力をもっています

17    「ワシントン・タイムズ」には、北朝鮮問題に関する専門家たちがいます。国務省の北朝鮮担当官が「ワシントン・タイムズ」と関係を結び、情報を交換しなが ら問い合わせてきています。彼らは、これから摂理が進む方向を知りません。私たちに頼るようになっているのです。言論界や政治家まで、「ワシントン・タイ ムズ」を訪ねています。最高の情報が集まり、神経のように統合された所が新聞社です。「ワシントン・タイムズ」は、上位クラスにいる数十の新聞と競争して います。世界のあらゆる情報機関と、六大州で影響を及ぼす先進国の代表の国々が、「アメリカで最も保守的でありながら信任を受ける新聞は『ワシントン・タ イムズ』である」と考えています

18    情報世界から脱落すれば、世界のトップにはなれません。情報が重要だというのです。ですから、私は新聞社を造ったのです。「ワシントン・タイムズ」の素晴 らしいところとは何でしょうか。「ワシントン・タイムズ」はアメリカにある新聞ですが、お父様は一国のために働くことはしなかったというのです。神様のみ 旨のために生き、世界のために働くのです。ですから、「ワシントン・タイムズ」はアメリカで一番の新聞になり、最高の位置に上がるようになりました

19    一九八五年に、アメリカの言論界で三百の新聞を選び、その中で言論界に最も大きな影響を与え、話題となり、特ダネをたくさん扱ってきた代表的な新聞を選定 したのですが、「ワシントン・タイムズ」が選ばれました。私はアメリカから罵られ、共産勢力から「ワシントン・タイムズ」について脅迫、恐喝を受ける状況 で、自由世界のために生き、神様のみ旨のために生き、神様が願う路線のために、受難の道を歩んでいるのです

私たちは、その脅迫と恐喝に正面から立ち向かい、世界の癌のような基盤を爆破するのに、勇士となって走っています。正義の道理を訪ねていくべき歴史 はもちろん、天は、このような団体を立てて、主人の位置に、中心の位置に置こうとするのです。天運がそのようにしているというのです。ですから、「ワシン トン・タイムズ」を中心として、アメリカの言論界は自然に屈服せざるを得ないというのです

20    「ワシントン・タイムズ」は、世界の八千の新聞社が集まったレイアウト大会で、百項目のうち、三十八項目で賞を受けました。それは、最優秀賞です。その大 会では、世界的な大手新聞社の芸術・美術分野の専門家十二人が審査委員として集まり、審査を行いました。その審査委員の全員が、「一等」という評価を下し て表彰されたことが一九七一年に一度あったのですが、一九八八年に、「ワシントン・タイムズ」(そのような形で)表彰されたのです

21    今、「ワシントン・ポスト」と「ニューヨーク・タイムズ」は、「ワシントン・タイムズ」の新聞編制に追従しています。レイアウトのようなものは、私がコー チしました。お父様は、そのような面で芸術的感覚が優れています。線を引くことから、レイアウトをすべて教えてあげました。それが十年間新聞の展示会で常 に一等を取ったのです

第二章        「世界言論人会議」と言論媒体の創設  目次

 第四節    韓国の「世界日報

創刊目標と理

真の父母様は、一九八九年二月一日、韓国のソウルで総合日刊紙「世界日報」を創刊さ れた。「世界日報」は、「愛天・愛人・愛国」を社是に、「祖国統一の正論、民族の気概の発揚、道義世界の具現」を理念に掲げ、保守正論新聞としての地位を 確立した。また、「世界日報」は創刊以降、世界の主要地域に特派員と通信員を置くなど、国際的ネットワークの構築を通して、国際ニュースに強い側面を見せ てきた

1     「宗教指導者が何ゆえに莫大な資金を投入して言論事業に力を注ぐのか。その本当の動機は何なのか」などと気にかけている人々が多くいます。それに対する答 えを一言で要約すれば、今日の世界が平和か戦争かを決定するのに、言論の責任があまりにも重大であることを、私がよく知っているからです

二十世紀の後半は、言論によって支配されている時代です。ですから、言論の力と責務が、原子爆弾や軍事力よりさらに大きくなっています。したがっ て、言論が一貫した真の価値観に立脚して正論を展開するとき、その言論は世界平和の旗手になり、無責任と誤導と扇動によって国民を幻惑するとき、その言論 は世界平和を破滅させる道具になるでしょう

2     私は、韓国を宗主国とし、世界百六十ヵ国に宣教基盤をもっている統一教会の創始者です。宗教指導者である私が、宗主国の韓国で総合日刊紙「世界日報」を創 刊したのは、私たち人類すべてが理想とする平和と自由、そして、神様の創造理想が実現した、真の愛が花咲く人類共栄の世界を建設するために、言論の役割が 必要不可欠であることをよく知っているからです

3     「世界日報」が、産声を上げてこの地に誕生しました。「世界日報」は、自由言論の表象であり、責任言論の鑑になることを闡明して、皆さんの前に現れまし た。「世界日報」は、正義には多くの涙を流し、不義には赦しがないでしょう。「世界日報」は政党を超越し、ある特定の宗派のために存在するのではなく、国 民と国家と世界のために、血と汗を惜しまないでしょう

一言で言えば、「世界日報」は韓民族の矜持であり、世界の人々の誇りになるでしょう。「世界日報」は、アメリカの「ワシントン・タイムズ」と共に、 東西にそびえ立つ真理の灯台となって、真実と偽りを明確に区分する知性紙、真の自由民主主義の灯火(ともしび)となるでしょう。「世界日報」は、正に皆さ んの新聞です。皆さんの声であり、皆さんの代弁紙です。「世界日報」はすなわち、皆さんの良心宣言なのです

4     統一教会は、神様の摂理を立てようとするところです。人類を救おうとするところです。私たちは新聞を作りますが、統一教会の機関紙を作るのではなく、神様 のみ旨における機関紙を作ると考えなければなりません。神様のみ旨を中心とした摂理史的機関紙だと考えなさいというのです。統一教会の機関紙として考えて はいけないというのです。そのような観点をもってはいけません。ですから、毎日のように教育しなければなりません。み旨は、世界的なみ旨であって、統一教 会の中のみ旨ではありません。これは、神様のみ旨です

5     「世界日報」が私の話を聞けば、早く発展するでしょう。今まで言論人たちがもってきた、「言論人はこうでなければならない」という習慣性は、絶対的なもの ではありません。知識のために絶対性があるのではないというのです。今後、「世界日報」が発展するためには、どのようにすべきでしょうか。発展の根本動機 とは何でしょうか。団結しなければならないというのです。上から下まで団結しなければなりません

「世界日報」は、誰の会社でしょうか。自分の会社です。共通分母は何でしょうか。国を生かすことが共通分母です。国を生かすための自分の会社だとい うのです。ですから、職員たちは、愛国者たちが国のために一つになった以上に、ここで一つにならなければなりません。国と人類を中心として、そのようにな らなければなりません。そうすればすべて終わるのです

6     私が「世界日報」を創刊した目的は、会社の理念で明らかにしたとおり、「祖国統一の正論、民族の気概の発揚、道義世界の具現」にあります。これは、国家的 立場から、誰もが願わざるを得ない内容です。さらには、人類文化史的な観点から、「世界統一の正論、人類の気概の発揚、平和的道義世界の具現」となるで しょう。私は天意に従って、国家と世界が平和世界になるように努力してきました

7     食口たちが早朝三時、四時に新聞を持って家々を回りながら、大韓民国統一のために祈っています。そうでない食口は、(それぞれの立場で)先頭に立って、彼 らに手本を見せてあげなければなりません。新聞によってたたかれ、新聞で損害を被った恨をもつお父様であることを知らなければなりません。「世界日報」の 理念を見てください。お金を稼ぐために造ったのではありません。お金を奪い取って稼いでいる人たちをこらしめようと思います。歴史の伝統と未来の希望の行 路には、このような誤ったすべてのものを清算してこそ、進めるようになっています。そのようにしなければ、連結されません

世界の問題を早く解決しなければならない責任が、私たちにあります。そのようにすることによって、皆さんの生きる道を模索するのです

8     私たちは、「世界日報」を越えて、大韓民国の言論界で社会の道義的な面を鼓舞し、未来の世界に希望を懸けた民族精神を見つめて、道義の刀を振るうことができる人にならなければなりません

言論人として、正義の筆を手にすれば、刀よりも恐ろしいのです。刀で勝敗を競えば、敗者と勝者が早く決定しますが、文章はそうではありません。甲論 乙駁(こうろんおつばく)して、何世紀も、何千年も正否を判断できないのです。ですから、皆さんは出発から終わりまで、はっきりとした姿勢で、責任的立 場、深刻な立場に立って文章を書かなければならないというのです。「世界日報」の職員たちは、内外を一つに合わせるために、深刻な人々にならなければなり ません

9     南北統一をしようとすれば、隠れた人材が必要です。新聞を出すのは簡単なことではありませんが、民族を代表する新聞社を造らなければなりません。南北を統 一しようとすれば、新聞社がなければならないのです。これから各市と道に月刊誌を作ろうと考えています。それで、今その準備をしています。この国をこのま ま放っておいてはいけません

私が千辛万苦の末に、これほどの基盤を築いてきたのは、天理を仰いできたからです。ですから、私はただそのまま歩んでいくことができません。南北統 一に向けた正論紙として創刊された「世界日報」を、皆さんがいる村ごとに普及させなければならないというのです。商売をするための新聞ではありません。お 金のために闘う新聞ではないのです

10    韓国統一ができる雰囲気をつくらなければなりません。津々浦々、家ごとに出入りしなければならないのです。「世界日報」という新聞を持って、そのようにし なければなりません。「世界日報」を持っていく人は、天宙日報の主人です。愛の日報を持っていくのです。愛の安息所に運んであげるための天の国の使者たち です。そのような意味で、門前で迫害を受けても、沈黙しなさいというのです。口を開いてけんかをするようになれば、その次は(そこに再び)行くことができ ません。沈黙して自分の使命を果たすために一〇〇パーセント以上投入すれば、真の愛のひもは次第に太くなって縄になり、縄が集まって縄の束になります。こ のようにすることによって、韓半島は韓民族の始祖が成し遂げられなかった本郷になるのです。したがって、沈黙し、忍耐しながら、黙々と前進しなければなり ません。そこから、み旨は自動的に完成するでしょう

責任言論、道徳言論を目指

真の父母様は、「言論はすなわち、真理の代弁者であり、良心でなければならない」と 語られ、正統正論紙として「世界日報」が進むべき方向性を提示された。特に、世界が価値観の没落によって混乱している状況で、社会を指導する教育の責任を 担わなければならないことを強調された。また、姉妹メディアである「ワシントン・タイムズ」「UPI通信社」などとの交流を通して、同際的ネットワークを 強化しなければならないと語られた

11    「世界日報」の「世」の字は、この世の中のことです。「日報」の「日」の字は、日にちの「日」です。ですから「世界日報」は、世界の日を報告するのです。 どのような日かと言えば、悪い日ではなく良い日です。それでは、大韓民国にとって良い日とは何でしょうか。「世界日報」は、良いことをたたえ、悪いことは たたかなければなりません。それが正道です。責任をもつ言論人にならなければなりません。その信念に自分の命を懸けて責任をもたなければならないのです

12    皆さんは国民の前に、新聞記者としての実績を残さなければなりません。その実績とは何でしょうか。皆さんの息子、娘に、「私は正義の道を歩んだ」と言って 立て札を書いてあげ、遺言を残すことができる自信をもった新聞記者が何人いるかというのです。深刻な問題です。これが現実的な問題です。知識で世界を動か すのではありません。お金で世界を動かすのではありません。権力で世界を動かすのではありません。真をもって世界を動かすのです。真によって動かすので す。結局、「世界日報」は、正義の日々をいかに立てるかという闘いをするのです

13    「世界日報」は、全世界の最も良いものを記録して、社会に指標を立てなければなりません。そのような立場で国を批評し、アジアを批評し、世界を批評しなけ ればなりません。「これがキーポイントである」と自分が確定して発表したものが神様の絶対的な目から見るとき、何パーセント合っているでしょうか。新聞記 者として記事はうまく書いても、それが神様の目から見るとき、何パーセント合うかというのです。問題はそこにあります。良心を欺いてはならないというので

14    言論機関は、社会教育の標準を立ててあげなければなりません。言論が世界を滅ぼしています。大学の御用学者のようになってはいけません。大学の二世たちを 自分以上に貴く育て上げる責任を果たさなければなりません。教育を受けた大学出身者たちが社会に出ると、腐敗してしまいます。誰がそのようにしたのでしょ うか。言論人たちの責任が大きいというのです

言論人たちは、現実的生活の利益を追求することをより考えるのであって、公的なことや民族の将来は考えないというのです。ですから、責任言論、信義言論を主張しながら進めています。このようにして社会教育をするのです

15    「世界日報」は、「セゲ(世界)イルボ」というからには、正義に立脚して「強烈に(セゲ)」進まなければなりません。どれほど強烈に進むのでしょうか。私 よりも、さらに強烈に進まなければなりません。息子、娘、子孫が自分の先祖よりもさらに立派であってこそ、今後その家も、会社も、国も、滅びずに栄えるの です。私よりさらにがむしゃらに、さらに強烈に進みなさいというのです。瞬間を中心として闘う時は、生命を懸けるだけではいけません。「お父様が生命を懸 けたならば、私は愛も懸け、生命も懸け、知識も懸け、お金も懸け、権力も懸け、お父様以上にもっと強烈に進もう!」と言って内外に一つになれば、世界が統 一世界へと進む、新しい扉が開かれるでしょう

16    これから「統一思想研究院」を、「世界日報」の研究機関として位置づけなければなりません。そして、今後、編集局長と論説委員と主筆、編集局の部長以上の 人々は、幹部として、もちろん文章を書くことも必要ですが、思想的な面やあらゆる面で、堂々とした理論をもって、国家指導者たちを教導できる責任者になら なければなりません

今まで私がしてきたすべてのこと、「科学の統一に関する国際会議」や「世界言論人会議」のようなものは、再教育することを標準にして全般的に準備し てきたので、今や、この頂上の基準を韓国の言論界に結んでおかなければなりません。教育というものは、一定の教科書によって、国家の施政方針、すなわち教 育部が定める法規内で動きますが、言論界はそうではないというのです。ですから、この言論界を中心として、新しい教育の方向を強化するためには、思想的な 面を重要視しなければなりません。しかも、北朝鮮と対峙している立場なので、思想的な面に関心をもたなければならないのです

17    私たちの新聞社には、モニター要員が必要です。五年から十年後に新聞社を動かすことのできる人を、誰がたくさん育てるかが問題です。ですから、モニター要 員制度を活性化させなければなりません。これから、「新聞記者は学校の先生よりも高い位置に上がる!」という思想を入れるのです。そのような点で、私たち は道義教育と社会浄化、人倫や道徳の問題を扱う新聞を作らなければなりません

18    「ワシントン・タイムズ」では千人以上が働いています。白髪交じりで額がはげ上がり、目の青い人々が、私を心から尊敬しています

「世界日報」を、その「ワシントン・タイムズ」と連結させてあげようと考えています。「ワシントン・タイムズ」の人を、「世界日報」にいる人といつ でも交換できるようにしなければなりません。「世界日報」の記者たちが特派員として仕事をしていては、役に立たないと考えるのです。交換要員として行って 特派員ができるようにしてこそ、どこに行っても「ワシントン・タイムズ」新聞社を活用できるのであって、付いて回りながら、自分の仕事が生じたときだけ働 いていてはいけません。みな一緒に交流できる体制をつくって、日本の「世界日報」や「ミドルイースト・タイムズ」も、この基準で編成しなければなりませ

一人か二人を抜いて、人が足りなくなれば、何人かで手伝いながら編集をしてでも、外国に行ってくることができるように編制してみなさいというので す。「百聞は一見にしかず」なので、様々な場所を通して交流できる道を用意しなさいというのです。そうして、一つの家庭のようにしながら、新聞社の徹底し た方向を中心として、今後、希望的な「世界日報」にならなければなりません

19    皆さんが記事を書くときには、自分の名前をかけて、責任をもって書かなければなりません。私がアメリカで「ワシントン・タイムズ」を造って出発するとき、 「『ワシントン・ポスト』や『ニューヨーク・タイムズ』を踏襲してはいけない」と言いました。それは宣言です。私たちは独自的です。独自的な標準を私が立 てたのです

日本の「世界日報」も、今や基準に達しました。部数を増やしてはいけないというのです。配達の部数を少なくして、新聞社に来て新聞を持っていくよう にするのです。今や、分かる人たちは分かってくれるようになりました。政府でも分かってくれるのです。なぜでしょうか。時事分野では、世界情勢について誰 も付いてくることはできません。情報において、私たちが世界の先頭に立ったからです。アメリカのような国は、新聞が進歩的です。ソ連の間接的な宣伝紙のよ うになっています。すべて敗北的で、退廃主義的な思想を鼓吹(こすい:励ますこと)する刺激的な論説を書いています。しかし、私たちは違います。ですか ら、目を皿にして勉強しなさいというのです

20    「世界日報」を世界的なモデルケースとして、これから「ワシントン・タイムズ」のように、世界と通じるアジアの代表言論機関にしようと考えています。そう するためには、ワシントンDCで作った六十ページの「ワシントン・タイムズ」の記事すべてが、ここの「世界日報」に入ってくるようにしなければなりませ ん。このようにするためには、世界のニュース紙面を今より倍に増やさなければなりません

「ワシントン・タイムズ」に文化部や宗教部、家庭部があれば、そこから出てくる記事の内容を、ここで翻訳できる実力がなければなりません。英語版 「ワシントン・タイムズ」の記事内容を読んで、すぐに韓国語に翻訳して、韓国の実情とアメリカの実情を混合させ、新しい新聞を作るのです

21    AP通屠やUPI通信から、今まで特派員を派遣した場所は、世界各国で百ヵ所を超えません。しかし、私たちは、百八十ヵ所からあらゆる写真や専門的な記事 の内容が送られてくるので、一国の記事をただそのまま韓国に紹介することができ、各国のものをいくつでも新聞に出すことができるのです。このように増やし たり減らしたりしながら、何ヵ国かの記事を用いて一気に作るようになれば、いくらでもこの新聞を見るようになっているのであって、ほかの新聞を見るように はなっていません。部数のために、ほかの新聞に追従しながら作ってはいけないというのです

22    世界が価値観の没落によって混乱状態に陥っているので、誰かが旗手にならなければなりません。それが必要な時です。共産主義世界が崩れ、民主主義世界が崩 れるこの時に、誰が旗手になるのでしょうか。私たちしか、お父様しかいないではないかというのです

今からは、自主的な時代となり、自主性を確立させなければならない責任があります。そのようなことを教育していかなければなりません。徹底的に教育 しなさいというのです。もはや、私たちが追従していく必要はありません。「ワシンン・タイムズ」もそのようにしたので、非常に短期間のうちに、世界的基準 をつかんで上がってきたのです。追いかけていってはいけないというのです。私たちは私たちの論調を中心として、堂々と進まなければなりません

23    「世界日報」は、韓国にある十大新聞社を絶対に追いかけてはいけないというのです。私が「ワシントン・タイムズ」を造るときに訓示したことも、絶対に既成 の新聞を追いかけてはいけないということでした。新聞は、国家的基盤における公認された立場で、国家や主権に影響を及ぼすことができます。そのような状況 で新しく出てきた新聞が、既成の新聞を追いかけては、いくら(世の中の)空気を変える記事を書いても、関心を集めることはできないのです。

第二章        「世界言論人会議」と言論媒体の創設  目次

 第五節    週刊紙、および通信、映像、出版のメディ

週刊新聞の創

真の父母様は、一九八九年十月三日、韓国で「世界平和教授アカデミー」所属の教授た ちを執筆陣に迎え、教授と学生を対象にした「全教学新聞」を創刊された。そして、一九八〇年四月二十一日、アメリカのニューヨークで中南米系の住民を対象 に、スペイン語新聞「ノーティシャス・デル・ムンド」を、一九八三年三月一日、エジプトのカイロで、「ミドルイースト・タイムズ」を、一九九六年十一月二 十三日、アルゼンチンのブエノスアイレスで「ティエンポス・デル・ムンド」を創刊された。一九九〇年九月七日「ワシントン・テレビジョンセンター」を開館 されるなど、映像・放送メディアにも多くの関心を傾けられた。また、アメリカの有力な通信社であるUPIを二〇〇〇年五月十五日に引き継がれた

1     「全教学新聞」は、教授と大学生を中心とした思想新聞です。これが、週刊紙として出ていたのが日刊紙になれば、社会にまで影響を及ぼす国民教育の資料にな るのです。ですから、これから「世界日報」を読む人々は、この「全教学新聞」を読まなければなりません。お父様の思想を知らなければならないのです。統一 教会員以上になるためには、お父様を中心として、実戦の場で経験を積まなければなりません

2     「全教学新聞」は、各政党が建設的で進歩的、前進的に発展できるように影響を与えなければなりません。私が党をつくり、それらの政党と闘わなくても、党が 正しい道を行けるように、指針と目標をつくっておかなければなりません。そのようなことをする人は、私しかいません。ですから、「全教学新聞」を作りまし

「全教学新聞」は、学生たちが作る新聞ではありません。新聞を作る人は教授たちです。ですから、「全教学新聞」を、言論人たちは軽く見ることはでき ません。ここにはパンチ力のある言葉が無限にあります。ですから、名前も「全教学新聞」です。「全国教授学生新聞」ではなく、「全国教授学問新聞」だとい うのです。教授たちが学問的に批評する新聞です

3     言論界、学界、「世界平和のための頂上会議」、「世界平和連合」、「世界平和宗教連合」の人々を総括して、社会の道義教育に力を注げるようにしようという のが、お父様の計画です。今まで言論界が世の中をめちゃくちゃにしてきました。私は何をするために教授たちを支援してきたのでしょうか。それをするため に、韓国では「全教学新聞」を作り世界的には「ワールド・アンド・アイ」を作ったのです

4     アメリカ内で、スパニッシュと黒人たちは、お父様に希望をもっています。ですから、黒人はワシントンDCを中心とし、スパニッシュはニューヨークを中心と しているのですが「ワシントン・タイムズ」と「ノーティシャス・デル・ムンド」が、彼らを中心に連結されてきています。そして、ニューヨークでは、白人で はないすべての人種を糾合するための運動を、ニューズ・ワールド」がしています

ユダヤ人も私たちに反対しますが、(その人たちまで)包括するための運動をするのです。南米がアメリカに対する宣伝を必要とすれば、私たちを通して しなければならず、スパニッシュや黒人たちがアメリカで全国的な活動をしようとすれば、お父様を前に立てざるを得ない段階に入ってきました。そのようにし ながら、今に至るまで、科学者たち、世界の知識人たちを集めて、大学で大学原理研究会を中心として動いています。これらすべてのことが、全体的で世界的な 観点から見るとき、内的強化のための不可避的な行動だというのです

5     「ティエンポス・デス・ムンド」を造った目的は、家庭破綻を防ぎ、青少年を教育するためです。それを論題の中心として書いていくのです。それは、マフィア やギャング、政治家、スパイとして謀略を巡らす人も必要とする課題です

これをどのように解決するかを今までお父様が考え、この版図を拡張することを一番の目的としてきたので、大きな文字で刷って強調してきました。それ を重ねて強調しました。家庭破綻を防ぎ、青少年を教育することができるのは私たちしかいないので、これを先導し、正義の社会を具現するためにこの新聞社を 造ったのです

6     私たちは、学界組織をもち、新聞社組織をもっているので、新教と旧教を和合させる人は、私しかいないというのです。今、北米は北米自由貿易協定 (NAFTA)を通じてアメリカの新教を中心に集まり、南米はヨーロッパ派のカトリックを中心に一つになっているのですが、この新教と旧教が争っていま す。ですから、争う新教と旧教を連合する運動を、私がしているのです。これを連結させるためには、新聞社が必要です。そうして、思想的な世界の情緒を中心 として、南米の新聞社を一段階、復活させてくるのです。それをしているのが、皆が反対していた「ティエンポス・デル・ムンド」という新聞です。取材内容や 編集においてトップを走っています

7     中南米の三十三ヵ国は大部分がカトリックの国家ですが、お父様が南米に行くというので、みなが反対しています。そのような渦中で、お父様が「ワシントン・ タイムズ」を中心として、南米に新聞社を造りました。アメリカの財閥たちが十年間、合同で造ろうとして造れなかったものを、九ヵ月で私が造ったのです。ブ ラジルよりアルゼンチンのほうがローマ教皇庁の直系です。ブラジルはポルトガルの影響下にあり、アルゼンチンはスペインの影響下にあります。ローマ教皇庁 の直接的な影響下にあるアルゼンチンを中心として、私たちが「ティエンポス・デル・ムンド」という新聞社を造りました。それで、その国の秘密プロジェクト をすべて把握しているのです。三十三ヵ国がどのように動いているかを知っています。最高の情報の鍵をお父様がもっているのです

8     放送できるように教育し、放送できる資料を作るシステムをワシントンDCに備えました。ですから、ドキュメンタリー映画のようなものを編成することでは、 今ナンバーワンです。お父様がそのようなものを標準として、世界最上の施設を備えました

ニューヨークやワシントンで一番であれば世界で一番です。日本の資材や機材の中でも最高、最上の資材や機材を投入して、世界にない施設を造りました。そうして、これに「アトランティック・ビデオセンター」と名づけたのです。「Aビデオセンター」という名前で有名です

9     ワシントンDCには、「ワシントン・テレビジョンセンター」があるのですが、これは世界的な電子通信社です。映像通信社を造ったのです。今までは文字通信 社でした。これは、記事をAPUPIのような通信社を通して全世界に文字で送るのではなく、衛星を通して映像プログラムとして送るのです。送ってきたも のをそのまま切り取って放り込み、回せばいいようになっています。視聴覚教育時代に入ってきたのです。万全の準備をしてそのような施設を備え、先日、落成 式を行いました

これから内的体制の人的構成は、教授たちを中心として行います。「世界言論人会議」と「世界平和のための頂上会議」などに関わりのある世界最高の知 識人と学者、言論人、元大統領を中心として、後援会をつくるのです。そうして、世界の有名な国は、すべて私たちのこの通信番組を見ざるを得ないようにする のです。十五分のもので、その骨子だけ作っておけば、自分の番組を中心に放送し、中間にそれを揷入できるようにスイッチを押せば、入れ替わるのです。韓国 であれば、韓国の放送局で作ったもののように制作し、世界的なニュースの材料を作って販売するのです

10    今までは文字通信社を通した言論時代でしたが、これからは映像、テレビ通信社時代が来ます。それを私が最初に始めました。全世界の人々がこれを見ざるを得 ないようにして、方向を収拾するのです。若い青年男女たちが、(退廃的な)ロックミュージックや、フリーセックスの内容を中心としたありとあらゆる騷がし い退廃的な雑誌によって腐敗していくのを、清算しなければなりません

ですから、傑作映画を毎週一編ずつ作って世界に送るのです。また、時事解説など、時事に関するすべての内容を収め、一週間に映像を一編ずつ作って送 るのです。そのようにすれば、それを見ざるを得ません。その主題歌を流行させ、暗黒の世界に落ちていく今日の方向を「回れ右!」と言って、新しいところに 向けるのです。そのように放送するのです。アメリカでは、二十四時間、毎日のように普及させられる万全の準備をしておきました

11    アメリカに「ニュー・フューチャー・フィルム」という私たちのビデオテープの工場があるのですが、そこから一日に五万本のビデオテープが出てきます。今ま で全世界で作った映画を複製して分野別にするのです。教育映画、スポーツ映画、舞踊映画など、分野別に分類し、図書館のようにしておくのです。その次に は、世界的に私たちと連結されている有名な学者たちを中心として、すべての専門分野のビデオテープを作ります。三時間もの、十時間もの、三十時間もの、五 十時間ものを作るのです。五十時間あれば、すべて終わります

有名な学者たちの講義をビデオテープに収めておけば、いつまでも使い続けることができます。このようにして、毎日のように私たちが出す教育的資料を 見ることができるようにするのです。そうして、健全なビデオテーブを一年くらい見るようになれば、風潮が変わります。流行が変わるのです。このようにしな ければ、世界的に乱舞する、この退廃的風潮を防ぐ方法がありません

み言および摂理歴史の記

真の父母様は、生涯にわたって、多くのみ言と業績を残された。これを保存し、記録、 編纂して、後世に永遠の資料として残すため、成和出版社と歴史編纂委員会、「平一企画」などを設立され「成和」誌や「統一世界」誌など、多くの媒体を創刊 された。一九六一年十一月一日に出発した歴史編纂委員会は、歴史編纂と資料の収集および保管などを担当している。二〇〇四年十月一日に設立された「平一企 画」は、各種の映像メディアを制作してきた

12    今後の新しい文化世界創建のための伝統的資料を、どのように設定するかは、お父様に侍って生きる側近の人たちが重要視しなければならない中心問題です

今までの責任者たちは、歴史的伝統を知らずにいます。これからの後代の子孫たちにとって、お父様が生きているこの当代、この当時の資料がどれほど貴 いかを知らずにいるのです。お父様の説教集を編成することもそうです。火事になれば、このみ言がすべて吹き飛んでしまいます。ですから、歴史編纂委員会で もそれを知らなければなりません。私たちの行事で重要なものを、一級、二級、三級、四級、このように定めて、これを歴史の伝統的資料として残さなければな りません

このみ旨は、統一教会だけで動かすことができるものではありません。統一教会を中心として、国家とアジアと全世界に影響を及ぼした、その伝統内容を 編成していかなければなりません。そうすることにより、これから統一教会について調べようとする人がいれば、直ちにここに接して調べることができるので す。この文献を通して、歴史的伝統を追求することになるのですが、その追求する内容は膨大だというのです。自分たちのある一国家や一団体ではなく、世界的 団体と世界的国家が入っていて、自分たちの一つの宗教的な団体ではなく、総合的な数多くの宗教団体が入っています。このようなものを見れば、若者たちは興 奮せざるを得ません。ですから、資料が必要だというのです

13    統一教会員たちは、歴史的資料についてよく知りません。現実と関係を結ぶことや、現在の環境で歩調を合わせることに汲々としているので、歴史というものを 考えることができなかったのです。ですから、説教集を作るように、お父様がすべてしてあげました。奨忠洞(チャンチュンドン)時代の歴史や、梨花女子大学 退学・退職事件のようなことを知らなければなりません。その当時の、転換時期における韓国の実状がいかなるものかを知らなければならないのです。宗教的背 景に従って摂理をまとめてきたお父様は、すべて反対ではなく、和合できるようにまとめてきました。そのように関係を結んでいるのが個人的時代でしたが、家 庭時代に連結できる思想的内容がなければなりません。ですから、説教集が必要なのです。過去、現在が必要です。ところが、過去のことはあまり知りません。 復帰と言えば、旧約時代のエデン復帰派、新約時代のエデン復帰派、その次に、成約時代のエデン復帰派に分かれてくるのです。そのようなことを学問的に整理 できる体系的な基準を立てなければ、関連性をもつのが難しいというのです。摂理史全体を知らないからです。ですから、過去、現在、未来を経ながら、これを 再び補強してあげなければなりません。そのようなことを、歴史編纂委員会でしなければならないのです

14    ある人がいれば、その人には小学校から中学・高等学校、大学まで出てきた歴史があるように、お父様にもそのような歴史があります。お父様がソウルを中心に して活動していた壮年時代が重要なのですが、誰もそのことについて詳しく知りません。一緒に釣りをしに通ったり、魚取りをするために付いて回ったりした 人々の記録は多いのですが、それを連結させられる経験者がいません。歴史編纂委員会で、その人々を中心として連結できるように、インタビューでもしておか なければなりません。新たにしておかなければならないというのです。その人々が、詳細に自分たちの歴史を書かなければなりません。大概は同じ時代ですが、 指示した命令によって、活動した内容が違うというのです。それを時代別に編纂すれば、文化史が出てくるのです。そのように整理しておかなければ、混乱が生 じます。そのためには、すべての材料を再びつくってでも、説明したとおりに結果が連結された事実を総合して、観察できる記録を残さなければなりません。記 録があってこそ博物館を造ることができ、博物館があることによって、補充材料をもってきて、表れていないものを二次的に復元できるのです。現在と過去を連 結するものや、何段階かの証拠物をもって連結しなければならないのであって、突然、十年、二十年飛び越えてはいけないというのです。ですから、材料が必要 です

それで、日記を書きなさいと言っているのです。船であれば、船に関する日記、車であれば、車に関する日記、どこに行ったかをすべて記録しなければなりません。ここの主流的人物や核心メンバーが誰かなどを綴り、記録をもって博物館のようにしなければならないというのです

15    韓国の歴史編纂委員会は、様々な本を制作できる基盤ができています。電算装置が整っていて、膨大な資料を瞬時に検索できます。「平壌」と打てば、お父様の 説教集、すべてのみ言選集の中から、「平壌」と関連した内容を検索することができます。そのように検索できるシステムができているので、新しい冊子を編集 するのは時間の問題だというのです。一瞬にして抜き取ることができます。そうして、体制を整えて本を作ることができるのです

16    成和出版社では、早急に、お父様が講演したすべての内容をシリーズで編成しておかなければなりません。み言もそうであり、歴史の編纂もそうです。一九五七 年に伝道に行ったときに書いた感想文のようなものを冊子として記録しておかなければなりません。特定事項のようなものを冊子にし、資料が多くあるものを整 備しなければなりません。第一次整備、第二次整備、第三次整備、このようにしておいて、その次には博物館に積んでおかなければならないのです

17    統一教会の歴史を明確にし、統一教会の現在の時点を明確にし、統一教会の未来を明確にしなければなりません。そのためには、お父様が語ったことをすべて整 理しておかなければなりません。いくらすべてのことに通じる人だとしても、お父様の心については分からないのです。生きている間にそれが何のことかをお父 様に尋ねて、答えをまとめておかなければなりません。後代のことを考えるのであれば、そのようなことを考えなければなりません

み言集は子孫万代の宝物です。財産として譲ってあげなければならない宝物です。伝統を引き継ぐことができない人は流れていきます。いくら騷々しい世の中の環境でも、そこに流れてはいかないお父様です。今、文化時代を中心として、これを整備しなければなりません

18    天の国にも電波があります。天には「天波」があるというのです。地にも「世波」があります。その次に「人波」があって、人間が暮らす実情はどうかというこ とも、インターネットを通して、電波を通して連結するのですが、この電波を統一して送る会社が「平一企画」です。それを始めたので、天の知らせと地の知ら せ、体と心が願う知らせを中心として表題をつくり、生活舞台に近づけるようにしなければなりません。そのためには、芸術分野や技術分野など、あらゆる活動 分野に力を注いで、発展していかなければならないのです

19    音は、独自に出すことはできません。相対的関係がなければなりません。波長は単体では出てきません。相対的関係から出てきます。電波には「天波」があり、 地上にも相対的運動をする存在が波長を出す「世波」があり、心の世界から出す人格教育を中心とした道徳的観念の「心波」があり、そして、体には自分の個人 主義的欲望、自分第一主義を主張する退廃的な思想の「肉波」があります

「肉波」は、邪悪な世の中で、どれほどよく変わるでしょうか。「肉波」は、世の中を変化させるのではなく、世の中の変化に付いていき、「心波」も霊 界の変化に付いていっています。ですから、「天波」と「世波」を主導する心と体の世界にならなければなりません。したがって、「心波」を完成した波動がイ ンターネットで主流になり、完全に両世界を統括して、統一和合、平和統一をする「平一企画」にならなければなりません。多様な映像世界の実体像をどのよう に感覚器官に反映させ、知覚によって意識構造の世界で悟らせるかというのです

20    コンピューターは秘密の宝箱です。大きな図書館が一つ入っているのと同じです。作業をしながら、何でも抜き出して使えるようになっています。統一教会が社 会的に何か問題になったという場合、放送局を通してそのように問題とする背後を明らかにしたのち、それまでに蓄積された秘密の包みをほどき、原理の根本か ら詳細に統一教会の実像を紹介するのです。そのような競争時代に入ります。そのようになれば、一瞬にして世の中がひっくり返ります。それを今、準備してい るのです

ですから、最高の施設を造りました。現在の放送局にない最高の施設を備え、いつでもその資料を中心として、質の良いドキュメンタリーを作り、映画の ように編集するのです。これからインターネットを通して、新聞社が競争しながら資料を抜き取って使うことができる最高のセンター(施設)を造るのです。そ のため、日本とアメリカと韓国で資料ができれば、「平一企画」にすべて送るようになっています。ですから、世界のすべての新聞社は、プラグさえ差せば、こ この秘密がすべて流れていくのです。そして、個々人だけでなく、今まで言論界や政界、文化活動を行う世界で「統一思想」を危険視してきましたが、これから 扉が開いていけば、世界はすべて一つの方向に追われていくのです。このような道をつくってあげなければなりません

21    私たちの報道資料は、世界のいかなる新聞社も問題ではありません。「ワシントン・タイムズ」やUPI通信など、世界に広がっている新聞社の組織を中心とし た膨大な資料があるのです。逐一取材して書くのはごく一部です。ですから、その内容のすべてを用いて、APUPI通信社が報道する以上のものを「平一企 画」で作らなければなりません

この(APUPI通信社の)人々は、ある大陸で事件が起きたとすれば、その大陸の中心機関に「あなたたちはどのように考えるのか」と尋ねて資料を 作り、現地踏査もせず、議論をして評価したのちに記事を書きます。私たちは、国連加入国にすべて支部があり、現地踏査や現地でインタビューした内容を中心 とした詳細な報告が入ってくるので、それを記事にして、最高の技術で特別に放送するのです。インターネットを通してこれを放送するようになれば、世界の新 聞本部として、先端本部になるのです

そのような基準を中心として、原理講義を紹介し、原理の内容を中心として、今まで埋もれていた秘密を知らせるのです。今までは、キリスト教や外部の 世界が、このような内容が明らかになるかと思い、すべて押さえつけて消してしまおうとしました。そのような時代は過ぎ去ったというのです。

第三章        教育機関の設立と人材育成       目次

第一節    教育機関設立の趣

教育の真の意

真の父母様は、生涯にわたって教育事業に多くの情熱を注がれた。特に、真の父母、真の師、真の主人の立場で無知に陥った人間を悟らせるため、昼夜なく努力された。真の愛を中心とした教育を強調し、自らこれを実践されたのである

1     善は、一瞬にして実現されるものではありません。善なる人になろうとすれば、過去から受け継がなければなりません。ですから、教育が必要です。学校に行っ て学ばなければなりません。何を学ぶのでしょうか。歴史の過程で善の道をつくるために犠牲になった人々は、裕福に暮らして死んだのではありません。そのよ うに犠牲になって死んだ人々の思想を受け継がなければならないのです

2     教育や倫理というものは、善を標準にして進みます。善を標準にして行く道は、易しい道ではありません。苦痛の道です。「私」の体が願うすべてのものは、本 質において相反する逆理的な路程です。その道を行かなければ、善の結果を探し出せないというのが、今日、私たちが社会生活で教えられる標準です

3     今日、学校問題が、緊急な社会問題として、アメリカや日本など、全世界で台頭しています。師は、父母の代わりに、愛で教え子たちを教育しなければなりませ ん。永遠の愛をもって教育しなければならないのです。教室で会う時の縁だけではありません。自分が教えてあげた教え子たちを、一生の間、忘れてはいけませ ん。そのような愛の絆を結ぶために努力しなければならないのです

自分のすべての知識を、愛とともに連結する師が真の師です。生活の方便として、月給をもらうために教えるのではなく、愛の思いを抑えることができず に教えてあげざるを得ない師、生活が困難になるとしても教えなければならないという師にならなければなりません。夜も昼も訪ねていって、自分のもてる知識 を愛で伝授してあげ、また、それを受けたいと思う師弟関係にならなければなりません。そのようにする師が真の師であり、そのような教え子が真の教え子なの です

4     真の愛を中心として、社会や国家に必要な要件は三つあります。一つは、父母が必要です。もう一つは、先生が必要です。教育が必要だというのです。その次に は、主人が必要です。師は、愛を教えてあげなければなりません。神様のように再創造の主体格をもつことができる人を育てなければならないのです。知識は一 代で終わりますが、愛は永遠なのです。師は、父母の心をもって、自分の後継者になることができ、自分の家門、自分の国を任せられる人を育てる、という心を もたなければなりません

5     真の師は、父母に代わって教え子を愛さなければなりません。学費を出せない学生がいれば、師が支援しなければなりません。募金運動をしてでも、学費を出し てあげる学校にならなければなりません。もし学校でできなければ、そのクラスの学生たちの父母と先生が心を合わせ、教育していこうと考えなければならない のです。自分の家庭第一主義は滅びます。天国に行けません

5     父母は、子女を教育するとき、自分の息子、娘としてのみ愛してはいけません。世界の人々のための祭物的な息子、娘として愛する父母にならなければなりませ ん。そして、子女を懐に抱き、お乳を飲ませるときは、この地球星の人類を代表する母親の立場で、人類を代表する幼子にお乳を与えるという思いで飲ませなけ ればなりません。そして、他人の子女も、自分の子女だという心情で接する母親になってみてください

そのような母親のお乳を飲んで育つ赤ん坊は、偉大な人になるでしょう。すぐにはならなくても、一代、二代を経ていく間に、必ずその子孫の中から世界を治めることができる人物が誕生するでしょう。これは公式です

7     神様はアダムとエバ、子女を教育してみることができませんでした。子女の道理に関する教育ができなかったのです。兄弟愛はいかなるものかという教育ができ ませんでした。それが恨です。そして、夫婦はどのように生きなければならず、夫婦の天理はいかなるものかということ、神様の愛を中心として見つめる道理を 教えてあげることができませんでした。また、神様の代わりに横的に立てる父母教育ができませんでした

アダムとエバは、神様の息子、娘であり、兄妹でした。その兄妹が大きくなって、夫になり、妻になるのです。彼らが息子、娘を生めば、父母になるとい うのです。そのアダムとエバが(十分に)教育を受けられないことによって、神様の創造理想を中心とした家庭を完成できませんでした。ですから、その家庭が 完成するように、真の愛によって再び子女を教育しなければなりません。兄弟教育、夫婦教育、父母教育を再びしなければなりません

教育事業を行う理

真の父母様が多くの教育機関を立てて教育事業に乗り出されたのは、個人よりも国家と 世界のために生きる指導者を育てて神様の創造理想である心情文化世界を創建するには、何よりも教育が優先されるからである。そのため、それぞれの教育機関 に共通して「愛天、愛人、愛国」の建学理念を掲げられ、人格と専門性を育むために、惜しむことなく多くの支援をされた

8     この世界的環境をどのように収拾するかが問題です。ですから、教育が重要です。徹底した教育を行わなければなりません。祝福家庭の男性と女性が、原理原則 を中心として完全に一つになり、一つになった父母が子女と一つになり、子女と一つになった一族が、七代を束ねて一つになり得る強力な教育体制を、どのよう につくるかが問題です

教育体制と言えば、二つです。一つは内的な教育であり、一つは外的な教育です。内的な教育は、人格教育からすべての価値観の教育として、家庭から行 わなければなりません。家庭を中心として、そのような教育ができる外的な学校を造らなければなりません。(ここに、)ブリッジポート大学や鮮文大学を造っ た理由があるのです

世の中の学校全体が否定しても、それを支持できる教育体制をつくらなければなりません。一つの大学だけではできません。一元化された教育基準を中心 として、いかなる大学よりも素晴らしい未来像がなければならないのです。社会のすべての疲弊したものを防ぎ、立ち上がって、夜も昼も、どこに行っても批判 を受けず、支持を受けられる環境を、どのようにつくるかが問題です

9     若い人々は、三ヵ国以上の言葉を話すことができなければならない時が来ました。ですから、忙しいというのです。皆さんの時代にできなければ、皆さんの息 子、娘でも、そのような世界に同参(一緒に参加すること)させるべき父母の責任があります。私は、全体に責任をもった父母の立場で万民と向き合うのです

ですから、世界的な大学を造らなければなりません。清平に超宗教神学大学院を建てる計画をしています。世界民族村を中心として文化の殿堂を造り、世 界万民が訪ねてくるとき、自分たちの故郷の香りを感じ、本部に来て天の国の宮殿からすべての教育と訓練を受けて、世界に帰っていけるようにしなければなり ません

10    もし、父母が子女に対して、「私がお前を愛し、お前のために苦労しながら汗を流すのは、私のことを考えるのではなく、この国をもっと愛しなさいという思い からである」という愛国の志士の心情をもって教育すれば、そのような父母のもとで愛の教育を受けた子女は、父母が願う愛国の志士になるために努力するで しょう。その子女は、父母の愛を思い出すたびに、三千万民族(韓民族)のことを考えるでしょう。そして、民族のために生きる立場で勉強し、自分の民族が悲 惨な状況に直面したときは、自分の父母以上にその悲惨さを感じるでしょう

しかし、だからと言って、愛国者になるのではありません。そのような立場に立って築いた基盤がなければならないのです。そうであってこそ、それが千年、万年、国民が欽慕できる要因になるのです。そうでなければ、それはすべて過ぎ去ます

学校において、何としてでも教え子たちに正しい思想を引き継がせようと苦心する師がいるとすれば、その人は大韓民国という国家の運命を心配しなが ら、教え子たちの手を握り、涙を流してこのように勧告するでしょう。「私に従うのではなく、国に従いなさい。私のために立派な行いをするより、国のために 立派な行いをすることを願う」と言うのです。このような教えを受けた教え子たちは、その師が果たせなかった志を果たすでしょう。このように、師は自分の生 涯を捧げて教え子たちのために精誠を尽くし、父母は自分の価値よりも国家と世界の価値を貴く思いながら子女のために精誠を尽せば、その師の教え子と、その 父母の息子、娘は、国の中心人物になるでしょう

11    神様が、教会という教育機関をつくっておいた目的とは何でしょうか。ここにすべての人種を集めて教育し、訓練しなさいということです。ここは訓練場所で す。精神的な訓練場所、未来の国民と家庭のための訓練場所だというのです。教会が家庭の行くべき道、氏族の行くべき道、国の行くべき道を正しく教育しなけ ればなりません。神様は教会を中心として、未来の家庭と氏族と国民をつくろうとするのです

12    自分の国のためだけに生きる教育をしてはいけません。国境を越え、世界のあらゆる人を導いていくことのできる教育をしなければなりません。「世界は一つ だ。勉強するのも世界のためにする」と言わなければなりません。いずれにせよ、世界は一つにならなければならないようになっています。ですから、結局は一 つになるのです

そのような点で、教育内容の中に宗教教育が必要です。それは、国境を越えることができます。その次に、思想的な教育が必要です。それは世界的です。 国境を越えられるというのです。ですから、思想的な内容と宗教的な内容を兼ねた教育にならなければなりません。今後、どのような国家でも、世界のための教 育理念に支えられた国家でなければ、世界人類の前に立つことはできません

第三章        教育機関の設立と人材育成       目次

第二節    主要な教育機

統一神学校と鮮文大学、清心神学大学院大

真の父母様は、一九七二年四月三日、京畿道九里市水澤洞の中央修練所に統一神学校を 開校され、大学設立の基礎を据えられた。そして、一九八五年十二月、政府から四年制の各種学校として成和神学校の設立認可を受け、一九八六年三月、神学科 の学生四十人を募集して開校した。その後、一九八九年十月に、政府から成和大学への改編認可を受け、一九九四年三月一日、校名を鮮文大学に変更した。真の 父母様は、建学理念を「愛天、愛人、愛国」と定められ、「天地開闢鮮文学堂」という揮毫で鮮文大学の設立精神を標榜された。特に、一九九八年十月十九日、 純潔学科を新設されるなど、特化された教育を通して、摂理の主役と世界的指導者を養成することに、学校運営の焦点を合わせられた。二〇〇四年一月二十八日 には、清心神学大学院大学の設立認可および奉献式において、「奉徳訓行萬福興盛萬歳」という揮毫を下さった

1     韓国の主要な人士たちが日本を訪問しました。彼らが日本の原理研究会と統一教会の人たちに会ったのち、大変感動していました。この前、私たちが神学校を建 てようとしたとき、その人々が反対したのです。ところが、今回彼らが日本に行って感動し、私たちの責任者たちに、「神学大学を早く造れるようにしてあげよ う」と約束しました。その約束を取りつけてきたのです。これから、四年制の神学大学が設立されます。哲学科や社会事業科、農業科の系統もつくることができ ます。そして、物理や工科の大学などに拡大すれば、総合大学になるのです。総合大学を造らなければなりません

2     これから、韓国では若い青年組織や、大学の学生たちを中心として活動しなければなりません。これが今まで、中枢的な組織の編成から抜け落ちていました。で すから、私たちは、二世を育てることにおいて莫大な損害を出しています。大学を建てて二世たちを養成しようとしているのですが、政府が今まで阻んできたの です。様々な言い訳をして反対してきましたが、今や、そのような時代は過ぎ去りました。韓国の学校の中で、一番の施設を造るのです。今後、この学校には誰 でも入れるのではありません。世界で有名な碩学たちが来て教えるのです

3     「成和神学校の学生たちを、夜十二時以前に寝かせてはいけない」と言いました。「二年生からは英語で講義しなさい」とも言いました。私が彼らに、「聞き取 りなさい!聞き取れなければ、落第だ」と強調したのです。英語が分からなければなりません。最低限、三ヵ国語ができなければならないのです。私は今も英語 の勉強をしています。外国語を勉強しているのです。勉強をしなければなりません

4     鮮文大学は知性世界の殿堂ですが、世界的な知識人たちの立場から見るとき、後れていてはいけません。ですから、私は、徹底して教育しなければならない責任 を感じました。そのような意味で、徹底的に教育しなければならないというのです。そのような基準を中心として、今後、大学を建てるに当たり膨大な資源を投 資するつもりです。その資源を教会に投資すれば、どれほど発展するでしょうか。それを私はよく知っています

いずれにせよ、教会というものは長い期間を通じて発展します。急速に発展するよりも、長期的な発展をするほうが、質的な面や内的な面で強固になると 考えるのです。しかし、教育は、変遷する社会で、全体が統一された知識基準をどのように立てるかが問題です。そのように変遷する社会に後れを取らない基準 を立てることが、今後、大学が発展できる原動力になると考えるのです

5     私が一九五〇年代に、「世紀末的な時代になれば、一日生活圏内で世界が動く」と話したとき、誰も信じませんでした。「コンピューターシステムが構築され、 電話も座ってどこにでもかけられ、遠く離れた所とも会議をすることのできる一日生活圏内で、世界が同化し得る時代が来る」と話しました

統一教会がその水準に上がっていくのですが、天は、発展的な相対世界を連結してくれているというのです。ですから、鮮文大学が停止していてはいけま せん。二十一世紀を踏み越えて進み、二千年、三千年、五千年の歴史を立てていける基盤を築かなければなりません。そのような準備をしようとすれば、皆さん の考えや方向が一つにならなければなりません

6     造船所に行ってみれば、小さな鉄のかけらでもすべて使い道があります。そのようなものをすべて細分してもってきて、合わせるようになっています。人の体の ようなものを作るとすれば、手を別に作り、足を別に作り、目や鼻を別に作り、持ってきて組み立てるのです。それが大変です。溶接が一ミリメートル違っただ けでも、全体を捨てなければなりません。これから、そのような世界になります

鮮文大学もそうです。伝統を中心として計画を立てなければなりません。実務に責任をもった人々は、計画を引っ張っていく人にならなければなりませ ん。そのようにしてこそ発展します。現在、責任をもっている所で(あらゆる面で)際立っていなければなりません。学生たちを教えることにおいて模範にな り、生活的な面で模範になり、教授たちからも公認を受けられる基盤を確保しなければなりません

盲目的であってはいけません。思想的な基準で、価値観の基調がなければならないのです。根があってこそ木が育ちます。思想武装をしなければ何もできません。中心の根は、まっすぐに下りていかなければならないのです

7     「愛天、愛人、愛国」という鮮文大学の建学理念で標榜したように、私がこの大学を設立するようになった動機は、神様を愛する愛天理念でした。愛天で意味す る神様は、特定の宗教や宗派の教理の中に閉じ込められている神様ではありません。生きた根源者でいらっしゃる神様は、真の愛の本体であられ、人類にとって は無形の真の父母であられ、天道とすべての教えの根源であられます。私は早くに、生きていらっしゃる神様を知ってから、一時もその神様の願いを忘れたこと がありません

神様の真の愛の理想である平和世界を実現するために、一生を献身的に歩んできた私は、未来を導いていくビジョンある人材の養成を、重要な宿願事業の 一つとして感じてきました。今後、近づいてくる地球村時代、人類大家族社会を導いていく人材は、まず天と人類、国、世界、万象を愛する人でなければなりま せん。真の父母、真の師、真の主人の三主体の人格は、神様に似た愛の実践の中で形成されるからです。大学は、創意力の啓発を通した専門家を養成する教育機 関です。しかし、普遍的真理の根源である神様とつながった人格教育を通して、三主体人格者である健全な指導者を養成する普遍教育は、何よりも優先されるの です

8     鮮文大学では、天理に従う愛の実践と体恤の手本になる教授と指導者たちが、全体の学生に真の父母、真の師、真の主人の人格を教育しなければなりません。人 類が念願する自由と平和、統一と幸福は、知識や力、あるいは物質の豊かさだけでは実現されません。人間の道徳性と霊性の啓発が前提にならなければならない のです

新たに到来した二十一世紀は、摂理完成の世紀として、人間が不可避的に霊界と近く通じ合いながら生きなければなりません。鮮文大学は、私の行跡研究 とともに、世界の碩学たちが押し寄せてきて、霊界について研究するセンターになるでしょう。また、本大学は、人間の知性と専門性の啓発だけでなく、心霊の 啓発を通して人格を完成する大学、すなわち道徳的で霊的に完璧な指導者たちを育成する世界一の大学になるでしょう

9     鮮文大学は、世界の碩学たちと世界を導く指導者たちが最も喜んで訪れる共同研究と討論の場になり、未来の理想実現に連結されることを確信しなければなりま せん。これから鮮文大学には、世界から天才的で最も優秀な若者たちが、雲霞のように押し寄せるでしょう

この大学は、韓国人たちだけのための大学ではありません。世界の人々はもちろん、天上にいる霊人たちの願いまで包括する摂理史的な大学です。世界の志ある若者たちが、摂理の祖国である韓国を知り、世界平和のための真の愛のビジョンを共に分かち合う国際化教育の揺籃です

ここで学ぶ学生たちは、世界市民、ひいては天一国国民としての素養を備え、善民となり、未来世界の指導者になることができる品格を備えなければなら ないでしょう。そして、教授と役職員の皆さんは、この大学を、専門的な知識と技術はもちろんのこと、知恵と道徳性、そして、霊性を研磨しながら、真の愛の 人格を形成する学堂にしなければなりません

10    鮮文大学は、神様と天意に従った設立者が願う、清く高尚な二世たちが学ぶように準備された所です。ですから、純潔教育の世界的な揺籃にして、国と世界が信 じて任せられる訓育、および実践の場となり、明るい未来に連結されなければなりません

真の愛の心で隣人のために何でも分かち合い、施すことができる奉仕の人格を研磨する、金の卵たちとして育てなければなりません。天宙が願う、超国 家、超人種、超宗教的に開放された教育を通して、あらゆる人種の人たちが一つの兄弟の理想を学ぶ、和合の学舍にならなければなりません。世界を健やかに、 美しく育むことのできる、多様な知識と技術の専門家の養成所として育つことを願います。鮮文大学が世界の若者たちに真の愛と平和の生きた知識を悟らせ、奉 仕し、研究する教育機関として、日々発展することを願います

11    今、世の中は、父母が子女を信じることができず、子女が父母を信じることができません。妻を信じることができず、夫を信じることができず、兄弟を信じるこ とができず、祖父母を信じることができません。不信の風潮の世の中です。これは、悪魔が地上地獄を膨張させたものであることを知らなければなりません

誰が家庭を救ってあげるのかというのです。救う人は、真の父母以外にはいません。真の父母の家庭編成理念は、天の国の秘密食庫に入っている教科書で す。エイズは、私たちの手によって、大韓民国でブレーキをかけて追放しなければなりません。アメリカの風潮に付いていってはいけないというのです

12    純潔大学を造らなければなりません。単科大学を造るつもりです。男性と女性の純潔大学にならなければなりません。純潔大学の出発とともに各学科をつくって おき、男性たちまで編入させるのです。これから、世界的な名門校になります。大臣や学者など、国の有名な人々はみな、純潔大学を卒業した女性を嫁に迎えよ うとし、男性を婿に迎えようとするでしょう

13    絶対「性」を守れなくなれば脱落します。そのことゆえに人間が堕落し、神様が今まで苦労しているのです。神様の胸に大きな釘を打ち込んだのは何でしょう か。アダムの生殖器とエバの生殖器です。二人が誤ったために、天下がすべて崩れたのです。天下を造っておいたのですが、それゆえにすべて崩れたというので

それをよみがえらせなければならない責任があります。ですから、アダムとエバが堕落する時に神様が深刻だった以上に、皆さんは性の問題を中心として、(絶対「性」を)絶対視しなければなりません。そのため、鮮文大学に純潔学科をつくったのです

14    二〇〇四年一月二十八日、午前十一時五分を中心として、清心神学大学院大学を奉献するこの記念の時間を迎えています。この日を期して、天がこの場所とこの 環境とこの全体を引き受けて主人となられ、万世に誇り得る教育の殿堂となるようにお許しくださることを、お願い申し上げます

韓国において、鮮文大学と同じように、ここの神学大学院を中心として、今後、超宗教超国家として、新しい神様の理想的世界において、天を知り、地を 知り、人間を知り、天のみ前に主人がいらっしゃることを知って、その主人を万世の理想的創造主として、真の父母として、真の師として、侍ることのできる人 材をこの殿堂で教育することを願いますので、お父様が引き受けてくださり、一切の奉献された事実を快くお受けください。ここに所属する一切の機関ごとに、 そして、師と教え子が一つになって、「清心」というこの文字に恥じることがなく、燦々(さんさん)と朝の太陽の光を浴びるように、喜びの中ですべての思い が一つになり、天の本然の垂直的な中心を備えて、体と心が一体になった世界の主人と、横的な実体と一つになるようにしてください

15    清心神学大学院大学は、超宗教の神学大学院です。有名な博士たちを連れてきて、自分が所属した教団の教理を紹介し、統一教会と比較させるのです。統一教会 に所属した博士が批判したものや、自分たちが批判したものが同じようになるときには、超宗教全体の立場から、一つの道を探し出して教えてあげなければなり ません。それは、天地が願う宿命的な課題です

16    アメリカの統一神学大学院は、超宗教の神学大学院です。超宗教です。ここには仏教徒も入ることができ、儒教やイスラーム、キリスト教を信じる人もみな、入 ることができます。ここを卒業した人は、超宗教的に、どこにでも行って、牧師や指導者として活動できるのです。そのような神学大学院になります。清平に は、清心神学大学院大学を造りました。清心神学大学院大学はアベルであり、アメリカの統一神学大学院はカインなので、一つにならなければなりません

統一神学大学院、ブリッジポート大学と世界大学連

真の父母様は、一九七四年四月三十日、アメリカ、ニューヨークのハドソン川の川辺、 ベリータウンにある敷地七万坪(五十八エーカー)のカトリック神学校を引き継ぎ、一九七五年十月二十日にアメリカの統一神学大学院として開校された。そし て、一九八六年十一月二十一日に認可を受け、神学科と神学教育科の修士号課程を新設し、カトリック、プロテスタント、ユダヤ教などから教授たちを招聘し て、超教派大学院として運営された。続いて、一九九二年四月十五日にブリッジポート大学を引き継がれた。アメリカのコネティカット州、ロングアイランド海 峡沿いに位置するブリッジポート大学は、一九二七年に設立された由緒ある大学である。真の父母様は、世界の大学が国家や理念、宗教の壁を飛び越え、人類が 追求する共同価値の実現に当たって先頭に立たなければならないと考えられ、一九九六年一月、ウルグアイのモンテビデオで世界大学連盟の結成を宣言された。 そして、国際的な人材を養成し、国連を通して世界の指導者クラスの人脈ネットワークを構築するため、国連大学の設立を提唱された。また、「これからは、学 校という空間より、誰もがそれぞれの場所で教育を受けられる映像通信教育時代に入るようになる」と語られた

17    私がベリータウンに神学校を造ったのは、統一教会に神学が必要だからではなく、キリスト教のためです。ですから、ユダヤ教の教授、カトリックの教授、長老 派教会の教授などを連れてきて優待するのです。それゆえ、不思議だというのです。統一教会の「原理」を教えず、干渉もしないで、自分たちの好きなように教 えるようにしているというのです

18    統一神学大学院がアメリカで有名になっています。アメリカの神学界で問題の神学校として注視しているのです。施設や学究的な実力では、どの大学院にも劣ら ない水準に上がりましたが、政府が政治的な背景を中心としてブレーキをかけています。しかし、アメリカの神学者たちが関与しているので、政府も仕方なく認 可を出さざるを得ない段階に来ています

19    ベリータウンの神学大学院に対し、一九八六年十一月二十一日に設立認可が下りました。統一神学大学院です。そのために十一年間闘いました。ニューヨーク州 の教育委員会を相手に、行政訴訟を起こしたのです。学校設立の規定に従って、施設から教授と学生たちまで、すべてのものを備えたのに、なぜ認可してくれな いのかというのです。アメリカでは、そのようなことはあり得ません

訴訟を起こし、私たちが一審で勝ちました。向こうの控訴で二審に進んだのですが、二審でも勝ったというのです。三審まで進みました。ニューヨーク州 の立場からすると、三審でも負ければ国の面子が立たないので、そこで棄却したのです。「ニューヨーク州の教育委員会と統一神学大学院が話し合って、良い方 向に向けて解決しなさい」と言って棄却してしまったのです。それが棄却されてから四年目に認可が下りました

20    お父様が神学校を建てたのは、アメリカを救うためです。企業体を発展させるために建てたのではありません。現在の神学校は、アメリカを救う能力がありませ ん。今後は、私たちの神学校の出身者たちが、この国に影響を及ぼすでしょう。大学教育もそうです。現在教育しているものでは、アメリカの進路を変えること ができません。再教育ができるのは、私たちしかいません。キリスト教自体が、神様のみ旨を知らないのです。それを知っている人は私たちしかいないので、私 たちが新たに教育しなければなりません

今までお父様がこの神学校の設立を急いだのは、アメリカを再教育するためです。キリスト教を新たなものにして、新しいアメリカ、新しい自由世界をつくるのです

21    私は、ブリッジポート大学を引き継ぎました。アメリカで外国人として総合大学を引き継いだ人は、私しかいません。初めてです。これは記録です。ですから、 四方からどれほど反対を受けたか分かりません。あらゆる大学で、「今、レバレンド・ムーンがアメリカの教育分野を占領するのは、未来のアメリカを滅ぼすた めだ」と言って、ありとあらゆるうわさが立ちました

「ニューヨーク・タイムズ」や「ワシントン・ポスト」などの新聞も、あらを探して非難しました。私はアメリカに来て、悪いことは一つもしていません。夜も昼も、堂々としているというのです。堂々とした男として生きてきました

22    お父様が生きていく生活の天理、鉄則があります。私は、天の福があれば、福のパイプをつなげてあげようとするので、お父様が苦労した所に祝福があるので す。ブリッジポート大学はコネティカット州にあります。私が入って苦労した刑務所がある州です。そこが祝福を受けたというのです

ブリッジポート大学を私が引き継かなければその州は不渡りを出すようになっていました。私が困難な学校を引き継ぎ、今や誇らしい都市になりました。 注目の対象になったというのです。その周辺の州の中で、注目の都市になりました。アメリカに対しても、私は「うまくいくように」と祈るのであって、「滅び よ」とは祈りませんでした。苦労した所です。私が手を放して去ったとしても、アメリカは滅びないというのです

23    学問とは、国境を超越しなければならず、歴史まで超越しなければなりません。そのような観点から、全世界の学者たちが一堂に会して教育をするのですが、民 族の限界線に支配される教育制度を私たちは克服しよう、越えていこうというのです。アメリカであればアメリカのための教育制度、イギリスであればイギリス のための教育制度ではなく、それを超越して、私たちが新たに構想する一つの世界、平和の世界を建設できる教育制度を整えなければなりません

このような目標を立てておき、そこにふさわしい教育施設を備えなければ、完全な教育をすることができないので、そこにふさわしい大学を造ろうと考えています。それで、国際大学理事連盟をつくろうとしているのです

24    今後は、誰でも統一教会の責任者になれるのではありません。責任者になろうとすれば、世界が共通に公認する試験過程を経なければなりません。「韓国の郡の 責任者だ」と言えば、アメリカにも郡があるので、その責任者と釣り合う資格を与えるのです。そうすれば、どこに行っても、「あなたは何の責任者ですか」と 聞かれるとき、「郡の責任者です」と言えば、どのレベルかが分かるようになります。言い換えれば、「小学校の教師だ」と言えば、どこに行ってもすべて通じ るのと同じです。そのように制度化しなければなりません

それで、私がアメリカに行って急いだのが、教育の制度化です。それは、人の数で制度化するのではなく、教育の基盤の上でしなければなりません。ベリータウンで急いだことがそれです。今や、本格的な教育の段階に入るのです

25    世界的に有名な教授たちと各分科の専門家たちを集めて、新しい百科事典を編纂しなければなりません。今後、各分野で価値基準を中心とした新しい百科事典を 編纂するつもりです。すべての分野で革命を起こすためには、まずその原書となる百科事典を編纂しなければならないというのです。それで、それに該当する全 般的な問題を中心として日刊紙を発刊し、世界の若者たちを教育しようと考えています

そのためには、連合的な教育機関が必要なので、大学を中心とした連盟を編成しなければなりません。一国の大学をもってしてはできません。大学を連結させて、世界に影響を及ぼすことができる方向性を提示するための準備をしなければならないというのです

26    一九九六年一月、ウルグアイのビクトリア・プラザ・ホテルで、世界大学連盟の設立を宣言しました。大学連盟を中心として、世界の大学が共同価値の信念を認定する方向に進まなければならないというのです

国家の権益が問題ではなく、自由が問題ではありません。学問の世界では、人種を超越し、伝統とすべての国境を超越して、実力のある人は、いかなる大 学でも、文化的背景に妨げられず、自由に活動しながら心置きなく実力を発揮できなければなりません。ですから、どんな大学でも訪ねていって教えてあげるこ とができ、影響を及ぼすことができる道を開こうとしているのです

27    南北米大学連盟を中心として、アジアから南北米とヨーロッパ、アフリカまで連結します。そうして、専門分野を中心として世界的に推戴できる人は誰かを、毎 年評価していくのです。そのようにすることによって、大学が社会を動かす基盤になります。精神的な面、倫理的な面、道徳的な面で基準を立てることができる のが教育です。その教育基盤の上で、神様を教えてあげればよいのです

ここに言論機関が連結されるのです。そうして、内的、外的に歩調を合わせるようになるときには、世界が違う所に行こうとしても、行くことができません。学校を経た人々が社会に出て、教える人々が影響を及ぼし、また家庭が一つになれば、世界が一つの方向に進むのです

28    これから、共産主義世界の理論家たちと民主主義世界の理論家たちと統一思想家たちを連合し、国際セミナーをたくさん開こうと考えています。そのためには、 アメリカ政府と国連をここに加担させなければなりません。アメリカ政府が自ら、この混乱した時代に方向性を設定できるようにするのです。そのようにして、 大学連盟を通し、その方向どおりに追求していくようになれば、一つの主流思想圏に統治される世界となる時代に越えていくと考えるのです

29    私が計画するのは、大学連盟をつくり、国連大学を設立することです。そのためには、アメリカのアイビーリーグの大学総長たちが推薦しなければなりません。 今、そのようなことをしています。私たちが教育するという意味で、五〇パーセントの学生たちを集め、アイビーリーグの大学から五〇パーセントを引き抜い て、国連大学を創設しなければなりません。国際的な人材を教育するために、アメリカから始めますが、教育は韓国でしようと思います。そのようなことを実現 しようとすれば、膨大な計画を立てなければなりません

30    国連には超国家的な理念がありますが、それを実践する人脈がありません。そこには、自国の利益のために働く人々ばかりがいるのであって、世界の利益のため に働く人がいないというのです。それを私が編成するために、ブリッジポート大学とアイビーリーグの十大大学をまとめようと考えています。そうして、世界的 な人材を創出し、国連を通して全世界の指導的人脈体制をつくる計画です

31    今後は学校が必要なくなります。映像通信教育時代に入るのです。私がそれを始めています。世界的な学者たちを私がたくさん知っているので、各分野の学者た ちを招請し、映像を作るための準備をしています。今、私たちの「ワシントン・テレビジョンセンター」を中心として行っているのです。今までは文字通信の社 会でしたが、これからは映像通信の社会に変わるのです

32    これからは、家を造り、そこに集まって暮らす必要がなくなります。今までは生活の利便性の問題、すなわち交通手段の利便性の問題、教育の利便性の問題、そ のような問題のゆえに集まって暮らしました。ところが、これからはテレビやラジオを持って、どこの谷間に行っても暮らせるようになります。今後は学校がな くなります。すべて映像で教育するのです。既に、そのような時になりました

国際的な管理体制のもとで、小学校課程を映像で教育するのです。ですから、六年ずつ勉強する必要がありません。頭の良い人は、二年以内に卒業することもできます。大学までも、映像を通して勉強し、国家が公認する試験にパスさえすれば、どこに行っても公認されるのです。

第三章        教育機関の設立と人材育成       目次

第三節    「圓母平愛財団」と鮮鶴平和

「圓母平愛財団」と「愛苑銀行

真の父母様は、一九九四年三月二十五日、「愛苑銀行」(一九九六年に「自願奉仕 (チャウォンポンサ)愛苑」に名称変更)を創設された。「愛苑銀行」は、恵まれない人々のための社会奉仕団体であり、無料給食所「愛苑の家」と南北統一奉 仕団、国際救護奉仕団など、十八の奉仕団を設置している。また、真の父母様は、二〇一一年八月十六日、「圓母平愛財団」の設立を提唱され、二〇一三年二月 二十日、京畿道加平郡の天正宮博物館において、真のお母様をお迎えして出帆式が行われた。「圓母平愛財団」は、世界が必要とする優秀な人材の養成支援、お よび真の父母様の平和思想とビジョンの宣揚、奉仕と分かち合いの実践などの事業を展開している。何より、平和の夢をもった国内外の人材に奨学金を支給し、 良質の教育を受けさせることにより、今後、国際指導者として成長できるように支援することに大きな志をもって出帆した

1     「圓母」とは、根本を意味します。「圓母」が平和の根本になり、真の愛の根本になります。真の愛の上に財団が設立されるので、太平聖代の上に支柱が立てら れ、天地が永遠、無窮なものになることができるのです。そのような世界が真の父母から始まります

2     「圓母平愛財団」の「圓母」は、「圓」の字と「母」の字です。人は誰でも、角をなくして丸くならなければなりません。様々な性格をもった家族を愛で抱き、 和睦した家庭をつくる母のようにならなければならないのです。圓母は、母の中の母という意味です。どこかに引っ掛かるものがあれば、自らを伸ばしたり縮め たりしながら、あちこち転がして円形をつくり、本然の位置に帰るのです。そうしてこそ、天の父母様に似ることができます

「平愛」は、真の愛で、低い所にいる恵まれない人たちの世話をすることによって、高低のない水平が形成され天宙が真の愛で満ちているという意味で す。真の愛の種を蒔いてこそ、真の愛の平和の木が芽生え、育ちます。「圓母平愛財団」は、天の父母様を中心に平和の世界を成し遂げるというビジンをもっ て、一生懸命に走らなければなりません。優秀な人材を支援し、奉仕と分かち合いの文化をつくり、そして、社会貢献プログラムを運営して、心情文化世界を実 現する先頭に立たなければなりません

3     お父様は生前に、「『圓母平愛財団』はお母様に残す最高の贈り物である」と祝福してくださったことがあります。ですから、この財団はより特別なのです。私 (お母様)、この財団を通して永遠なる天の父母様に侍り、真の愛で分かち合いを実践し、平和世界を実現していこうと思います。皆さんも、「圓母平愛財 団」がもつ平和世界のビジョンと理想を胸の奥深くに刻み、同参して勝利者になることを願います

4     皆さんは、歴史の主人にならなければなりません。そのためには、主人意識はもちろん、父母の心情をもたなければなりません。私(お母様)は今後、真の父母 様の伝承事業の中で、その一部を担当するようになる「圓母平愛財団」をより大きく、広く育てていくつもりです。全世界の人類が等しく恵沢を受けることがで きる財団として育てていきます

それは、私一人だけの力で可能でしょうか。皆さんが同参し、力を合わせていかなければなりません。そうして、この社会とこの国、私たちの周辺のあらゆる国家が必ずや必要とする未来の指導者たちを養成し、分かち合うことを実践しなければなりません

5     お父様は今まで、国家を動かせる団体を三十以上つくりました。皆さんは、どの国でもこの三十以上の団体の支部をつくりなさいというのです。これらをすべて 整理して引き継ぐのです。これらの団体の基金をつくり、毎月会費を出すようにするのです。今まで私がお金を出しましたがこれから大会に参加するときは、各 自がお金を出して参加する体制をつくらなければなりません。基金をつくって、その銀行の利子で毎年いくらでも大会を行うことができ、息子、娘に奨学金を出 して勉強させることもできます。そのようになれば、世界の有名な人たちが祝福家庭になるのです。それが世界を生かす道です

6     最も価値のあるものは、目に見えず、永遠に存在します。ですから、愛は最も絶望的な状況の中でも、希望と勇気を呼び起こし、永遠に変わることなく人々の心 の中に息づき、最後の瞬間にも、始まりを語ることができる力をもたらしてくれます

道徳と価値観の崩壊、人間性の喪失と物質万能主義の病弊の中で呻吟している、私たちの社会のもどかしい実情は、自分自身だけでなく、人に配慮し、た めに生きることができる真の愛によってのみ、治癒されるのです。真の愛は、与えても忘れ、また与えようとします。寒さに震える隣人に、心をこめて、一足の 靴下をはかせてあげること、時には、見ず知らずの人のために自らを完全に犠牲にすることが真の愛です。人間の価値は、外的または物質的価値基準によるので はなく、その精神と人格にあることを信じる真の愛の心が、人に対する尊重と配慮を生むのです

私たちには、不遇な家庭環境、物質的な貧困、または身体的障害を理由に疎外される隣人たちが大勢います。彼らに温かい父母の愛、兄弟の愛、子女の愛 を分けてあげるために「自願奉仕愛苑」は誕生しました。自らに可能な限りの時間、努力、物質を、苦労している隣人のために投入し、施すことは、明らかに意 味があり、やり甲斐のあることです。自願奉仕(ボランティア)とは、人のために自ら行う真の愛の実践です。さらに、自願奉仕は、人間個人の人生にのみ影響 を与えるものではなく、一つの国の生活水準を表す指標にもなります

隣人と共に生きている今日の地球村文化は、人間の尊厳性、愛への信念と社会共同体意識を切実に求めており、これは国境と宗教と思想を超越した絶対価値、すなわち変わらない真の愛を実践しなければならない、人間性回復の時代に入ったことを悟らせてくれます

7     後天時代の主人は皆さんです。ですから、私が残したものを手本にして、実践しなければなりません。そのようにすれば、皆さんの子孫たちが、「私たちの御先 祖様、ありがとうございます」と挨拶するようになるでしょう。そのように、皆さんの子孫が、皆さんに有り難く思いながら天に感謝できるようになれば、神様 も天地を抱き、「私の世界になった」と語ることができるようになるのです。そうして、そこから永遠の安着と永生の生活が始まります

皆さんは、子女教育に関心をもち、子女たちを正しく導いていかなければなりません。その次に、息子、娘、子孫たちを愛さなければなりません。父母 は、子女にあらゆるものを与えて死ぬのです。ですから、私は、多くの基金を援助して「圓母平愛財団」をつくりました。愛しているがゆえにつくった財団で す。愛は与えることなのです

8     皆さんは復帰の過程にいるので、自分の息子、娘のためだけにお金を使ってはいけません。世界のために、世界の二世のために使いなさいというのです。それで こそ、世界的な運勢の版図が開かれるようになります。自分の息子、娘のために使おうとすれば、世界の運勢圏が完全にへし折られてしまうのです。父母様も、 祝福家庭の息子、娘たちのために奨学基金をつくりました。それをつくって祝福家庭の二世たちの教育のために援助してあげるのです

9     お父様がラスベガスで様々な事業に関心をもつのは、そこから入ってくる収入の半分を奨学金として使うためです。カイン世界の貧しい息子、娘たちが学校に行 けない場合がたくさんあります。学校に行けないので、徐々に脱落するのです。ですから、国々を連合して奨学制度をつくるのです。アベル国連が第一にしなけ ればならないことは、奨学会をつくることです。奨学会の基金は、どこから調達するのでしょうか。世界がアベル主管圏内に入ってくれば、思いどおりにするこ とができます

10    (お母様)は、「圓母平愛財団」の事業をさらに大きく発展させるつもりです。初めに、お父様の聖和基金の全額を「圓母平愛財団」に元金として入れまし た。全人類に等しく恵沢を与え、本来の天のみ旨と天地人真の父母のみ旨が何かを知らせるのです。無知には完成がないと言いました。まず、人々を教育しなけ ればなりません。言葉だけでなく、行動で見せてあげなければなりません。ですから、愛苑銀行も創設し、愛で分かち合いと奉仕を実践しながら、恵まれない子 供たちと隣人を助けてあげています。しかし、これだけで満足はせず、さらに多くの隣人に愛を施していくでしょう

11    「圓母平愛財団」は、「多文化(国際)家庭」を支援しています。一九七〇年代の初めから国際祝福結婚式を始め、今や大勢のカップルが誕生しました。その元 祖は真の父母様です。韓国と日本、ドイツとフランスなど、怨讐の国の人同士を祝福した家庭は、怨讐関係を心から和解させる架け橋の役割をするようになりま した。また、東洋と西洋、人種間で交叉祝福を行い、「多文化」として花咲く平和世界の基盤をつくりました

12    あらゆることは人にかかっています。ですから、優れた人材は、平和世界建設の大黒柱です。どの家庭や組織、あるいは国家でも、優れた人材がいてこそ発展し ます。優れた人材とはどのような人なのか、という基準が重要です。原理では、三大祝福を完成した人を指します。三大祝福は、生育し、繁殖し、万物を主管し なさいという天の祝福であり、私たちには、その三大祝福を完成した人が必要なのです。そのような人は、家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、天宙で は聖子であると言うことができます

真の父母様は、天の祝福を完成する人を教育することに、一生の間、力を注がれました。「原理」を探し出すために、ページが檫り減るほど聖書を読み込 み、天の悲しい心情を感じてどれほど泣かれたか分かりません。一日中そのようにされるときもあり、十時間以上汗を流してみ言を語られるときもあました。皆 さんは、一時間か二時間、渾身の力を込めて誰かにみ言を語っただけでも、倒れるかもしれません。これから皆さんも、真の父母様が見せてくださった真の父 母、真の師、真の主人の生涯路程を学び、従うことに力を注がなければなりません。「圓母平愛財団」は、真の父母様のこのような志を生かし、人材育成のため に積極的に努力しなければならないのです

13    皆さんは、勉強し、学校に通う目的を、良い大学に行き、お金をたくさん稼ぐ職場に入ることにおいてはいけません。神様が下さった三大祝福を完成し、愛天、 愛人、愛国を実践する人になることが、最も大きな目的にならなければならないのです。その目的の上に知識と技能と実力を積んでこそ、大きな夢を成し遂げる ことができます

「圓母平愛財団」は、皆さんが自分の夢と天の父母様の夢を一致させ、さらに優れた人材になれるように積極的に支援するでしょう

鮮鶴平和

真の父母様は、二〇一三年二月二十日、鮮鶴平和賞を制定された。真の父母様の平和思 想を宣揚するために制定された鮮鶴平和賞は、世界平和のために高貴な犠牲を払い、献身してきた人物たちに授与されるものである。二〇一四年八月十一日、ソ ウルのプレスセンターにおいて、公正かつ透明性をもって受賞者を選定するため、世界の著名人士たちが参加する中、「鮮鶴平和賞委員会」が出帆した

14    二〇二〇年まで、(お母様)が天のみ前に約束したことがあります。それが必ず成就するよう、多方面で環境創造をするつもりです。そのような遠大な夢を成 し遂げるために、人類が三十億の時から拍車を掛けてきましたが、今は七十億を超えました。遠くない将来に、七十億の人類に、私たちのみ旨をすべて知らせて あげたいと思っています。ですから、「圓母平愛財団」を通して、多くの人材と、平和のために努力する各界、各層の人たちが、より大きな役割を果たせるよう 力になってあげようというのです

私たちがもう少し努力して動きながら、分かち合う生活で真の愛を実践すれば、私たちの未来は、より明るく幸福な世界になるでしょう。私たちは、私たちの子孫が苦労することなく、何の蕩減もない世界で幸福を享受して生きることを願っています

15    「科学の統一に関する国際会議」に参席する人たちは、アメリカでも有名な人たちです。ノーベル賞の受賞者たちもたくさんいます

このような人たちがお父様と一度会えば、なぜかまた会いたいと思い、自分が大会に行かないと体のコンディションが悪くなるというのです。大会に来れば気分が良いと言いながら、互いに喜んでいます

過去数年間、私が彼らにお金を出してあげながら会議をコーチしてあげ、名誉と威信まで立ててあげたのです。ノーベル賞のような賞までつくろうと、第一回、第二回、第三回まで、二十万ドルずつ賞金を授与しました

16    今、世の中では、黙って私を尊敬する人たちが大勢います。そのような環境をつくっておいたので、アメリカのために奉仕をしようというのです。それで、私が 「アメリカ奉仕連合(united to Serve America)」をつくりました。頭文字を並べるとUSAになるこの組織をつくり、アメリカの二百五十の都市で復興会を終えました。そして、キリスト教 徒たちの中で、人知れず功労を立てた人たちに、私たちが表彰するのです。これを「ダイヤモンド賞」と言います

そのような賞をつくって連合運動をするのですが、これは超教派的です。国を生かそうというのです。滅びていく家庭と青少年たちを保護するための運動 は、キリスト教文化圏がしなければなりません。この目的が良いというのです。ですから、今まで静かに生きてきながら、自分のすべてを犠牲にしてきたキリス ト教の核心要員たちと組織要員たちを表彰するのです

17    私たちは、平和のビジョンと思想を子孫万代にまで相続させ、伝承させなければなりません。このために平和賞を制定し、真の父母様の平和ビジョンと思想を宣 揚していくつもりです。(お母様)は、「圓母平愛財団」を中心に真の愛を実践し、世界平和のために犠牲になり、奉仕する個人や団体に授与する「鮮鶴平和 賞」の制定を準備しています。この賞を通して、真の平和理想世界の実現のために献身する人たちを激励して支援し、この賞を人類歴史で最高の価値をもつ平和 賞として定着させるのです

18    「圓母平愛財団」は、世界的にノーベル平和賞を凌駕する「鮮鶴平和賞」を制定します。この賞を受ければ、天のみ旨と人類の平和のために大きく貢献した人、 または団体として、世界の人たちが仰ぎ見る歴史的な立場に立つようになるでしょう。「圓母平愛財団」が推進している大いなる聖業に皆さんが多くの関心をも ち、全員が協働者、同参者となって、歴史に末永く残ることを願います

第四章