第十四篇 真の父母様の祈祷

第一章 神様

 

1.勝利の旗を掲げ、お父様に侍って生きていけるようにしてください

2.お父様のみ旨を成就するようにください

3.天の心情に責任をもつことができるようにしてください

4.最後の運命の道で勝利できるようにしてください

5.新たに決心して歩みだすことができるようにしてくてください

6.精誠を尽くす群れとなるようにしてください

7.勝利の年となるようにしてください

 

1.勝利の旗を掲げ、お父様に侍って生きていけるようにしてください

 

私のお父様、太初にお父様は善のみ旨をもって被造万物を造られ、本性の基準として不変の姿でいらっしゃいましたが、人間がそのようなお父様の善の相対となれなかったがゆえに、お父様の理想を成し遂げてさしあげられませんでした。そのため、善の良心の基準から遠い距離に処するようになったことを知っておりますし、またそれが天と被造万物の嘆息だったことも知っております。

 

お父様、私たちには、生命を捧げても永遠の善の基準を探し出さなければならない摂理的な運命の道が残っており、この道を最後まで行かなければならない使命が残っておりますので、大いなるお力によってこの道を行くことができるよう、その歩みを早めてください。

 

体を通して侵犯してくる悪の要素が、善を指向する心の道を塞いでいますので、お父様、この闘いで善を指向する私の心が、体の制裁を受けて敗北する姿にならないよう、お導きください。

 

ただ、心を導く善の力と愛の力に導かれてお父様を訪ね、不変の姿で和動することができ、分離できない永遠の実存体としてお父様の形状に似る者となり、永遠にお父様に侍って生きていけるよう、抱きかかえてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

長い歴史過程を経ながら罪悪と闘ってくる中で、私たちは傷だらけとなり、罪悪の根が私たちの骨肉に打ち込まれております。これを除去しなければならない責任が私たちにありますが、私たちはあまりにも不足ですので、生命の権限をおもちになったお父様、能力の権限をおもちになったお父様、創造の権限をおもちになったお父様、取るに足らない私たちの心と体にもう一度能力のみ手を差し伸べてくださって、死亡の陰に引きつけられているすべての悪の要素を除去してくださり、その中心の刺激を受けて勝利の心を生じさせ得る天の直接的な生命の役事を、この時間に表してくださることを切にお願い申し上げます。そうして、私たち自身から復活の権能を生じさせてくださり、私たちが置かれた環境で、その中心を身代わりして復活の役事(働き)を起こし得る、お父様の息子、娘となるよう許諾してくださることを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。

 

不完全な立場にいると言って嘆息する私たちとならないよう導いてくださり、完全な立場に向かって走っていく路程において、この道を塞いでいる怨讐サタンとの闘いで勝利することによって、お父様の真の子女の資格を備えられるようお許しくださり、億万のサタンの前に誇り得る息子、娘たちとなるよう導いてください。そうして、天の天軍天使がもっていた武器を、私たちが身代わりしてもち、億万のサタンと闘って勝利できるよう許諾してくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、この時間、少数の群れがお父様に自らの不足さを直接申し上げるためにひざまずいて伏しておりますので、私たちにふさわしくないものがあれば、自ら悔いることのできる悔い改めの心を下さり、悟ることのできる知恵の心を下さり、善悪を分別できる目と心をもつことをお許しください。そして、私たちが正しく見ることができ、悟ることができるよう、この時間にお父様の直接的な役事が私たちとともにあることを、切に、切にお願い申し上げます。

 

今この時間は、お父様に真の礼物を差し上げなければならない時間ですので、お父様に何も差し上げるものがないと思うとしても、本然の心情だけは完全にお捧げできるよう、お許しください。罪悪に染まった体から悪の要素を除去してくださり、自らを率直にお父様のみ前にさらけ出し、お父様の命令どおりに動き、お父様が願われるみ旨にふさわしい心と体となるよう、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

 

この夜にも、四方に広がって孤独な祭壇を築いている数多くの息子、娘たちに、お父様が約束された恩賜を一律に施してください。終わりの日を迎えて、予告された御自身のみ旨を成就させ得る感動の役事と感化の役事、そして権能の役事が、あなたの子女たちがとどまる所に現れるようお許しくださり、真の祭壇を求めるために、孤独な中で祈りと祭壇を築いている息子、娘たちが大勢いることを知っておりますので、彼らがあなたのお許しになったみ旨と向き合えるよう、一刻も早く命令してくださり、一つの所に集えるようお許しください。彼らがお父様の勝利の旗を永遠に掲げていくにおいて、不足のない子女たちとなるよう導いてくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

 

この時間、天の祭壇に礼物を捧げるために集まっているすべての所に、お父様の神聖な聖霊の役事が共にあるようにしてくださり、感動の役事と、悔い改めの役事を表してくださることによって、終わりの日に、この民族に任された使命を果たせる祭壇となるよう、導いてください。残された時間も、お父様のみ旨のままに主管してくださることを願いながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五七・三・六)

 

 

第二章 真の父母

1.眠っている人類を目覚めさせてください

2.お父様が願う器にしてください

3.主体性を復帰できるようにしてください

4.誓ったとおり実践するようにしてください

5.新しい父母の伝統を立てるようにしてください

6.愛する息子、娘になるときまでお守りください

7.真の父母の愛の圏が満ちあふれるようにしてください

 

1.眠っている人類を目覚めさせてください

 

愛するお父様、私たちの前に残っているのは、天倫のみ旨だけだということを知っております。そのみ旨の中心がお父様と真の父母であることを知っておりますし、また地上に生きている人間は、真の父母の真の息子、娘になるべきだということも私たちは知りました。それだけでなく、お父様が私たちに願われることは、万民が一つの兄弟になることであり、万民がお父様の真の息子、娘になることだということを知っております。

 

お父様、私たちは、またあなたが願われる息子、娘の立場に立とうとする人々を遮り、彼らを蹂躙(じゅうりん)する罪が、この地上のいかなる罪よりも大きいことを知っております。人間の真の誠実さを蹂躙することも受け人れられない罪ですが、真の兄弟愛を失わせることが天倫の前にもっと大きな罪となることを知っておりますので、これを忘れ去ることのない私たちとなるよう、導いてくださることを切にお願い申し上げます。

 

お父様、ここに集まった息子、娘たちが、深い眠りの中から起こしてくださろうとする天倫の前に、ある兄弟のゆえに起き上がれないと言うとすれば、どうして牧者の導きを受けて動く自分だと言うことができるでしょうか。私たちがそのような立場に立たないようにしてください。その兄弟たちまでも自分が責任をもち、天倫に代わって隠れた祭壇を築き得る息子、娘となるよう許諾してください。

 

そして、あなたが願われる永遠の息子、娘の理想を立てるようにしてくださり、いつも見つめていらっしゃるお父様の視線があることを分かるようにしてください。お父様の愛のみ手を感じるよう許諾してくださり、お父様が訴えかけられるみ声を聞けるように許諾してくださって、訓戒のみ言を語られ、切ないお父様の心情を体恤し、お父様の心情に似て、お父様の性相を手本として、そのみ旨の前に千万遍死ぬとしても敬拝を捧げ、感謝できるイエス・キリストの一番弟子となるよう許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

この時間に私たちは、天倫の怨恨を解怨する道を塞いでいる数多くの怨讐たちについて、新たに感じ得るみ言を聞き、新たにお父様のみ旨と向き合うようになりました。新たに感じたこの事実を心に刻み、きょうのみ言が私個人の感覚で終わるのではなく、このみ言は、歴史性を身代わりし、宇宙性を身代わりする天倫のみ旨の前で、全体に連結させてあげなければならないものであり、私たちがそのようなことをしなければならない使命をもっていることを分かるようにしてください。

 

愛するお父様!この道を遮っている数多くの怨讐たちに対して、天倫を身代わりする公義の心情と公憤の心情をもって闘えるようにしてくださり、お父様のみ前に勝利の一日をお返ししてさしあげるために、耐えに耐えて前進させてくださり、勝利のその日を迎え、その間耐えてきた私たちの恨をお父様に申し上げられるようにしてくださり、お父様の貴いみ手をつかんで、慰労を受けられる立場まで行くことができますようお導きください。

 

眠っているこの地上のすべての人類を自覚めさせることを許諾してくださり、創造されたすべての世界が嘆息圏内にありますので、私たちを動員してこれを回復するようにしてくださり、人類に対して各自が責任を完遂して、すべての者が天国人となることができますよう、天の知恵をお与えください。この場に集まった幼い子女たちが、どのような闘いの路程であっても、意に介さずに進み出ることができるようにしてくださり、自分のすべてのものを放棄したとしても、み旨のためのみに進み出られる天の精兵となるよう許諾してくださることを切にお願いし、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五七・五・一九)

 

 

第三章 真の愛

 

    お父様の心情を宣布するようにしてください

    統一の世界を成し遂げるよう、その道を急がせてください

    新しい心と体で覚悟できるようにしてください

    愛の世界に入っていくことができるようにしてください

    忠節を守る息子、娘となるようにしてください

    愛の心情で駆けていけるようにしてください

    父の愛と絆をたたえる子女となるようにしてください

 

1.お父様の心情を宣布するようにしてください

 

お父様、多くの群れがあなたのみ旨とは何かを知りたいと思っております。多くの人々があなたの聖業とは何かを知りたいと思っております。多くの人々があなたの送られる一人の方を迎えることを待ち焦がれております。

 

きょう、この時間を祝福してください。天のすべての遺業を相続する者は、信仰の年輪を多く積んだ者でもなく、人のために奉仕したという実績を備えた者でもないことを知っております。信じるとしても、真の心情を通じた信仰をもたなければならず、人のために生きるとしても、心情を分かち合う実績を備えなければならないことを、私たちは知っております。あなたは、多くの群れの中で真の人を求めていらっしゃることを知り、多くの人々の中で真の人を立ててあなたの遺業を相続させようというみ旨があることを知っております。

 

きょう、取るに足らない私たちが、驚くべきお父様のみ旨の前に現れるようになるとき、まず私たち自身が足らないことをはっきりと悟り、天のみ前に畏れ多くも立つことのできない堕落した子孫であることを、骨肉から感じなければならないのでございます。どこを見ても、天のみ前に立てて誇るべき何ものももち得なかった私たちであることを知っております。先祖から伝わってきた血統も、あなたに背反した血統であり、先祖の血と骨と肉を受け継いだすべての預言者たちも、あなたが喜んで、永遠の愛の心情で抱き得ない罪悪の苦い根をもっていたために、今日の私たちも天のみ前に受け入れられるにふさわしくない者たちであることを、あまりにもよく知っております。あなたがこの上なく善に造られた者たちが、お父様が嫌わざるを得ない部分と要素をもったまま、この地上で生きるという、この悔しい事実を知るとき、私たちは痛嘆せざるを得ないのでございます。

 

今、私たちの血と肉、そして細胞の一つ一つに悪の性根と要素が潜在しているという、この身の毛のよだつ事実を、えり分け、踏みつけ、無慈悲に切ってしまわなければならないことを知っております。お父様の神聖な本性とつながることができず、本性の心情と本性の血統、そして本性の骨肉を受け継げなかった恨み多き子孫であることを、私たちは告白せざるを得ないのでございます。このような私たちの中で、あなたが永遠無窮に遺業として残す、そのエデンの園の中に立てて祝福できる息子、娘がどこにいるだろうかと思うのですが、この不足な者たちを赦し、受け入れる条件を立ててくださり、これを減らし、あれを減らしながら「罪がない」と言える立場に立ててくださろうとする、あなたの大きな恩賜の前に、身をかがめ、頭を下げ、涙し得る息子、娘たちとなるようお許しください。

 

天を知れば知るほど、お父様のみ前に心苦しい自らであることを悟らざるを得ず、行けば行くほど、頭を下げてお父様のみ前に自らの姿をさらけ出すのに恐ろしさを感じざるを得ませんが、これが天に従っていく道であることを知っております。きょう、ここに集まったあなたの息子、娘たちも、息子、娘と呼ぶにはふさわしくないことを知っておりますが、この者たちをお捨てにならないあなたのみ旨があることを知っておりますので、御覧ください。険しい立場で傷を負いながら生きてきた、この者たちのすべての傷を、お父様が覆ってください。いくら血と肉の縁が絶ち切れた子女でも、本然の心情を通しては、「知らない」と言うことのできない立場にあるがゆえに、あなたはこの者たちを真の子女として心に留めようとしていらっしゃることを知っております。お父様、この日を祝福してくださり、心に留めてくださることを切にお願い申し上げます。

 

きょうこの日を、私たちが新しい歴史的な一日として立て、体と心、そして心情のすべてをお父様のみ前に捧げ、子女の栄光と子女の名分に接し得るよう許諾してくださることを切にお願い申し上げます。私たちがお父様のみ前にお捧げするものは、何も備えることができておりません。このように不足な者たちですので、この身に属した一切のものの中で、お父様のみ前に栄光となるものが何かあるでしょうか。しかし、私たちは、不足なことを悟りながら、不足な心情に天が憂慮する心を大切にとどめ、すべてのことをお父様と共に絆を結び、お父様と共に条件的な何かを立てようと思いますので、哀れんでください。

 

その心と心情の基盤は、億千万のお金とも取り替えられないことを、お父様はあまりにもよく御存じでいらっしゃいますので、数多くの民族を置いて、血のにじむ心情を胸に抱き、一日のみ旨と栄光のために耐えて、涙を流す民族を立ててこられたことを知っております。それが選ばれたイスラエル民族であり、歴史的な選民たちが歩んできた道であり、イエス様が逝かれてから今までの二千年間、選ばれた群れが殉教の血を綴りながら立ててきた痕跡であることを知っております。お父様、この時間、共にいてください。私たちは、あなたのみ前に何もお捧げするものがございませんが、物悲しい私たちの涙をまずお捧げし、残った戦いの場に向かって新しい覚悟をもって進み、血肉をお父様のみ前に惜しみなくお捧げする私たちにならなければならないことを、この時間に、もう一度悟るようにしてください。

 

お父様、この日は神聖な日でございます。全人類を祝福してください。数多くの人々は、この時間、どこに行かなければならないかを知らずに、さまよっております。死亡の闇が覆っているのに、それを悟れず、生死の主権を支配されるあなたがいらっしゃることも分からずにいるのでございます。彼らを目覚めさせ、あなたの懐にかき抱かれるようにしなければならない使命が私たちにあることを知っておりますので、高く、大きく、広く、深い心をもち、あなたの心情を万邦に宣布する息子、娘となるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。そのような責任が私たちにあるにもかかわらず、その責任を果たせなかった私たち、この時間に恥ずかしく思う心を抑えることができず、お父様のみ前にぬかずいたのでございます。お父様の悲しい心情の前に涙を流し、その涙とともにお父様との心情の絆を謳歌し、責美し、その事情と関係を結びながら、お父様をお父様と呼び、息子、娘を息子、娘と呼べるよう許諾してくださることを、お父様、切に、切にお願い申し上げます。

 

お父様、韓国の各地に広がっている新しい息子、娘たちに、より一層共にいらしてください。迫害の道を行く者のあとに従う者も、迫害の矢を受けなければならないことを知っておりますし、追われる場で孤独に涙を流す者の歩みに従う者たちも、そのような場にいることを知っております。あなたは今まで、そのような場にいるたびに慰労してくださり、倒れるたびに目をかけてくださり、孤独に思うたびに抱きかかえてくださいました。そのようにしながら希望の園を見せてくださった、生きたお父様であることを知っておりますので、きょうこの時間に、そのような場にいるあなたの息子、娘たちがいるならば、同じ恩賜で役事してくださり、抱きかかえてくださることを切にお願い申し上げます。

 

彼らが、この日この時間を心に留め、お父様のみ前に精誠を尽くしたものを、自ら受けてくださり、つかんでくださり、生命の絆を立ててください。切にお願い申し上げます。都合と事情がお父様の願われるみ旨どおりになっていないことを知っている私たちでございますので、かえって悲しい心を推し量れないのでございます。私たちに任された責任を果たせなかったことを赦してくださり、憂慮するその心を見て、すべてのものを覆ってくださることを切にお願い申し上げます。

 

お父様!哀れなこの民族をも祝福してくださり、天上にいる数多くの聖徒たちと、地に広がっている数多くの聖徒たち、そして残りの大勢の人間たちも祝福してください。命の権限が光明な輝きのように照らされ、天地が和動して謳歌できる喜びの一日が訪れることを知っておりますので、楽しみとしながらその日を望み、待ち焦がれておりますので、その日まで酎え、闘って、最後まで残れるあなたの息子、娘になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

愛のお父様、許諾したこの時間、祭壇に立ちましたので、共にいてください。私が何かを語ることは願いませんが、み旨があってこの場に立ちましたので、共にいてください。人間的な言葉やすべてのものは除去してくださり、あなたが自ら顕現され、心を通して心で感じるようにしてください。身をかがめて天のみ前に涙を流し、自分の過去を悔いて命にぶつかり合い、復活の役事と縁を結ぶようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 

伝える者の心情と、伝えるようにされる天の心情がぶつかり、天のみ旨を知り、伝えるみ旨を知って永遠のお父様の恵みある園に勝利の旗を高く掲げ、お父様の栄光を謳歌しても恥ずかしくないあなたの息子、娘となるようにしてください。天民思想をもったあなたの息子、娘、恵みある恩賜の基盤の上で、永遠にあなたに侍って暮らせる息子、娘となるのに不足がないよう祝福してくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。すべてのことにお父様が自ら共にいてくださり、サタンが乗じる時間とならないよう許諾してくださることを願いながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九六〇・一一・二七)

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2.統一の世界を成し遂げるよう、その道を急がせてください

 

お父様、厳かであられるお父様のみ前に、ぬかずき祈るたびに、喜ばれるお父様のお姿でないことを思えば思うほど、心苦しく、申し訳なさを抑えることができないのでございます。お父様!あまりに広いこの天地の中で、私たち韓国の民より劣った民族はありませんが、お父様はこの民族をお選びになり、数多くの人類の中で、私たちより愚かな人はいませんが、お父様は私たちを尋ねてこられました。

 

分別なく振る舞っている私たちを、百遍、千遍保護されながら、大事にしてくださったことを思ってみるときに、お父様はこの民族を愛していらっしゃること、私たちを無条件に愛してくださっていることを、再び感じるのでございます。無知で世間知らずの者たちを尋ねてくださって、成し難い天地の福の理念を私たちに賦与してくださり、人々が、夢にも思えない聖なる恩賜の土台の上に、無限に湧き出る心情をもって「お父様」と呼び得る一日を迎えるようにしてくださったことを感謝申し上げ、このすべてがお父様の愛のみ手であることを感じるのでございます。

 

お父様が今まで私たちをどのように育て、お父様の命令に従う旗手となるようになさったかを考えるとき、また、冷たい霜が吹き寄せるその悲しく過ぎ去った日にも耐えられながら、復帰の道を築くために行かれたあなたの道がどのようなものだったのかを考えるとき、千万遍不肖な行いをした過去を、もう一度、悔やまざるを得ないのでございます。今日まで、あなたが越えてこられた最後の勝利の基準まで、追われながらも進むことのできるこの群れを、この国、この民族の前に立ててください。自分自ら恥ずかしさを感じ、むち打つことのできるこの者たちとなるようにしてください。あなたが大いなるみ旨に徹してこられたという事実を、改めて悟るとき、私たちは千万遍お父様のみ前に、感謝に感謝を、賛美に賛美を、栄光のお父様のみ前にお返しする道しかないことを、自ら感じるよう許諾してくださることを切にお願い申し上げます。

 

今、私たちは、お父様のみ前に死ぬことを覚悟して進んでいかなければならないのでございます。今の時が貴いことを知らなければならないのでございます。私たちの体は、歴史のあらゆる汚れた古着をたくさんまとっており、私たちの心は、神様が宿ることのできない拙いものに捕らわれていることを、もう一度感じなければならないのでございます。幼子のようでなければ天国に入れないというみ言に従い、私たちは幼子にならなければならないのでございます。幼子が母親の懐を慕い、母親のお乳を慕うのと同様にお父様を慕い、お父様の懐を慕い、お父様の命の水を慕うことのできる本然の子女の位置を、私たちは求めなければならないのでございます。

 

私たちは国のない民でございました。国を失ってしまった亡命者でございました。失ってしまった国を探し求める、飢えた乞食でございました。お父様のみ旨が、新しい故郷、本郷の地を探し立てる真のものであることを知りましたので、私たちは失ってしまった本然の家庭と本郷の地を探して、サタンにあだを討たなければならないのでございます。それだけにとどまるのではなく、サタンが乗じることのない天的な福の機関である私たちの相続権を行使し、歴史的な怨讐であり、時代的な怨讐であり、未来的な怨讐であるサタンに対して、どのような困難とどのような苦痛があったとしても、私たちはあだを討ち、蕩減しなければならないことを知っておりますので、お父様、私たちに力を与えてください。あなたのために忠孝を尽くし得る力と能力を与えてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

死亡の中で生まれた子女を見て、嘆息しながら命を求めて身もだえするあなたの子女ですので、この者たちが散らばつてしまうことがないようにしてくださり、この者たちがやろうとすることが無駄にならないことを許諾してくださり、あなたのみ前に恵みある結果として納め合わせることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様は、千万回私たちを呼んでいらっしゃり、この時間にも、私たちが行かなければならない歩みを急ぐように促していらっしゃることを知っております。行かなければならないその方向が千態万象ですので、冬の冷たい霜の山道と険しい荒波の海路も越えなければなりませんし、怨讐が妨害する険難な道も経ていかなければならないのでございます。人生において体験したことがなかった、曲折のある峠を行きなさいと、命令しなければならないお父様の心情を体恤し、千万回十字架を背負うことがあるとしても、そのように命令されることに感謝しながら、その道を喜んで行こうと身もだえする私たちとなるようにしてください。ゴルゴタの山頂で「お父様」と叫んだイエス様の代身者になるようにしてください。ゲッセマネの園で生死を懸けて談判祈祷を捧げた、その方の立場に立てるあなたの息子、娘となることを許諾してくださるよう。切にお願い申し上げます。

 

そして、ゴルゴタの山頂に勝利のみ旗を立て、世の中を取り戻し、お父様が願われる新しい世界に向かって出発させる責任を果たそうという真の子女たちとなるようにしてくださることを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。きょうは神聖な日でございますので、この民を祝福してくださり、数多くの教団と宗教人たちも祝福してください。人が知らない中であなたが臨むことができる基盤を準備するために苦労している、あなたの真の子女たちを自ら保護してください。

 

終わりの日に、一つの目的のために一カ所に集め、あなたが願われた統一の国、統一の世界を成し遂げることができるよう、その道を急ぐように促してくださることを、切にお願い申し上げます。きょうここに集まった子女たちが、もう一度心を整えて新年を迎えることができるようにしてくださり、新年には七年路程とともに輝くことができるようにしてくださり、力強く努力して安息の世界で主人になろうと自ら身もだえし、お父様のみ前に駆けていけるあなたの息子、娘になれるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様!、世界万邦に広がり、この場のために祈祷している数多くの統一家の兄弟たちを心に留めてくださり、彼らが成し遂げようとする希望の国を一日も早く成し遂げ、希望する世界を復帰するようにしてください。お父様の歴史的なあだを討ち、時代的なあだを討ち、未来的なあだを討ち、全人類のあだを討ってお父様のみ前に勝利の凱歌をお捧げし、お父様をお迎えして平和に暮らすことができるようにしてください。お父様、その世界を成し遂げる彼らが弱ければ力を加えてくださり、彼らが疲れていれば強い足と強い膝を与えてくださり、敵陣に向かって走っていこうとする心がほとばしり、お父様に代わって走っていく、あなたの子女となるようにしてください。

 

残された日々が私たちを見つめており、私たちを呼んでいますので、行く道がいくらつらくとも、耐えていけるよう役事してくださり、その闘いで疲れることがないようにしてくださり、目的に向かってまっすぐに精進できるあなたの息子、娘となるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。七年路程が傾いていこうとするこの時において、あなたがこの民族と世界の新しい歴史の創建に私たちを呼ばれることに、感謝申し上げます。あなたが許諾されたすべてのことを喜んで受け入れてくださり、この民族に新しい本然の基盤をつくることができるよう、祝福してくださることを切にお願い申し上げます。

 

愛するお父様、この時間に語った内容を通して、各自の心に新しい何かを決心するようにしてくださり、人生において帰結させなければならないものを帰結させようと、心で新たに決意して誓いながら、自ら生活を開拓していけるあなたの子女たちとしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。この時間以降のすべてのことを、お父様が自ら担って主管してください。真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九六六・一二・一八)

 

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. 新しい心と体で覚悟できるようにしてください

 

お父様、この時間だけには、お父様の心情に染まる私たちの心と体となることを許諾してください。本然のその心に染まる時間、お父様の心情に導かれていくことを感じられる、この時間となるようにしてください。お父様の喜ばれる姿に対して、走っていってお父様の首に抱きつきたい心情が、私たちの心と体に芽生えることを許諾してください。

 

ひそやかに憂える姿を現され、私たちの心を打ち明けるまでは動かれないお父様でいらっしゃることを知りました。今、私たちの心が汚されたとしても、お父様に向かう衷心だけはもっておりますので、お父様、この心情を通して私たちを訪ねてくださり、この心情を通して命令してください。私の不足さを悔い改め、過去の生活が不忠だったことを悟り、思わず涙を流し、「お父様は私のお父様だ」と叫べる切な心情が湧き上がるようにしてください。

 

天は、誰に対しても、保護するのを躊躇されないことを知り、天を求めてくる者の友になるのを躊躇されないことを知り、天に向かって叫び涙する者たちの友であり、永遠に共に生きる父として現れるのを喜ばれることを知っているのでございます。お父様、ひそやかに勧告されたお父様の声が慕わしく、やわらかく抱きかかえてくださった、その驚くべき愛の感触が慕わしいのでございます。そのような私たちの心を通してお父様と呼ぶことができる一瞬が慕わしく、手を挙げて私のお父様だと誇り、叫びたいと思うのでございます。

 

はるか遠くにいらっしゃるお父様だと思っておりましたが、私たちの心の中にいらっしゃり、そのお父様に出会った瞬間が喜びでございました。遠いと思ったときに近い心の中にいらっしゃり、心の中にいらっしゃると安心しているときに逮くから呼ばれるお父様であられるとすれば、今日の人間はここに拍子を合わせることができずにおります。私をお見捨てになったと思ったその場がお父様と近い場であり、私と御一緒ではないと思っていたその場が、お父様が私と共にいらっしゃったことを理解できなかった過去の私たち肉身を、この時間に悔い改めるようにしてください。

 

愛する息子だと認めてくださり、愛する娘だと認めてくださる以上には、その息子、娘を苦労する立場に置きたくないというお父様の心を知らなかったのでございます。お父様の曲折の心情を知らない私たちは、苦労の道に差し出されたお父様を冷酷で無情なお父様だと思い、これまでお父様に対して、自ら嘆くことも多く、恨んだときも多くあったのでございます。お父様の私たちの間に立ち塞がった曲折の壁を理解することができず、恨むこともし、排斥することもし、否定することもし、不信する立場に立ったことを、お父様、お赦しください。

 

それは、私たちの先祖が堕落することによってゆがめられた罪状のためだったのであり、人類歴史上に恨の血痕を残して預言者や烈士たちが死んだがゆえであることを知っております。きょう、私たちの心の基準が高い位置にありますでしょうか。その心を燃やし尽くしてください。私の体と威信を立て、お父様に代わって現れることを期待しているでしょうか。お父様のみ前に面目のないこの体を打ち、凄惨な立場にいらっしゃるお父様であることを悟り、お父様に語りかけることのできる息子、娘たちとなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

お父様、多くの言葉は必要ないことを知っております。み言を伝えたのに行うことができない群れを御覧になり、天が悲しまれるとき、語った者は自らうそを語った者になり、お父様の悲しみは日ごとに加重されたことを知っております。しかし、再び語らなければならない立場にいるこの悲しい事情を天は御存じですが、地上の人間は知らずにおります。このような事実を知りながらも、天はそのような人間をお捨てになることができず、憂慮されて再び勧告しなければならない天の立場であることを、もう一度理解しなければならない私たちを、お父様、受け入れてくださることを切にお願い申し上げます。

 

きょうも神聖な日だとして集まったのでございます。み言を期待して集まったのでしょうか、天の恩賜を期待して集まったのでしょうか。何かを願って集まったことを知っておりますので、今、真の自分を願うことのできる者たちになることを許諾してくださり、真の自分から下されるみ言と命令を開き入れられる者たちとなるよう、導いてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、私がお父様のみ旨に従い、四十年の路程を歩んできながら、悲しいことがあっても落胆することを願わず、試練を受けるとき、敗北して後退することを願わなかったことを、お父様は御存じでいらっしゃると思うのでございます。お父様、今残った道においても、限りなく連続する苦難の歴史が残っていることを思うとき、きょうの不忠をお父様のみ前に頭を下げてお伝えせざるを得ないのでございます。願わくは、歴史の悲しみをこの一身にもつことを許諾してくださり、残された苦難のすべても、この一身を祭物として天が踏み越えていくことを許諾してください。

 

お父様が安息なさり、すべての嘆息を忘れ、喜びの一瞬を迎えてお互いに抱き合い、私の父であり、私の息子、娘だと呼べる、その瞬間が慕わしいのでございます。私たちがいかなる犠牲も覚悟しながら、地上においていかなる悲惨な姿で生きることがあっても、その忠節の一片丹心だけはこの地上に立てて、去っていける息子、娘となることを許諾してください。そのような道を行くことを覚悟している私たちですので、お父様、躊躇せずに追い立ててくださり、導いてくださることを切にお願い申し上げます。新しい心と体で覚悟し、誓うことのできるこの時間となることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

愛するお父様、許諾されたこの時間に、どんなみ言を語られるのでしょうか。お父様が示そうとされるすべてのことを伝えようと思いますので、お父様、その心情をそのまま伝えられるようにしてくださり、受ける者の心と和合して一つの実体的な心情になり、お父様の大いなる懐にかき抱かれ、お父様の栄光を謳歌できるこの時間となることを、切に、切にお願い申し上げながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五九・三・二九)

 

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. 愛の世界に入っていくことができるようにしてください

 

愛するお父様、流れていく歴史の中のあらゆる出来事は、あなたの摂理と関係なく起きることはないのでございます。悲しい歴史の中で、サタンを中心としていたものを克服するための過程において、個人の壁を崩し、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙の壁を崩していかなければならない復帰の運命の道にあることを知らなかったのでございます。この壁を崩すためには、堕落した愛の種が蒔かれ、根を張ったこの世界で、理想的な愛の起源に通じる心情圏を取り戻さなければならないこと、そうしなければ復帰できないことを統一教会の教会員たちは知っております。

 

イエス様もこのような心情を中心として教えられたことは、「家の者が、その人の敵となるであろう」(マタイ一〇・三六)というものでございました。「わたしよりも父または母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりもむすこや娘を愛する者は、わたしにふさわしくない。また自分の十字架をとってわたしに従ってこない者はわたしにふさわしくない」(マタイ一〇・三七、三八)と通告した言葉は、歴史的な宣言でございました。「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」(マタイ一九・一九)とありますので、真の天に侍る立場にいるとすれば、世界が隣人であり、世界を父母様以上に愛することが神様の願いであり、父母様の願いであることを私たちは知っております。

 

父母に侍る孝子の立場で父母に孝行する心以上の心で全体の兄弟たちを愛する、その子女を天が愛され、すべての相続者の代表として立てようとなさることを知っておりますので、今、この朝、ここに座った統一教会のすべての子女たちは、父母様を絶対的に愛することによってサタンの根を断ち切り、新しい根を下ろせる基盤の上で、人類を父母以上に愛する孝子、孝女の立場を身代わりしなければならないのでございます。そうすることによって、サタンの心情圏と連結されていた天上世界と地上世界のすべての壁を一度に崩し、勝利の覇権をもって天の国を相続するのに恥ずかしくない息子、娘になることをこの時間に宣言いたしましたので、彼らがそのような立場でお父様の祝福を受けるのに不足がないよう、自らの練磨を怠らないようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

父母様と世界を愛することができない者は、天国に入れないことをはっきりと知りましたので、このことを中心として、これと反対のサタン世界があっても、それを愛して消化できる立場をもたなければならないのでございます。そのようにしなければならないことを知りましたので、私がそのような者になるかならないかを試み、実践するときに、家庭教会を中心として一片丹心、忠孝の心情的な道理を備えることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。そのようにする者だけが最後の勝利者であり、最後の栄光に同参できる者であり、すべての愛を中心とする相続権をもつ者であり、祝福を受けることのできる立場に立った者であることをはっきりと知り、その道を行くときに、すべてのものを犠牲にして猛進できるよう祝福してください。

 

この日を立ててくださったことを感謝申し上げます。天上世界の先祖たちと地上世界の人間が塞がった壁を越え、霊界にいるすべての霊人たちが再臨復活の恵沢を受けて解怨成就し、段階によって地上の子孫たちと関係をもっている宗教的な基盤の上に直接的に臨み、実践することを公約し、誓うことができるよう、その世代的な恵沢を神様が強行され、実践できるよう命令し、愛の世界に一方通行で入っていけるよう祝福してくださることを切にお願い申し上げます。許諾された恩賜の時間を感謝申し上げながら、真の父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九八六・二・一)

 

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. 忠節を守る息子、娘となるようにしてください

 

お父様、天と地が一つの体のようになっていることを、私たちはみ言を通して知っております。天は主体であり、私たちは枝葉であることを考えるときに、ある一日、ある一瞬におきましても、天の愛と生命の津液(人体中の液体)を受けなくては生きることのできない私たちであるにもかかわらず、今日、天の一つの枝と葉として生きるべき私たち自身が、永遠であられる神様からにじみ出る愛の津液を受けながら生きられなかったことをお許しください。

 

お父様、今終わりの時となり、審判の日を予告するこの時に、私たちが完全な根であられるイエス・キリストを中心として、お父様の愛に接ぎ木されることを許諾してください。永遠であられるお父様の愛と、イエス様と聖霊の愛を通して結ばれる愛の実を、私たち自身で刈り取ることを待ち焦がれるお父様であられることを知っておりますが、私たち自身がそこに到達するためには、あまりにも及ばず、不完全で、未熟ですので、お父様の収穫の刈り入れを妨げる者となるのではないかと不安に思うのでございます。

 

今、私たち自身をお父様にお任せしますので、お父様、私たちを育ててくださり、見守ってください。試練と患難の中で鍛錬してくださり、一つの成熟した結実として完結し得ることを許諾してくださり、永遠であられるお父様の愛のみ手を経て、永遠の天国を成す結実体となり、天の実を刈り入れる収穫者となることを許諾してください。

 

お父様!このことを、きょうこの時間に初めて告げたのではなく、旧約時代と二千年前のイエス様の当時にも告げていたことを知っております。これを知っているとすれば、今日の私たち自身が結実し、天のみ前に刈り入れられる収穫物として、天が安息できる結実体にならなければならないのですが、自分自ら判断してみますときに、いまだ完全であることを感じられない者たちがいるのでございます。そうだとすれば、自らお父様のみ前に悔い改め、自分の未熟さを嘆き、イエス・キリストの悲しみを身代わりできる悔い改めの子女たちとなるよう許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、この日に私たちが集まりましたので、この者たちの心を完全に主管してくださり、完全にお父様が運行される中心として主管してください。そして、お父様のみ旨にふさわしくない、あらゆる悪の観念や主義、主張を一切容認なさらないでください。ここに集まった群れは、聖別に聖別を加え、サタンが役事していたものを終結させることによって、完全に聖別された子女たちとなるようにしてくださり、お父様だけが運行なさり、お父様だけが干渉なさるこの時間となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。今、私たちを通してキリストの日の到来を急ぐよう、促していらっしゃることが分かるようにしてくださり、私たちを立ててキリストの愛を表そうとなさる時であることが分かるようにしてください。また、私たち自身を立てて、キリストの患難を抱きかかえて立ち上がるのを待ち焦がれていらっしゃることが分かるようにしてくださり、天に向かって走っていく私たちの歩みが、自分を中心としないようお導きくださり、自分を中心として祈る場にとどまることがないようにしてください。

 

すべての悪が侵犯し得る要素を退け、出で立つことができるようにしてください。お父様が運行なさり、願われるそのみ旨を成すために、どのような険しい闘いの道だとしても、倒れ落胆するしかない道だとしても、耐えていくことができるよう、お父様がつかんでいてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。私たちは、この世の人ではないがゆえに、この世の栄光は受けられないことを知っております。イエス・キリストを通して告げられたように、二千年の歴史を経過してくる中で、真のお父様の愛と志操をもった天の民、天の息子、娘がいるというとき、彼らは、世紀や世代を問わず、地上で歓迎されないことを知っております。

 

お父様!今日、私たちがイエス様を身代わりして、イエス様が地上において成せなかったことを身代わりする祭壇が、この民族から迫害を受けるようになるとき、耐えられるようにしてくださり、天のために生きるようになるとき、この地上の人類から侮辱され、困難にぶつかり、悲しみを受けるようになるとしても、十分に克服して残れるようにしてください。六千年が経過した今日まで、イエス様が収穫の一日を待ち焦がれながら私たちを呼んでいらっしゃいますので、私たちを通して歴史的な悲しみと十字架の血涙の跡を刈り入れられ、私たちが勝利の盾となれるように導いてください。

 

希望の実体であるイエス様は、きょうも私たちがサタンを主管できる資格をもつ者となれるよう待ち望んでいらっしゃることを、忘れないようにしてください。そうして、お父様の喜ばしいみ旨を心に抱き、きょうも天を身代わりして闘わなければならず、生涯路程を捧げてお父様のみ業を行い、私一代において使命が終わらなければ、子孫たちを通してでも怨讐サタンを屈服させなければならないという決心を抱く息子、娘となることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

新年を前にした私たちは、再び生死を懸けた闘いの道を行かなければならないことを、心の奥深くで覚悟しなければならないのでございます。いかなる怨讐たちが反対するとしても、屈することなく忠節を守れる息子、娘となることを、お父様、切にお願い申し上げます。そして、お父様を身代わりする息子、娘であることを、あらゆる万象の前に示すことができ、天地の身代わりとなり得るお父様の息子、娘となることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

この日、許諾してくださったみ言を現してくださり、心と心がつながることを許諾してくださり、霊が霊を動かし、お父様の全能のみ手によって再び造られ得るこの時間となることを許諾してくださるよう切にお願い申し上げながら、主のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九五六・一二・三〇)

 

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. 愛の心情で駆けていくようにしてください

 

愛するお父様、み旨が願う道がこのように曲折の峠の多い険山、峻峰であることを全く知らなかったのでございます。ここに立っている息子は、黙々とこの道に向かい、生涯を懸けて目指しながら出発し、少年時代を過ぎ、壮年時代を経て複雑な環境の過程と、教会を抱えて身もだえする時代を、国と民族が迫害する渦中でふらつきながら歩いていくたびに、あなたが支えてくださったがゆえに、倒れて滅びることがありませんでした。そのように守ってくださった過去を振り返るとき、感謝申し上げます。

 

今は民主世界の先端の位置、すべての視線が注目する天のみ旨にかなう神様の息子の位置で、手本となる息子の姿を証するために、すべてのことを躊躇せずに進んでいくことに対して、お父様が守ってくださり、導いてくださることを感謝申し上げます。滅びると思っていましたが、滅びることなく生き残った道が何度もあった事実を考えるたびに、本当に堕落がどれほど恐ろしいかを知っておりましたので、「私一代において二度と堕落の恨多き道を行くまい」という鉄石のような信念で誓って余りある、統一教会の家庭の群れにならなければならないのでございます。

 

今、どこで病になったのかを知り、鉄石のような信念をもって誰よりも天を愛さなければならない責任が私たちにあることを知ったのでございます。すべての堕落性の根がどのようなものかを知ったのでございます。まず、自分を中心とする所有欲で出発し、うそを語り、不貞の道を行き、あらゆる天のものを奪う強奪の道を行き、その次に息子の時代に至っては、命を奪う道を行ったのでございます。

 

歴史時代のあらゆる独裁者たちがどのような人たちだったのかといいますと、うそを語った者であり、不倫の愛の道を思いのままに行った者であり、あらゆるものを自分勝手に強奪した者であり、あらゆる善の人たちの命を思いのままに奪った者たちだったことを思うとき、そのような歴史的な汚点の道を、私たちは行ってはならないのでございます。これを愛で消化させる天の伝統を、そっくりそのまま受け継ぎ、万世のいかなる歴史的な闘いよりも悲惨で熾烈な闘いを自分自らしたとしても、敗者とならずに勝者となり、天の愛の旗を高めようと身もだえする息子、娘になれるようお願い申し上げます。

 

そのような男性と女性が一つになり、天が願う愛の所有決定を下した場で、私たちの息子、娘は必ず天の息子、娘として生まなければならないという信念をもち、原理的な父母としてサタンが讒訴できない囲いを張り巡らせていくあなたの息子、娘となり、家庭となるよう祝福してください。今日のこの所有権決定の問題は、重大なことでございます。愛を中心とする所有権は家庭を基盤とし、その次に万物の所有権は新しい真の父母の家庭を中心として、本然の相続過程を経て、自分の所有権を決定しなければならない歴史的な恨が残っていることを知っております。

 

民族と国家を越えながら、このことをやり遂げられる時が近づくことによって、このような舞台の上に立つ厳粛な時間にとどまりましたので、すべての至誠と思いを尽くし、この祭壇の前に現れた歴史的な孤児のような境遇にあるとしても、天を抱きかかえて身もだえする息子、娘となり、この峠に傷を残して越えていくことがないよう、お父様、祝福してくださり、導いてくださることを切にお願い申し上げます。

 

今、心と体をすべてお捧げすることをお父様のみ前に決意いたしましたので、愛の心情と燃える心で天のために生きることに、我を忘れる道を駆けていくことに躊躇しない群れとなるようにしてください。振り返ってみれば、歴史の中には恨も多く、悲しいことも多くありましたが、あなたの愛のために歩む慰労の道があったことを感謝申し上げます。回顧する歴史を感謝で、現在の立場を感謝で、未来に現れる勝利の、一日が目の前に近づいてくることを感謝で迎えるようにさせてください。感謝で始まり、感謝の過程を経て、感謝の終着点で、感謝の涙とともに互いに手を取り、自分の妻と息子、娘とすべてのものを天にお捧げして勝利する家庭として、お父様のみ前に入籍していける天の聖なる群れとなることを許諾してくださり、天の皇族となることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

残された事情が多くありましても、ただ愛を中心とする勝利の一日を目的として、あらゆることを消化して走っていく、雄々しく勇猛な息子、娘となることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。たとえ滅びるような道を歩むことがありましても、愛の涙の跡を残す歩みをしようという群れになれば、彼らの行く道は滅びることがなく、歓迎される道だけがあることを知っておりますので、すべての家庭を代表する群れが一致団結し、一つとなって一体となり、この国を生かし、世界に向かって越えていく、愛を中心とする家庭の群れとなり、氏族と教会の群れとなり、祝福された選民の特権を受け継ぎ得る群れとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

残されたその日の前に、恥ずかしくない夫と妻となり、父母となり、氏族と民族の責任者となることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げながら、真の父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九八二・一〇・二七)

 

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. 父の愛と絆をたたえる子女となるようにしてください

 

お父様、気高く貴く聖なるお父様の摂理歴史は、長い人類歴史を手探りで来たのでございます。お父様、きょうも私たちを立ててくださり、世界的な責任を追求なさるあなたの立場がどれほど物悲しく哀れかを、私たちが感じることができるようにしてください。

 

あなたは、誰ともその関係を断ち切ることができないあなたであり、私たちと永遠に共に暮らしたいと思われる愛のあなたであることをよく知っております。あなたにかき抱かれて私たちが「お父様を愛しています」と言う言葉よりも、あなたが「お前を愛している」と言われるその一言が、私たちにはより必要だということを知ったのでございます。私たちが「お父様を愛しています」と千回、万回言うよりは、「私の息子だ」と信じてくださるその一言と、その一つの位置が必要だということを知りましたので、どうかそのように言ってくださる子女として立ててください。誰がこの道を妨げ、迫害したとしても、お父様が認めてくださる立場に立つようになるとき、私たちは哀れな人ではなく、孤独な人ではないことを知ったのでございます。お父様は、私たちが孤独な涙を流す前に、世界を通して私たちを慰労できる基盤を先に築いてこられたのでございます。私たちの悲しい立場に心を砕かれながら、世界的な慰労の基盤を広げてこられたことを思うとき、何をもってしてもお父様のみ前に恩をお返しする道がない私たち自身であることを、より一層感じるようにしてください。

 

お父様、世界に広がっているあなたの子女たちを慰労してください。通ってきたすべての所にあなたのみ旨が植えつけられることを期待し、精誠を尽くすあなたの子女にも、お父様の無限の祝福のみ手を加えてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

はるか遠くのこの韓国の一角を慕いながら、今この時間にもこの師を案じつつ、お父様のみ前に涙で切に訴える群れが世界に広がっているという事実を思うときに、この本部がどれほど恐ろしく途方もない立場であるかを、私たちはよく知っております。見た目の姿は不足でみすぼらしいのですが、あなたの心情を支え、あなたを父と呼び、心から侍ろうとするその思いだけは切なのでございます。しかし、あなたの愛と絆をたたえることができ、お父様が立てて誇り得る息子、娘だとすれば、その姿とその事情とその境遇が問題にはならないことをよく知っております。

 

愛のお父様、韓国を慕う統一の群れに祝福をお与えください。彼らは韓国を自分の祖国だと心で仰ぎながら、この地のために血と汗と涙を流しております。この地のためには骨でも埋めたいと思う数多くの群れが統一の理念とともにあることを思うとき、彼らを一つにしてあなたが願われる一つの国を建て、一つの世界的な理念を成就しなければなりませんので、そのみ旨を成す時まで、私たちは耐えて、耐えて、また耐えながら行かなければならず、六千年のうんざりとするような歴史過程を黙々と耐えてこられたお父様に倣い、私たちは無言で耐えながら行かなければならないのでございます。

 

分かれていた数千年の間、私たちがお父様に対して心と体で慕いながら訴えたすべての事情が、今ではもうすべて過ぎていきました。再び出会いましたので、私たちがお父様の内情を抱き、お父様と話し合い、お父様の事情を代わりに背負って未来に向けて誓わなければならない立場に立ちましたので、どこかの誰かが私たちの師になるのではなく、ただ、お父様が私たちの師になってくださらなければならず、どこかの誰かがあなたのみ旨を任されるのではなく、私たちがお父様の命令に責任をもっていく者たちとなるようにしてくださることを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。

 

長い歴史過程でのあなたの悲しい事情を、私たちは感じることができるのでございます。世界の数多くの国家を見るとき、あなたが取り戻すべき地とあなたが歩んでいかなければならない労苦の道が、まだたくさん残っていることを知っております。したがって、私たちは血と汗を流すことをためらうことなく、全世界に向かって休むことなく走らなければならない責任と使命を心と体で感じ、実践しなければならないのでございます。お父様、この民族はかわいそうな民族になるしかない状況でございました。しかし、世界の万邦に誇るべきお父様の摂理のみ旨が統一の群れの中にあるという事実を、誰よりも先に私たちが知るようになったことを、お父様のみ前に心から感謝申し上げます。

 

お父様、これまであなたがどれほど苦労してこられたかを、私たちが分かるようにしてください。心で精誠を尽くすあなたの子女がおりますでしょうか。彼らに千倍、万倍の福を施してください。お父様に対する慕わしさに満ちあふれ、お父様の心情を感じ、民族を抱き締めて身もだえする彼らの切なる願いが、決して無駄にならないようにしてください。そして、この民族がこのひと時を克服し、世界に向かって駆けていける解放の民族となるようにしてくださり、ひいては全世界に天国を創建し得る第三のイスラエル民族となるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

ここに集まったあなたの子女たちを慰労してくださり、出会いの喜びとともに、お父様と新しい心情の絆が結ばれることを許諾してください。帰る道のりもあなたが保護してくださり、お父様、これから私たちに任されるすべてのことと出会うすべての時間に、あなたの聖なるみ手が共にあるようにしてくださることを切に、切にお願い申し上げ、真の父母様のみ名によって切にお祈りいたしました。アーヂュ。(一九六九・五・二)

 

 

第四章 真の人間

 

1. お父様の形状に似ていくようにしてください

2. 復活の役事を起こしてください

3. 再創造の召命を慕うようにしてください

4. 忠実な子女になるようにしてください

5. 新しい方向をとるようにしてください

6. 最後まで闘っていくことができるようにしてください

7. あなたの事情が分かるようにしてください

 

. お父様の形状に似ていくようにしてください

 

愛するお父様!ここに集まった子女たちの心情をあなたは御存じですので、彼らの体の細胞までも、慈悲深いお父様に向かって動くようにしてください。彼らの心と体のすべてが、お父様が運行される愛のみ手に包まれるようにしてください。彼らを全体的な和動の要素として現してくださり、あなたのみ言を証するために、命を差し出して走ることができる天の勇士たちとして、この時間に聖別してください。

 

お父様、集まった大勢の子女たちを哀れみの心で御覧ください。あなたが許諾される命のみ言を頼りとして、一段階上がっていかなければならない運命の復帰路程が残っていることを知っておりますので、愛のお父様、愛のみ手を広げて不足な私たちの手をとってくださり、導いてください。私たちが心と体を一つにしてぬかずきましたので、お父様、み手を携えて導いてくださり、抱き起こして私たちの心を天の心に入れ替えてくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

きょう、ここに参席した数多くの群れを祝福してくださり、お父様の命の役事と感動の役事、そして復活の役事が現れることを許諾してください。今日、私たちがもっているあらゆる現世の観念をお父様のみ前にすべて明らかにし、温柔、謙遜な幼子の心情でお父様のみ前に出てまいりましたので、お父様、恩恵のみ手で再創造の役事を起こしてください。聖霊の火を現してください。秘密にしていた愛を現してくださり、これらによって終わりの日に塞がっていた死亡圏の門を開き、お父様の勝利の栄光を現すことを許諾してくださるよう、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

 

今ではもう、多くのみ言は必要ないことを知っております。集まった子女たちが多くのみ言を受けていないと思ったとしても、許諾された恩賜を相応に受け、その使命をやり遂げることができるようにしてください。天のお父様、許諾された約束のみ旨を成し遂げようと、天に向かってこの時間に約束し決意いたしましたので、空いた器があればすべて満たしてください。お父様の十分な恩賜に酔って感謝することができ、お父様に栄光をお返しできる子女たちとして立ててくださり、お父様が愛することのできる子女たちとして復帰される恩賜を、この時間に許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

伝える者の心と受ける者の心を一つにしてくださり、天の動きに私たちの心が動き、天の動きに私たちの体も動いて、お父様の形状を、心と体で、手本として似ていくことを許諾してください。切にお願い申し上げます。残された時間も、哀れみに満ちた御命令のみ言で役事してくださることを願いながら、愛する主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一二九五六・七・一)

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. 復活の役事を起こしてください

 

あちらこちらと歩き回り、生命の道を求めてお父様のみ前にぬかずいた私たちであることを悟らざるを得ないのでございます。きょう、お父様を「アバ、父よ」と呼べる立場に立ててくださった恩賜と、私たちが知らない間に無限の苦労を意に介さず、私たちを保護し、分別してくださって、この立場まで導いてくださった恩賜に何をもって報いることができるでしょうか。報いる何ものも備えられていないのでございます。体を捧げても、その恩賜に報いることができず、心すべてを捧げても、お父様の御苦労の功績の前に、頭を上げられない不足な者たちであることを、この時間に感じざるを得ないのでございます。

 

天のお父様、ここまで導いてくださったお父様に、私たちを生かすべき責任もございますが、私たちを通して栄光の一日を御覧になるべきお父様の御事情があり、願いがおありだということを知っております。また、このような私たちを御覧になり、慰安を受けようとなさるお父様であられることを思うとき、足らない私たちに望みをもたれ、歴史路程の幾多の峠を耐えてこられたお父様のみ前に、面目がないことを感じざるを得ないのでございます。

 

私たちの血肉がお父様の御心情を思いやることを知り、私たちの骨が一つの人格を構成できる形態を備えたとするならば、それ自体がお父様の不変の姿を証し得る、一つの構成体となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。細胞の一つ一つまでもお父様に属し、栄光をお返しすることのできる、神聖で栄光ある実体をどれほど待ち焦がれられたことでしょうか。歴史路程において、私たちの先祖たちは、そのような姿でお父様に侍ることができなかったのでございます。天に従いながらも、時には恨み、時には背き、選民であることを誇りつつも、それを放棄してしまうこともあった歴史的な事実を知っております。

 

お父様、このような恨多き血統を受けた私たちでございますので、きょうは自信をもって「神様を信じる」と言っても、あすには天に背き得る、悪の世界に近い立場にある者たちでございます。このような私たちを、お父様、哀れにお思いください。お父様、支えてくださり、新しい生命に躍動する復活の役事を起こしてくださることを、切にお願い申し上げます。今日まで、地上に生まれては逝った人も多く、今も生まれては逝く人が大勢おりますが、お父様の事情や心情に対して痛哭する人がおりませんので、今日私たちが、お父様の事情と心情に対して痛哭し得る者たちとなるようにしてください。

 

天と地を嘆き、人類を嘆き、歴史を嘆き、堕落した先祖を嘆くことができ、私がお父様に侍って、ために生きようという心に満ちあふれた息子、娘たちが、地上に多くなるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。誰に会うためにこの場に出てきたのでしょうか。着飾った人に出会うためではなく、美しい人に出会うためでもございません。醜い痕跡を残し、傷ついた者たちが、尊厳あるお父様の性相に似るために出てまいりましたので、お捨てにならずに抱いてください。

 

私たちの心情と心が頼る所がなく孤独であることをお父様は御存じですので、この時間に慰労してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。このような心情をもって顕現され、永遠の命の主体として私たちを導いてくださり、私たちの心と体に入り込む命のみ言を施してくださり、お父様の恩賜を感謝して、敬拝をお捧げできるこの時間となることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

この時間にみ言をもって向き合おうと思いますので、お父様、ここに共にいてください。伝える者と受ける者の間に間隔があるとすれば、それがサタンの入り込む隙になることを分かるようにしてくださり、そこがサタンの狙う死亡圏となり得ることを分かるようにしてください。伝える者の心と受ける者の心が一つになり、お父様の心情につながって立ち振る舞える時間となるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

韓国の各地に広がり、孤独にひざまずいて訴えるあなたの息子、娘たち、困難に苦しむ彼らに目をかけてください。最後まで耐える者が救いを得るとおっしゃいましたので、忍耐によってお父様の栄光を高め、お父様の姿をこの民族に、実体によって証して余りあるよう導いてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。集まる多くの教団と数多くの人類を祝福してください。主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五九・九・六)

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. 再創造の召命を慕うようにしてください

 

愛するお父様、流れていく歴史の渦中で、誰が何と言おうとお父様のみ旨に従っていくと言える真の責任者がいなかったことを、私たちは知っております。迫害の矢の中でも、あなたの愛していた、あなたの心情の深いみ旨を論議していたキリスト教の信者たちが、どれほど高貴だったかという事実を、私たちは知っております。

 

一つの生命がこの地に生まれ、必ず逝かなければならないのが、人間共通の路程であることを知っております。人として生まれ、お父様を探し求めていくとき、自ら選択していける善を備えることができず、名誉しかもっていけない、哀れな人々にならないようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

私たちが、人が手にすることのできない宝物を手に入れるためには、人が経ることのない試練の過程を経なければならないことを知っております。涙と苦衷を経ずには、自らの基準を高められないことが、社会生活や被造世界を通じて事実であると、私たちは公に認めております。私たちが神様の心情を中心として歴史全体を代表し、天宙的な価値を代表して残され得る宝物のようなその位置を占め、お父様のみ前に孝行の道理を果たすことによって、歴史に輝き得る聖なる孝子の名をもつようにしてください。

 

私たちは、それがこの上なく貴く、価値のあることだと知っておりますが、そのためには、悲壮な心と血のにじむ闘争と努力を傾けなければならないという事実も忘れないようにしてください。「誠意を尽くした塔は崩れない」という諺があるように、誠意を尽くしたものは貴い価値のあるものとして受け入れられますが、誠意を尽くしていないものは貴い価値のあるものとして受け入れられないことを知っております。このようなことを考えるとき、あなたが統一の群れを愛してくださることは、有り難いことでございます。

 

一時、私たちは、三千万民族の矢を受け、彼らの口に上り、むち打たれなければなりませんでした。また彼らが私たちに、世の中を悪くする群れだと指さし、唾を吐きながら窮地に追いやったのでございます。しかし、私たちが被ったことが憤懣やる方ないのではございません。この民族がお父様の労苦に報いてさしあげることができず、天倫を身代わりする高貴なお父様のみ名を踏みにじりましたので、お父様が罪なく打たれたそのことが、私たちには耐え難い受難だったのでございます。

 

しかし、あなたはいつまでも忍耐され、今日の私たちに命令し、私たちに背く群れに、新しい烽火を照らすようにされ、暗闇の道でさまよっていた彼らの前にあなたの愛する使者たちを送られた愛に、感謝せざるを得ないのでございます。非難され、打たれた人の傷を、お父様のみ手に代わってさすってあげ、食べる物がない怨讐の子女たちに、お父様に代わって食べさせてあげる真の人をお父様が探していらっしゃることを、私たちは知っております。

 

統一教会の群れがそのようなみ旨に従い、冷酷な時代の裏通りを踏み締めていき、人知れず涙の道を自ら歩んでいった、いにしえの峠があったことを、きょう感謝申し上げます。また、私たちを呼ばれるお父様のその心に、感激が広がり、お父様との絆を取り戻せる心情をもち得る自分たちであることを知っておりますので、いかなるものとも取り替えられないお父様の貴い摂理に残されることを、心から感謝できる統一の子女たちとなるよう許諾してください。

 

私たちの胸の中には、何一つもございません。空虚な中でも特に空虚であり、空っぽの中でも特に空っぽであり、乾いている中でも特に乾いたものでございます。しかし、一つだけもっているものが、「お父様」と叫びたい心、お父様に会いたい心、お父様に侍りたい心でございます。その心だけは、天地とも取り換えられない貴いものだということを知っております。私たちが最後まで、そのすべての価値ある者になろうという心をもつことを許諾してくださるよう、切に、切にお願い申し上げます。

 

愛のお父様、哀れな民族を見つめるとき、ただ見つめる者にならないようにしてください。動脈から流れ出てくる血が私たちを動かし、互いに抱き合って痛哭せざるを得ず、感情を主管して彼らを注視せざるを得ない切なる姿勢をもった姿となるようにしてください。お父様は、そのような姿を待ち望まれていらっしゃることを知っておりますので、そのような姿を抱きかかえてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

急がなければならない歩みを止め、敗亡の道にいる私たちを抱きかかえてくださる主人と父母、そして責任者を待ち望んでいるのが人間でございます。今まで敗亡の道で落伍した立場を嘆いていたのが、堕落した人類の歴史だったのでございます。それが堕落した人類の行く道だったことを私たちが知るようになるとき、その裏道で友となり、傷ついた足を私たちが治してあげ、一つの実績を残せる子女になれなかったという事実が、どれほど俗的なものかということを、切実に感じられるお父様の子女たちとなるようにしてください。

 

今まで生きてきた過去と、現在生きている私自身を見るとき、この手は何のために動いており、私たちの心情は何のために苦しんでおり、体と顔は何に向かって進んでいるのかを考えるのでございます。民族が求めている真の姿を身代わりする前に、過去を批判し、現実を嘆き悲しむ真の天の息子、娘にならなければならないことを知り、「私たちがそのような息子、娘になります」とどれほど誓い、お父様のみ前に約束したでしょうか。しかし、私たちの胸には寒風が吹き荒れ、お父様が願われるものは消え去ってしまい、サタン世界に身を置く荒涼とした姿となりましたので、天の悲しみと地の悲しみがどれほど大きく、天地を抱いて闘ってこられたお父様の心がどれほど痛むでしょうか。それを忘れ去る、道理を知らない愚かな私たちにならないようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

そのような道を行くたびに、恨多きお父様の歴史路程に慰労の同参者になることができなかった過去の日々を、心から悔い改めなければならないのでございます。統一の群れがお父様のみ前に、そのような子女の姿になれなかったことを思うとき、お父様と呼べる面目がありませんので、お赦くださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

恨多き歴史路程において、神様はどこにも訪ねる者がなく、私たちを訪ねてこられ、残された民族がなく、この民族を訪ねてこられたのでしょうか。傷ついた足を止めなければならない痛ましいお父様のみ前で、倒れて散らばっていく孤独な民族がいましたが、その民族がお父様の願われる基準に達することができず、涙を流して見つめなければならないその心の痛みが、どれほど大きいでしょうか。幼い者を愛さなければならないお父様の心、この民族の荒涼とした姿を御覧になっても、百回、千回耐えてこられたお父様の心を、私たちは推し量ることができるのでございます。

 

私たちは、そのお父様の血と汗を受け継いで生まれた息子、娘であり、そのお父様の願いを成し遂げてさしあげることを誓える群れでございます。それゆえ、私たちは、この民族が死の境地で苦しむのを見つめるとき、夜を徹して、疲れ果てることがあるとしても、民族の行く道を叫べるあなたの子女になることを覚悟しなければならないのでございます。

 

お父様、たとえ私たちがみすぼらしい姿だとしても、お父様が心に留めてくださるその姿が、どれほど貴いかということを知って、その道において落胆することなく、悲しくなることがないようにしてください。み旨に心を砕きながら韓国各地を御覧になり、苦悩されるお父様のその一念を、私たちも共に分かち合うようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 

お父様のその苦労を知り、お父様に侍ってさしあげられる私たちになれないとき、お父様、私たちを愛さないでください。ただ、お父様が私たちを立てて称賛されるとき、お父様の愛を受けていることを誇るようにしてください。「子女の日」を送り、十二月を迎え、二番目の聖日を迎えました。今年ももう二十日しか残っておりませんので、過去の日々をそのまま送り、新しい年を迎えなければならないこの時に、過去をもう一度回想しながら、もうしばらくお父様のみ前に苦悩し、気をもみ、新しい未来を創造する再創造の導きを、愛するお父様、慕うようにしてください。

 

勝利の一日のために、きょうも苦境におりますが、過去にも生みの苦しみと激しい苦労の運動がこの地にあったことを、自ら感じられる真の子女たちとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。お父様のみ前に勝利の一日を迎えておいて、「お父様、栄光をお受けください!」と言うとき、お父様は大声で痛哭なさることでしょう。その日を慕うのがお父様の心であることを知っておりますので、その日に向かって走っていこうという私たちの決意が変わらないようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

この民族は、世界の万民を救わなければならない責任と便命を担っていますので、以前は、他からもらい頼っていた民族でございましたが、これからは与えて指導しなければならないようになりましたので、その責任を担って世界万邦に広がらなければならない民族となるようにしてください。また、私たちには環境的な指導と生活的な指導をしなければならない責任があることを、忘れないようにしてくださることを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、地方でこの日を記念し、礼拝を捧げるあなたの子女たちを心に留めてくださり、世界に広がっている数多くの群れを心に留めてください。彼らはお父様を知っておりますが、師に会ったことがございません。彼らをむなしい立場に置かないようにしてくださり、彼らの心が忠誠を尽くさなければ耐えることができず、お父様を愛さなければ耐えることができない天との心情の絆が漂い、命が芽生える立場に立つことを許諾してくださるよう、愛のお父様、心から心からお願い申し上げます。

 

この日のあらゆるすべてをあなたが受け持って主管してください。残された闘いの道に向かうために、私たちが別れなければならない時間になったことを寂しく思い、再び出会うとき、天のみ前に捧げる貴い贈り物を残そうと努力できる私たちとなるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。残った恩賜の路程も、あなたのみ旨の中で、勝利の一日を採択できる路程となることを許諾してくださるよう願いながら、真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九六六 一二・一一)

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. 忠実な子女になるようにしてください

 

イスラエル民族を選びたてるために苦労されたお父様、彼らを立ててみ旨を成就させてほしいと頼まれた、お父様の切な心情を回想しながら、きょう私たちは、イスラエル民族に代わってお父様のみ旨を成し遂げてさしあげなければならない、キリスト教徒の責任を果たさなければならないことを感じるのでございます。

 

長い歴史を経ながら苦労してこられたお父様に、私たちが侍ることができるようにしてくださり、長い歳月にわたって私たちに心を砕かれ、サタンに対して闘ってこられたお父様の事情が分かるよう許諾してください。未来の希望を置いて選んだ息子、娘たちを抱き、栄光の場にお導きになるために、心を砕かれるお父様の心情を知る私たちとなるよう許諾してください。

 

今日の私たちが存在するようになったのは、私たち自身の意志ではなく、私たちが享受している生の栄光も、私たちによってもつようになったものではなく、きょう私たちがお父様のみ前で喜ぶことができるのも、私たちの苦労によるものではなく、すべてが数千年の歴史を経て、苦労してこられたお父様が、哀れみを施してくださる恩賜によるものであることを、私たちが分かるようにしてください。

 

今日の私たちに、自分を立てて万民の前に誇ることのできる何かがあるでしょうか。私たちの中に、真理をもち、宇宙に対して号令できると感じる者がおりますでしょうか。そのようなことが、今日の私たちに任された責任ではないことが分かるようにしてください。私たちがお父様の恩賜の能力を身代わりすると同時に、世界の人類を身代わりして天倫の全体的なみ旨を示すことのできる息子、娘たちとなることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

きょうの私たちを、私たち一個体の中で求めることがないようにしてくださり、歴史を身代わりし、全体宇宙を身代わりし、未来の世界を身代わりして、天倫のみ旨の前に恥ずかしくないお父様の息子、娘となることを許諾してくださり、そのような息子、娘となったことを誇れる、喜びの栄光を私たちに許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、きょうここに集ったあなたの息子、娘たち、自らをお父様のみ前に率直にさらけ出したでしょうか。自らお父様の許諾された祭壇の前にぬかずいたでしょうか。また、自分たちを犠牲にして歴史的な罪悪を蕩減できる生きた祭物となっているでしょうか。現実の罪悪に責任をもった新しい祭物となって十字架を負い、ゴルゴタを越えていかれたキリストの人格を摸範とする私たちとなっているでしょうか。未来の栄光のために、お父様を身代わりしてサタンと闘い勝利した栄光の実績を、私たちはもっているでしょうか。お父様!このような息子、娘たちとなって、あなたの栄光を謳歌することを許諾してくださり、この一つのみ旨のためにお父様に従い得る忠実な子女たちとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

今、この一日を許諾してくださいましたので、私たちを哀れみの心で御覧になり、許諾されたみ旨の前に集まった私たちをお捨てにならないでください。お父様、哀れなこの民族に代わり、数多くの教団を祝福してくださり、中心を失ってしまっている民族と祭壇の上に、お父様、祝福を与えてください。命の炎がどこから燃え上がってくるのか分からない哀れな民族と教団の上に、お父様、哀れみの恩賜を許諾してくださり、この人類を祝福してください。新しい祝福が一日も早くこの地と民族に現れることを許諾してくださり、新しい炎が教団を通して現れることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、人間の理性ばかりを重視する傾向を除去してくださり、人本主義ばかりを強調するすべての思想を立て直してください。私たちは天倫を立てる神本主義に従う人格者たちとなるようにしてくださり、天のみ旨を敬虔に敬うことができ、お父様の愛を受けることができ、祭司長の職分を担える息子、娘となり、この民族に代わって立ち上がることを許諾してくださるようお願い申し上げます。また、私たちが数多くの教会に代わって現れることができるようにしてくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

 

この一週間を過ごす間に犯したあらゆる過ちを清算できるようにしてくださり、御命令される新しいみ言と許諾される新しい恩賜に浸り、委ねられるお父様のそのみ旨と施してくださる深い愛に浸り、宇宙万象の前にお父様を誇ることができ、お父様に栄光の敬拝をお捧げできるこの時間となることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。最初から最後まで全体を主管してくださることを願いながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五七・六・二三)

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. 新しい方向をとるようにしてください

 

シオンの丘を失ってしまった人間が、再びシオンの地を取り戻さなければならない苦労の歴史が残っていることを、私たちは痛切に感じております。本然の心情を携えた真の人たちが暮らすこの地になることができず、本然の心情的な痕跡を地上に立てることができませんので、これらを抱きかかえて本然の世界を夢見ながら闘われるお父様の悲しい心情を、この時間、慰労してさしあげる息子、娘たちとなることを許諾してください。

 

お父様!私たちはお父様の悲しい歴史路程を回想すれば、畏れ多く思う心を抑えることができず、苦労なさるお父様の性相と向き合うたびに、畏れ多く思う心を抑えることができないのでございます。今、この者たちが自分の体と心を祭物として捧げ、お父様の御苦労を減らしてさしあげることができ、止めてさしあげられる息子、娘たちとしてお立てください。

 

あなたは、楽しむことができ、喜びの場で解放を謳歌できる勝利の一日が早く来ることを待ち望まれましたが、その解放のみ旨を成すのはお父様ではなく、死亡圏であえぐ不肖なる私たち人間でなければならないという事実を、私たちは知っております。そのように重要な立場にいる人間自身の価値を知らないまま、死亡の路程であえいでいる人類を受け入れてくださり、今私たちに、本然の心情を回復するための新しい価値を掲げ、お父様の栄光の心情を謳歌できる切な心を呼び起こしてください。

 

本然の性相と本然の形状を備え、真の息子、娘の姿を備えて、お父様の解放を謳歌できるようにしてください。これが私たちの千秋の願いであることを、お父様が御存じであることを知っております。お父様、勝利の一日が来ることを知る私たちが、哀れな立場で呻吟しているこの民族に代わって頭を下げて、お父様のみ前にぬかずいたのでございます。勝利の一基準の立場に私たちを導いてくださり、任せようとなさる大いなるみ旨の前に、祭物となり得る私たちとなるよう、導いてくださることを切にお願い申し上げます。

 

今、お父様のみ前に集まりましたので、その心を開かせてくださり、その体の事情をすべて解き、真の心情から湧き出る切な心をもって、お父様を慰労できるようにしてくださり、お父様に対して謙遜に頭を下げることのできる心情の動きが、この時間に現れるようにしてください。私たちに、過去を悔い改め、現実の中でお父様の神聖な恩賜を欽慕できる切な心を起こしてくださり、その心をお父様が自ら主管してください。今、新しい感覚と感触を起こし、新しい方向をとらなければならない自らであることを悟れるこの時間になることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、私たちが足らない精誠を束ね、この時間に生きた祭壇を備えるようにしてください。私たちの一人一人が勝利の祭物とならなければならないことを予告しているという事実を知っておりますので、お父様のみ前に正しくないもの一切を除去させてくださり、お父様、権能のみ手を広げ、新しい再創造の権限を呼び起こしてください。お父様のもの以外の一切を除去させ得る、本然の再創造の性相を備えさせてくださり、形状を備えさせてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、今、眠っている三千万の民衆を目覚めさせてくださり、塗炭の苦しみの中でさまよっている人類を、お父様の掌中に置いてくださり、この者たちをひと所に集め、お父様の本郷の園、お父様が理想とされる善の国に導いてください。どのような迫害と患難を経たとしても、この人類を早くお父様の願われる園の中に導いてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

そのためには、お父様、人間が実践しなければならない責任があることを知っておりますので、愛する息子、娘たちに命令してください。残った罪悪の地と民を取り戻さなければならない責任があるとすれば、この者たちを起こして命令してくださり、勝利の園を建設することのできる天の精兵として、役軍(担い手)として、お父様が願われる所に命令して送ることを決心できる、この時間となることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、この日も孤独なあなたの息子、娘たちが集まり、訴えるところには、すべてお父様が自ら栄光と愛のみ手を広げられたことを、彼らをして感じるようにしてくださり、心をすべてお捧げし、一つの祭壇に一つの心情を集め、一つの形でお捧げできるこの時間となることを、お父様、切にお願い申し上げます。また、数多くの民族に代わって集まっている数多くの教団にも祝福してくださり、勝利の一日が成され、お父様の楽しみが回復した喜びのこの地となることを、切にお願い申し上げます。

 

今、私たちのすべてのものをつかさどってください。これからお父様のみ旨の前に反対する何かがあれば、それがサタンが乗じる条件になるのではないかと憂慮せざるを得ませんので、お父様、サタンが乗じ得る一切の条件を除去させてくださり、権能の恩賜によってこのすべてのものをかき抱かれ、お父様が自ら命令してくださり、抱きかかえてくださることを、切にお願い申し上げます。最初の時間から最後の時間まで、お父様のものとして自ら主管してくださることを切にお願い申し上げながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五九・六・二八)

 

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. 最後まで闘っていくことができるようにしてください

 

愛するお父様、私が今、回顧してみるとき、二十代の青春時代が思い出されるのでございます。若々しい時代に、キリスト教を天と連結させなければならないと焦る心を鎮め、天に祈ったその時のことが、過ぎし日の一つの事情として残されております。

 

この民族があなたのみ旨の前に、一九五〇年代において一つになっていたならば、今日のこの韓国は、世界の中の韓国ではなく、韓国の中の世界として跳躍する途方もない国家になっていたのでございます。経済が問題ではなく、あらゆる資源が問題ではなく、生産が問題ではない、驚くべき国家を形成していたはずでしたが、受難の渦中で責任を果たせないことによって、悲運が訪れてくる悲痛な運命圏で多くの犠牲の代価を払わなければならなかったのでございます。

 

今日、このようなことが外部においてのみ起きるのではなく、統一教会の責任者として責任を果たせないとき、歴史的なこのような問題が私たちの時代に加重された蕩減の条件として訪れてくるという恐ろしい事実を、はっきりと知っている統一教会の群れとなるようにしてください。私たちは、責任分担がどのようなものだということを学んだのでございます。私たちは、責任分担について、蕩減として解怨成就をしなければならないという途方もない事実を知っております。血を流し、汗を流す犠牲の代価を払い、一つの交差路を経て、下にあったものが上に行かなければならず、左にあったものが右に行かなければならないという、途方もない事実を知っております。

 

これが交叉するためには、サタン世界の犠牲の代価を、どの歴史の時代よりも大きな条件で捧げなければならないという事実を、私たちは知っております。お父様、全国にいる統一の幼い子女たちを哀れんでください。分別のないこの者たちを、お父様が心に留めてくださったことを感謝申し上げます。今、すべての教区長と教域長、そして教会長までここに集まりました。この者たちが炎のような心をもって忠孝の道理を果たそうと立ち上がるとき、この三千里半島はあまりにも小さいのでございます。

 

お父様、一九七一年度に私がアメリカに向かうとき、お父様の御命令を受けたその切な心情を忘れることができないのでございます。原野のような、荒野のようなアメリカの平原に立つとき、飛んでいく砂粒のような自分であることを感じましたが、天がいらっしゃることを思い、約束された天の御命令を信じて東奔西走いたしました。夜を夜と分からず、昼を昼と分からず、休み、食べ、眠ることを忘れて走ってみると、今日のこの歴史的な驚くべき勝利圏を、あなたの栄光の祝福と共に私たちの目と膝の前に世界が存在することを直視できるようになったのでございます。この事実を見るとき、私たちが悲しむ一方で、天がどれほど苦痛を受けたのかを知りました。私たちが苦しむ一方で、天は血痕を残してきたことを今知ったのでございます。

 

このような歴史的な事情がアメリカと天地で展開したとすれば、その五パーセントの条件でも韓国の地でやり遂げなければならないという責任を、ここに集まった若者たちの心と体に再現しなければならないのでございます。そのような歴史的な運命と国家的な運命、そして世界的な民主世界と共産世界の闘いに決着をつけるという責任の遂行を、きょうこの時間から厳粛に決心しなければならない歴史的な使命と命令があることを知りましたので、両手を挙げてひざまずき、お父様のみ前にお誓いしたことをお忘れにならないでください。

 

朝の日の光が時間どおりに東の空に昇るのを見て、自然が動く全体の様相を見て環境的に与えられた条件を直視しながら、天の約束を中心として、時間に背くことなくこのことをするために、自分自らに恥ずかしくない天の子女の名分を備えようと身もだえし、よろけて歩きながらも倒れない群れになれるようにしてください。

 

そして、勝利はあなたのもの、栄光の一日はあなたのものとして結実させようと、何があっても決意しながら常に足を速める群れとなるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。自由世界が天に背くことによって傷つけたその傷が、どれほど大きかったかをよく知っております。大韓民国がどれほど多くの蕩減の条件を払ったかを知っております。もうこれ以上蕩減を払う運命に立つときには、大韓民国が滅びざるを得ないという事実をはっきりと知って、襟を正して天のみ前に最後の至聖所に入っていき、「判決を下す闘い」と決意をするあなたの息子、娘たちとなるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 

そして、「勝利だけがあるだろう、アーヂュ。」と立ち上がれるあなたの栄光の姿にならなければならないことを、この時間に心の奥深くに刻み、輝くあすのための勇士の姿勢で出征の準備を整えるこの時間となることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。お父様、この国と民族を見てみますとき、しばらくしたあとには、再び暴風が吹きつける世界の渦中で高波と闘わなければならないあなたの摂理的な基盤が残っておりますので、師は行ったとしても、残された後方においてあなたが残してくださった遺業を生命視し、最後まで闘っていくことのできるあなたの子女たちとなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

そして、国家が歓喜し、栄光をたたえられる一日に再び巡り合えるとすれば、天のみ前に私たちは上下が一体となり、涙とともにあなたが勝利したと、全天地がお父様のみ前に栄光をお返しし、その国と主権はお父様のものだと誇れるその日が、私たちの血と汗と涙を経た、その最後になければならないのでございます。そのような歴史的な宿命が私たちを待っているという事実を、忘れ去る群れとならないようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

輝く世界的な祝福の門が大韓民国に向かって開かれることを願っておりますので、全霊界の霊人たちは彼らの心霊を受け継ぎ、祭物の実体として、生きた祭物になろうと立ち上がった幼い子女と永遠に共にいてくださり、あすの祝福をあなたの栄光の中で、大韓民国を経て万国に伝授できる喜びの歴史があることを願ってやまないのでございます。許諾された祝福が離れないようにしてください。その代わりとして、私たちは約束されたその約束を、命を失うことがあったとしても死守することを決意いたしましたので、霊界が協助するようにしてくださり、堕落して失敗する者たちとならずに、勝利してあなたの愛を受ける息子、娘たちとなれるよう、守り導いてくださることを重ねてお願い申し上げます。

 

未来の世界の前に、またお父様のみ前に畏れを抱いて出ていく者たちとならないようにしてくださり、お父様が誇りと愛のみ手によって、「私の息子よ、来なさい!」と言える立場に立つ姿になれるよう祝福してください。そのような姿になるために、私たちの一生を自分の命の活動舞台と思って前進を誓う勇士たちとなるようにしてくださることを切にお願い申し上げながら、許諾された時間を感謝申し上げ、残った全体の時間も祝福してくださることを願いつつ、真の父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九八〇・一一・一〇)

 

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. あなたの事情が分かるようにしてください

 

お父様、私たちの心自体をお父様のみ前に率直に明らかにして、一つ一つ問答できるこの時間となるよう許諾してください。私一人をお立てになって、お父様は心から愛してくださったのでございます。それを知らなかった私自身だとすれば悔い改めなければなりません。この時間本当にお父様は私を愛していらっしゃいます。しかし、私たちは、何よりも愛を受けることのできる姿にならなければならないのでございます。天地とも取り替えられないその愛の絆を、私たちの命を掲げてたたえ得る姿になるようにしてください。

 

そして、変わらないお父様の愛によって、これからの生涯を生きていく間、あなたが愛してくださることを分かるようにしてください。そのようなお父様のみ前に、愛の代価をこれで身代わりすると言えるその何かがあるでしょうか。過去に各自がもっていた生活環境と今まで生きてきた生活舞台においても、この場に参席した心の根本においても、これがあなたの愛の証明書であり、これがあなたに対する愛を通告する通告文だと言える、その何かをもっていますでしょうか。

 

もしそれがないとすれば、あなたの愛を蹂躙した者であり、お父様の愛に背いた反逆の息子、娘であり、お父様の永遠の愛をサタン世界に売り飛ばす逆賊であることを、もう一度肝に銘じなければならないのでございます。私の手がお父様に愛をお返ししたことがありますでしょうか。私の足がそのようにできる何かがありますでしょうか。私の体自体がそのようにできる内容をもてずにおり、私の心自体がそのようにできる永遠の安息の基盤になれなかったことを自ら悟るとき、お父様を愛する、お父様として侍っていける資格が一つもないという事実を感じるようになるのでございます。

 

このような立場におりますので、お父様に「愛しています」と申し上げることが畏れ多い自らであると、もう一度感じるようにしてください。私たちの目は、自分の理想を中心としてお父様にお目にかかろうとしたのであり、私たちの口は、私たちの知覚と知識の機能、そして知能の基準をもってお父様のみ前に事情を語り、求めることもいたしました。お父様に自分の理想を追い求めましたが、お父様は、私たちの理想の位置に立ち得ないお父様であることを思うとき、もしそれを知らなかったとすれば、悔い改めるようにしてください。

 

お父様は上にいらっしゃると思い、精誠を尽くし、忠誠を尽くす心をもって訪ねてまいりましたが、気づいてみますと、お父様は私たちの足の下にいらっしゃったことを自ら悟って感じ、恥ずかしい自らを隠す道がなく痛嘆する信仰を、骨髄に体験した者たちにならなければならないことを、この時間にもう一度感じるようにしてください。お父様は、人類の前に立って指導できないかわいそうなお父様になられたことを知っております。このように、落伍者のように取り残された歩みを歩んでいらっしゃるお父様、世の中に頼れるものが何もない絶望の中にいらっしゃるお父様であることを知らずに、分別なく呼び求める人々が大勢いることを知っております。

 

そのような立場であなたは、御自身が哀れでいらだつ立場であることを忘れ、一つの命のために死の境地を克服しながら歩んでこられるお父様であることを、私たちは知らなければならないのでございます。私たちの細胞と感情では量り知れないお父様の多くの事情が、この歴史の中に埋まっていることを体験し、その事情を示せなかった私たちは、千年、万年の恨をもっても赦しを受けられない不孝の子女であることを、もう一度悟るようにしてください。お父様の内情をこの民族を通して心の奥深く感じることができ、埋もれている数多くの歴史の秘密とともに体恤できるあなたの子女たちとなるようにしてください。

 

お父様、このようなお父様の事情が分かるようになるとき、その事情と向き合うのに恥ずかしい自分を発見することができ、お父様の哀れみの愛の前にこの体をすべてお捧げすることを待ち望むことができ、父母を失い、天を失い、世の中のすべてのものを失ってしまう、それ以上の悲しみをもってお父様を呼び求めることができるあなたの子女たちとならなければならないのでございます。そうでなければ、天の復帰の軌道に私たちが入ることができないという事実を、はっきりと分かるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 

パウロはエペソの信徒たちに、「主イエス・キリストを愛する心が変わらない者には恩恵がある」と言いました。私たちがいつ変わらなかったときがあったでしょうか。私たちが十年の歳月を統一家の門の中で、お父様の心情を叫んでまいりましたが、変わるのが常でございました。一日に数十回、数百回変わる私たちでした。それほど不信せざるを得なかった私たち自身ですので、お父様が歩まれる道の同調者になれなかった過去を嘆息しながら、お父様との心情の絆を再び結んでくださいと言うことができ、倒れた姿ではございますが、お父様に向かって立ち上がることのできるお父様の子女にならなければならないことを、はっきりと悟るこの時間になることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、この時間にあなたの愛はこのようなものだと語る前に、あなたの事情がこうであると分かるようにしてください。あなたの現在の事情がこうだと語る前に、それ以上に悲惨だった過去の事情がいくらでもあったことが分かる子女たちとなるようにしてください。私の姿を見つめるとき、お父様のみ前に恥ずかしい姿であることが分かるようにしてくださり、お父様を慰労してさしあげられる私自身になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

今回、この首都ソウルに向かって、または全国に向かって、統一の群れが新しい歴史的な標語のもとに、進軍の歩みを踏み出すこの時間をもちましたので、きょう彼らと新しい歴史的な心情の絆を厚く結んでくださり、行かなければならない方向と生きなければならない生活の指針を、彼らの心の奥深くに新たに定めることを許諾してくださるよう、愛するお父様、切にお願い申し上げます。この時間以降の残り全体をお父様のみ前に委ねますので、自ら主管してくださることを切にお願い申し上げながら、真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九六九・五・二五)

 

 

第五章 真の家庭

 

1. 愛の秩序を立てる善の先祖になるようにしてください

2. お父様の子女たちを心に留めてください

3. 真の孝子と孝女となるようにしてください

4. お父様の愛を忘れないようにしてください

5. 恥ずかしくない父母との心情関係を結ばせてください

6. 真の父母の思想を持たせてください

7. 祝福される子孫たちとなるようにしてください

 

. 愛の秩序を立てる善の先祖になるようにしてください

 

お父様、世界的な聖婚式を見つめ、あなたが許諾され、望まれる広大で大いなるみ旨を成就するために、新しい出発をいたしますので、一切をあなたが受け入れてください。今まで歴史過程では、お父様を中心として、一人の男性と一人の女性が結合することはございませんでした。今までなかったこのようなことが、統一教会で成されるようになったのは、すべてお父様の御苦労の功労と恩徳によるものであることを私たちは知っております。

 

今までの歴史路程が、一人の男性を探し求めるためのものだったことを思うとき、統一理念を中心とした家庭として初めて、新しい歴史の門を開くことができるようになったことが、天の祝福であることを知るようになりました。お父様の御苦労によって、私たちにこの途方もない祝福を受けられるようにしてくださった恩賜に、心から感謝申し上げます。今からこの者たちが、自らのすべてをお父様のみ前に委ねることをお許しください。

 

結婚というものを中心として考えてみますときに、私たちはアダムとエバの堕落と直結した問題を連想せざるを得ないのでございます。堕落した父母の血統を受けて生まれた私たちにとりまして、「お父様を中心とする祝福」というものが、どれほど素晴らしいものであるかを考えますときに、私たちは心からあなたの恩賜の前に感謝申し上げる次第でございます。このような私たち、真の善を中心とする祭物の実体として、お父様のみ前に、まず捧げられる男性と女性にならなければならないという事実を知らなければならないのでございます。

 

しかし、個人的には、そのような位置に行けない立場にある私たち自身であることを知っております。このような位置は、堕落した子孫の立場では到底立つことのできない位置であることを知っております。しかし、今この者たちは、真の父母と心情関係を結ぶことのできる子女の名分を備えましたので、その場をお父様が主導してください。真の父母との心情関係を通じてみ業が始まるこの場においては、そのような恩賜の土台が築かれざるを得ないという事実を、はっきりと悟る私たちとなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

今、一人の男性なら男性、女性なら女性が、自らのすべてをお父様のみ前にお捧げしましたので、お父様のものとして永遠に、永遠に所有してください。この者たちをして権威を備えるようにしてくださって、サタン世界にあなたの愛の秩序を立てるときに、標本となることによって善の先祖となるようにしてください。今、この途方もない偉業を賦与され、お父様のみ前に約束して出発する特別な修練会を、お父様、主管なさってください。この九日間、翌週の火曜日までを特別な期間と定め、お父様のみ前に奉献いたしますので、この期間になされるすべてのことが、あなたの経綸から外れることがないようにしてください。

 

私たちは、心と体が一つになると同時に、お父様と一体になり、使命を果たさなければならないのでございます。お父様を中心として真の父母との心情関係の中で真の子女の名分を備え、その信念を強固にできる自分になったのちにここに参席しなければならないことを、彼らが分かるようにしてくださるよう、切にお願い申し上げます。今、定めた日時を基準として出発していく時間でございますので、この時間にあなたの無限の恩賜を施してくださることを、切にお願い申し上げます。さらには、これを執り行う本部の責任と私たちの責任が重要であることを知っておりますので、お父様、万端の準備をするにおいて、あらゆることをあなたが管理し、御確認なさってください。

 

最後の善の決定があなたのみ旨にふさわしいようにしてください。あらゆるものが有益な結果をもたらすことができるよう、指導してくださることをお願い申し上げます。私的なすべての関係を離れた公的な基盤の上に、あなたの子女たちを立ててください。そして、永遠の公的なものとして残るように自らを検討し、自らをお捧げできる神聖な時間となるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。天と共に成されたこの途方もない祝福の恩賜を、心を込めて大切にし、千年、万年、子孫万代に善の先祖となるようにしてください。そして、善の先祖の基準を失ってしまう、かわいそうな子女たちにならないようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

これから行われるすべてのことを、お父様が自ら主管してください。ここに集まった数が四百人近くになりますので、彼ら各自の運命をあなたが判定してください。各自が互いに応じることのできる一つの理想的な相対を備え、あなたのみ旨を成し遂げるときに、心を合わせて使命を果たすようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。天軍天使が格別に擁護するこの環境の中で、今回の期間が、あなたがお喜びになる期間として有終の美を飾ることができるよう、保護してくださることを謙遜に、ぬかずいてお願い申し上げますので、これらを自ら担われ、主管し、保護して哀れに思ってください。このすべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九七〇・三・二三)

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. お父様の子女たちを心に留めてください

 

統一教会の群れを特別に愛してくださり、受難の歴史時代を経ていくようにされたお父様の深い経綸を思いますとき、そのすべての日々に対して感謝申し上げます。いまだにこの民族がみ旨を理解できない中で、きょうも受難の道を歩んでいくあなたの子女たちを心に留めてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

お父様、私たちがこれから行く道にどのような困難があるとしましても、その道をかき分けていけるようにしてください。霊界の数多くの霊人たちと、現在の霊通人たちを連結させてくださり、この国が行く真の道と真の姿を願ってきた群れを祝福してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。このような歴史的な因縁を収拾するために、取るに足らない私たちを呼び集められたあなたの聖なるみ旨があることを知っております。私たち自身の姿は何ももっていないように見えますが、この歴史的で時代的な使命の前に、お父様が特別に呼んでくださったことを感謝できる、あなたの子女たちとなるようにしてください。

 

お父様!私たちはお父様のみ前に裸になった幼子と同じですので、あなたが着せてくださらなければならず、あなたが食べさせてくださらなければならず、あなたの懐に抱いて育ててくださらなければならないのでございます。しかし、私たちは今まで、そのような息子、娘の姿でお父様と向き合えるひと時をもつことができませんでした。このような私たちの心と体が、そのような立場に立つようにしてくださり、私たちがお父様の息子となり、娘となれるよう祝福してください。私たちは、この世でもっているものがなく、何一つ備えたものがない者であり、その何をも誇るものがない者たちですが、あなたの懐に抱かれて育つことができる息子、娘の心情関係をもっていることを感謝申し上げます。

 

このような心情関係は、勝利の権限を身代わりできる特権であることを知り、感謝できる私たち自身とならなければならないのでございます。私たちは、見た目には何でもない者たちですが、お父様が誇らしく思われ、貴く感じられる息子、娘となることを許諾してください。私たちが困難な道を行くとしても、お父様と共に行き、悲しいことにぶつかったとしても、お父様と共にぶつかりつつ、困難な立場に立ったとしても、お父様を慰労してさしあげることができるよう、お父様、お導きください。希望と望みの一日を、より一層私たちの胸深くに抱き、あすに向かって前進に前進を重ねていけるお父様の真の息子たちとなり、娘たちとなるようにしてください。

 

私たちの行く道がいくら険しいとしても、あなたが行かなければならない道の前に、絶対に荷物となってはならないという、新たな決意をもつようにしてください。私たちはお父様を知り、お父様の行かれる方向を知りました。このことゆえに傷を負い、加重された十字架の道を行くとしても、あなたを慰労してさしあげられる時間は一時しかないことを知り、精誠の限りを尽くして歩む、あなたの子女たちとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。アジアの一角にいる哀れなこの民族を、今まで数多くの試練を経てきながらも、滅びないようお父様が特別に守ってくださったことを感謝申し上げます。

 

今、この民族がこれから行かなければならない道が分かるよう、お父様が教え悟らせてください。四方を囲まれた国家的な難事が私たちの前に近づき、困難な時がこの民族に近づいてくることを憂慮するものでございます。私たちに対するお父様の経綸の縁を延長してください。私たちが強い姿を備え、白い服を着て祭壇を築き、敬拝をお捧げしながらお父様のみ前に復帰の使命を果たさなければならない厳粛な責任をもっているという事実を知っております。これは誰かに任せるのでなく、誰かに頼むのでもなく、ただ心血を注ぐ姿で私たちの心をすべてお捧げし、私たちの体をすべてお捧げし、私たちの思いをすべてお捧げして責任を果たさなければなりません。そして、お父様の愛と哀れみが現れることができるようにしなければならないのでございます。

 

そのような心情の絆を中心としてこそ、この民族が越えなければならないゴルゴタの困難な難関を克服できることを知らなければなりません。今がそのような時であることを私たちは知っております。この民族が歩んできたあらゆる受難の道が、お父様のみ旨による道だったという事実を考えれば考えるほど、「お父様が残された歴史的な使命に責任をもちます」と宣誓した私たちは、お父様が願われる姿にならなければならないのでございます。また、世の中に誇れる姿になることを願うお父様のみ前に、再び悲しみを加重させる哀れな群れにならないようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

歴史過程において、誰もお父様を知ることができなかったのでございます。あなたの願いが何であり、あなたのみ旨が何であり、あなたの心情が何であり、あなたの事情が何であり、あなたの理念が繁栄できる方向は、どの方向なのかを知ることができませんでした。そうだとしても、今日の私たちが、お父様のすべてのことを推し量ることができ、哀れみと慈悲の心情をもっていらっしゃるお父様をお慕いできる真の息子、娘になることを許諾してください。切にお願い申し上げます。

 

この朝に、三千里半島に広がっている孤独な統一の群れが、ひざまずいてお父様に切に願い求めていることを知っておりますので、その場に共にいらしてくださり、お父様との厚い愛の絆をその中で連結させてください。試練の綱を結んで引っ張ったとしても、あなたとの愛の絆だけは断ち切れてはならないのでございます。すべてのものを差し引いても、あなたとの愛の絆だけは残してくださり、すべてのものを差し引いても、お父様の権能だけは残してください。そのような日をもてない私たちだとすれば、この民族に訪れてくる解放の日をいくら迎えようとしても、迎えることができません。また、あすの希望の一日を抱いたとしても、み旨の前に決して立てられないという事実を知るあなたの子女たちになることを許諾してください。

 

今まで生きてきた自分自身の姿を受け入れてはいけないのでございます。どこまでも出発がお父様によってなされましたので、結果もお父様に帰属させてさしあげなければならないことを思いますとき、死んでもお父様であり、生きてもお父様であるという思いをもって動かなければなりません。

 

このように、すべての関係をお父様に結束させていける自分にならなければならず、あすの希望を誓っていかなければならないのでございます。そのような立場に立ってこそ、お父様が共にいらっしゃるのであり、お父様との心情関係が結ばれるという事実を、はっきりと分かることを許諾してくださるよう切にお願い申し上げます。私たち自身の未熟さを自ら悟るようになるとき、お父様のみ前に自らの姿を見せてさしあげられない恥ずかしさに染まり、いつまでも地をたたいて痛哭し、心情の限り贖罪の涙を流せる姿にだけでもならなければならないという事実を、感じるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 

私たちは、お父様を数限りなく呼び求めてまいりました。今では、お父様が喜びのお父様なのか悲しみのお父様なのかをはっきりと知り、そのお父様を呼び求める成長した子女たちにならなければならないのでございます。私たちは今まで、福を下さるお父様、慰労してくださるお父様、自分を困難な試練の中から救ってくださるお父様と思ってまいりました。ですが、お父様を慰労してさしあげ、救ってさしあげ、お父様が世の中を受け入れられるようにしてさしあげる責任が私たちにあるという事実を分かるようにしてください。そして、困難な、かわいそうな立場にいらっしゃるお父様を見つめるたびに、同情の涙を流し、孤独なお父様を思いやることで自分自らを忘れてしまえる子女たちとならなければならないのでございます。

 

それが自分の生活哲学であり、自分の生涯路程だと認めていける子女たちとなるようにしてください。そのような息子、娘がいれば、あなたの深く厚徳な愛を加えてくださり、残った復帰の事情を分かち合える息子、娘だとたたえてくださることを切にお願い申し上げます。今まで私たちは、悲しいときに自分を中心として悲しむときが多かったのでございます。しかし、これからは、自分の悲しみが極まれば、その悲しみがあなたの悲しみを身代わりしていると考える息子、娘となることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

あすの希望がいくら良いとしても、現在の立場でお父様と私たちの間に結ばれた強固な心情の絆がないとすれば、いくら良い願いと理念をもっていたとしても、それだけをもって私たちがこれからの希望をかけることはできないことを分かるようにしてください。私たちを訪ねてこられたお父様に悲しい事情があり、私たちとお父様に結ばれた心情の絆があれば、そのお父様の悲しみの十字架を私たち自身が代わりに背負わなければならないという事実を知っているあなたの息子たちとなり、娘たちとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

私たちの先に立って歩まれたあなたのみ旨は、気高く貴いことを知っておりますので、いかなる試練も克服できるよう心情を尽くすと同時に、最後の力と命を注いで敵陣を撃破しなければならない使命が、私たちが受けた命令であり使命であることを知って歩み、また歩んで行けるようにしてください。そのような自分自身を整備することには、あらゆることを惜しまない子女たちとなるよう、許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。きょう、あなたのみ名をたたえ、あなたのお膝元を慕い、あなたの深い心情の懐を慕う、あなたの息子、娘たちをどうぞお見捨てにならずに、懐に抱きかかえてください。そして、栄光の一日、栄光の一時間、恩賜の一時間、復活の一時を成すことができる神聖な日となるよう、許諾してください。

 

今の時が春の季節であるのと同じように、一九七〇年代は統一教会の春の季節となるようにしてください。そして、栄光が生い茂る夏の季節に向かって前進するようにしてください。そのために新しい覚悟をもつ子女たちとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。少数の群れが集まっております。彼らは、誰かのための道を行くために来たのではなく、あなたのお近くに行き、あなたの残った使命を分担していただくことを願って集まりましたので、彼らを祝福してくださることを切にお願い申し上げます。

 

海外に出て苦労する子女たちも保護してください。どうか歴史的な大いなる責任を担った日本の教会が歩む道を導いてください。これから日本で行わなければならない様々な行事と、ここで私たちが計画する全体の行事に、あなたの御加護のみ手を施してくださることをお願い申し上げ、すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九七〇・四・一九)

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. 真の孝子と孝女となるようにしてください

 

愛のお父様!イエス様が地上に来られたのは、私一人を取り戻すために来られたのだと思いましたが、それがすべてではなく、私の家庭のために来られたのだと思いましたが、それがすべてではなく、選ばれたイスラエルだけのために来られたのだと思いましたが、そうではありませんでした。ある教派のために来られた方でもございませんでした。

 

イエス様は全被造世界の望みであられたと同時に、そのすべての価値を身代わりして来られたことを私たちが知りましたので、お父様、そのように全体を復帰すべき使命をもったイエス様の前に、今日私たちは、どのような心をもっているでしょうか。私の家庭にしがみついて死のうという人々とならないようにしてください。私の民族、私の国、私の世界にしがみついて死のうという人とならないようにしてください。

 

私たちが生きるとしても天地を代表し、私たちが死ぬとしても天地を代表して死ぬ、すなわち天宙の生死の問題を懸けて生きていける姿となるようにしてくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

 

今日、この被造万物の中に、イエス様が復帰すべきみ旨が成されず、嘆息の叫び声が残らないようにしてくださり、もしやそのようなものが少しでも残っているとするなら、私たちによってそれを除去させてくださり、イエス様とお父様まで安心させてさしあげ、その心情まで通過して、お父様と永遠の心情関係を結ぶことのできる真の息子、娘となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

そして、歴史的なすべての恨みを解怨し、解怨の慰労を受けることができるよう、天のお父様、協助してくださり、共に進むことができるようにしてください。私たちが万事を忘れ、天を賛美してさしあげられる真の孝子と孝女たちとなることを許諾してくださるよう切にお願い申し上げ、すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五八・三・二三)

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. お父様の愛を忘れないようにしてください

 

きょうは、お父様のみ前に万民が心を合わせて敬拝し、お父様の無限の愛と尊厳と栄光をたたえなければならない日であることを知っております。お父様が天地創造の理想を中心、として、果たそうとなさった願いのひと時が、いまだにこの地上に現れることができていないことを知っております。万物をお造りになり、人間をお造りになるときのお父様の喜びは大きいものでございましたが、人間を中心として永遠の生命と愛をもって築かれた善の家庭を慕われるお父様の心情を、いまだにくみ取った者もなく、体恤した者もこの地上にはいないことを、私たちは知っております。

 

人間の始祖がお父様に侍ることができず、お父様のみ旨の中でかき抱かれなかったことが恨めしく、悔しく無念なことであるのを、私たちは悟らなければならないのでございます。お父様、この朝、私たちはあなたのみ前にぬかずきました。歴史過程を通して子女を求めてくるために誰よりも苦労されたお父様、大きな傷心を抱いていらっしゃるお父様であることを、私たちは心と体で体恤しなければならないのでございます。本当に私たちの心と体が一つになり、悲しみに浸ったまま、歴史過程をお一人で責任をもって訪ねてこられたお父様のみ前に、忠と孝の道理を果たし、お父様と呼び求め、善の主人公と呼ぶことができなければならないのでございます。

 

過ぎし日の私たち自身の喜びが、永遠にあなたの心に記憶され得る一時があったかを冷静に批判してみるとき、そのようにできなかった自分たちを嘆かざるを得ません。お父様が私たちと出会って事情を分かち合いたい所は、私たちが今まで生きてきた現実の環境ではなく、次元の高いお父様の心情の世界だということを、私たちは悟らなければならないのでございます。その世界は、堕落によって絡み合った事情を中心としてなされているものではなく、すべての事情を越えに越えて、本当の本然の心情関係を中心として感じ、行動することのできるそのひと時をお慕いになっておられる、お父様の心情を中心としてなされるものであることを、私たちが理解できるようにしてください。

 

私たちが言葉だけで感じるというのではなく、心情によって体得できる場に立てるよう、許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。私たちは、顔を挙げてお父様の気高さをたたえざるを得ず、お父様の有り難い恩賜に接するようになるとき、涙なくして接することができないのでございます。そのお父様の気高く貴い愛を忘れることがないように導いてください。私たちの動脈に血が流れることをもって、お父様が生きていらっしゃると感じ、呼吸の音からもお父様の息遣いを感じ、皮膚の感触からも無限なるお父様の慈悲のみ手を感じられる、あなたの子女たちとなりますよう、切にお願い申し上げます。

 

お父様、深く気高いあなたの慈悲深い心情の中に十分に浸り、あなたの慰労を受けられる、天真爛漫な幼子のような心情を備えられるひと時をもてなかった私たちが、どれほど悲しい者たちであるかを分かるようにしてください。私たちは、堕落の恨を抱き、歴史を戻っていかなければならない復帰の運命の道を歩んでおります。

 

今、この地上には、傷ついたかわいそうな人々が生きております。彼らは、お父様と関係を結ぶことができない遠い距離に生きているのでございます。そのような人々が生きている乱れた環境と事情の中に自分自身を引っ張り、本性の世界に戻ってそこで公認され、この地上に新しい出発をもたらさなければならない私たち自身だということを思うとき、お父様から私たちが、あまりに遠い距離にいることを、再び感じるのでございます。

 

お父様の深い内的な心情の中で、永遠の息子、娘の心情関係を再び結び、そこから新しい命令と約束のもとで再出発しなければならない私たち自身であることを知っております。お父様が私たちに来なさいとおっしゃるにもかかわらず、私たちはいまだに卑賤な立場で行かなければならない道が残っておりますので、行けない悲しみに満ちた、かわいそうな自分たちになるときが、どれほど多いでしょうか。これをはっきりと悟る息子、娘になるようにしてくださることを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。

 

今日、私たちが生きているこの場が、お父様との心情関係を考えるとき、本来の私たちがいなければならない場ではないことを感じれば感じるほど身もだえする、あなたの息子、娘になるようにしてください。そのような場に、お父様が臨在されないことを知っております。今まで、悲しい歴史に責任をもつために、数多くの人々から傷つけられ、排斥され、見捨てられたお父様が、この場に訪ねてこられて、私たちによって再び悲しみを感じられるのではないかと心配し、「私たちの行く道は私たちがすべて行きますので、お父様は待っていてください」と叫んで、立ち上がれるあなたの息子、娘になることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

孝を行ってその体が疲れ果て、忠を行ってその心が倒れたとしても、お父様の気高く貴いみ旨が永遠に残るようにしてくださいと身もだえする、あなたの子女たちになることを許諾してくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。私たちの乱れた心と体を立て直して侍る道を行ったとしても、本然のお父様のみ前まで行くには遠い距離にいる自分たちであることを、はっきりと悟るようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 

私たちが遠い所でお父様を呼び求め、お父様と闘係を結べない蕩減の内容を前にして、お父様を呼び求めることが多くありましたが、お父様を呼び求める前に、まず私たち各自に下さった蕩減路程を越えていかなければならないのでございます。私たちが背負った十字架の道を越えていかなければならないので、闘うべき闘いのために精誠を尽くさなければならない私たち自身であることを、はっきりと分かるようにしてくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様の神聖なみ旨の中に隠された愛を感じられる子女たちとなるようにしてくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。全国各地に広がっている大勢の子女たちを心に留めてくださり、この時間にお父様のみ前にひざまずいて頭を下げ、お父様の前にぬかずいてお父様を呼び求める者たちがいるとすれば、愛で抱きかかえてください。あなたの深く気高いその愛の懐にかき抱かれようと身もだえし、天の忠臣、孝子になるとお父様のみ前に切な事情をもって叫ぶ者たちがおりますなら、お父様、その場をそのまま通り過ぎないように切にお願い申し上げます。

 

お父様、その場に足を止めてくださり、お父様の深く気高い慈悲の心情で慰労してくださることを、切にお願い申し上げます。お父様、この時において私たちに任された責任がどれほど貴重であるかをはっきりと分かるようにしてくださり、天の時はいつまでも私たちにばかりとどまっていないことを分かるようにしてください。人とこの地上の関係、そしてこの地上に与えられたあらゆる物質的な条件は、私たちの人生とともに末永くいることができますが、天のみ旨と天の摂理的な内容は、いつまでも私たちとともにいることはできないという事実を分かるようにしてください。

 

一時を逃せば永遠に嘆息せざるを得ない、かわいそうな人間であることを私たちが分かるようにしてください。その一時を迎えるために、忠孝の道理を果たし、準備をおろそかにしないあなたの子女たちとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。この時間に、この場を欽慕しながら思いを尽くしてお父様を呼び求める者たちを祝福してくださることを切にお願いし、世界に広がってあなたのみ旨を中心として出会う日を待ち望んでいる群れにも、お父様の慰労と愛顧が共にあるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

最後の戦場において勝利しなければならない責任と使命が私たちの肩にかかっていることをはっきりと知り、お父様のみ旨に向かって直行しなければならないのでございます。先鋒に立って怨讐たちを退け、お父様がお喜びになる息子、娘になるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。きょう、お父様のみ名によって集まる所では、すべてあなたが自ら共にいてくださり、命の炎を照らして暗い世界に灯台の使命を果たし、塩の使命を果たせるあなたの子女たちとなることを切にお願い申し上げます。

 

統一教会が出てくるときまで、どれほど多くの血を流す道があったのかを彼らが体恤するようにしてください。涙の道、悲しみの道、無念で悔しい道の中で、耐え難い苦痛を顧みずに訪ねてきたこの道の前に忠孝の道理を果たし、民族と世界のあらゆる蕩減の内容を抱きかかえ、お父様が耐えてこられた、甲斐のあるこの道を、私たちが相続して責任を果たせるあなたの子女たちとなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

数多くの人々をお父様の懐に抱かせてさしあげる日のために、私たちは走ってまいりますので、お父様の全能の力が共にあるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。霊界にいる数多くの霊人たちが、私たちを通して解怨成就の一日を願っておりますので、自ら共にあるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。現在のすべてをお父様のみ旨の前で栄光の起点とし、永遠に賛美と尊厳と栄光をお父様のみ前にお返ししてさしあげ、真の孝の道理を果たすあなたの子女たちとなるようにしてくださることを切にお願い申し上げ、このすべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九六八・一一・一七)

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. 恥ずかしくない父母との心情関係を結ばせてください

 

愛するお父様、私たちは、お父様の取り戻してこられた基盤が四位基台の復帰だということを、原理を通して学びました。愛のお父様、一つの完全なる「正」から分立されたものが、再び合一することによって、四位基台が成されることを悟るようになりました。四位基台の圏内から外れ、それを避けていっては、お父様の望まれる創造理想の世界を、他のどのようなものをもってしても成すことができないことを、原理を通して私たちは知っております。お父様が望まれる創造目的の完成とは何かと尋ねるとき、私たちは四位基台の完成だと言っております。

 

お父様、今、夫と妻が一つとなった立場にいてこそ、その息子と娘が一つとなることを知っております。お父様のみ前にそのまま捧げ得る責任を果たすための使命が統一家に任せられましたので、お父様、この群れを愛してください。お父様、統一家の家庭は、お父様が信頼し得る家庭とならなければならないのでございます。お父様が数千年間受難の道を克服してこられたのも、このような家庭を立てて、家庭が勝利することのできる決定的な相対を取り戻すためだったことを思うとき、今日、統一家の家庭が全員動員され得る時代を迎えるようにしてくださったことを、心から感謝申し上げます。

 

家庭として越えるべき蕩減路程を越えて、初めてお父様が喜ばれる自由の天地で支派編成が展開されるようになることを、私たちははっきり知りました。お父様、私たちは今、自ら立つ場を定め、永遠にお父様の民として残り得る神聖な群れにならなければなりません。サタン世界と天の世界が雌雄を決する闘いの瞬間において、お父様の息子、娘として勝利のための精誠の道理を果たし、サタン世界で蕩減を払い、堂々と越えることができるこの三年期間になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

私たちが寝ても覚めても、どのような立場にいるとしても、自らの生涯に生きがいのある価値の一時代を結実することのできる、最後の時を迎えたことが喜びでございます。数多くの預言者や烈士たちが、このひと時のために希望をもち、現れては死んでいき、彼らが国と世界のために、み旨とともに闘うことができずに死んでいったことが千秋の恨になったことを、私たちは知っております。ですので、私たちは誰よりも恵まれる立場に立った家庭となり、勝利する縁をもった家庭となりましたことを、この上なく感謝できる息子、娘となるようにしてください。

 

最前線に出て闘っているあなたの愛する子女たち、ただお父様だけを思い、お父様だけのためにすべてのものをお捧げできなければならないのでございます。彼らが夫と子女をあとにして最前線に責任を負い、一日一日開拓していくのは、証となる実績を備えるためですので、お父様が必ずここに共にいてくださらなければなりません。彼が伝道するとともに、お父様のみ前に孝行をお捧げすることが、価値がより大きいことを知らなければならないのでございます。

 

お父様、この者たちが全人類を身代わりし、この民族を身代わりして怨讐の世界に行く道におきまして、しっかりと歩める神聖な娘たちとなるようにしてください。六千年の恨によって女性たちが権威を見いだせなかった恥ずかしい歴史を、今、踏み上って、勝利の一日を迎える特権的な権限を、今度の期間を通してお父様からもらい受けるという事実を、分かるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 

お父様、一九七一年度には、お考えになるあらゆる問題点を快く提示してください。今、お父様がお喜びになるみ旨を立てることができるよう、心と心を開拓してくださり、ここに関係を結んだ群れを導いてください。必ずや神聖な時代の理想として、あなたの栄光をたたえる群れになれるよう、特使の権限を許諾してくださることを切にお願い申し上げます。

 

霊界にいる数多くの霊人たちが、今がどれほど重要な時なのかを知り、焦るような思いでこの時を見つめているという事実を、私たちは感じなければならないのでございます。きょう、制限された時間内にあらゆる忠誠を尽くせる一時において、自分を忘れてしまうことがあっても、忠誠を尽くそうと身もだえし、あらゆる精誠をすべて注ぎ、自ら貴い価値の内容をお父様のみ前に示してさしあげ、感謝できる息子、娘になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

お父様!この日を祝福してくださり、この日を祝賀する数多くのあなたの子女たちをも祝福してください。すべての福の縁が等しく共にあるようにしてください。きょうこの日だけは主人の立場にいる私たちが、お父様のみ旨の前において、恥ずかしくない父母との縁をもつために、あらゆる精誠を尽くすことを再びお誓いしましたので、お父様、どうぞ抱きかかえてくださるよう切にお願い申し上げます。そして、あなたの娘たちと共に一つの心、一つの志をもって天と地を治め、民族と世界の前に精誠の実体を立てながら蕩減を払って越えていくと約束するこの時間になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

愛するお父様、私たちの三年路程と永遠に共にいてくださり、一九七〇年代に勝利の栄光が末永く広がっていくようにしてください。霊界と地上にいる万民の解放を成し遂げるその日が、一日も早く訪れるようにしてくださることを切にお願い申し上げ、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九七一・二・一)

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. 真の父母の思想を持たせてください

 

お父様、統一教会が今まで存続してきたのは、誰の力のためでもないことを知っております。それはまずお父様の力によるものであり、歴史時代において、血の代価を払ってきた数多くの預言者や烈士たちの功績の土台によるものであることを知っております。

 

イエス・キリストが生涯を捧げていった忠孝の道理の土台が残っていることによって、今日このような縁が成立したことを思うのでございます。また、歴史路程の受難の道において、あなたが私たちの前で、どれほど御苦労なさったかということをよく知っております。私が孤独である前にあなたが先に孤独だったのであり、私が悲しい事情に処する前に、先に悲しみに遭遇されたお父様であることをよく知っております。今、そのような逆境を経て、今日の統一教団を形成し、統一氏族を編成して、数多くの家庭を前におき、きょうあなたのみ旨とともに真の家庭との縁を知ることのできる立場に立ったことが、どれほど高貴なことであるかを知らなければならないのでございます。真の父母という名がどれほど貴いかを知らなければなりません。お父様の恨を解くことができる母体であり、人類において所願成就の中心であり、理想世界の起源となるこの真の父母こそ、歴史とも取り替えられないものであり、時代とも取り替えられないものであり、私たちの家庭とも取り替えられないものであり、私の子女とも取り替えられないものであることを、私たちはいつも肝に銘じなければなりません。

 

その真の父母の思想を身にまとわなければなりません。真の父母のみ旨は、世界を救うことでございます。真の父母の思想は、現実を収拾し、未来の創建と歴史的伝統を残すための思想であることを知っております。私たちは過去のものを結実するために現在にいるのであり、現在の目的の中心になるために現在にいるのであり、未来の目的の中心になるために現在にいるのでございます。このように、三時代の決定的な運命を左右できる神聖な立場に立っていることを思うとき、そのような人間であることを私たちは全く知らなかったのでございます。

 

ですがお父様、今では知っております。それほどまでにあなたが望んだ真の家庭、その真の家庭を築くことによって真の民族が形成されるのであり、真の家庭の伝統が広がっていくことによって真の国家が形成されるのであり、真の家庭の縁を通して国家を越え、世界に流れていくようになるときに、真の世界が形成されるという途方もない事実を思うとき、お父様が心に留め、お父様が安息できる真の家庭の基台を築くためには、妻たちがまず心情的な伝統の園を育てなければならないことを、この時間、はっきり分かるようにしてくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

私たちの一身が倒れる所は、どれほどの価値があるのかを考えてみるとき、私たちの体をすべてお捧げし、天の解怨成就、地の解怨成就、真の父母の解怨成就、この三大解怨成就だけでなく、この民族を解怨成就し、後代の私たちの子孫たちを解怨成就することのできる立場、立体的な所願成就の内情が決定されるこの途方もない立場が、今日、祝福を受けた妻たちの立場であることを、お父様、分かるようにしてください。

 

今、私たちは精誠を尽くし、千秋万代に善の先祖としての名分を立て、永遠に尊敬されるに不足のない伝統を立てなければならないのでございます。そのため今年は、「統一基盤確保」という標語を掲げました。私たちは、その基盤である父母様を知りませんでした。私たちがいつ父母様に孝行し、いつ花咲く春に父母様に侍り、あるいは夏、秋、冬にいつ共に闘い、いつ共に死ぬことを覚悟したでしょうか。

 

三年間、父母様に侍らなければならないにもかかわらず、侍ることができなかった私たちに、父母様と三年間、運命を共にできるこの期間を与えてくださったことを、心からの感謝をお捧げしなければならないのでございます。昼にも父母様であり、夜にも父母様であり、孤独でも父母様であり、喜んでも父母様であり、天地を見つめるときも父母様であり、「私たちの父母様に侍って千年、万年暮らしたい」という切なる涙を流す生活路程が生活環境に満ちるようになるときには、数多くの民族がここに感動し、数多くの民族だけでなく、数多くの世界の人類が感動するという事実、神聖で途方もない事情がここに宿っている事実をはっきりと悟り、力強く、より力強く前進するあなたの娘たちとなるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

これまでの恨多き事情をすべて聞き、互いに感じ、互いに分かち合わなければならないにもかかわらず、時間がなく、そのようにできないその事情をお父様が御理解ください。切なる心で、深く憂慮する心でお父様のみ前に申し上げ、お父様のみ前に事情をお伝えするそのすべての場に、あなたの神聖なみ手で、私がそのような場にいるときに慰労してくださった、その数倍の絆を通して共にいてください。

 

そして、あなたの命の炎が彼らの民族愛の起源を通して、全三千里半島に火をともすようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。神聖な群れ、清い群れ、崇高な群れ、天地が御覧になってたたえる群れが、この三千里半島の女性たちを通して神聖な姿を現せるようにしてください。このような時代的な栄光の基盤が彼らによって成し遂げられ、世間全体に及ぶ驚くべき役事が彼らの動きを通して輝き得るという事実を大切に保持し、気高く、貴く、神聖な名と崇高で高貴な内容を汚さない娘たち、あなたの愛を受けるのに不足のない娘たちとなるようにしてください。

 

全体をあなたのみ前に委ねますので、許諾された栄光が彼らと共に永遠に共にあるようにしてください。あすの闘いの場で勝利した栄光の旗手となり、天の父母を高らかにお迎えし、その父母の愛を受けるのに不足のない真の娘たちとなることを許諾してくださるよう重ねて請い願いつつ、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九七一・四・二九)

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. 祝福される子孫たちとなるようにしてください

 

愛するお父様、祝福家庭は数万双や数億双だけではございません。一つの家庭が失ってしまったものを、数億双の祝福圏によって対等な価値を平準化させるために、神様が血の代価を払って対等な位置に引き上げておかれたことを思うとき、きょう平和メッセージの総論を聞くこの場が、どれほど畏れ多い場であるかを、この子女たちも知っております。

 

従っていかなければならない子孫たちとして、自分たちが行かなければならない道に幾重にも重なった蕩減の影が残っていますが、それを清算して、自ら自主的な環境を開拓し、新しい自分自身を中心として光明な新しい勝利の朝、天一国の新しい朝が、個人時代から八段階を越えて天上世界にまでも明けていく、解放と釈放を経て相続された息子、娘の権限を備えるようにしてください!

 

万宇宙を愛したいと思われたあなたの目前にそのような時代を引っ張ってきてさしあげ、真の父母様がこれを相続し、代わりに成し遂げた二代圏を中心とする勝利の基盤を、第三代圏を中心とする彼らに相続する時間にもなりますので、お父様、彼らの厳粛な心の声をお聞きください。自分が一生の道を自ら開拓しなければならない今後の生涯路程を、各自が責任をもつのに不足がないよう、天が先祖たちを動員し、天上世界の祝福家庭を通して囲いをつくり、保護し育成してくださることを切にお願い申し上げます。

 

そして、平和警察と平和軍の召命的な責任を完結できる実質的な私たちの責任が、今目前に近づいてまいりましたので、警察の責任と軍隊の責任、さらには真の父母の責任までも担い、天と真の父母を保護できる相続された息子、娘の家庭圏、家庭の国家圏、家庭の世界圏を備えることができるよう、祝福してくださることを切にお願い申し上げます。

 

きょう、ソウル圏にいる子女たちがここに参席いたしましたので、記念できるこの日をより一層思われ、彼らの心の中に深く、失ってしまった召命的な責任と創造理想的な実権を取り戻すようにしてください。そして、本来の理想の基準まで祝福の基準を踏み越えていき、太平聖代と万国を越えて億万歳を叫ぶことのできる釈放の民族になることができるよう、責任をもって指導してくださることを切にお願い申し上げます。

 

今、任されたこのみ言とともに実体圏の勝利的な実績をもって支えとし、自分の囲いとして、暴風雨が吹き荒れる天上世界の患難と地上世界の患難を防ぎ、越えていくことができる祝福された子孫たちとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。今日以降に現れる時間を喜んで受け入れてくださり、この日を経て翌日から継続して今年が誇りの年となることを許諾してくださるよう切に願いながら、このすべてを真の父母様のみ名によって御報告申し上げました。アーヂュ。(二〇〇七・三・八)

 

 

第六章 真の万物

 

1. 万物を主管できる息子、娘として立ててください

2. 「万物の日」を記念できる資格をもつ者となるようにしてください

3. すべてのことをみ旨どおりに成し遂げてください

4. 万物が解放を受けることができるようにしてください

5. 「万物の日」を正しく理解できるようにしてください

6. 祭司長の責任を果たす子女たちとなるようにしてください

7. 奉献転換式を宣布しますので受け入れてください

 

 . 万物を主管できる息子、娘として立ててください

 

お父様!私たちは堕落した世の中で暮らしながら万物に負債を負った者の生活をしており、家庭の夫婦同士でも互いに負債を負った者の立場にいることを私たちは知りませんでした。父母と向き合うにおいても負債を負った者の立場にいることを知らず、永遠なるお父様のみ前にもこの上なく大きな負債を負っている私たちであることを知りませんでした。堕落世界の立場から見ても負債を負った私たちであり、万物にも負債を負っており、新郎新婦の理念を立てたイエス・キリストの前にも負債を負っている私たちでございます。

 

永遠であられるお父様の愛を身代わりして負債を返すべき私たちですが、負債を返すことができず、私一人を中心として心を砕き嘆息し、地に対して呪い、万物に対して呪い、天に対して呪った私たちでございます。どの一部分も、受け入れてもらえない私たちでございます。このような人間を再び立てるために、イエス様は死の道も意に介さずに闘われ、十字架で亡くなりました。それによって、天倫に対して背負った負債を返すための二千年の闘いがまだ終結されないまま、審判という名詞が残るようになったのでございます。

 

お父様!審判の峠を私たちが越えることができるよう、今までの誤った歴史過程で負った負債をすべて清算できるようにしてください。負債をすべて返して余りある者となってこそ、永遠であられるお父様のみ前に立つことができることを分かるようにしてください。真の父母の負債を返し、真の夫婦の負債を返し、真の万物の負債を返した者としてサタンの条件を逃れ、お父様の愛に対する負債、お父様の願われる生命に対する負債を返すことのできる生活へと私たちをお導きください。お父様、切にお願い申し上げます。

 

イエス様もこの道のために今まで苦労していることを、お父様、悟るようにしてください。イエス様と聖霊は、霊界で万民のために限りなく祈っておられますが、それは私たちが天倫の前に背負った負債をいまだに蕩減することができていないためであり、私たちがあまりに不備で不完全なためであることを忘れないようにしてください。イエス様と聖霊、そしてお父様が喜ばれる栄光の立場に立とうとすれば、私たちがイエス様の責任を代わりに果たさなければならないことをこの時間に知りましたので、天での役事が地上で成され、天でのサタンとの闘いが地上の私たちを通して勝利へと導かれることを許諾してください。

 

そして、永遠であられるお父様の愛を喜びと栄光をもって感じる、あなたの永遠の子女たちとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。そのため、お父様のみ前でも、イエス様と聖霊のみ前でも、数多くの預言者や烈士たちの前でも、地上の人類の前でも、万物の前でも、恥ずかしくないお父様の愛する子女たちとして、万物を堂々と主管できるお父様の真の息子、娘として立ててくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。彼らによって、背負った負債を返すことができるようお父様が主管してくださり、導いてくださることを切に願いながら、すべてを主のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九五六・六・一〇)

 

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. 「万物の日」を記念できる資格をもつ者となるようにしてください

 

天が立ててくださった真の父母との縁を通して、死亡の世界が新たに復帰された栄光の日を迎えるようになったことを思いますとき、このすべてがお父様の御苦労のゆえであることを私たちは知っております。お父様、畏れ多く思います。何とも申し上げることのできない悲しい心、お父様を知っているがゆえに言葉では表現できないこの心を、お父様が受け入れてください。この心を中心として体がお父様を知っておりますので、この体も受け入れてください。一つの体を中心として結んでくださった夫婦も知っておりますので、この者たちも受け入れてください。夫婦を通して贈り物として下さった息子、娘たちも知っておりますので、受けて入れてください。

 

ここに第一イスラエルと第二イスラエル、そして第三イスラエルの歴史的なすべてのもの、血と涙と汗でお父様が積み上げてこられたその伝統的な偉業を手本とし、不肖な私たちは、そのみ旨を思う心をもって従ってまいりました。そして、お父様の家庭、お父様の国、お父様の世界、お父様の地、お父様の主権、お父様の民を復帰しなさいという厳粛なみ旨の前に、私たちは不足な者たちでございますが、怨讐の前に勝利的な足場を築き、このような条件を復帰できる勝利の基盤の上に立つようになりましたことを、満足して御覧ください。

 

このすべての与えられた条件が、時間的な距離はあるとしましても、私たちによって必ず成し遂げられることを教えられ、既に知っております。そのようにしなければならない責任の生活において、私たちは誰よりも堅固に立っておりますので、お父様、安心してくださり、私たちのすべてのものを受け入れてください。この日、献貢式を取り囲んだあなたの第三時代の息子、娘たちを囲いとして、真の父母の血肉とともに天の家庭の中心を立てられたすべてのものを、お父様のみ前にお捧げしようと思いますので、この式典に不備や不足があるとしましても、サタンの讒訴条件にならないことをお父様のみ前に予告申し上げます。

 

すべてのことは、お父様の哀れみの中で成されることですので、昔のノアの失敗、アブラハムの失敗、モーセの失敗のように、条件を立てなければならない責任のある場を避ける場となることを許諾してください。お父様だけが主管してくださることを、切にお願い申し上げます。神聖なこの日は、一九六三年七月二十六日でございますが、来たる四月の最後の日まで延長する事実をお父様のみ前にお伝えし、その日の翌日の五月一日を、万物を奉献する日として宣布しようと思いますので、受け入れてください。

 

この日があるためには、「父母の日」がなければならず、この日があるためには「子女の日」がなければなりませんので、「父母の日」を三月一日としてお父様のみ前に立てておき、「子女の日」を十月一日としてお父様のみ前に立てておき、今、「万物の日」を来年の五月一日としてお父様のみ前に立てておいたのでございます。お造りになった創造の世界で、復帰の一日を求めてくるための地上の平面的な諸条件は具備されましたが、今、このすべての日を基盤として「神の日」を立てなければならない日が残っていることを知っております。

 

この日が提唱される日は、全天宙とともに宣布する日ですので、その日の完全な勝利の条件の日としてこのすべての日を立てましたので、お父様、その日を延長して「神の日」を完結するときまで、私たちは闘い、私たちは耐え、私たちは行進いたしますので、私たちの隊列にお父様の直接的な御加護が共にあってください。天と地が一体になるようにしてくださり、天と民が一体となるようにしてくださり、天を中心とする真の父母と子女が一体となるようにしてください。

 

こうして血肉を中心とする心情的な絆の役事を中心として、人類を一つの眷属として結ぶときまで、私たちはこの足場から九万里の地球上を奉献しようと思いますので、すべてのことがこの日から始まりますが、既に成された基盤として受けてくださることをお願い申し上げます。それゆえ、私たちの心にもったお父様の主権をお父様のみ前にお捧げし、生活で誇ることのできる主権のために、私たちは闘います。お父様の民を心でお父様のみ前にお捧げし、お父様を迎えた万物のすべてを心でお捧げしますので、受け入れてください。そして、残された民と万物を、生活を通してお捧げすることをお誓いしますので、お父様、時間的な期間をお赦しください。

 

このすべての式典の上にお父様の栄光が共にあることを切にお願いします。精誠を尽くした統一の信徒、子女たちは、心と体を尽くして万物の復帰の日を記念するために、血と涙の誠金を集め、お父様のみ前にお捧げしようとしております。ここにお捧げするこの封筒を中心として天勝号を造り、そのほかに運営する工場とすべてのものを天のものとして名づけられる万物の基盤の上で、あらかじめ申し上げ消費したものも、喜んで受けてくださることを知っておりますので、自らお父様のものとして受けてください。尊厳と栄光と賛美が私たちのお父様に永遠に共にあることを願いつつ、真の父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九六三・七・二六)

 

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. すべてのことをみ旨どおりに成し遂げてください

 

お父様、恨多き復帰の道がこのように複雑だということを、私たちは知っております。しかし、複雑な道をすべて通過し、お父様の安息できる一つの峠を残し、踏み越え、闘ってきた私たちが今、希望の日を賛美できる時が近づいてくることをひそかに感じるようになりました。このすべては私たちが苦労したものではなく、人知れず無限な苦労の土台の上に、私たちを召し立てるためのお父様の御苦労のゆえであることを知っております。

 

今日、私たちの前に、「父母の日」を与えてくださり、「子女の日」を与えてくださり、お父様を中心とした心情に通じることのできる基盤の上で、一つの家庭を主とした一つの氏族と民族と世界と天宙を身代わりした、お父様に侍ることのできるこの驚くべき心情圏内に、私たちを立てられたことを感謝いたします。

 

愛するお父様、この心情の関係が私たちを導き得る場で、嘆く者にならないようにしてください。この心情の関係を収拾することができ、この心情の関係を導いていける一つの責任者にならなければならないことを私たちは知り、このような目的を達成するために、このような日々が必要だったことを知りました。こうして、億千万の、神様の怨讐であり、人類の怨讐であり、万物の怨讐であり、天上の怨讐を解怨し、この怨讐の降伏文を受け、お父様のみ前にお返ししてさしあげる息子、娘の責任を果たさなければならないのが私たちの使命であることを知りました。

 

今、失ったすべての万物圏内において、立ててあげなければならない全体的な内容を自ら復帰させるときに、私たちが責任のある活動をしなければならないことを知りました。今からはお父様を安息させ、すべての悲しみの歴史は、私たちの時代において横的な基準の上に人間たち同士で責任を負い、縦的な基準で栄光だけをお返しできる私たちとなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

今、三年路程の最後の峠に向かって越えていくこの時において、天と地とすべての万物がここに一つになるようにしてくださり、心情がある所を中心として、すべての勝利の決定的な基盤を築いてくださって、お父様の栄光に満ちた永遠の基準の上に勝利的な栄光として現れるよう許諾してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。このために数多くのあなたの息子、娘たちが、きょうも闘っておりますし、この時間にもあなたに向かって訴えておりますので、この訴える全体的な内容の心情を自らお聞きくださり、勝利が成就した一日を全体のみ旨の前に成してくださることを、切にお願い申し上げます。

 

このことのために海外に広がっているすべてのあなたの息子、娘にも、等しく恩賜の圏内で保護してくださり、その激しい闘いに疲れないようにしてください。最後の栄光の一日を共に迎える時まで、最後まで耐えて残る群れとなることを許諾してくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

愛のお父様、今日この時間まで共にいてくださったことに感謝し、帰っていく私たちの心と体を通して、私たち各々がもう一度、新しい決心を抱き、再び新しく収拾された基盤の上に、栄光を身代わりして、再び天の勝利的な勇士として立つに不足のない自分自身を見いだすために努力なさしめてくださることを、懇切にお願い申し上げます。すべてのことをみ旨のままに成してください。お父様の計画された勝利の栄光だけが全天宙間に成されるようにしてください。主のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九六三・五・一五)

 

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. 万物が解放を受けることができるようにしてください

 

お父様、私たち人類の先祖がお父様の愛の関係とともに父母の愛を形成し、一体とならなければならなかったことを知りました。お父様と人類の先祖と一致した愛を中心として、そこに万物が四位基台の中で一致しなければならなかったことを知りました。ところが、人類の先祖が堕落することにより、万物が嘆息圏内に入り、天のお父様も嘆息していらっしゃるという事実を知っております。

 

復帰摂理歴史の路程を回顧してみますとき、人間を復帰するためには、必ず万物を前に立てたのでございます。その万物と、天のお父様を中心として一つとなることができるよう連結してきました。個人と個人を中心としてそのような関係を連結させてきましたが、今日の統一教団を中心としては個人だけでは駄目なのでございます。人類の始祖が夫婦になる前に堕落したために、夫婦を中心として神様と連結させ得る一つの基準を完結させなければならないことを知っております。その夫婦を中心としたすべての物は必ず神様のみ名を通過しなければならず、真の父母のみ名を通過しなければならない新しい課題が残っていることを、私たちがはっきりと分かるようにしてください。

 

それを経なければ、今日、私たちが創造され得なかったという事実を知らなければならないのでございます。また、善の物を通して、神様に属した物を通して私たちが造られたのと同様に、万物が一つの限界線を越えて、神様と万物が解怨成就されることを知っております。今日、平面的なこの世では、世界的な基準の源泉が家庭を中心として成されるという事実をはっきりと知ることを許諾してくださるよう切にお願い申し上げます。

 

そのようになり得るもののために私たちは今まで精誠を尽くすことができず、食べ、使い、残し、管理する一人の人として、その物をお父様のみ前に完全にお捧げする一日のために精誠を尽くす生活ができなかったことを、きょう、もう一度感じるようにしてください。これらを一つの家庭との関係から国家との関係を経て世界との関係まで連結させ、順次お父様のみ前に奉献することのできる奉献の日が、この地上に必ず現れなければならないことを知っております。

 

その時には家庭を通し、氏族を通し、民族、国家、世界を通して、挙国的に人類全体が自分のすべての所有権と自分の家庭のすべてをお父様のみ前にお捧げする祝賀の日が成されなければならないことを知っております。言い換えれば、天の家庭として入籍される日が成立しなければならないことを知っております。その日が来れば、大勢の人々が互いに先を争ってその喜びの日をたたえ、天の日としてその日をお父様のみ前に奉献しようと時を争う、現実的な舞台が地上に現れることによって、お父様が今まで六千年間悲しまれたあらゆる嘆息の条件を崩し、お父様がお喜びになる歴史的な希望だけが残ることを、彼らがはっきりと知ることを許諾してください。

 

お父様、その日を迎えるために、自分が持っている一切をお父様のみ前に根こそぎお捧げし、自分の体と家庭のすべてをお父様のみ前にお捧げすることを許諾してください。そうして天の父母、すなわち真の父母と心情の関係を結び、その愛の懐を通して再び私のものとして分配され、永遠の財産の相続者として残されなければならないことが分かるようにしてくださり、このような途方もない使命が私たちにあることを分かるようにしてください。

 

そのようなことが個人的に起こらなければならず、家庭、氏族、民族、国家、世界的にも起こらなければならないことを知っております。そのことが全世界的に成し遂げられるために、私たちが聖別式を挙行して、すべてのものを天のものとして連結させていかなければならないことを、はっきり知る子女たちとなることを許諾してくださるよう切にお願い申し上げます。

 

愛するお父様、祝福を受けた家庭もこの場におります。私たちがいつこのような式典を経て、そのような条件を備えた物を天のみ前に通過させ、いつ天のみ前に入籍を受け、お父様の愛を中心とする本然の実体の条件を備えたでしょうか。そのような条件を備えられなかったことを知っておりますので、国家的に、世界的にそのような基盤を成し遂げるために歩む、その過程に私たちがいることをはっきりと悟るようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

きょう、そのような目的を達成させるために新しく決意し、そのような刺激的な瞬間と時間をつくるために、私たちがこの日を祝賀するようにしてくださることを切にお願い申し上げます。全国に広がっている子女たちがこの日を祝賀しております。彼らがあなたの力と権能とあなたの権威と一致して活動することによって、全万物が解放を受ける歓喜の日が、一日も早く訪れることを許諾してくださるよう、愛のお父様、切にお願い申し上げます。それとともにあなたの愛する子女たちが、ある国なら国を中心として第二の解放圏をつくって、お父様のみ前にお返しできるその日が、一日も早く訪れることを許諾してくださるよう切にお願いしながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九六九・六・一五)

 

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. 「万物の日」を正しく理解できるようにしてください

 

お父様、今までのすべての日々は、悲しみを抱いてみな流れていきました。それゆえ、私たちは今後訪れる日々を、悲しみを抱いて流れていくようにしてはならない責任を負ったのでございます。私たちは、この国に悲運が宿るこの時に、その悲運を取り除いてしまい、望みと希望を植えてあげるべき使命をもった統一教会の群れでございます。

 

絶望と落胆と悲哀と嘆息が漂う歴史の思潮において、これを克服し、新しい望みと希望を残せる統一主義にならなければならないという事実を知りました。その道を行くためには、より公的な価値を探し求めて生活しなければならないことが分かる、あなたの息子、娘となるようにしてくださることを切にお願い申し上げます。

 

お父様、今まで統一教会がお父様の経綸のみ旨に従ってくる過程には、悲しい事情もたくさんあったのでございます。誰にも話せない苦しい事情に追われ、地団駄を踏みながら、「お父様はいない」と恨み言を言いたいと思うときが一度や二度ではございませんでした。そのような過ぎ去った日々を考えるたびに、語ることができずに、もどかしく、慌ただしく時を経てこられたお父様が、どれほどかわいそうな方であられたかを、私たちはもう一度感じるのでございます。

 

私たちのために顔を傷つけ、私たちのために手足を傷つけたあなたであられました。それだけでなく、千万回、公的な苦労の因縁をおもちになり、私たちのために涙と血と汗を流されたお父様であることを知っております。このようにお父様が私たちの生活圏内で私たちと共に生きていらっしゃるという事実を思うとき、お父様の手をつかみ、永遠に放したくないという切実な思いが私たちの心から込み上げてこなければならないのでございます。お父様をつかみ、山道であっても、どのような道であっても、従っていきたいと思う心が込み上げてこなければならないのでございます。そのような心情の関係を備えて、力が足らないとしても、お父様を背負ってさしあげる生活をしなければならないという心が私を支配し、生涯にみなぎるようになるとき、初めて孝と忠の道理を果たした立場になることを知る私たちとなるようにしてください。

 

お父様!この「万物の日」が設定されるときまで、一九六〇年代を中心として誰も知ることができなかった闘いの分岐点、左に行くのか右に行くのか、蕩減の因縁を決定しなければならなかったその時を再び回想するのでございます。

 

そのようにすべてのものを失ってしまった谷間でお父様をお迎えし、代わりに取り戻した価値をもち、お父様を中心とする希望の中で統一教会の家庭の歴史が始まったのでございます。

 

それによって、「父母の日」、「子女の日」、「万物の日」が策定されました。このような日を基盤として立てられた日が「神の日」でございます。この「神の日」がすなわち「万物の日」になり、「子女の日」になり、また「父母の日」にならなければならないにもかかわらず、一日に成されなければならない栄光の日が、間隔を置いて、継ぎはぎをするようにして設定されたという事実を思うのでございます。このような日を迎えるたびに、その背後にある人類始祖の失敗を心で悔い改めざるを得ません。お父様、お赦しください。

 

全幅の絹をそのまま裁断して作った服のように、この上なく価値のあるものでなければならないにもかかわらず、継ぎはぎの服のようになったことが恥ずかしい事実だということを、私たちは感じなければなりません。この日を迎えるたびに、ひざまずいて涙を流しながらかわいそうなあなたを心で思いやり、他の人は孝を行うことができなくても、私だけは孝を果たそうと、歯を食いしばり、唇をかみしめて誓うことのできる私たちとなるようにしてください。この日を迎えるたびに多くの人たちがこのような誓いをすることに、この日を記念する本意があるという事実を悟る、あなたの息子、娘になるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様の襟を一度つかんだら永遠に離さないと決意した息子、娘がおりますでしょうか。襟だけでなく、手首をつかんだら、自分の手が抜け、自分の体がゆがんでしまうことがあっても「離すことはできないお父様の手首だ」と言いながら、命懸けでその手首をつかんでいこうという息子、娘がおりますでしょうか。あなたを抱きかかえ、あなたの懐にかき抱かれて、永遠に離れることはできないと、死の道でも、滅びの道でも、それを失ってしまうことを恐れて苦しみながらも歩む息子、娘がおりますでしょうか。

 

この世から見れば、哀れですべてのものを失ってしまった人だとしても、誰ももつことができない基準の価値をもち、天地の縁を根こそぎつかんだまま、その内容をすべて動かしていくことができ、あらゆる価値の根拠がそこに宿っていることを知り、それだけを誇り、それだけを尊敬し、それだけのために生きる息子、娘がおりますでしょうか。世の中の万事は流れていき、社会の環境は変わっても、心は変わらず、必ず歴史を創造し、環境を創造するという事実をはっきりと知る、あなたの息子、娘が多くなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

お父様、私たち統一教会の教会員たちの行く道を祝福してください。私たちは、今まで一文無しの姿でございました。

 

私たちが一文無しになったのはお父様のためでございましたので、裸になった体が凍え死ぬ運命にあっても、私たちは感謝しなければなりません。凍りついた体で怨讐の槍先で突かれて倒れる姿を想像しながら、そのような場が私たちの前に現れないことを感謝できる、あなたの息子、娘になるようにしてください。

 

きょうこの場に集まったあなたの息子、娘たちが、「万物の日」を文字どおりにだけ理解するようにしないでください。万物が問題ではなく、万物が従うことのできる人が問題であり、その人がお父様に従うことが問題であることを知るようにしてください。そのようにできる真の人に主管されたいと思い、管理されたいと思うのが万物だということを分かるようにしてください。世の中を愛し、万物を愛するあなたの息子、娘たちとなるようにしてください。誰よりも万物の価値を深く悟り、万物を管理できるあなたの息子、娘たちとなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

お父様、この日に集まったあなたの息子、娘たちを祝福してくださり、世界に広がって宣教に臨んでいる息子、娘たちを心に留めてください。彼らが流した涙を、千倍、万倍にあなたが返してくださり、彼らを保護してくださることを切にお願い申し上げます。私たちが恨めしい飢餓線上に遭遇したとしても、吹きすさぶ環境に遭遇したとしても、あなたを求めていくようにしてくださり、私たちがそのような場にいるとき、お父様、哀れみのみ手で共にいてくださることを切にお願い申し上げます。感情が通じない異邦の民族ですが、お父様と連結させて父子の関係を結ぶようにしてください。

 

孤独な信仰の道を行かなければならないことを思うとき、怨讐の銃剣が狙っているとしても、復帰しなければならない責任があることを分かるようにしてくださり、あらかじめ指導してください。この国をお父様が共にいらっしゃる国と民族として残してくださることを、切にお願い申し上げます。この日を取り戻そうとしましたが、実体をまとってこの地で取り戻すことができず、恨を抱いて霊界に行き、この上なく苦痛を受けている霊人たちが大勢いることを知っております。彼らに善のために協助できる特赦を与えてくださり、地上に善の風習を立てることに協助できる栄光の恩賜をお与えください。

 

この地上の全人類が善のみ旨を立てるために命を惜しまず、信仰の道を駆けていくことのできるあなたの息子、娘たちとなるようにしてください。彼らの行く道を明らかにしてくださり、導いてくださり、彼らがあなたの命の路線を選ぶようにしてください。そして、終わりの日に至って、歓喜にあふれてあなたを迎えられる息子、娘になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。この道を歩みながら疲れ果てた息子、娘や離れた息子、娘を抱きかかえてください。彼らの足どりを収拾され、敗北の苦杯を飲んだとしても、復讐の心情であすを見つめる人にならないようにしてくださり、希望をもって再起の機会を見つめながら進む息子、娘となるようにしてください。

 

大韓民国の数多くの人々、さらにはキリスト教の信徒たちは、犯した罪が大きいのでございます。今まで統一教会に対して不信と迫害を加えてきたことは、彼らが分からずにしたことですので、お赦しくださることを切にお願い申し上げます。この日を迎えるには、怨讐を前にしては喜びの日として迎えることができないことを知っておりますので、世の中がこの日を迎えて赦しを請い、お父様に敬拝をお捧げできる神聖な日となるようにしてくださることをお願い申し上げます。

 

残された日々とこの世界が、あなたの栄光の中で、あなたの慈悲とあなたの愛の圏内に留まるときまで、全人類が滅びることがないようにしてくださり、ここに集まった息子、娘たちがその日を迎えられる、勝利した息子、娘たちとなるようにしてくださることを切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九七〇・六・四)

 

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. 祭司長の責任を果たす子女たちとなるようにしてください

 

お父様、天地万物をお造りになったお父様の心情を、きょうこの時間、畏れ多くも推し量ってみるものでございます。万物の中心であり、幸福と喜悦の中心である心情を土台とした家庭が、全宇宙に結ばれなければならないのが創造本然の希望であり、目的だということを思うとき、今日のこの地は、あなたの願いと事情と心情を中心として一体となれないまま、堕落の歴史を繰り返してまいりました。このようなことを思いながら、歴史的なすべての足らなさを、もう一度悔い改めることのできる私たちとなるよう導いてください。

 

死亡の世界からまだ抜け出られないまま、あすの希望のために闘いの道に走っていかなければならない数多くの人間たちを、お父様、哀れんでください。また、現世をはねのけ、お父様が成そうとされた創造理想の地である本郷の地に向かって走っている、今日の数多くの聖徒たちを、哀れんでくださいますようお願い申し上げます。

 

過去、現在、未来に責任を負って役事してこられ、逆境の中の逆境を経てこられたお父様の心には、恨が多いことを、お父様、私たちは知っております。お父様の心情と理想の前に、数多くの人々がその永遠の理念と心情をたたえ、謳歌していなければならなかったにもかかわらず、お父様の心に釘を打ってしまった悲しい過去をたどってみるとき、あなたの心情がどれほど悲しかったかを感じながら、あなたのみ前に頭を垂れてひざまずき、贖罪の祭壇を築かなければならない私たちであることを、もう一度心の奥深くに銘記するようにしてください。

 

あなたのみ前に勝利の祭壇を備え、祭司長の使命を果たす子女たちがいない現実を御覧になるお父様は、私たちだけでも、天の十字架を代わりに背負える腹心になってくれることを念願していらっしゃるのを知っております。お父様、命懸けで責任を果たし、死ぬことがあってもお父様の恨と悲しみを解いてさしあげるために、お父様の真の孝子、孝女となり、忠臣、烈女になろうと、お父様のみ前に両手を挙げてお誓いした私たちでございますが、実績を備えて、お父様がお喜びになるところで孝誠と忠誠を尽くすことができなかった、不孝で不忠な私たちであることを嘆息せざるを得ないのでございます。

 

しかし、天よ、私たちをお見捨てにならず、私たちをして最後の勝利を約束されたその日まで、自分の職責と使命を果たせる真の子女となるよう、役事してくださることを切にお願い申し上げます。

 

お父様、長い歴史路程の中で数多くの日々が流れてきましたが、そのどれか一日でも、あなたがお喜びになられたでしょうか。そのような歴史の流れの中で、この地上に「真の父母の日」を捜し立てられ、また「真の万物の日」を捜し立てられました。お父様、きょうが正にあなたが苦労して捜し立てられた「万物の日」でございます。あなたが苦労してこられた摂理をもう一度回想しながら、きょうこの日を迎えてみますと、感慨無量の心を抑えることができないのでございます。

 

きょうは、お父様がこの日を「万物の日」として策定したその日から、四年目を迎える歴史的な日でございます。流れていった路程の中で、悲しみと悲嘆の悲惨な逆境を歩んでまいりましたが、あなたの大きな摂理のみ旨の前に、必勝の一日を約束しながら準備してきた日々だったことを改めて感じるのでございます。お父様、過ぎし日の逆境が大きければ大きいほど、それが今日の大いなる感謝の条件として現れることを思うとき、千回、万回、感謝しなければならない私たちであることを悟るようにしてくださるよう、お父様、切にお願い申し上げます。

 

今、四方に散らばっていたあなたの息子、娘たちがここ青披洞教会に集まりましたので、この者たちを主管してくださり、この日を心に留めるようにしてくださり、この日によってお父様が築いてこられた祝福の日を立てられるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。韓国の各地に広がっている大勢の統一の群れが、この日のためにひざまずき、精誠を尽くして敬拝しておりますので、そのような子女たちがいる所には、すべてあなたの慈悲のみ手が共にあるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

また、世界万邦であなたのみ名を呼び求め、敬拝を捧げる大勢の子女たちがおりますので、彼らにも自ら共にいてくださることを切にお願い申し上げます。また、この途方もない宇宙史的な使命を背負い、人知れず孤独な道で開拓者の悲しみを抱きかかえ、身もだえする大勢のあなたの子女たちがおりますので、お父様、彼らを心に留めてください。お父様、人知れず開拓者の道を歩む逆境がどれほどつらいことかを、私たちは知っております。あなたもそのような場で今まで闘ってこられたがゆえに、そのような事情をよく御存じでいらっしゃいますので、お父様の事情と通じることのできる者たちをお立てになり、彼らをして世界史的な責任を完結するようにしてくださり、勝利の約束を成し遂げて、お父様のみ旨を身代わりして勝利の盾を立てるのに不足のない働き手となるよう役事してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

今、第一、第二、第三の教会が新しい任地に責任をもち、首都ソウルに向かって進軍の歩みを合わせていく時ですので、お父様が自ら彼らと共にしてくださり、命令してください。そして、勝利の一日のために永遠に勝利の盾を掲げ、祭司長の責任を果たして余りあるあなたの子女たちとなるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。お父様、私たちは時間がたてばたつほど、途方もない責任と使命が生じることを感じるのでございます。お父様、この民族の運命に責任をもっていきながら、精誠を尽くしてお父様のみ前に報いなければならない時間と、この民族のために最後の決断を下さなければならない時間が目前に近づいたことを見つめ、感謝の心と感激した心でお父様のみ前に新たに誓い、約束できる私たちとなるようにしてくださり、その誓ったことを実践し、実績を万民に贈物として分けてあげられるあなたの子女たちとなるよう役事してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

霊界の数多くの霊人たちも、この日を望みながら蕩減される標本的な一日を願っていることを知っております。お父様、きょう私たち自身を立て、霊界と肉界を連結させ得る立場で生死の判決を下さなければならないこと、そのような重大な責任が私たちに負わされていることを知っております。きょうここに、このように集まれる時間を許諾してくださったことを、感謝申し上げます。今もこの時間のために至る所で、欽慕の心情をもってお父様を呼び求めている大勢の子女たちをかき抱き、保護してくださり、孤独な道を行く子女たちのあらゆる事情を自ら見抜いてください。喜びと栄光の一日であるきょうに、十分な恩恵で満たしてくださることを願いながら、すべてを真の父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九六六・六・一九)

 

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. 奉献転換式を宣布しますので受け入れてください

 

愛するお父様!全世界が方向をそろえ、一つの国、宗主国を求めて天国に向かっていける、高速道路を走っていかなければならない時代にまいりました。ここでは、地獄が解消され、嘆息していた全人類、天上世界と地上世界の人たちが解放される時代をもつようにしてくださいました。天が父母様を愛することによって、今、父母の国を立て、長子圏の国を決定いたしました。

 

韓国の十二人と日本の三十六人を中心とするエバ国、母の国が責任を果たせなかったことを、彼らが一つになることによって四位基台的な基準を復帰し、天使長の世界になっていたアメリカを初めて祝福できる時代になったのでございます。今、韓国、日本、台湾、フィリピン、カナダ、イギリス、そして、第二次世界大戦を起こしたすべての国々が加担し、第二次世界大戦の直後に真の父母を中心として成し遂げなけれぱならなかった統一王国時代を身代わりし、家庭的な王国を編成するために、祝福の道を苦労して開拓していた真の父母を、協助してくださったお父様に感謝申し上げます。夢のような事実を開拓するための路程を、お父様が苦労して開拓されていたその日々を、私は知っております。誰も知らないこの道を歩まれ、峠を越え、山を越え、大洋を渡り、大陸を渡り、これを展開するために、統一家の人々がどれほど冷遇され、涙を流したでしょうか。

 

この涙の功労をお捨てにならないお父様の愛によって、父母様の国を条件的に、代わりにお捧げし、子女の国まで代わりにお捧げし、キリスト教を中心とする統一王国圏を立て得る解放的な世界へと前進するようになったのでございます。

 

これによりまして南北統一はもちろん、日本と韓国が一つの国になり、台湾とフィリピン、そしてカナダが人種を超越して一つになった基準で、アメリカを中心として一つの家庭的子女の縁をアダム家庭で立て、神様の愛をすべて受けなければならなかった上下の愛、左右の愛、前後の愛の圏を成したのでございます。家庭的な理想の愛の基準を中心として定着できなかったあらゆるものを、天下の国々を中心として、再び安着できる基盤を真の父母が宣布し、それを成就させた基盤をお父様のみ前に奉献いたしますので、受け入れてくださることを切にお願い申し上げます。

 

今、お母様が韓国の十二人と母の国の日本を中心とする台湾とフィリピン、カナダの三十六人、そして天使長の国まで連合させて一つになる場をおつくりいたしました。初めて彼らが一つになった基盤の上に、父母様と一つになり、神様のみ前に父母と子女が一つになった、全体の条件的な勝利の境界線を越え得る約束の時を迎えて、このような式を挙行いたしますので、喜びの心で受けてくださることを切にお願い申し上げます。

 

過ぎていくあらゆる諸条件が歴史的な宣言となり、摂理史的な勝利の立て札を立てる圏内となり、愛主権の完成世界へ、天宙全体に神様が自由に往来でき、サタン世界の痕跡を除去させて愛の覇権をもった主権をもって治められる、愛の大王様になることを許諾してくださるよう、祝福してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。このような「奉献転換式」を宣布いたしますので、お父様、受け入れてください。真の父母様のみ名によって再度、再度、再度、宣言、宣言、宣言いたします。アーヂュ。(一九九八・五・二六)

 

 

第七章 地上生活と霊界

 

1. ゴルゴダの丘を踏み越えさせてください

2. み旨の勝利に同参できるようにしてください

3. 永遠に願うみ旨のとおりに成してください

4. すべてのものが標準化されるように祝福してください

5. 家庭が定着できる本然の地を祝福してください

6. 勝利的な土台を整えられるように祝福してください

7. 子女の姿を備えさせてください

 

. ゴルコタの丘を踏み越えさせてください

 

今までの復帰路程の上に、どれほど多くの曲折があったかと思えば思うほど、私たちが行くべき心情の峠が残っていることを思わざるを得ません。きょう、ここに幼い子女を集めて、悲しみの歴史の事実を、もう一度考えるための時間をもちました。

 

きのうはクリスマスであり、その日を祝った人は多くいましたが、イエス様の心情を抱き締めて涙を流しながら、恨の心情をもってお父様に対した人は何人おり、また、あすの天の道を案ずる子女が何人いたでしょうか。量り知れないほど苦労なさった天のお父様であるという事実を、何人が知っているでしょうか。この上なく哀れなお父様であったことをもう一度心に刻ませてください。

 

お父様の路程にこのように曲折が多かったことと、お父様の事情がこのように悲惨だったのは、私たちの先祖の罪によるものであることを知っております。アダムとエバの過ちによる、このすべてのゴルゴタの恨を、私たちも踏み越えていくべき時が来ました。

 

私たちはあすの夜明けを迎えるために、この渦中においても暗黒の道をたどっていかなければなりません。この暗黒の道を経ていってこそ、新たな夜明けを迎えられることを知っておりますので、統一の役軍は、他の人々が嫌だという明け方の道を探りながら、今まで闘ってまいりました。この路程で私たちが涙を流すことがあるとき、涙を流されるあなたと共にあることを願い、汗を流し腹がすくときも、あなたの苦労の路程を慰められる一日を立てるために身もだえしたことを、あなたは御存じでいらっしゃいます。

 

恨の多かった過去を思い出として残し、涙とともにお父様を案ずることのできる者となるようにしてくださり、恨多き思い出と涙で過ごしてこられた過去を清算し、あすの善を探し出して笑われる希望に満ちたお父様の姿が慕わしく、自身の、惨めで哀れな姿を忘れたまま、孝子の道理を果たそうと身もだえし得るあなたの息子、娘となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

あなたが歩んでこられた道に従ってきてみると、十字架の道でした。しかし、人知れないその道を開拓者の心情で身もだえしながら従ってきてみれば、その道が滅びの道ではないことが分かりました。人間は嘲りましたが、お父様は激励なさいました。数多くの民と人間は反対しましたが、あなたは前で慰労してくださいました。「私がおり、霊界にいる幾千万の聖徒がお前の行く道を擁護する」とおっしゃり、何度も勧告なさったことを私たちは知っております。私がそのような場にいるときに慰労してくださったように、寂しい私の後ろに従っているあの者たちも寂しい者たちですので、彼らにもお父様の愛が共にありますように、切にお願い申し上げます。

 

あなたの切なる事情と悲しい心情を抱き締めて、自分が責任をもとうと決意する娘がいるでしょうか。彼らを激励してください。そのような息子がいるでしょうか。彼らをつかんでください。あなたの残された最後の戦場において、勝利の栄光を勝ち取り、お父様のみ前に凱旋歌を高く響かせ、お父様の栄光を賛美する誇らしい姿を見せてさしあげられる真の息子、娘となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、韓民族の未来を哀れんでください。この民族が行くべき道は、ただ一つしかありません。政治、経済、文化的な面において、この民族が世界に貢献するものは何もありません。心情的な面以外には、貢献するものがないことを知っております。

 

天倫の道理に従っている統一の役軍が、この民族の前に絶大な貢献をしなければならず、世界史的な使命を果たさなければならないことを知っております。それゆえ、私たちは死のうにも死ねない身であることを自ら自覚させてくださり、動かないでいようとしても動かざるを得ない責任と使命を背負った役軍であることを、自ら自覚させてください。そうして、きょうの勝利を勝ち取り、あすの闘いで疲れることがないようにしてくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

誰が何と言おうと、誰が反対しようと、誰が謀略を巡らせようと、あなたに従い、あなたが歩まれたゴルゴタの山頂においてあなたに背いた数多くの群れのように、あなたを知らないと言って背を向ける者にならないようにしてください。越えるべき十字架の峠を残らず越えていかなければなりませんので、今から私たちの前に世界的なゴルゴタが訪ねてくるとしても、私たちは新たな隊列を備え、この道に向かって直行し、その峠を越えて勝利の凱歌を高く響かせ得る私たちとなるようにしてください。

 

あなたが喜べる家族と兄弟が現れることをどれほど願われ、その氏族とその民族、そして、その国家をどれほど願われたでしょうか。そのようになれば、このすべてのゴルゴタの山頂は平地にならざるを得ず、サタンの勢力は倒れざるを得ず、天はむちを持って打たざるを得ないという事実を私たちは知って、残されたこの七年路程を従順に行けるあなたの子女となるようにしてください。

 

私たちにはお父様を愛せなかった恨が残っておりますので、その恨を解かなければならず、お父様のみ前に孝行の道理を果たせなかった恨が残っておりますので、その恨を解かなければならず、お父様のみ前に忠臣の道理を果たせなかった恨が残っておりますので、その恨を解かなければなりません。そのためには、闘いの路程において孝行の道理を果たさなければならず、忠臣の道理を果たさなければなりません。

 

お父様をお迎えして孝行を尽くし、忠臣の道理を果たしながら、お父様に侍っていける平和の天国が、早く成し遂げられなければなりません。その日のために、私たちはきょうを誇り、あすを準備しなければなりませんので、喜びの中で歩む道において疲れないようにしてくださり、天に背く者とならないようにしてくださることを、お願いいたします。

 

一九六五年、恨多き一年であり、歴史的な曲折を越える一年が過ぎ去っていきます。残り一週間、新年を迎えるその日まで、新しい自らの姿を備え、深い眠りの中にいるこの民族のために、心からお父様のみ前に祈ることのできる代身者の使命を果たせる、統一の役軍と統一教団になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

天が呪う場に入っていかないようにしてください。私たちが流す涙が万民のための生命の源泉となり、多くの生命がその涙の道を行かざるを得ない生命の動機となるようにしてください。多くの民が神様のみ前にひれ伏し、忠臣の道理を果たして感謝できる関係を残す、私たちの行路となるようにしてください。私たちの逆境の道を、そのような道となるようにしてくださり、私たちの悲しみの生活を、そのような生活になるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

この一年の残った日々においても、この民族の前に福を施してくださり、世界万民に福を施してください。天上で再臨の一日を待ち焦がれる数多くの霊人の恨を解いてくださり、お父様とイエス様の恨が解かれ、この地に平和の王国が建設され、父が統治なさることのできるその世界が早く築かれるようにしてください。お父様、切にお願い申し上げます。万万歳の栄光と勝利がこの地上に充満し、お父様と共に喜び、お父様に栄光をお返しできるその日が早く来ることを切に願いながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九六五・一二・二六)

 

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. み旨の勝利に同参できるようにしてください

 

愛するお父様、忘れもしない祖国に帰ってまいりました。この国の将来を、お父様が責任をもってください。幼い統一教会の群れが、この国と民族のために昼夜を問わず、多くの涙を流したことを私は知っております。精誠を捧げる群れの終末は、勝利とともに連結され、最後の栄光とともに連結されることを知っております。精誠を捧げる途中には困難が伴うものであり、血と涙の出る犠牲が求められるという事実もよく知っております。

 

自分に勝利しなければならず、家庭の十字架を克服しなければならず、さらには氏族と民族を越えて国家を中心とした十字架の路程も克服すべき、民族的な使命が残っていることを知っております。また、今後は、世界史的な十字架の山頂に向かって前進すべき、非常に大きな十字架の路程が待っていることも知っております。

 

これだけではなく、霊界を中心としてあなたの心情的な路程を開拓しなければならず、現在、私たちが十字架の道を通して、後世の路程を開放すべきであるという驚くべき事実も知っております。小さくは私たちから家庭を通して、民族、国家、世界を通して、霊界を通して、お父様のみ前にまで行くべきその道は、歓迎の道ではなく、迫害と悲しみの擦れ違う環境の中で開拓すべき、行脚の路程であることをよく知っております。

 

過去の数多くの宗教者は、この道をはっきりと知ることができずに、個人的な十字架の路程、家庭的な十字架の路程、もしくは社会と国家的な十字架の路程において、すべて倒れていきました。ここに集まった統一の群れはこれを克服し、最後の十字架路程をお父様の心情を中心として突き抜けなければならないという事実を知りましたので、今日、韓国の地で困難を顧みず、多くの苦労をしたことを知っております。この者たちを祝福してください。あすの希望とともに、あなたのみ旨の勝利に同参できる栄光の群れとなるようにしてくださることをお願いいたします。

 

今、この場に共に御臨在ください。伝えるみ言があなたの喜びのみ言として、すべての人の心に植えられるようにお許しくださり、ここに向かって、心を合わせて祈祷する全世界の統一の群れであるあなたの子女たちを、一律的な恩賜と愛によって抱いてくださることを、愛のお父様、切にお願いいたします。お許しくださった恩賜のこの場を感謝申し上げ、すべてのものをあなたがまずお受け取りくださることを願いながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九八二・九・二六)

 

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. 永遠に願うみ旨のとおりに成してください

 

愛するお父様、千里遠程の果てしなく遠い復帰の道において、分別のない幼い者たちを前にして、このように話すことにためらいを感じながらも、仕方がありませんでした。このような痛哭の事情を、この地上の人間世界においては誰も知らず、そのような事情を前にして生死を懸けて決戦をなした人が、あなたの目の前には一瞬たりとも現れなかった、ということが歴史的な事実でございます。

 

この息子がみ旨を知ったその日から、これを担うためにすべてのものを忘れて闘うことができ、狂ってこの道のために駆けてこれた力と健康、そして、信念を賦与したのは、私自身ではありませんでした。あなたの恵沢によって、今日、滅びの烙印を押されることなく、勝者の印を残して万世に趣向を凝らせた事実を考えるとき、ただただ、感謝申し上げます。

 

このような驚くべき天の祝福をここにいる幼き二世たちの前に、ただそのまま、受難の道なく伝授したいのが私の本心ですが、いまだ国がその位置に達することができず、世界がその位置に達するまでには三年路程が残っております。すべての精誠と喊声を携え、エリコ城を陥落させるべき最後の瞬間が目前にありますので、敗者の烙印を各自の行く道に残さないで、勝者の道を残すために、この師が歩んだ歴史的な道を重ねて感じさせてください。

 

また師の家庭において成された、興進君と数多くの兄弟が先に蕩減の祭物として、その穴を埋めるために逝った恩徳を思うのでございます。彼らが父母のために孝行を尽くしたいと思ったすべてのことが地上に残っているので、東西、四方に垣根となるために努力する祝福二世になるというときには、滅びの道はあり得ないという事実を知っておりますので、切にお願いした言葉が審判の条件とならず、賛美と栄光の条件として、この者たちの生涯路程においていつまでも輝くように、お許しくださることを切にお願い申し上げます。

 

幼い心をもって両手を挙げて決意したすべてのことが、地に埋まることなく、たいまつのように生涯路程を照らし、暗い世の中においてあなたに引かれ、感謝しながら我知らず受難の峠を越えていけるように導いてくださることを、切にお願いいたします。残された生涯において愛の偉大なみ手がより一層共にあり、試練の峠において自信満々たる二世としての権威を現せるように、お父様が祝福なさると同時に、誇ることのできる姿として激励してくださることを、重ねてお願いいたします。

 

お許しくださったこの一年が、恥ずかしくない年となるように、そのような行跡に向かって前進しようと決意いたしましたので、永遠に願うみ旨のとおりに成してください。すべてがうまく行くことを願いながら、真の父母のみ名によって切にお祈りいたしました、アーヂュ。(一九八六・一・三)

 

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. すべてのものが標準化されるように祝福してください

 

愛するお父様!「愛勝日」を策定したこの日をもう一度、思いながら、六回目として迎えるこの日の上に、お父様、愛と恩賜によって共にいらっしゃってください。

 

世の中のすべての人々は死の峠を最も恐れ、死亡の障壁を怨恨の障壁のように思いますが、統一家においては死の障壁が第二の蘇生を創出する一つの開門になることを宣布し、恨多き歴史時代の死の峠を越えていったすべての霊人を、新しい関係の中で束ね、地上世界と天上世界が分かれたものを、死の障壁をかき分けて連結させ得る「愛勝日」を策定するようになったという事実を、感謝申し上げます。

 

愛が勝ったというのは、死亡圏に勝ったことを意味いたします。その死亡圏がいくら激しく、強く、堅固であったとしても、神様の愛の権限をしのぐことはできないことを世界的に宣布するようになり、この子女を中心として、父母様の愛の心情と、神様の愛の心情を中心として、死の峠を崩し得る勝利の日を、この興進君が逝くことにより、この地上に策定できたことを感謝申し上げます。

 

愛するお父様、今やこの息子を中心として、地上から旅立つ前に、父母様は約束をいたしました。相対決定とその直系の子女を後代において一支派として編成することを決定いたしましたので、今後、地上にいる薫淑嬢と共に興進君が天上と地上を束ねられるように、天と地を縦的に束ねられるようにしてください。そのために、あなたの愛する娘、薫淑嬢が天と地のために精誠を捧げる一切の心を、神様と父母様のために生きた生畜の祭物となって歩む生涯路程を、興進君と共に束ね、万民解放、家庭的解怨成就の道理を果たすようにしてください。

 

この家庭がこのように地上で過ごしてから逝くことにより、天上世界のすべての家庭的編成も自由に成され、内的なすべての霊人も恵沢を受けて、家庭的勝利圏内で方向を備えて、未来の希望をもてる霊界と肉界を同伴し、選び立てた家庭となるように祝福してください。この家庭を中心として、これから養子を直系の子女と連結させ、万民解怨成就の祝福の土台を成し遂げていくこの家庭の将来に責任をもち、導いてください。

 

興進君自身は、この家庭が地上世界の主人であると同時に、天上世界のすべてのものを収拾し、この家庭的関係を束ねることができ、新しい天上世界の家庭を編成するときに、開拓者の責任を兼ねてくれることを願います。

 

きょう、このような「愛勝日」の祝祭の日をもちましたので、お父様自ら共にいらしてください。この日を喜んで設定された、満五年前のその日を思いながら、悲惨で寂しく、悲しく、惨めな環境を収拾し、お父様、この息子が歩める道をえり分け得るその日を心に留め、祝福なさった「愛勝日」が、万世に輝くようにお許しください。

 

「父母の日」と兼ねていますので、「父母の日」の行事のすべての礼物を中心としてこの日を施行し、このように祝う祝祭の日をもてることをお父様がお許しになり、興進君も許して受け取ってくださることをお願いいたします。

 

今や一九八九年となるこの年は、統一家の誇らしい祖国を中心として、今までは祖国というその基台を一つの表題として、一つの立て札のように受け入れて、縦的な闘いを恐ろしいほどにしてまいりましたが、その縦的な闘いの基台を向上させられないときには、いつでもさすらいの者となってまいりました。失った先祖の歴史を、父母様が一九八八年を送りながら、今やこの頂上の縦的基盤を確定し、横的、世界的な宣布をした基盤を中心として、縦的基台と横的基台をつないであげられる韓国の地が、これを受け継げるようにしてくださった恩賜に感謝いたします。

 

今からは、いくらサタンが悪辣な反対の歴史を誇るとしても、この縦的基盤の上に韓国という歴史的な縦横の基台を中心として国家的理念圏を立てたことを、踏みつけられないことを知っております。そして、今やすべての国を代表した統一家の群れが、国境を越えて世界に散らばった子女が、一つの食口となり、祖国光復のために歩むときに、忠誠を尽くしたどんな民族よりも忠誠を尽くすことにより、今やこの道を妨げるサタンの基台がないことを知っております。

 

サタンは、長成期完成級から出発したため、今や祖国を代表した韓国の位置を設定したことを、完成期完成級を中心として真の父母様の愛を中心とすると同時に、神様の愛に一体となることにより、責任分担圏を撃破してすべての天の国と地上の障壁を崩し、万民のすべての障壁を崩し、アダムとエバの過ちの因縁を打破し、それを蒔いたことを歴史的な勝利の結実として身代わりし、アダム国家とエバ国家の二世たちを中心とした国家的次元の愛の基台である家庭を輩出することにより、縦横の関係を、家庭を中心として拡張できる世界的関係をもたせてくださった恩賜に感謝申し上げます。

 

このようになることにより、万国の希望の基礎が韓国となるでしょう。今後の韓国、この国が行くべき道は私たちが標本となり、この国が踏み締めるべき道は、私たちが踏み締めた道がこれから伝統として全国民に拡散し、拡散したその伝統が自分の後代を中心として横的基盤を受け継いだ縦的後継歴史を創出することにより、新しい世界への祝福の基台を継ぐ時が来たことを感謝申し上げます。今年からこのことを出発いたしますので、全霊界と肉界、イエス様と興進君、その次には四大宗教指導者、地上に来た孝子、忠臣、烈女がここに隊列を共にして、地上行路の歩調を備えられる天使長圏の責任を完遂することにより、地上アダム圏を保護し、そこに向かってくるすべての悪の世界を自ら除去できる、自由な前進的地上天国が顕現するための環境的開拓と実体的開拓が成し遂げられることを願うものでございます。

 

お父様、幾千代を通して望んだ願いの一切が、今や韓国の地に設定されたことを哀れんでくださり、この民族の頑ななすべての心を解消させ、この民族を騒がせるすべての悪党の群れを自ら制御でき、これが収拾されるように、お父様、霊界のすべての霊を動員して命令してくださり、統一家に危害を加えようとするすべての外的勢力を防備して、霊的な天使長圏が地上の堕落した天使圏を屈服させられる前進的出発を、特に「愛勝日」を期して、この日の祝福とともに、万民の前に宣布されることを切にお願いいたします。

 

ここに集まったあなたの子女たち、父母様を中心として直系の子女たちが集まりました。祝福を受けたすべての外的世界の先祖を代表した家庭と三十六家庭、七十二家庭、百二十四家庭、四百三十家庭、そして、二十一カ国を連結してこのような祝賀を展開していることを、百二十カ国を代表した者として受け取ってくださり、ここから地の果て、全体、どこでも自由に戻ってこられる循環的路程が、お父様の主管圏において主管を受けられる勝利の天国として前進するようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

この「愛勝日」の勝利の権限を知っている私たちは、み旨の道の前に死を受けて越えていける自主的な恩賜を許され、天の特権的な子女の権限をもってこのすべての生涯をお父様のみ前に生畜の祭物として顕現したことを感謝し、お父様の希望の天国と新たに復活節をもって全宇宙を統括できる愛の指導的な直系の隊列に参加できる解放者として、すべての生死の境を知り、実践できる群れとなるようにしてくださることをお願い申し上げます。そのようにすることにより、韓国の将来が死のない峠に前進できるよう、お父様、保護してくださることを、切にお願いいたします。

 

万万歳の恩賜と愛がこの日とともに、万国を韓国の基盤と連結させ、天国の父と万々の霊人と地上の真の父母の家庭と束ね、死亡圏を解消できる記念の日として受け取ってくださることを、お父様、切にお願いいたします。このすべてを真の父母のみ名によって宣布し、お祈りいたしました。アーヂュ、アーヂュ、アーヂュ。(一九八九・一・二)

 

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. 家庭が定着できる本然の地を祝福してください

 

愛するお父様。韓国と世界に散らばっている統一教会の食口と、天上世界にいる食口が一体となり、ここに向かって新たな決意ができるこの時間をもたせてくださったことを感謝申し上げます。み旨が念願するそこに向かって、祝福を受けた天地のすべての家庭が天地父母を中心として一心一体となり、定着できる本郷の地を、お父様、祝福してくださいますように、切にお願いいたします。

 

霊界と肉界が新しい次元の新千年を迎え、あなたの望む願いの国を建て、世界を建てて、愛の大王となって全天宙を理想的な平和世界として指導してくださることを、切にお願い申し上げます。

 

霊界にいるすべての食口、特に統一教会を信じて逝ったすべての食口が主導的な立場で、真の父母が成したすべてのことを、代を継いで責任遂行の手本となれるようにお許しください。そうして新しい霊界を革新し、地上・天上天国とこのすべてが、天の意図された創造理想の結果的な愛の世界として前進するようにしてくださることをお願いいたします。地上の存在が一体となり、歴史的に悲しまれた天の父母を中心とした解怨成就の位置で、すべてのものを主導できるようにしてください。そのような立場で天地が一体となり、お父様に侍る国となるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

今や韓国に来て、十日を前にし、全世界のすべての食口がここに向かって集結したすべての行路を、天地が協助、協力して、あなたが願われた希望のみ旨を完結させられる世界史的な祝福の日となるようにしてください。新たに出発する天上世界と地上世界の一体圏に向かって、真の愛によって祝福を受けた家庭を中心として、前進、跳躍できる歴史的な起源と定めてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

残ったこの国の主権者と民が一つになると同時に、真の父母と共に一つになって、地上世界統一圏の基準と天の世界統一的な基準が一体となり、解放の勝利を賛美できる愛の主権世界を成し遂げくださることを、切にお願いいたします。南北が一体となり、あなたのみ前に不孝のすべての歴史的過程をみな清算してきれいに洗い、解放された祝福を受けられるこの国、この領土となって、万国の郷土となるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

このすべてを、祝福、愛、勝利と賛美としてお父様のみ前にお返しできる福の祖国となるようにお許しくださることを切に願いながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(二〇〇〇・二・六)

 

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. 勝利的な土台を整えられるように祝福してください

 

愛するお父様!霊界にいる天宙父母と地上にいる真の父母が合わさって一体理想を成し遂げ、この地上において祝福を受けた家庭の前に定着しようという途方もないみ旨に侍る孝子家庭、忠臣家庭、聖人家庭、聖子家庭になるための祝福を受けた子女たちが、この敬礼式に参席しました。

 

この天宙に属したすべての存在は、愛によって始まり、創造されたすべてのものが天地父母の愛の圏のために所属し、存続する立場で生存を維持しながら、勝利と栄光の実体として天のみ前に奉献されることを願う創造理想のすべてを、私たちが祝福家庭として、完成、完結し、天のみ前に奉献いたします。

 

これにより、地上の解放圏、天上の解放圏、天地父母の解放圏が成立したことを宣布し、統一教会はこれまで、個人蕩減と家庭蕩減と氏族蕩減と民族蕩減と国家蕩減と天宙的蕩減路程を歩みながら、勝利の一路を開拓してくるようになった恩賜を感謝申し上げます。このすべての結果は、天が主体となって相対的な権限を保護育成し、再創造の理念の中で錬磨し、導いてくださったゆえであることを、心から感謝申し上げます。

 

この清平の天城旺臨宮殿を中心として、世界の全人類が関係を結び、各国に天の国のみ旨がどのようになっているかということを引き継いで宣布できる、この土台を整えたことを感謝申し上げます。特に統一家の祝福家庭の中において、主な家庭から今まで四億四千万双になるすべての家庭が入籍すべき、重大な時でございます。個体国家と個体家庭が堕落して以降、願ってきた目的を決算するための大転換の時期に置かれ、母親たちが先頭で入籍修練を受けるようにしてくださることを感謝申し上げます。

 

この母親たちは、天地を失ったものを再び探し出すための先覚者であり、代表者であり、犠牲的な生畜の祭物を身代わりできるみ旨の結実者として、母親の愛を子女に植え付け、母子の愛を父親の前に連結させて、天地父母の愛まで連結させようという蕩減路程の悲しみの歴史を完全に清算し、解放の恩賜と勝利を賛美いたします。全天宙に愛の実権を備えて生活できる再創造の主人となるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

天上世界に行っている興進君を中心として、大母様、忠母様、大兄様が霊界で四大聖人を結束させ、新しい兄弟関係によって統一的な霊界の教会を形成できるようにしてくださり、地上に祝福を拡大させて追従者たちをお父様の懐に抱くことができ、真の父母のみ旨に統一的な一つの血族として結んでくださった恩賜に、感謝申し上げます。

 

このように前進する発展を通し、勝利の栄光と収穫を天のみ前に捧げることに一体一念、すべてのことを感謝の心で実行できる母親となるように教育してください。子女たちを育て、母親と息子、娘が合わさって父親に侍り、天上世界の真の父母に従って天の国の入籍を果たし、解放的な民族になれるように祝福してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

きょう、捧げるこの敬礼式を快く受け取ってくださり、新たに出発し、新たに挑戦できる祝福家庭を、お父様、記憶してくださり、その心と体全体をお父様の主管の中で、愛の一体一念をもって完全に天のみ前に奉献できる準備体制を完成させられる、世界史的な終末の責任を果たせるようにお許しくださることを、切に、切にお願い申し上げます。

 

そうして、三代が一つになってお父様のみ前に奉献できる祝福の行事を計画したすべてのことが、み旨の中で日進月歩するようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。これを心に抱き、思い、祈る各自の心と心に、天を慕い、天の父母に侍る忠孝の代表的な子女になるように祝福してください。栄光の子女の姿を全天宙に誇り、天が共に同参できる勝利的な土台を永遠に整えられるように、祝福してくださることを切にお願い申し上げます。

 

愛するお父様、すべてを意図されたとおりに成してください。勝利と栄光と賛美と尊貴がいつまでも、天地人真の父母様と祝福を受けた万世の家庭の上に共にありますように、真の父母のみ名によって真に、心から報告いたしました。アーヂュ。(二〇〇〇・九・三)

 

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. 子女の姿を備えさせてください

 

愛するお父様!天と地が注視するコリエンテス、この場を聖別してください。天がここを中心として、今後の南米摂理を連結させるためのみ旨があり、南米を中心とした役事を始めてから一年を越えました。あなたが経綸された中で着地を願われるこの地上に、勝利と栄光と賛美と尊貴が永遠に共にありますように、お願いいたします。

 

今年の標語は、「真の父母様を誇り愛そう」にいたしました。神様を誇り、愛そうということでございます。神様の家庭と国、そして、世界を誇り、愛さなければならない私たちに委ねられた任務が、どれほど重大かを知っております。天の子女になったことを誇って愛し、子女を備えた父母になったことを誇って愛せるようにしてくださり、そうして、子女を抱くことのできる今日の家庭をもったことを誇って愛せることを、どれほど待ち焦がれたでしょうか。

 

天が私たちを誇って愛するのと同じように、私たちも天を愛して誇れるように祝福してください。万民、万象が合わさって天を賛美し、誇り、愛する地となり、そのような万物と人間になるようにしてください。そのような人類歴史を編成できる家庭になれなかったことが恨でしたが、統一教会を立て、恨めしいすべてのものを蹴飛ばして、この地全体を神様の創造の手腕を誇って愛せる万民になり、歴史になり、世界になって、地上天国にならなければならないことを思います。

 

万有の存在が、その一つにすべてのものを宿命的に願っていることを知った私たちは、自然を見るのに恥ずかしくないと同時に、過去、現在、未来を通した人類歴史の前に恥ずかしくなく、創造主の前に愛の対象として恥ずかしくない自由と解放の実体を備え、天に栄光を現せる尊厳なる姿となれるように祝福してくださることを、切にお願い申し上げます。

 

そうして、創造主がこの地上に人間と共に暮らし、人間と共に愛し、人類と共に歴史上に刻めなかったすべてのものを、この時代を通して真の父母の名とともに、天が願う目的を必ずや成就してさしあげられる子女の姿をすべて備えるように、お許しくださることを切にお願い申し上げます。

 

愛するお父様、霊界から地上を中心として総決算を願うこの時代において、個人と家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙史的なすべてを、家庭から芽生えさせ、解放的な天宙まで発展させるべき統一家の使命の前に、勝利と栄光、そして、万事亨通(すべてが順調であること)が共にありますように、切にお願い申し上げます。

 

父母様がいらっしゃる所に向かって心を合わせ、精誠を捧げるすべての祝福家庭の子女と親しく共にいてくださり、彼らが処し、彼らが行い、彼らが動く全体はこの地上のサタン世界とは異なり、天が共にあることを見せてあげ、証することにより、どこでも天の姿であることを現すようにしてください。万民、万象が彼らを尊敬し、彼らを愛し、彼らを誇れる場において崇拝できるように祝福してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

今や、将来に私たちが願う三百六十万双の祝福を前にして、あらゆる精誠を尽くす統一教会の姿を祝福してくださり、その上に備えるすべての姿が、誇らしい家庭の形態を備え、天の祝福を受けた家庭として恥ずかしくなく、天に誇ることができ、愛を受けられる家庭となるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

この日、あなたのみ言とともに、現れる先々において再創造の役事が天の果てまで動かし、生きている天が共にあることを実質的に証し、見せてあげられる役事が続くようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。韓国と日本、そして、アメリカを中心とした百六十余りの国家の祝福圏の子女すべてを抱き、一つの統一された解放圏の血族として天宙に現れるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

三月も半分ほどを過ごしましたので、訪れる日々の前に私たち全員が決意と新たな覚悟をして、天のみ前に忠孝の道理を果たせるようにお許しください。地上世界と天上世界の一体的な愛の理想を中心として、神様と真の父母の愛にすべて同居する生活となり、全天宙が歓喜と栄光の中で抱かれるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九九六・三・一七)

 

 

第八章 信仰生活と修練

 

1. 使命を悟らせてください

2. あなたの栄光を立てられるようにしてください

3. すべてのことを悟れるようにしてください

4. 新しい生涯に向かって駆けていけるようにしてください

5. 真の孝子と真の孝女となるようにしてください

6. お父様お一人が栄光をお受けくださるように願います

7. 地上天国を成せるようにしてくださることを願います

 

. 使命を悟らせてください

 

生命の復活を約束されたお父様、愛の恩賜をお許しになったお父様、永遠の生命を下さったお父様!遠くにいらっしゃるのではなく、私たちの心にいらっしゃり、私たちの体にいらっしゃり、私たちの周囲にいらっしゃるお父様!私たちはお父様の愛を欽慕する心をもっており、お父様の愛に浸りたい心をもっており、お父様の栄光を謳歌したい心をもっております。

 

この時間、私たちを訪ねてくださったお父様、喜びの栄光を現してください。そうして、私たちも喜び得る自身として和合し、本心と本性で和動でき、万物とも和動できる栄光の雰囲気で、この時間、各自の体と心を正してくださらなければなりません。

 

約束のお父様、この時間、運行してください。能力のお父様、この時間、現れてください。取るに足らない私たちですが、お父様の命令に従順に従って進み出るときは、永遠の生命の路程を開拓できる力が湧き出ることを知っております。愛のお父様!この時間、ためらわずに私たちの心を通して命令してくださり、私たちの体を通して命令してください。

 

お造りになった本来の形状を再び探し出してください。そうして、その美を御覧になってお父様が楽しむことができ、天上天下のすべての被造物の前に堂々と立てることができ、誇ることができる息子、娘として、この時間に守ってくださり、立ててくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。

 

きょうは神聖な日です。万民の生命に責任をもつべき日であり、死亡圏の中にある怨讐の手につかまれている多くの人々の心と体をお父様のみ前に導かなければならない日です。この日に責任をもち、役事する方々がイエス様と聖霊であり、この日を協助する者が天上の幾千万の聖徒たちですので、今日、地上にいる私たちが武装し、そのみ旨のために協助しなければならない、残された使命を悟らせてください。

 

お父様!残された使命を担えない力なき立場にいるとするならば、永遠の昔から約束された祝福のみ旨を、私たちの心に留めることができるようにお許しくださり、私たちを天倫の前に立ててください。悲しみを刺激させる哀れな息子、娘とならないようにお許しください。お父様の心に涙ぐみ、お父様の品性に涙ぐんで、お父様が立てられた全体のみ旨を、体と心を通して、あなたが語られる前に成すことができ、あなたが求められる前に行動することができ、あなたが願われる前に実践できるあなたの息子、娘となるようにお許しください。

 

お父様、まずはこの民族を祝福してください。民族を身代わりする教団を祝福してください。また、ここに集まっているあなたの息子、娘を祝福してください。この日を万邦の多くの生命に予告してくださり、新しい生命の祝福をお許しください。万民にお父様のみ旨を教え諭してくださり、万民の生命の土台を高めてくださって、その上に平和を現せるようにお許しくださることを、お父様、切に、切にお願い申し上げます。

 

今、ひれ伏した息子、娘たちが、新しい気持ちでお父様の愛と祝福を受けられる子女となるようにお許しくださり、息子の体がお父様の祝福である栄光の美を備え、その愛と美を備えられるようにお許しください。お父様のみ前にそぐわず、悲しみを起こし得る罪悪の苦い根を抱いている息子、娘たちではないでしょうか。お父様、この時間に運行なさり、現れてください。そうして、直接的なみ手をもって再創造の役事を起こしてくださることを、お父様、切に、切にお願い申し上げます。

 

この時間、集まった息子、娘の上にお父様の充満した恩賜を現してください。地方に散らばり、寂しい祭壇を築いている子女とあなたのみ言を証しする息子、娘の上に、同じ恩賜をこの時間に役事してくださることを、私のお父様、切にお願い申し上げます。個々人の心の主人になってくださり、個々人の体の本来の主人になってください。私たちの体を聖別させてください。お許しになった恩賜をこの時間、私たちの体と心にたっぷり満たしてくださり、すべての頭に臨んでくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げながら、愛する主のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九五六・一一・二五)

 

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. あなたの栄光を立てられるようにしてください

 

お父様、お許しくださった恩賜を抱き、一週間、悪の住む所で闘い、お父様の膝の前にきょう、再び集まりましたので、私たちに不足なことがあるとしても、お許しください。私たちはお父様に捧げる供え物一つも持ってくることができませんでした。お父様の心配の対象として出てまいりましたので、哀れみのお父様、全能のお父様、愛のお父様が、私たちを現在の私たちのまま残さないでください。私たちを引き受けてくださらなければなりません。

 

億万のサタンが私たちを包囲しており、私たちの生命を狙っていますので、お父様、私たちをお守りください。今日、私たちの個体がお父様の深い愛の中に浸り、お父様の栄光を心で謳歌できるようにお許しくださり、ここにひれ伏して敬拝できるこの時間となるようにお許しくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

一週間を過ごす中で、お許しになっていない行動が生活過程に残っており、お父様のみ旨の前に現れることのできない要素が多くあることを知っておりますので、哀れみのお父様、全能のお父様が勝利の権限をもって現れ、再創造のみ手を再び許してくださることを、切に、切にお願い申し上げます。

 

お父様、きょうは神聖な日ですので、民族を身代わりして集まる数多くの教団の上に祝福を下さり、お父様のみ旨一つを成すために隠れた祭壇を築いている寂しい息子、娘たちが、この時間もお父様のみ前にひれ伏していることを知っておりますので、彼らの上にも一律的な恩賜で役事してくださり、終わりの日に予告された最後の恩賜を彼らの前にもお与えください。そうして、最後の勝利の祭壇を築くことができ、お父様の栄光を三千里半島に立ててさしあげられるよう、お父様、役事してくださることを、切にお願い申し上げます。

 

今、この場に集まったあなたの息子、娘が、お父様のみ前にすべてのものを委ねますので、生きた祭物として受け取ってくださり、一つの生命もお父様のみ旨から外れないようにお導きください。サタンの攻撃を受けても、ひるまずに、お父様を「私のお父様」と呼べる真の息子、娘となるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

きょうも、地方に散らばって困難な闘いをしている寂しい息子、娘がいますので、集まる先々でお父様の再創造の権能を行使してくださり、お父様の息子、娘であることを証しするようにお許しくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げます。今、この時間にお父様のみ前に捧げるすべての内容を、ただ引き受け、主管してくださることを、お父様、切にお願い申し上げながら、主のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九五七・九’一五)

 

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. すべてのことを悟れるようにしてください

 

恨多き六千年のすべての内容と、お父様の内的な事情がこの者たちにすべて伝わらなかったのではないかと気遣われますので、お父様、この者たちをあなたの懐の中に抱き、すべてのことを悟れるようにお許しください!そして、この者たちの心に悟るところがあるならば、これに最後まで責任を負えるようにお許しくださることをお願いいたします。

 

お父様、与える者の責任がこのように貴重であることを感じると同時に、受ける者の責任も、それに劣らず貴重であることを悟り、むしろ与える者よりも受ける者の責任が、さらに重いことを知りました。与えるときは一時ですが、受けるときは永遠を前にして受けなければならないことを知っておりますので、天から一時受けたその真理を永遠に保存できる私たちとなるようにお許しくださり、一時受けた生命を永遠に保存できるようにお許しくださり、一時受けた愛を永遠に保存できる私たちとなるようにお許しください。そのような私たちとなってこそ、天のお父様の真の子女になれることが分かるようにお許しくださるよう、また切にお願い申し上げます。

 

過去に私たちは多くのみ言を聞き、多くの生命と愛の恩賜も受けましたが、この時間、私たちの心は空っぽですので、空になった私たちの心を満たしてくださり、今まで数十回、天に背いたことを、この時間に悔い改めますので、受け入れてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。そして、真理の鍵を探し出し、生命と愛の鍵を探し出して、残っている宇宙的な真理と生命と愛の門を開き、天宙の中心としていらっしゃるお父様の内的な事情を解いてさしあげられる子女となるようにしてくださり、お父様が信じ得る真の子女の位置まで進めるようにお許しくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

残ったすべてのものを分別してくださり、足りないすべてのものを満たしてくださり、永遠の天国が完全に築かれる日まで、私たちを導いてくださることを、切に、切に願いながら、主のみ名によってお祈り申し上げました。アーヂュ。(一九五七・三・一七)

 

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. 新しい生涯に向かって駆けていけるようにしてください

 

お父様が慕われた本然の創造理想世界は、あなたの愛を中心として真の子女と家庭が楽しむことができ、すべての万物が和動できて、幸福が心から湧き出る所であることを知っております。しかし、堕落によって本然の世界、本郷の地は、私たち人類の前に希望として残るようになったことを考えるとき、どうして痛嘆しないでいられるでしょうか。

 

人類の先祖が失敗することによって、果てしなく長い歴史路程の中で、数多くの子孫が侵害を受け、追われる道、涙の道、血の道、死の道を自ら進んで歩まなければならない復帰の道を探ってきた事実を考えるとき、それが長く悲しい歴史路程であったことを、お父様、私たちはもう一度切実に感じなければなりません。堕落によって父を失い、本郷の地を失い、本然の真の父母を失い、本然の真の理想的な家庭と理想的な氏族と理想的な国家と理想的な世界、理想的な天宙をすべて失ってしまいました。お父様を中心とした権威の世界が、自由な環境において成されなければならなかったのですが、堕落という悲しみの運命にぶつかることにより、人類はお父様と何の関係もなくなり、お父様の理想とされた世界とも、何の関係もなくなったのでございます。

 

お父様、私たちの主人であられるお父様は主人になれず、あなたの怨讐であるサタンの血統を受け継ぎ、サタンが主管する暗黒圏に私たちが引きずり込まれてきたという事実を考えるとき、これがどれほど無念で、悔しい事実であるかを、もう一度私たちが回顧しながら、この地球星から数多くの霊人がとどまる霊界に至るまで、億千万代の怨讐となったサタンを追放することがお父様の願いであり、真の人類の願いであったことを、この時間、私たちが心に刻まなければなりません。

 

お父様、サタンの権威と権勢の土台がどれほど残っているかを、生活の中で感じられない私たちでございます。時々刻々と時を送りながらも、一日一日を過ごしながらも、サタンの権勢と権限が私たちの生活圏にどれほど浸透しており、私たちの生活舞台にどれほど浸透しているかを、今まで感じられなかった私たちの信仰生活であったことを、お父様、思うものでございます。

 

汚されたものを清算しなければ、お父様のみ前に到底出ていけないというのが天理原則であることを考えれば考えるほど、私たちは涙の道の中においてあなたのみ前に泣き叫びながら、お父様の救いのみ手を願わざるを得ない、物悲しく哀れな立場にいることを、もう一度思うものでございます。このような立場にある私たちであることをよく御存じのお父様、哀れみの心を広げ、私たちの行くべき道をもう一度守ってくださり、私たちの周囲を清くして、サタン圏から私たちを分別してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、私たちの体と心は、神様と直接、関係を結ぶことができません。サタンが支配できる罪悪の根が、いまだに残っていることを知っております。心で願う善を行うことができず、願わない悪の行為を楽しむ私たち自身と、そのような生活圏を免れられない私たち自身をお許しくださるように、お父様、切にお願い申し上げます。

 

私たちは、哀れに思ってくださるお父様の愛と生命の権限、そして、復活の権限を信じることにより、お父様の愛の圏と復活圏、そして、生命圏内の関係に従い、今までついてまいりました。このような私たちをお父様は育てられ、復帰摂理のみ旨を展開しようという事情があるがゆえに、見捨てられず、今まで抱いて擁護し、保護してくださったことを思うとき、感謝の念に堪えません。今や私たちは復帰の戦いの場を知り、生命の恩恵に属するようになったことを悟りましたので、この場に集まったあなたの子女を深く思いやってくださることを、お父様、切にお願いいたします。

 

私たちは生涯路程においてサタンと隔離されなければなりませんし、また復活路程においてもサタンと隔離されなければなりません。お父様と一体となり、お父様が願われる生活と生涯にならなければ、天の民になることができないという事実を、私たちははっきりと知りましたので、ここに集まったあなたの息子、娘が体と心全体を捧げ、新しい生活と生涯に向かって駆けていけるようにお許しください。この時間、もう一度お父様のみ前に決意できる群れとなるようにお許しくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様が私たちのすべての事情と内容を目にしてくださり、「今後、私たちがみ旨の前に自らの立場を明らかにし、これから進む方向と果たすべき責任、そして使命に対して強固な決意をなすことができるように、もう一度促してください」と言えるこの時間となるようにお許しくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

きょうは聖日です。韓国の各地に散らばっている寂しい子女が、ここに向かってひざまずき、祈祷していることを知っておりますので、そのように集まった先々において共にいてくださり、彼らが泣き叫ぶ訴えが地に落ちず、お父様の心情を動かすようにして、お父様が働かれる願いを伝え受ける、神聖なこの時間となるようにしてください。お父様のみ旨を支える者として、この地上にいるサタンを征服するときに、第二の責任者の使命を担えるあなたの真の息子、娘となるようにお許しくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

そうして、私たちがあなたの願われた理想世界を実現し、蕩減復帰を完結する群れとなるようにしてくださり、お父様が誇れる息子、娘となるようにお許しくださることを、切にお願いいたします。この時間、全体をお父様が直接受け持ち、主管、主張してくださることを、愛するお父様、切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母のみ名によって、切にお祈りいたしました。アーヂュ。(一九六八・一・七)

 

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. 真の孝子と真の孝女となるようにしてください

 

万宇宙を造られたお父様!あなたの栄光をすべての万物と分かち合えるその一日を、あなたはどれほど切に願われたかを、この時間、私たちが心深く悟るようにしてください。

 

アダムとエバを創造して彼らをお父様の懐で育てられ、永遠の愛の生活をさせることによって人類の福地を建設しようとなさり、育っていくアダムとエバを通して喜びを享受しようとなさったお父様であることを、もう一度悟るものでございます。そのような切なる願いをもたれたお父様が、アダムとエバを失い、悲しみの一日を迎えるようになったという事実を、私たちはこの時間、もう一度悟らなければなりません。

 

お父様、この地には国も多く、民族もたくさんあります。それらは過ぎし日、それぞれの歴史を異にし、現実の生活環境を異にし、望みも異にしております。これは本来、お父様が経綸なさったみ旨と相反したものであることをもう一度考えてみるとき、歴史が異なることがお父様の恨であり、環境が異なることがお父様の恨であり、望みが異なることがお父様の恨であることを知るものでございます。このようなことを考えるとき、お父様、これが堕落の報いであることを知っております。

 

過去がお父様によらなければならず、現在がお父様によらなければならず、未来がお父様の理念と関係を結ばなければならないのに、今日、人類は一つの関係をもつことができず、一つの生活的環境と一つの理念的な土台をもつことができず、悲惨な現実に置かれております。このような混乱した立場で、方向が逆さまになった立場で、自己の位置が互いに相反する立場で生きている全人類の呻吟の声とすさまじい泣き叫びを、私たちがもう一度心で聞けるようにしてくださり、お父様の心情とともに考えることができ、お父様の心情を感じて、過ぎし日の過ちを悟れるようにしてください。

 

お父様、真に悔い改めの涙を流し、この人類が幸福なる望みをもたせてほしいと哀願するあなたの息子、娘がいなければなりません。しかし、そのようにできなかったことを感じれば感じるほど、お父様のみ前に頭を上げることができません。

 

今日、数多くの宗教と数多くの教団が一つの目的に向かって進んでいますが、あなたが行かれるべきその悲しみの道を前にして、人類が受けるべき悲惨な審判の悲しみを前にして、お父様のみ前に謙遜にひれ伏し、涙する群れが多くないことを知っております。きょう、ここに集ったこの哀れな群れは、悲しみの道を連ねてまいりました。あなたが命じられる命令を抱いてこの日まで闘ってきながら、疲れた足を引きずり、きょうこの場に残ったあなたの息子、娘ですので、心に留めてください。

 

この一年、私たちが福を受けようとする前に、現実に残っている過ぎし日の罪を、悔い改められるこの時間となるようにお許しください。この民族がそのようにできなかったので、この哀れな三千万の民族を身代わりし、数多くの教団を身代わりし、数多くの信じる信徒たちを身代わりして、涙でお父様のみ前に悔い改められるこの時間となるようにしてくださるごとを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。

 

今、あなたの傷ついたみ手をつかみ、あなたの事情のために案ずることのできる息子、娘にならなければならず、あなたのやるせない姿と、あなたの物寂しいその姿を見つめ、「私のお父様」と言って駆けていき、首を抱き締めて痛哭できる真の息子、娘にならなければなりません。しかし、そのようにできない自分の心があるならば、自ら罪人であることを率直に告げ、お父様の哀れみの懐に抱かれる、このひと時となるようにしてくださることを、愛のお父様、切にお願い申し上げます。

 

涙で贖罪されながら歩むべき人生の道であることを知っております。お父様がそのようであられるために、その息子、娘である私たちも、そのようにしなければならないことをよく知っております。昨年もそうであり、一昨年にも私たちをそのような場に追いやられましたが、それでも今日まで耐えてきながら残った群れを心に留めてください。今や新年を迎えて、再び腰の帯をきつく締め、髪を短く整え、新たな闘志をもって天の武器を備え、お父様の命令に従って駆けていける子女になるように、お導きください。

 

お父様!私たちはついていく群れになってはいけません。お父様のみ前に、民族の前に、人類の前に、先発隊として現れる姿になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。多くの日々を悲しみの中で苦労されたのが恨であり、多くの人々が天に背く逆賊の群れとなったことが恨でしたので、この恨多き日と、恨多き事情を背負った天の十字架を担ぐべき私たちであることをよく知っております。今や私たちがその荷を責任をもって担い、この全宇宙万物のために天の祭物として捧げられることを自ら楽しめるあなたの息子、娘になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

今この時間、私たちは過ぎし日のすべてのものを率直に告白し、純粋で清らかな心の土台の上で、お父様を慕う心と欽慕する情だけが私たちの心に満たされることを願うものでございます。

 

そうして、あなたがどのような事情をもっていらっしゃっても、あなたがどのような姿をしていらっしゃっても、それを意に介さず、あなたに精誠を込めて侍ってさしあげられる真の孝子、真の孝女の姿を備えられるようにお許しくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

この時間、新年を迎え、このソウル本部に向かって寂しい立場で涙を流しながら祈る群れが多くいることを知っております。彼らに希望を与えてください。彼らが願う希望の日を、お父様、延長しないでください。この民族の悲しみを感じさせてくださり、この民族の罪悪史を踏み越えられる彼らとなるようにしてくださり、お父様の直接的な主管のもとで導いてくださることを切にお願いいたします。

 

私たちが耐えてきながら訴える内容に、あなたが耳を傾けてくださることを知っておりますし、私たちが寂しく悲惨なとき、お父様が保護してくださることをよく知っております。迫害を受けて追われる場に、共にいてくださることを知っております。そのようなお父様、私たちの事情、事情を収拾してください。今まで私たちがどれほどあなたを悲しませたか、言葉にもできません。この一年だけは、そのようにならないようにお許しくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

今や私たちは、お父様のみ前にあらゆる精誠をすべて束ねて捧げ、謙遜にひれ伏してお父様をお呼びすることができ、お父様の懐に抱かれて、とめどなくむせび泣ける切なる心を、この時間、各自がもてるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

今まで訪ねてこられたお父様は、誰か他の人のお父様ではございませんでした。私のお父様であり、私たちのお父様であることを知りましたので、そのお父様と縁を結ぶべき復帰の運命の途上に立っているこの悲しみの子女たちを、再びあなたの懐に抱いてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

新年の始め、初めての聖日を迎え、この者たちの前に立ちましたが、どのような言葉を伝えましょうか。伝える者の心と、受ける者の心が一つになるようにお許しください。あなたがこの中で、創造の能力とともに現れてくださることをお願いいたします。私たちの心情、心情を連結して、一つの祭物として捧げられるこの祭壇となり、民族を身代わりして贖罪の香を焚いてさしあげられる、この時間となるようにお許しください。

 

万民を身代わりし、お父様を身代わりして涙を流せるようにしてくださり、お父様が来られて、痛む心情を吐露できるこの時間となるようにしてくださることを、お父様、切にお願いいたします。万世の栄光と勝利が、この一年、私たちと共にあるようにしてくださり、この民族と共にあるようにしてくださり、人類と多くの霊人と共にあるようにしてくださることを切に願いながら、主のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九六六・一・二)

 

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. お父様お一人が栄光をお受けくださるように願います

 

お父様、きょうは聖日です。この日を迎え、全国に散らばっている数多くの子女がそれぞれの祭壇の前に集まり、ぬかずいて敬拝し、心を合わせて精誠を捧げておりますので、その群れの前にお父様の無限なる愛と哀れみが共にありますように、切にお願いいたします。私たちをこの場に立てて、私たちを通して解怨成就なさろうとするお父様の聖なるみ旨があることを知っております。お父様が解怨成就なさろうとするそのみ旨の前に忠誠を尽くして、なくてはならない子女たちとなるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

きょう、私たちがここにいるのは、私たち自身によるものではないことを知っております。始まりもあなたであり、終わりもあなたであることを知って、あなたのみ前に全体を委ねましたので、主管してください。私たちによって勝利の個人、勝利の家庭、勝利の国と、勝利の世界を復帰なさり、さらには勝利の天国を成し遂げて、お父様お一人が栄光をお受けくださるように、お父様、切にお願い申し上げます。

 

犠牲となり、祭物になられたあなたのすべての悔しい事情を、私たちが代わりに担って蕩減し、必ずあなたの恨を解いてさしあげ、喜びと栄光をお返しできる子女となることを、この時間、お誓いいたします。お父様、私たちを中心として、三時代の縁で結ばれていることを知っております。過去に来ては逝った数多くの先祖が、私たちによって解怨成就され得ることを切に望み、世界に広がっている人類が解放の一日を待ち焦がれており、未来の子孫が解放の一日を待ち焦がれておりますので、彼らを解放してあげられる私たちとなるようにしてください。そうして、天のみ旨を仰ぎ、地のみ旨に従って、人倫の道理を探し立てられる息子、娘となるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

この時間にも、東西洋の数多くのあなたの子女が、希望の一日を見つめ、韓国を慕いながらみ旨のために絶え間なく精誠を捧げておりますので、彼らをあなたの深い愛で抱きかかえてくださり、保護してください。そうして、彼らによって勝利の一路を開拓し、天下万民があなたのみ旨の前にひれ伏すように導ける、一つの勝利的な生きた祭物となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

私たちがこの民族のために生命の礎石となるようにしてくださり、栄光の祭司長となるようにして、あなたを賛美するときに先導的な役割を果たす祭物として不足がないように、祝福してくださることを切にお願い申し上げます。ここにいる祝福を受けた家庭の上に、あなたの愛が共にあるようにしてくださり、特別に統一教団の上に共にあるようにしてくださり、大韓民国に共にあるようにしてください。韓国をはじめ、アジア、ヨーロッパ、世界全体を、お父様、愛してください。

 

今や全天宙をあなたの懐に抱いて、すべての子女の活動舞台となるようにお許しください。そうして、あなたが願われた栄光の世界が、一つに統一された形態として現れるようにお許しください。その日まで、私たちが祭物になるとしても、あらゆる忠誠を尽くしながら耐えて進むことを誓える、この時間となるようにしてくださることを、愛のお父様、切に、切にお願い申し上げます。み旨のために前進する子女たちと世界の上に、お父様の栄光と慈悲と愛が永遠に共にあることを、切にお願い申し上げながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九六九・一〇・一九)

 

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. 地上天国を成せるようにしてくださることを願います

 

愛するお父様、天と地が注視するこの場に、全天宙の万象が一心一体となり、天地人真の父母に侍って、きょう、新しい月を迎える祝賀の敬拝を捧げられる恩賜を許してくださることを、心から、心から、心から感謝申し上げます。

 

歴史的な大転換の時期を過ごし、新たな天宙理想創建の国権を立てられる、新しい次元に転換できる三月を迎えました。今月綴られるすべてのことが四月と協力して、天の出発とともに、新しい歴史とともに計画したすべての大会が、お父様の心の中から縁が結ばれるようにしてください。そして、地上において真の父母と共に、万物があなたの愛の地上天国と天上天国の太平聖代を賛美できる、愛の主権を迎えられる時代となりました。

 

ですから、お父様が中心となって、今までこの地上の堕落した人類のために、個人時代から天宙まで、八段階の基準を立てる時まで苦労された、すべての歴史路程をお忘れください。それまで精誠を捧げて、真の父母と共に一体圏を備えて勝利した時と、定礎石を据えたすべての日々が、あなたの勝利の心を備え、すべての峠を忘れ、勝利の新しい四月に向かって前進する希望の一念を加えたあなたの愛の主権を備えられるようにしてくださり、天上世界と地上世界に、神様の理想的な家庭を中心として、平和理想世界の王権に向かい、解放的な平和世界に向かって前進するすべての過程と日々が、喜びでつながるようにしてください。

 

今や三月から始まる新しい時代に、灯火を高く掲げ、新たに心身を燃やしていきながら、天のみ前に忠孝の道理と聖人、聖子の家庭の道理を完成するようにしてください。そうして、天国民として地上に基盤を築き、天に侍るときに全天宙が一体の姿で神様に侍る世界となるようにしてくださり、万民が賛美する時代に転換するようにして、あなたの勝利的な覇権の上に、愛の世界が展開するようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

今や天上世界の祝福を受けた家庭と、地上世界の祝福を受けた家庭が一心、一体、一念、一核となり、お父様の体と心の一体圏に連結させて、万物万象までも心情の一体を備えさせることにより、お父様の創造理想的な観点から勝利、勝利、勝利を誇ることができるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

この場を欽慕しながら、万国に散らばって祝祷を捧げながら、訪れる記念の日のために、心で準備するすべての動きの上に共にいてくださり、あなたの本然的な創造の出発日を身代わりして、勝利の覇権を見つめながら、堕落していないアダム家庭の希望の一念を連結させなければなりません。すべての堕落の痕跡を忘れ、正午定着時代を、愛を中心とした主権の時代に委譲してください。そうして、万世にあなたの勝利と栄光を賛美できる、独自的な愛の主権として天地を誇れるお父様の時となるようにお許しくださることを、切にお願いいたします。

 

今や天地人真の父母は、霊界と肉界の橋梁的な責任を完結し、より高く、広く、深く、あなたの心情の一致点を形成し、あなたが歓喜なさる栄光のすべての喜びが、生活舞台を通して世界に真の父母の心情と一致し、喜びの賛美で、万宇宙とお父様のみ前に奉献してさしあげる解放の地上天国となるようにしてくださることを、切にお願いいたします。三・一運動を記念するこの日に、韓民族が一つの心をもって結束するのと同じように、新しい世界に向かう天の祝福を受けた天民が、一つの心となって韓半島と世界に連結されるようにお許しくださることを、お父様、切に願いながら、真の父母のみ名によって切に報告し、宣布いたします。アーヂュ。(二〇〇六・三・一)

 

 

第九章 家庭教会と氏族的メシヤ

 

1. 家庭教会の勝利的な日を成させるようにしてください

2. 家庭教会を中心として、すべてが一つになるようにしてください

3. 夜明けの時が目前に迫ってきたことを悟るようにしてください

4. 統一教会の使命を忘れないようにさせてください

5. 家庭教会の時代を迎えたことを感謝いたします

6. 韓国を哀れんでください

7. 愛と信仰と希望の継承者となるようにしてください

 

. 家庭教会の勝利的な日を成させるようにしてください

 

失敗に帰した歴史の頂上を見つめるお父様の悲しみを、誰も知りませんでした。お父様!古代イスラエルの国をあなたが心に留めておかれ、ヤコブ家庭を召されて摂理を出発なさったはるか昔、その後、モーセ時代を経て、イエス様の時代を経て、キリスト教の殉教の血の跡を残し、統一教会の悲惨な歴史の痕跡を残して、今日のこの場まで、倒れずに、滅びずに残るようにしてくださったあなたとの縁が残っていることを、もう一度感謝申し上げます。

 

今から三十年前、二十代で天を助けようと身もだえした、その時が思い出されます。志を立てようと、激しい波風の前に私が決心して進み出た、曲折で綴られた涙と血と汗のにおいがしみた事情が、パノラマのようになっております。この民族と国を、あなたのみ旨の前に立てるために最後の条件を立てて、天に対して反対した彼らの前に、あの末端の一人として踏まれながらも耐えてまいりました。国の怨讐も、民族の怨讐のように扱われながらも、深い事情の心情を抱えながら耐えに耐えました。あなたが生きていらっしゃるがゆえに、滅ぶべき場においても滅ばないよう、あなたのみ手が添えられたことを、お父様、感謝せざるを得ないのでございます。

 

日が沈む前にみ旨を必ず成して、あなたのみ前にお捧げしていかなければならないと、必勝の路程を決意し、峠の道を歩んでおります。お父様、このような忘れられない歴史的な事情を思うとき、文某を避ける、その心的立場に立ったサタンの本音をすべて御存じであることを知っております。あなたが行かれる道を私も行かなければならず、私が行く道は真の父母が行く道であり、この道を行かなければ、人類は滅びることをよく知っております。

 

お父様、この者たちの家庭教会に向かう歩みは、たとえ環境は制限されていたとしても、涙の交差路が絡まった道を歩んでおります。家と家が互いに、同じ心情に通じる家庭教会を編成するために、前進しなければならない涙の道がいまだ残っております。今まで共にあったあなたのみ手が、共にあることを知っております。ですから、困難な環境にぶつかったことを克服できると知っておりますので、愛のお父様、共にいてください。

 

けさ、「統一教会と私」という題名でみ言を語りました。統一教会と私たちが、切ろうにも切れない運命の道として現れるとするならば、父母を失った昔の歴史的な事情の恨を抱き、復帰の事情と蕩減の内容を経て、解いて、解いて、戻らなければならない堕落した子孫の運命の道を知る人がおらず、恨を抱きながら行くべきことをよく知っておりますので、福を施してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

数日間、ここで過ごさせてくださったことを感謝申し上げます。きょうもまた、み旨が願う心情の方向があります。私と後代が統一教会の道、お父様の道を行こうと前進し、すべての心と精力と精誠を捧げて感謝する心と体をもち、最後まで前進できるようにしてくださり、あなたの心の深い同志となり、あなたの愛を受けられるあなたの誇らしい息子、娘になるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。統一教会は、栄光の天地の勝利者として顕現できるという事実を知っておりますので、その日まで挫折することなく、倒れることなく、闘って勝利する子女となれるように、お父様が引き受け、主管してください。

 

愛するお父様、この日、この時間、ここのために全世界に散らばっている統一の子女が精誠を捧げ、外国にいる食口がここのために精誠を捧げ、さらには韓国の情勢のために祈り、アメリカの情勢のために祈っている朝でございます。その息子、娘の道が促され、短縮され得るように導いてくださることを、もう一度お願い申し上げます。その日の栄光があなたと共に、師と共に、私と共にあるようにしてくださり、家庭教会の勝利的な日が成し遂げられるように祝福してください。

 

真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九八〇・一〇・一九)

 

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. 家庭教会を中心として、すべてが一つになるようにしてください

 

万宇宙の中心であられ、天にまします天のお父様。あなたの理想に基づいて全被造世界が創造されましたので、あなたの愛と連結されて、万宇宙の中心である人間とあなたが願う愛の住み家を、この天宙に実現するための聖なるみ旨の完成を現してください。

 

このような使命を前にして、創造の偉業を成就させようとされるお父様のみ前に、地上の父母として責任を果たすべき人類始祖が堕落することによって、悲痛な歴史を綴り、あなたの理想世界は蹂躙され、愛の世界は十字架に釘打たれたため、お父様の歴史的な労苦の前に、先祖に代わって謝罪いたします。これだけではなく、この世界に広がっている人類は「神様はいない」と言い、神様を知ることができずに神様に背く者が多くおり、「神様はいない」と言う共産主義が膨張する中、善の基準を混乱させ、あたかも偽りと不義がすべてのものの中心であるかのようにのさばるようになった、このすべての悲しみの結果に面した人類を、お父様が哀れに思われ、統一教会を立てられました。個人を収拾し、家庭を収拾し、氏族、民族、国家、世界、天宙まで、混乱したすべての人間を収拾するために、今まで地上で苦労されたお父様、そのために、来ては逝った歴史的なすべての聖賢とイエス様、そして、再臨時代の真の父母まで受難の道を行くようになったことを、お許しください。

 

今、連結される子孫にまで現世の苦痛と過ぎし過去の苦痛を中心として、蕩減条件の因縁が残されるという恐ろしさを知っているがゆえに、私たちは家庭教会を中心として、個人から家庭、氏族、民族、国家を越えて、全面的に前進することを決意しておりますし、この運動を提示するようにしてくださった恩賜を感謝申し上げます。特にけさ、「神の日」を迎え、この世界が新たに明けてくるに従ってお父様の栄光が現れ、お父様の勝利のみ旨が全天宙に充満し、賛美の歓声が地上から天まで響き渡るようにお許しくださることを、切にお願いいたします。

 

このような使命を果たすために、統一教会のこの場に集った各国のすべての中心家庭が先頭において伝統を見せてあげ、行うすべてのことを教えるようにしてください。その次には、すべての世界がここに従って行動する環境的条件で責任を遂行するにおいて、先頭で走るようにお許しくださることを、切にお願いいたします。

 

きょう、この式典をお父様が快くお受け取りください。霊界が注視する中、キリスト教全体の霊人とイエス様、仏教信者と釈迦牟尼ホむ、儒教信者と孔子、ムスリムとムハンマドまで、四大宗教を中心として、善を追求するすべての宗教指導者と宗教者たちが見守っています。その中で一つの目的を中心とした真の父母の懐を見つめながら、天上と地上が連結されるように祝福してください。彼らと統一教会が一つになり、歴史的なすべてのものを蕩減していくときに、天が喜び、地が和動できるように祝福してくださるよう、切にお願いいたします。

 

全世界に広がっている統一の群れを、お父様、記憶してください。この式典を記念することにより、真の父母の名を賛美し、天の家庭を仰ぎ敬っているすべての統一教会の群れに、新しい歴史的な祝福を加え、勝利的な栄光を現せるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。この場を貴くお受け取りください。

 

この日を期して、家庭教会の勝利を誓いましたので、お父様が直接地上と一つになり、善の霊と一つになって、統一教会の家庭教会活動を基点とし、環境と国境を越えて連結されることにより、地上世界を占領している悪の勢力版図を中心として形成されていたサタン世界の組織を、今から除去できる運動を展開しなければなりません。

 

お父様が家庭教会のために動くのと同じく、地上の家庭教会を中心としてすべてが一心となり、お父様のみ前に孝行の道理を果たすことによって、お父様が喜び、霊界が自ら協助できる環境を成すようにしてください。そうすることにより、すべての国境を越えて、悪のサタン世界、悪の共産主権までも、良心の呼び掛けと導きに従って、お父様の国と家庭に入ってこられるように祝福してくださることを、切にお願いいたします。そうして、韓国、日本、アメリカ、ドイツを中心とした全世界の国家が一つとなり、お父様の栄光を賛美できる時をお許しくださるように、切にお願い申し上げます。

 

この日に成されるすべてのことをお父様が祝福してくださり、この年の全体の上に祝福を与えてください。勝利を賛美するこの日となり、そのような今月と今年になり、八〇年代となるようにお許しくださることを、切にお願いいたします。この式典を快くお受け取りください。万世無窮であられるあなたの勝利が、この日から永遠に広がっていくようにお許しくださることを願いながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九八二・一・一)

 

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. 夜明けの時が目前に迫ってきたことを悟るようにしてください

 

愛するお父様、恨多き復帰の道が、曲折と事情によって埋められていることを夢にも思いませんでした。分別なく、何も分からなかったこの息子をあなたが立てられ、むちで打ち、身もだえさせたのも、今になってみれば、すべて愛であったことを悟りました。

 

通り過ぎる過程においては無情な天であり、無慈悲な天であることを感じましたが、私により価値ある褒賞を賦与するための絶対的な条件が必要であるがゆえに、そのようにされたことを知っております。それを知るたびに感謝しながら歩んできてみれば、今日の統一教会は世界的に名を知られるようになり、ここに立っているこの息子の名を五色人種(あらゆる人種)がありとあらゆる所で知ることができる時となりました。その名は悪名高い名として現れましたが、善名高い名として変遷していくことを知り、今まで闘ってまいりました。あなたもその日を保障する立場で私を助けてくださったため、そのようになり得る世界が必ずや形成されることを知っております。

 

今や迫害は過ぎていき、漆黒のような暗黒の世界は過ぎていき、夜明けのときが私たちの目前に迫ってまいりました。今や、首を高く伸ばして見つめれば、私の視野圏において世界がどのように終わるのかを見定め得る、時代の中心に立っています。お父様、み言を通して、家庭教会がどれほど貴いかということを知りました。万物の解放、人間の解放、神様の解放と天使世界の解放をしなければ、本然の世界を復帰できない心情圏があるという事実を知りました。

 

私たちは心情を中心として、神様の代わりに万物を愛し、人間を愛し、神様の代わりに天使世界に対しても主体的な立場で指示し、命令できる立場で神様に侍ることのできる心情の主体、もしくは対象となり、お父様のみ前に一致すべき未来の希望圏が残っておりますので、そこに直行しても余りあるようにお導きください。闘いの途中で倒れることなく、最後まで勝利してあなたのみ前に称賛だけではなく、あなたの愛を受け継ぐことのできる息子、娘になるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

残されたその日と、その時が、私たちをせきたてるように呼んでいるという事実を知るとき、きょうから残り六十日間、輝く成果を収めて、今までできなかったことを今回の期間に短縮させて、条件的な内容でもお父様のみ前に残してさしあげられる実績をもてるよう、あらゆる努力と至誠を尽くせるようになることをお願いいたします。けさ、長々と何時間もみ言を語りましたので、流れていかないようにし、心の中に心情が芽生えて生命の光を加え、お父様の愛を中心とした新芽となってあなたを仰ぎ敬うために直行し、駆けていける息子、娘の姿を備えられるようにお許しくださることを、切にお願いいたします。

 

その日とその時に、恥ずかしくなることのない天の王子と王女の姿を備えられるように、お父様、愛のむちを加えてくださることを切に願いながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九八〇・一一・一)

 

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. 統一教会の使命を忘れないようにさせてください

 

愛するお父様、においがし、整頓されていない地であるとしても、祖国のにおいが骨髄にしみるのを感じるとき、故郷がそれで良いのであり、祖国がそれで良いのだということを改めて感じます。

 

お父様、南北が分断されたこの事情を考えるとき、これは大韓民国が負うべき罪ではなく、キリスト教が責任を果たせなかったことにより、世界史的な一つの蕩減の谷間として残ったものであることを思います。今まで韓民族が数多くの血を流したのは、その個体の過ちよりも、歴史的な使命の運命があったからです。蕩減しなければならない使命を前にして、多くの血の代価を払ったことを知っております。

 

今、多岐多端な環境の渦中でもがいていますが、原理が教えてくれたとおりにカインとアベルが出会って天のみ前に立つときまで、この民族の受難の渦が巻き続けるという事実を知っております。それは争いと計略によって成されるものではなく、自然な環境で勝利の土台を築いてあげる群れとなることにより、負債を負った者の立場にカイン世界を立てなければ、長子の位置を引き継げる場がないことを知るものでございます。

 

このような歴史的な交差点がない天倫の世界から、堕落した世界に対して一つの道を要求しているという事実を考えるとき、統一教会の群れはひざまずいて、粛然とした姿で天のみ前に自身を反省せざるを得ないことを改めて思います。今から北朝鮮の地でのひと時を思いながら、韓国の地で迫害を受けたひと時を思いながら、ボムネッコルの谷を中心としてやるせない事情を抱いて天のみ前に訴えたその時を過ごし、海外を経て過ごしながら、誰も知ることのできない道を探ってまいりました。誰もが自分の欲望を中心として走っていきますが、ここにいるこの息子は、あなたの愛を中心としたみ旨を立てるため、今まで誰も分からなかった道を駆けてまいりました。

 

その過程において倒れた場、絶望した場において、あなたはつかんでくださり、激励してくださいました。歴史を考えれば、事情も多く、悲しみの峠も多くありましたが、あなたが私以上に悲しみの道を体験し、私以上に悲痛で悔しい歴史的な内情を抱かれたことを考えるたびに、顔を上げて天のみ前に祈ることのできない恥ずかしさを感じます。このようなことを悟らせてくださったのも、あなたの無限の愛があったがゆえであることを、改めて思うのでございます。

 

六十の生涯が過ぎ去って、迫害の一方通行で終わると思っていた生涯路程を振り返ってみれば、世界的な渦中を経て、端から端に通じ得る道がもっとあったことを思うのでございます。天に向かってもう一度、いつ、いかなるとき、あなたが準備してこのような環境をつくっておかれたのかという事実を考えるとき、改めて感謝申し上げる次第でございます。昨年から一年余り、韓国においては様々な情勢の変動も多くありました。今や、あなたが、主導して、行くべき道を照らしてくださり、この国と民族がどこに行かなければならないのかを知り得る環境をつくってくださるようにお願いいたします。

 

この国のすべての国民が一体となり、善し悪しをえり分けて悔い改め、「天のみ前に恥ずかしい民族にはならない」と身もだえできる自らの姿を発見できるようにしてください。そうして団結し、「世界人類の前に愛の架け橋となる」と言いながら、自ら犠牲の場を開拓していく群れが、韓国三千里半島にあふれて流れるようになれば、世界は新しい希望の基地となり、希望の夜明けがそこから明るい太陽の光となり、世界に向かって伸びていける日が間違いなく来ることを知っております。そのようにできる土台が、今日、この統一教会にならなければならないことを知っております。

 

韓国と世界のみ旨を中心としたその路程において、荒漠とした砂漠地帯において、死亡の哀れな傷を負い、骸骨の谷間となったこの世界において、愛の服を着て、愛の油を塗り、復活できる運命圏を天が願うことを思うとき、統一教会がその使命を担えるようにお許しくださることを、切にお願いいたします。

 

私たちの怨讐であった既成教会のために、今まで耐えてまいりました。既成教会は、今に至るまで私たちに反対していますが、お父様、ここにおいてあなたが仲裁者となってください。あなたの傷心が大きいことを思いながら、私たちが耐え、あすの希望を含ませ、兄弟のような関係があるため、兄の立場に立てて、あなたの権限を受け継ぎ、彼らを生かしてあげるべきみ旨があるという粛然とした事実を知るたびに、喉が詰まる痛哭の心情をもち、天が六千年間苦労された事実を想起できるようにお許しください。

 

お父様、私は、韓国に訪ねてきたのではございません。この体であなたの愛を受け、体恤するためです。そのようにできる一個人、家庭、氏族がいることをあなたが願うということを知っておりますので、恥ずかしくて身の置き場がない私自身をもう一度とがめながら、統一教会をもう一度哀れに思ってくださることを、お父様、切にお願いいたします。お父様、まだ残された仕事の処理を終えられていません。これから三年、もしくは四年という期間を中心として、アメリカで闘うべき仕事を残してまいりましたので、お父様、韓国はあなたが引き受けてくださり、ここの責任者からきょう新たに覚醒して、み旨の前に愛の架け橋を韓国から世界の至る所に架ける基地にならなければならないことを、はっきりと知るこの時間となるようにしてくださることを、切にお願い申し上げます。

 

それがなくなれば、いくら祖国の地でも、私が帰ってこられる道がないことを思うのでございます。お父様、そのようにできる一つの場所が韓国にならなければならないことをあなたが願い、五千年の非常に長い歳月の間、蕩減と受難の民族として悲惨な血の歴史を綴ってくるようにされました。それも、このひと時に備えるためであることを思うとき、統一教会の使命が大きいことを忘れる群れとならないようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

母親は母親として、夫と子女たちの前に、父親は父親として、妻と子女たちの前に、子女は父母の前に、教会の責任者は教会員の前に、教会員は教会の責任者の前に、神様の愛を見せてあげることができ、同行できる動きが現れるようにしてください。三千里半島に、この哀れで、追われながら迫害を受けてきた群れを通して、全員、心情的に結合させられるようにお許しくださることを、もう一度お父様のみ前にお願いいたします。

 

残ったその日の前に、きょうのみ言が恥ずべき訴えと讒訴の条件にならないように、心を落ち着かせ、精誠を整えて、第二回三次七年路程を三十六家庭から七十二家庭と百二十四家庭が先頭に進み出て、この民族の前に旗手となって走るべき責任があることを、悟れるようにお許しください。

 

師が歩んだ道がそうであるように、この者たちも行かなければなりません。子女に迫害を残したいと思う父母はいないのであり、実に受難の道を残したいと思う夫はいないことを知っております。しかし、父母の立場において子女たちを苦労させなければならず、夫の立場において妻を苦労させなければならない蕩減路程が残っており、復帰の恨めしい道が残っていますので、この道が嫌だと言えば、永遠に行く道を塞ぐことを思うとき、歯を食いしばり、舌をかみながら、この道を行かなければならない運命に置かれていることを、この時間、悟れるようにお許しくださることを、切にお願いいたします。

 

家庭教会の活動を中心として、恥ずかしい歴史を残す群れにならないようにしてくださることを、切にお願いいたします。歴史的な蕩減と歴史的な心情的一つの基準を立て、万民に暴風が吹いて洪水が起きるとき、一つの錨となって、「いかなるものも、ここにぶら下がれば生きられる土台である」と、愛の錨を差し込んで待つ群れとなるようにお許しくださることを、お父様、切に、切にお願い申し上げます。きょうのすべてのものを快くお受け取りくださることを願いながら、真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九八〇・一〇・一六)

 

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. 家庭教会の時代を迎えたことを感謝いたします

 

愛する天のお父様、多くの歴史路程における恨めしい日々が過ぎ去っていき、また、連結されて過ごしてまいりました。一九二〇年代から六十年期間、あなたが不肖なこの息子をこの地に送って育てながら鍛錬され、分別のつくまでお父様の保護の中で導き、新たな歴史的な観と使命がどのようなものであるかということを悟らせてくださいました。

 

お父様を知り、イエス様を知ったあとから、それを悟ったあとに歓迎と栄光の一日があなたの歴史の中にありましたが、民族を中心としたキリスト教と韓民族が責任を果たせないことにより、悲しみの歴史を綴ってきたことを改めて回想いたします。しかし、必ずや勝利の日を迎えるために、多くの日々を、多くの血がにじむ闘争の道を再び繰り返されたお父様の労苦の前に、心から感謝いたします。

 

さらに一九六〇年代を中心としては、二千年歴史をもう一度蕩減するために、キリスト教が使命を果たせなかったことと、国が使命を果たせなかったことを蕩減するために、三次七年路程を設定されたその日を思うとき、それが正にきのうのことのようでございます。今日のこのような歴史的な勝利圏があろうとは、誰も想像できなかったその時代を、もう一度回顧するのでございます。今や三次七年路程を既に送り出し、今年、第二回三次七年路程を発表できる歴史的な時期を、生きている間にお父様に侍り、世界の前に堂々と発表できるこの日がどれほど感謝であるか、言葉で表すことができません。

 

今や、本格的に国家と世界の次元を越えて、新しい歴史を開門し、「家庭教会は私の天国」という今年の標請をもって出発を決意いたしますので、お父様、この課題を快く受け取ってくださり、統一の群れがこのような内容をもって祈る先々で、直接お父様が共にいらっしゃってくださることを切にお願いいたします。さらに、この場には過ぎし日に八百四十二双を新たに天の家庭として絆を結ぶようにしてくださった子女たちと、世界各地から押し寄せてきた、あなたが心に留めることのできる子女たちが集合しましたので、ここに共にいらっしゃってください。

 

これからの十年間を、あらゆる精誠と忠誠を決意するときに、家庭を代表する全体が先頭に立たなければならない、家庭教会の時代を迎えるようになったことを感謝申し上げます。サタン世界の混乱の有様をいくら眺めても、私たちは内的にさらに強固に天のみ前に決心し、希望が消えていくこの世の中を見るとき、高く大きな希望を確かめながら、前進できるあなたの子女となるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。

 

遠く、韓国と日本、そして、環境と境遇は違いますが、全世界百二十七カ国からここを見つめ、父母様を思い、天を思う幼い子女たちが至る所に散らばっておりますので、その場を祝福してくださることを、切にお願いいたします。お父様の愛の中で、この息子の家庭を保護し、教会を保護されたのと同じように、お父様、そのような環境と寂しい場を守り、保護してくださることを、私は知り、信じておりますので、その場にいる者たちも鉄石のように天が共にあることを信じながら、困難な環境の開拓と任された責任を果たすために、あらゆる努力と忠誠を尽くす不足なき子女となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

天のお父様、希望の一九八一年を迎え、新たに出陣する忙しい日々をお父様のみ前に奉献することを、もう一度決意いたします。流れていく歴史の中で、誇らしい一九八一年になれるよう、福を施してください。この国に新しい指導者が立てられたその日から、世界の歴史的な新しい責任を担当できる道を開いてくださり、アジアと西欧が連結され得る、輝く新たな時代の世界を展開させてくださることを、切にお願い申し上げながら、任されたすべての日々において忠誠を果たすことを決意いたしますので、新たな元旦であるけさ、すべてのものを喜びでお受け取りください。真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九八一・一・一)

 

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. 韓国を哀れんでください

 

お父様、恨多き歴史時代が過ぎていきました。私が忘れられなかったその昔を、個人的な立場でもう一度回想いたします。家庭を立てるべき悲壮な歴史的遡及の道、逆路の道を駆け上がっていかなければならない摂理を前にして、あなたが心配されたその時を、もう一度回想いたします。

 

あなたの保護によって、滅びることなく、その道を探し出し、二十年の過程において世界の頂上であるアメリカまで消化できる基盤を連結させました。そのようにしなければ、あなたの解怨が不可能であり、人類の解放が不可能であることを知ったので、一心ですべてを捧げて走り、身もだえしながら走ってみたところ、あなたが保護される中で、今や歴史的な総決算をなし、摂理史的な希望の旗を再び掲げて、この地上に正々堂々たる姿勢で進めるようになりました。この道をお許しくださったお父様の恩賜の前に、感謝いたします。

 

今やここに立っている統一教会の群れが、家庭を中心として父母様の家庭の上に完全に一つとなり、金城鉄壁のように結束し、あなたの愛を謳歌し、人類解放を謳歌しながら、解放圏が私たちの園に成されたと賛美できる、喜びの姿を備えられるようにお許しくださり、困難が迫ってきても喜びと感謝で消化し、感化の環境によって花咲かせ得る群れ、あなたが記憶し、訪ねてこられる群れになれるように祝福してください。私が険山峻嶺を越えるたびに守ってくださったあなたのみ手で、この者たちの行く道をお守りください。

 

今や家庭教会を中心とした氏族復帰の運命は、地上天国の実現過程に立っている全人類が行くべき共通的な要素として残っております。しかし、迫害の時代ではなく歓喜の時代であり、父母様の名が高く、天上天下に現れることのできる時が来たので、父母様の名声をもって従っていくその道が、今や受難の道ではなく平坦な行路であり、易しい道であることが分かりました。

 

ですから、前を眺めて感謝し、左右を眺めて感謝し、上下を眺めて感謝し、前後を眺めて感謝できる自分となり、自己の生活圏であなたが喜ばれる勝利的な安息所の一つの住み家をつくろうと、身もだえする姿にならなければなりません。そのような美しい姿勢が、国を愛し得る姿であり、世界を愛し得る姿であり、父母を愛し得る姿であることをはっきりと知りました。今や心の中で、その姿勢を受け継げるこの時間となるようにしてくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

お父様、私が韓国に戻ってきて、この者たちの前に勧めるこの気持ちを、心情を、四千万の韓国の地に住む人々と、北朝鮮の地に住む人々の心に連結させてください。北朝鮮の地は共産党が支配する場所ですので、善の先祖を中心として、霊界が地上と連結できる韓国の基地を通し、時空を超越してサタン世界の制裁を受けず、その子孫を感動させられるようにしてください。

 

このような歴史的な使命を果たせる時代圏に入ってくることにより、彼らを通して二世が統一教会に向かっていける時代圏に、今や結合させられる時となってくることを知っておりますので、その恩賜の恵沢が彼らの前に及ぶようにしてください。そうして、南北が統一され得る一つの起源を、今から二世を通して整えられるように祝福してくださることを、切にお願い申し上げます。

 

私たちが捧げる精誠と、私たちが祈るすべての声が、全天地に一つの新しい生命の言葉となり、天の国と地のすべての人間の心、本然の心の中に伝わるようにしてください。新しい福音のみ言を、本郷に帰るときに一つの指示のみ言として聞き、そのみ言に従って生命の関係を結び、本郷の道を訪ねて帰ることができるように祝福してくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

誰が何と言おうと、人生はこの道を行かなければならない運命の道を残していることを私はよく知っておりますので、一生を通じ、この道をもがきながら駆けてまいりました。あなたがこのような福の場を、この人類とこの国、そして、私たち統一教会の前に許してくださった恩賜に、重ねて感謝いたします。この時代的な恵沢圏を蹂躙する哀れな群れとなってはなりません。道理に背く者となってはなりませんので、今までの誤った考えをもった祝福家庭がいれば、この時間、お父様、哀れみの心で再び許してくださり、後継者や子女を通して、天の国を受け継げるように、祝福のみ手を広げてくださることをお願いいたします。

 

滅びる道を紹介しようとされたのがあなたの救いの道ではなく、摂理の道ではございません。統一教会の私を立てて役事されたのは、滅ぼすためではなく、あなたの切なる希望である人類を解放し、哀れな死亡圏にいる人類までも解放させるためのみ旨があってのことであることを知る、この息子の祈りを心に刻んで、韓国を哀れんでください。今、この者たちのために責任をもとうと、身もだえして動く幼い子女たちのその道に、祝福のみ手を添えてください。そうしてこそ、あなたがこの国とこの民族の前に解放され得ることを知っておりますので、そのような志を受け取ってくださり、その道に導いてくださることを切にお願い申し上げます。

 

お父様、残った三日間、私たちは歴史を懸けて、ひざまずいて悔い改めなければなりません。お父様を見るのが恥ずかしくなく、父母様を見るのが恥ずかしくなく、イエス様を見るのが恥ずかしくなく、モーセとヤコブを見るのが恥ずかしくなく、あなたが誇れる真の父母の心情的因縁を備え、地上で訓練を受けた家庭として、価値ある資格を備えようと誓う群れですので、愛のお父様、心に留め、そのような場に立てるように、万般の激励と導きと指導をしてくださることを、重ねてお願いいたします。許してくださった時代の前に恥ずかしくないこの者たちとなるようにお導きください。真の父母のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九八五・一二・二九)

 

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. 愛と信仰と希望の継承者となるようにしてください

 

愛するお父様、天倫に秘められたみ旨の世界が成されなかったのは、すべてお父様に責任があると思っていましたが、人間の堕落によって、私たちにも責任があるという事実を知りました。お父様の永遠の希望が残っている限り、今日、私たちにも永遠の希望が残っており、お父様の永遠の信仰のみ旨が残っている限り、私たちにも永遠の信仰のみ旨が残っており、お父様の永遠の愛の実践が成し遂げられない限り、今日、私たちにも永遠の愛の実体を成すべき責任が残っていることを知りました。

 

この一日に蕩減的な歴史を継承するために、私たちは四千年の希望を継承し六千年の希望として、四千年の信仰を継承し六千年の信仰として、四千年の愛を継承し六千年の愛として、現さなければなりません。六千年の愛を永遠の愛として立てるべき責任が私たちに残っておりますので、この日の私たちの至らなさと、不足さをお許しください。この日の私たちの不忠と、不孝をお許しください。自分を高く立てたことをお許しください。

 

今や万民の希望を結実させるべき時となり、万民の信仰を結実させるべき時となり、万民の愛を一つの実体として表すべき時となりましたが、その一つの実体がどこに結実しているでしょうか。取るに足らない私たちですが、新たに新婦として装うべき自分たちであることが分かるように諭してください。そのようになるときに、内的な面で完結を成したイエス・キリストの苦労の歴史が、外的な私たちを通して結実し、再臨理想を実践でき、外的な歴史を展開できることを知っております。

 

今日、天地の中心的な役割を担当すべき人とは誰かと言えば、終わりの日の再臨役事を前にしている聖徒たちであることを知っております。お父様はそのような人々に、永遠のお父様の希望を任せることを願われますが、彼らがその希望を任せられる者になったのか、永遠のお父様の信仰を任せようとされますが、その信仰を任せられる者になったのか、永遠の神様の愛を任せることを願われますが、その愛を任せられる者になったのかが案じられます。

 

そのすべてものを主の代わりに担い、お父様のみ前に永遠に変わらない姿で、お父様の愛に属した人となることにより、今や永遠の希望の氏族になった者として立たなければなりません。永遠の信仰の氏族になった者として立たなければならず、永遠の愛の氏族になった者として立たなければなりません。このような責任が私たちに分け与えられていることを悟れるようにお許しください。

 

選ばれたイスラエルの勝利的な中心実体としていらっしゃるイエス・キリストの目的を、今日、私たち個々人において成し遂げる、すなわち全体を身代わりした希望の実体を備え、信仰の実体を備え、愛の実体を備えなければなりません。今や再臨の役事以降には、キリストがこの地上に来られて行われたそのすべてのものを身代わりする、すなわちイエス・キリストの希望の実体として立たなければならず、信仰の後継者にならなければならず、愛の後継者にならなければなりませんので、これをはっきりと悟れるようにお許しください。

 

今や、堕落の峠を越えるべき復帰過程に置かれている私たちが、「お父様の希望と信仰と愛を担います」と言えなければならず、その希望、信仰、愛をお父様のみ前にお返しできなければならず、さらには万民の前に不変の愛の中心として立たなければなりません。そうして、お父様のみ前に愛を受けられる勝利的な存在になってこそ、終わりの日に最後の栄光を身代わりできる資格者となることを知っておりますので、どうかお父様が、「お前は私の希望の存在であり、私が信じることのできる者であり、私が愛することのできる者だ」と言える姿になれるように、お許しください。ひいては、天上天下、全万物の前に宣布して判定の恩賜を受け、和動の一つの条件を立てられる勝利の子女となれるようにお導きくださることを、お父様、切にお願い申し上げます。

 

そのため、お父様の喜びがこの地の喜びとして移され、お父様の愛がこの地の愛として移され、お父様の希望と信仰がこの地の希望と信仰として移されなければなりません。再臨理想に侍りながら、平面的な喜びをお父様のみ前に移すことができますようにお許しくださり、お父様のみ旨が地を中心とした私たちによって成就され得る栄光を、全被造世界に現せるように役事してください。

 

私たちの生活を通して、生涯を通して、モーセの栄光を謳歌できなければなりませんし、モーセの愛によって私たち全員が一つになるようにお許しください。そうして二十四億の人類をすべて合わせ、霊界にいる幾千万の聖徒までも合わせて、誇れることは、お父様のみ旨を成すことであると知っておりますので、その成した希望、成した信仰、成した愛を永遠に誇れる条件として、天地の中心の真ん中に立てられるようにお許しくださることを切に願いながら、主のみ名によってお祈りいたしました。アーヂュ。(一九五六・六・六)

 

 

第十章 平和思想

 

. あなたを私たちの心の中に迎えさせてください

 

愛するお父様、私たちが尋ね、上りに上り、また上るとき、その帰着点は、ただお父様と対面する場であることを知るものでございます。お父様が語ることができ、私たちが語ることのできる最後の決定的な言葉とは何かと言うとき、それは「お前は私の息子、娘だ」「私はお父様の息子、娘です」という言葉でございましょう。それだけが、人類が望み、また願う言葉であり、あなたが捜し求めてこられた人類に出会うための、決定的な言葉であることを知っております。

 

息子と娘として相まみえるだけで終わるのではなく、その息子と娘はお父様の骨の中の骨であり、肉の中の肉として入れ替えることができるほどに、その内縁的な願いが私たちに現れ、私たちに現れた個人の欲求が家庭に現れ、家庭の欲求が社会と国家を越え世界万民を越えて、(それが)お父様の本当の内情的な体恤の感情となって、普遍で妥当な世界的基準まで、あふれ出なければなりません。その世界があなたの求められる望みの世界であり、人間たちが求めるたった一つの世界であることを知っております。

 

このような立場から見るとき、今日、この歴史時代におきまして、果たしてこのような道を求める群れがいるのか、私たちは調べてみなければなりません。イエス様と聖人たちがみな教えてくれたその道理の起源を暴き、私たち自身においてはどのくらいの価値をもって天の価値を探さなければならず、天と私たちがどのような対等な位置に立たなければならないのかということを分析し、批判してみなければなりません。そうして、これでなければならないという決定的な立場に立ち、万民と全世界と新しい思潮の前に現れて、これらを収拾できる一つの真の基準を立てなければならないことを、この時間、私たちは知らなければなりません。

 

真の姿というものは、過去にもそうであり、現実にも未来にもそうであり得ること、その誰も占領することができず、否定することができないものでございます。これは、すべてのものを超越できるものでございます。堕落した人間も父母の愛を恋しく思い、夫婦の関係に従って生きようとし、子女によって未来の願いを残そうといたします。このような家庭は、堕落した世界の心情を結束させ得る一つの母体となり、人類と人情の基盤となることを私たちは知っております。同様に、天倫と人倫、天情と人情が結束されるためには、聖人たちが探していった目標的な標準を、今日の人類と結束させ得る勝利的な一つの家庭制度を、この地上に立てるべきでございます。このような事実を見るときに、男性たる者と女性たる者は、過去におけるそのような男性となっては駄目であり、女性となっては駄目でございます。

 

お父様は、私たち自身を立証することができ、私たち自身は、お父様の息子であり、娘であることを、如実に証すことのできる信念をもたなければなりません。信念だけでなく、体恤的な立場でお父様と私は、前後関係、左右関係にあることを立証し、そのような立場で永遠に共にあったのであり、永遠に共に生きており、永遠に共に生きるであろうという起源を、自ら立て得る自己を発見しなければなりません。それが、私たちが行くべき真の道であることを知りました。

 

お父様、今、誰よりも貴いあなたを、私たちの心の中に迎えなければなりません。その誰も侵すことのできない心の場に、絶対者であられるお父様を迎えて、お父様と相談し、お父様と相応的な立場で、主体的なお父様と相対的な私たち自身として、無限の価値の立体性を発見して暮らせる人生があるとするなら、世の中がいくら悪いとしても、その悪の圏内で、無限の価値を倍加させる歴史創造の新しい基盤をつくっていく、他の何かを発見できることでございましょう。そのようなことを考えるとき、その人が遭遇する苦痛は苦痛ではなく、幸福に昇華させ得るのであり、彼は死亡の波が充満したこの地上において不幸な人ではなく、幸せに暮らす人であり、幸福な人であることを、私たちは知るものでございます。

 

統一教会の群れは、このような道を行くべきことを知ったがゆえに、今まで歩んできた道が受難の道であり、迫害の道であり、孤独な道でしたが、その迫害と孤独が交錯する交差路では、そのたびに、私たちが行くべき道は明確だったのでございます。人間がもつべき価値を植えておくには、自らの行路だけでなく、四方に伸びて交差するその道まで流れて越えていける善の関係を残すために、四方で身もだえしてきた統一教会の歴史的な事実を考えるとき、悲惨ではありましたが、その中で他の人々が知らない感謝の心情をもてる立場に立ててくださったことに、感謝を申し上げます。

 

そのような立場で根を下ろして練磨し、世界的な足場を築いて、あふれる希望とともにアジアを見つめながら世界を行き来する、新しい一つの世界を夢見ることのできる愛国者の心情をもつだけでなく、世界人類の中で誰ももてなかったあなたの愛を中心としたお父様の家庭と、国に対する愛国心をもって生きようという天情に従って、忠臣の道理を学ぼうとし、天情に従って孝誠の道理を学ぼうとし、より高い次元の価値を求めていくこの者たちの行く道の前に、祝福のみ手が末永く共にあってください。その生活において加重された価値は、今日、平面的な世界を中心として生きる人のいかなる価値よりも、比べられない高次元的な内容であると知って進む、この者たちの上に、あなたの哀れみと愛がより一層共にあってください。

 

いくら世の中が悪いとしても、この悪の世の中を引っ張っていくべき主体的な力は、より強くなくてはいけないこと、弱くてはいけないことを、私たちは誰よりもよく知り、孤独な時もお父様の力と能力を身代わりして、私たちが寂しがってはいけないことを知っておりますので、私たちがこの世の中の前に影響を及ぼせる群れとなるよう、許諾してくださることを切にお願い申し上げます。

 

今晩、み言を通してあなたがこの者たちの価値を高く評価してくださり、その誰も追求できない最高の次元で制定された原則的な価値をもつ新しい男性なら男性、女性なら女性として決定されるよう、許諾してください。誰も分立させられない世界を中心として連結し得る家庭となり、民族となり、国家となり、世界人類とならなければならないことを、誰よりも強く感じた群れが、きょう、この時代の統一の群れでこざいます。過去に怨讐であった日本の人々も、食口の名前をもつ時は兄弟になるのであり、数多くの色が異なる人種たちも、食口という名前を中心として、どの民族の中でも見いだせず、探すこともできない、兄弟の友愛をもって暮らしていける動きが広がっているのでございます。

 

そのような動きが、きょう、この地上で基盤を築き、実践的な段階に向かって突進しておりますので、お父様が哀れに思って、ここに無限の力と能力を加重させ、あすの勝利的な局面に向かっ&#