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1.霊界は善の霊界と悪の霊界に分かれている
今まで霊界に行った霊人たちは、みな分かれています。霊界では横的には通じません。縦的にはこの程度で通じるのです。
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霊界は二つの群れになっています。霊界はサタン世界と神様の世界になっています。霊界のサタン世界から善なる神の世界へ早く行ける道さえできれば、地上は自然に解決するのです。その道はどのようなものですか。霊界のサタン世界に行ってサタンの個人、サタンの家庭、サタンの氏族、サタンの国をすべて神側に引き継ぐ秘法さえもてば、それが可能だというのです。霊界にそのような時が来れば、地上にもそれが反映されるので、すべての変遷が速く、その世界へ転がって越えていくというのです。
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霊界がどのように発展し、どのように動いてこの地上と関係を結んでいくのかという全般的な内容を知らなくては、霊界をはっきりと知ることができません。霊界といえば、善の霊界と悪の霊界、このように二つに分けることができます。その世界は実在する世界です。地上世界の人には分かりませんが、そこは確実にある世界だというのです。
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霊界は、様々な部類の役事をもっています。ところが、その霊人たちは思いのままにここに来て仕事をすることができません。遮られているというのです。それで、宗教によって橋を架けないと特定の人以外には再臨できません。ユダヤ教の中でも派閥が生じました。霊界から降りて来る時、その主流が直線ではありません。ユダヤ教の別の系統が精誠を尽くせば、その主流が移されて行ったり来たりするというのです。
ですから、霊界にいる人が降りて来るには、直線に該当する人以外には降りて来ることができないというのです。再臨の役事の協助ができないというのです。そして一世紀がたてば、その人も霊界に行くのです。霊界に行って次の時代に来ようとすれば、やはりこのような原則で降りてくるのですが、特定の霊人以外には降りてくることができないのです。
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霊界の塀はだんだん多くなります。ますます複雑になります。その次の世代がみな霊界に行くのです。それで、ますますこれが大きくなるのです。これがすべて壁です。今の時は世界的時代です。どんなに複雑か考えてみなさい。ここでこれを探してこようとすれば、どんなに回りに回ってこなければならないのか考えてみなさいというのです。ですから時になったら塀を押し倒さなければならないのです。霊界から降りてくる道と入る道をつくっておこうというのです。これを統一教会がするというのです。
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神様の本然の理想世界、本然の人間が行くことができる理想的な善の圏に向かって行くにおいて、善霊はそこに前進しようとし、悪霊はそこをふさいでいるのです。悪の霊界と悪の世界というのは、いつでも通じるのです。いつでも連絡がつきます。善霊は悪の世界で対立して反対される位置で生きた霊です。それは宗教を信じて逝った霊人です。
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霊界でも、善の霊人と悪の霊人が闘争しているのです。霊界にも闘争があるというのです。善霊は悪霊を先導して、良い所に行けないようにするのを遮ろうという闘いを続けています。サタンを中心として悪霊が連結しているのですが、その悪霊の統治圏内に今日地球の人間が生きているのです。なぜでしょうか。今まで逝った先祖は善霊でも悪霊でもすべて霊界に行っているために、その善霊も堕落した世界と区別されたという条件をこの地上で立てて善の方に立っているだけなのであって、神様が御覧になる時、完全な善の位置に立っていないというのです。
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あの世に行けば人を殺した者、殺された者、もろもろの人が一箇所に集まっているので、そこでは刃物で相手を脅かしたり、復讐しようとすることも起こるのです。ですから、数多くの塀でふさがっているのです。それゆえに、悪霊が怨讐の子女を訪ねていって事故に遭わせて連れていったりするようなことが起こるのです。これをすべて解かなければなりません。これを解くためにはまず地上世界で解かなければなりません。解くにはもっと良いものを与えなければなりません。死ぬことよりもっと良いもの、怨讐関係になったことよりもっと良いものを与えなければ解くことができません。
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イエス様は、この地上において十字架で死んだことだけでも無念なのに、死んで三日間地獄に行きました。それが試験です。人間には死が最高の恐怖ですが、イエス様には地獄に行くことが最高の恐怖であるというのです。それでは、イエス様はその地獄で恐怖の主人になったのでしょうか、でなければ幸福の主人になったのでしょうか。イエス様には地獄に行って三日間苦痛を克服するための試練がありました。
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何をもって霊界を解放して、神様を解放するのでしょうか。このような関係は人間の先祖が成し、天上世界までめちゃくちゃにしたので、子孫は先祖の過ちを償わなければなりません。真の孝子になろうという子女なら、父母が負った負債を返さなければならないのです。そのような意味で霊界にいる先祖のふさがった塀を崩す運動をしなければなりません。そうすることによって先祖が訪ねてきて皆さんに教えてくれるようになります。これは夢のような事実です。
2.霊人たちの霊界での立場
肉的世界はサタンの活動舞台であり、霊的世界は神様の活動舞台になって、いつも行き違いになってきました。これが復帰摂理時代に恨の要件として残っていることは間違いない事実です。これが行き違いになるようにしてはいけないのです。神様を中心とした心の圏と神様を中心として統治を受ける体の圏を準備しなければなりません。生活圏内でこれをどのように発展させるかで、統一基盤の基準が確立されるのです。
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統一教会が統一するためには、霊界から統一しなければなりません。皆さん、霊界を知っていますか。私たち統一教会の群れは霊界を知らなければなりません。霊界を統一しなければなりません。霊界を統一することは易しいと思いますか。霊界の統一なしに地上の統一はありません。今日、この地上の闘いは、本当に大変でしょう。地上の闘いが大変です。しかし、霊界の闘いは地上の闘いよりもっと大変です。このようなことを考えると、今日統一教会の食口は、難しいという形容詞を口を開けて言うことができません。
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理想を探し求めていく過程で、霊的なものと肉的なものが一つになるのは何によってでしょうか。霊的な世界は霊界で、肉的な世界は地上世界ですが、霊的世界と地上世界を一つにするには、入れ変えなければならないのです。自分の物をもっていてはいけません。すべて与えてこそあちらが来て、また向こうからすべて与えてこそ、こちらがあちらへ行くのです。失った位置へ行くのです。
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私たちが今後霊界と肉界を連結させるには、まず世界的な信念の自覚、統一的な理念の自覚をし、世界的に打開するための受難の道を甘受していかなければなりません。このようにするならば霊界と肉界が自動的に一つになり、ここから統一が展開するのです。統一の道を行く方向が決定するというのです。
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霊界を統一する前に肉界を統一できますか。できません。それが原則です。それゆえに、先生は霊界を統一するために、肉界にある統一教会の群れを死地に追い詰めるのであり、無慈悲に打ちのめすのです。そのようになれば、霊界は皆さんに協助せざるを得ないというのです。皆さんが悲惨な位置に入っていけば入っていくほど、それを中心として、霊界は霊界なりに団結するようになるのです。皆さんが深い位置に入っていくようになれば、三千万の民族の中に天国圏が展開するというのです。この圏は、以前から地獄に行っている者までも含まれるのです。
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この世界は悪魔の世界です。悪魔の世界を訪ねなければなりません。皆さんは、いつ死ぬか分からないでしょう。誰でも死ぬのです。死の峠を越えて往来できる基盤を地上に築いていかなければ、地上天国ができないのです。地上天国ができなければ、天上天国はできません。皆さんが霊界に行っても、この地上に思いどおりに来ることができるようにしておかなければなりません。それでこそ地上天国で暮らし、天上天国が成し遂げられてそこで暮らすようになるのです。
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あの世は物質世界を超越した世界です。あの世は知識の世界を超越した世界です。時間と空間を超越している世界なので、きのうの喜びがきょうの喜びになり、きょうの喜びがあすの喜びになり得るのです。このように見ると、その本質の世界は、今日、人間世界に生きている私たちが必要とし、重要視する内容を中心としては動かないということです。すべての霊界生活における価値的な中心とは何かということが重要なのです。
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私たちは、三時代の使命を完結しなければなりません。霊界に行っている霊人を解放し、今日この罪悪の世に生きている人々を解放し、今後来る後代の人もここから解放しようというのです。このように三時代の解放圏をもってくるのです。これは膨大で途方もないことです。このように夢のような内容が事実として現れれば、どのようになるでしょうか。目がまん丸くなり、口はとめどなく開き、耳はそばだつかもしれませんが、頭は下げるようになるのです。
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今日、地上に生きている人が、好きでも嫌いでも誰彼を問わず、みな帰ってとどまる所が霊界です。そこには未開人から文明人まで、歴史時代に生まれて逝った千態万状の多くの人間が集結しているというのです。今までの人類歴史が平和を中心とした人類歴史にできず、幸福を中心とした人類歴史にできず、理想を中心とした人類歴史にできなかったとすれば、霊界に行っている人々はどのようになるでしょうか。どのように統治されるのでしょうか。ここで生きた人があの世に行って突然変わることはできません。「三つ子の魂百まで」という言葉があるでしょう。もって生まれた性格は直すのが難しいのです。
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あの世に行っている霊人体は、私たちの今までの生き方と特別に違うのでしょうか。突然に変わるのでしょうか。そのようなことはないのです。ここで生きた、その姿どおりに収穫されていくのです。霊界に行っているすべての霊人体は、結局は地上で生きた人々の霊人体です。そのように見ると、今日この人たちが生きている世の中と、別に違わない世界だというのです。
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あの世は、どのように連結していくのでしょうか。あの世においても、現在の立場よりあすの立場が良くなることを願うのは同じです。地上で暮らす人間が生活する中で、きのうよりきょうが良いことを願い、きょうよりあすが良いことを願うのは共通心理です。西洋人でも東洋人でも、過去の人でも今の人でも未来の人でも、誰彼を問わず、現在生きていることよりも良くなることを願うのは共通心理なのです。これは変わりません。霊界に行っているすべての霊人体も、それと同じなのです。現在よりも良くなればよいというのです。地上生活した時よりも良くなることを願うというのです。
3.霊人たちの完成も地上人を通さなければならない
今まで世界はサタン世界だったので、悪人が国を動かすのに先頭的立場に立ったのです。しかし、善人はその反対にいるので、霊的な天使世界が先祖の善の実績をもった子孫を訪ねてきて協助しようとするのですが、協助しようとするその対象は高い位置の人ではありません。反対の位置にいる人だということを知っているために、高位層だけを考えてはいけないのです。
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先生も同じです。生涯へとへとになりながら世界を見回り、家に行けば何も残っているものがありません。そうして見ると、一つだけ彼らの前に植えつけたこととは何かというと、夜が来ても、季節が変わっても、先生を思慕する心だけが大きくなっていくということです。どの国に行ってもその村に真の愛の心を、思慕の心を中心として生活すれば、天使が来て活動でき、善の先祖が来て堕落と関係ない遊び場となって、希望の峰になるというのです。
霊界にいる霊人たちが地上に来るとしても、いつでも来ることができるのではありません。みな一年中の一節気に従って、自分の心の門が合うのです。ある時は皆さんの友達にも良い時があり、悪い時があるのです。心の門が合えば、この地上に霊人たちが来て協助できるようになるというのです。
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主流宗教は、すべてイスラエル民族圏を通して行くのではないのです。主流圏をすべて変えて、このように出てくるのです。その霊を通して協助し、再臨の役事をしてきましたが、これから統一教会を信じていく皆さんにおいては、主流宗教圏のすべての権限を平準化させたので、皆さんの先祖がみな、これからは統一教会を信じる人を中心として一つになります。
先祖は、皆さんより先に生まれたから天上天使です。先に造ったのは天使と同じで、私はアダムと同じなので、自然に天上の位置にいる先祖は、今アダムとエバの位置にいる子孫を後援することが原則になるというのです。ですから易しいのです。しかし、地上で築かなければなりません。霊界でするのではありません。心情圏は地上で築くようになっているのです。
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過去にアダムとエバを守るべきだった天使は堕落させましたが、今や先祖はそのようなことをしないというのです。子孫はすべてその天使長の息子、娘です。そのような立場で、自分の先祖が来て後援できる基盤になるので、先祖が霊界において讒訴する条件を立てない生活をしなさいというのです。それが原理原則に出ているのです。原理原則に従って生きなさいというのです。生きながら実践しなければなりません。実践すれば霊界が協助するようになっていて、そうすれば必ず発展するようになっているのです。問題はそこにかかっています。
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さあ、会ったので決断をしなければなりません。何を中心として決断しますか。韓国が生きるか、死ぬかという問題を中心として、神様が願う位置に立って生きるためです。それはこの民族に対する先祖が願う思いであり、神様が願うみ意であり、今日この四千万の民族が願う心であり、私たち後世の者が願う心です。このような歴史的な起点においてこの責任を果たせない時は、すべての先祖の怨声と、現時代の民族の怨声と、後代の子孫の怨声を避けることができません。
皆さんは、皆さんの先祖の中のいかなる先祖よりも、現在この時代の誰よりも、後代のいかなる子孫の誰よりももっと深刻な位置に立っています。そのような哲学をもって生きなければなりません。そのような生活哲学をもって生きて闘いながら身もだえするので、神様が協助するのです。そのようになれば相手が滅ぶのです。理由がありません。コーナーに行くのです。あなたが落ちるか、私が落ちるか。これほど追い込んできました。
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文化圏がいくら違うといっても、生命の連結や愛を中心として連結する根本が一つなら、どのようにしようとそれを中心として「私たちは絶対的に一つだ」という概念をもつことが重要なのです。人は「絶対的に一つ」という概念が重要です。日本人も、韓国人も、中国人も、西洋人も、絶対的に一つです。それで、現世に生きている地上人も、霊界に行っている数多くの霊人たちも、すべて根本は一つです。出発して、結局は霊界に行ってとどまるというのです。
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横的な面において自分の先祖がみな来て、先祖が橋を架けてくれるのです。先祖は天使長であるがゆえに、再創造するのに協助して真の父母の愛の因縁に従って上がっていくのです。地獄にも、門が開いて天上世界へ上がっていくことができる道があるがゆえに、自分たちが教育を受けて……。
自分の父母、先祖が天使長でしょう。しかし今は、神側を滅ぼす天使ではありません。堕落した世界を滅ぼす天使、蕩減復帰の原則によって反対の立場で、昔と違って天を滅ぼす位置ではない神側の天使長の使命を果たして、自らの子孫、アダムと同じ立場の者を協助してあげるのです。霊界にいる霊人たちが協助する、そのようなことが起きるのです。そのようにすることによって、その霊人たちも地上人のように越えていくことができるのです。
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霊人たちは、現在の自己の位置で解放されようとするなら、地上人を通さずには苦痛を免れることができません。また犯した罪を脱ぐこともできないので、自分が生きた所に必ず訪ねていきます。自らの血縁や関係のある人に訪ねていって信号を送ります。
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霊界に行っても来ることができなければなりません。しかし、地上に天国を成せなければ、地上に来ることができないのです。これは妄想ではありません。そのようになるのです。永遠にわたってしなければなりません。先祖がみな責任分担と蕩減条件に引っ掛かり、霊界に行って、行くべき道を行くことができずに、地上に再び降りて来て蕩減するのと同じように、その道を皆さんが残してはいけないというのです。原理のみ言が事実なら、皆さんはそこに引っ掛かるのです。
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先生が皆さんに厳しい生活をさせ、苦労させることは皆さんが憎くてそうするのではなく、皆さんを生かしてあげるためにするのです。すべて皆さんを生かしてあげるためであることを知らなければなりません。皆さんを生かしてあげるために苦労させるということを知って、有り難く思わなければなりません。そうすれば天の心情世界、新しい心情世界が展開するのです。そのようにすることが順序です。そのようにして心情的紐帯をもってこそ、天の命令ならばどこでも飛んでいくことができるのです。世界を引っ張っていく機関車のような責任を果たすといえば、霊界が協助します。そのような考えをすれば霊界が間違いなく協助します。
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皆さんは霊界に行くのが良いですか。地上の皆さんが霊界に行くという心と、霊界の人が地上に再臨するという心のうち、どちらがより切実でしょうか。原理的に見ると、皆さんがもっと熱烈でなければならないでしょうか、霊界がもっと熱烈でなければならないでしょうか。霊界は天使長の世界で、ここはアダムとエバの世界、息子、娘の世界です。息子、娘がもっと熱烈でなければならないのであって、僕がもっと熱烈でなければならないのでしょうか。
皆さんが霊界を協助するようになっていますか、霊界が皆さんを協助するようになっていますか。霊人が協助しようと待っているのに、なぜ待つのですか。地上に天国を成すためのみ旨に協助しますか、皆さんが豊かに暮らそうとすることに協助しますか。地上に天国を成すためのみ旨に協助するのです。
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霊界を中心として見れば、悪霊がいると同時に中間霊がいて、善霊がいます。蘇生、長成、完成の三段階にとどまるのです。三次七年路程が連結することによって、善霊が地上に連絡できる道が生じるというのです。そのようにする以外にはありません。蘇生、長成圏がサタンの主管圏内にとどまっているために、悪なる勢力の版図圏内にいる悪霊が主導的な役割をしながら世界をすべてこのようにしてきました。
これからは霊が交差し始めるのです。交差する時は、霊界が降りてくるのですが、悪霊から降りてきます。交差する時は、中間霊界を越えて善の霊界へと越えていく時です。これを越えていく日には、善霊と善人は上がっていき、悪霊と悪人は下りていくのです。今までは善悪がお互いに上がったり下がったり交差しながら、混ざって出てきましたが、これからは善と悪が完全に分かれることのできる新しい次元の時代へ入っていくと見るのです。
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人間が知らない霊界の霊人を動員して証させることのできる基準が、「私」に立っているかが問題です。霊界もそのようなことを要求しています。霊界は神様の心情を知っているので、地上でそのような人が訴えれば、霊人たちを動員して天国理念の実現のための地上のみ旨に協助するようになるというのです。霊界の霊人たちがこの地上に来ることができない原因は、この地上が嘆きの垣根になっているからです。
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これから皆さんは祈祷してください。「先生のみ言とともに、善霊は再臨して、この地上にいる悪の子孫を、善のあなたの懐を通して天国に導いてください」と命令すれば、その命令が可能な時代に入るというのです。私たちはアダム時代圏内で生き、霊人たちは天使世界圏内で生きるので、アダムのために天使が協助すべき原理原則があるので、動かざるを得ないという結論がしっかりと出てくるのです。
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早朝起きてその町内のために、自分が引き受けた責任地域のために祈祷しながら涙を流さなければなりません。その道は心情的でありながらも、また霊界と霊的な因縁を結ぶ道です。神様が町内を見下ろせば、みな地獄に行くしかない人間なので、涙を流さざるを得ないのではないかと思って、神様の代わりに自分が涙を流すということを自ら感じるというのです。神様の心情で涙を流せる共鳴力が生じれば、霊界が総動員するのです。
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皆さんは伝道ができない時にも伝道をしなければなりません。石を海に投げるのと同じです。それで海水をすべて埋めて、山になるまで果てしなくするのです。そうすることによって、私が心情的に成長するというのです。体は何も変わらないけれども、心情が育つというのです。
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今までの六千年の歴史は、アダム一人を探してきた歴史です。アダム一人を再創造する歴史です。それゆえに、皆さんは先生についてこなければならないのです。エバはアダムが出てこなければ創造できません。それゆえたった一人のアダム、たった一人の男性を創造するのです。その一人を創造するためには、復帰摂理の途上に生まれて逝った数多くの人々の血と肉が材料にならなければなりません。億千万の霊人たちの怨恨がここに一つにならなければならないのです。そして、この実体が登場する日に初めて、激しい迫害の中でも血を流して死んでいった殉教者は、苦労した甲斐を感じるようになるのです。
たとえ霊界にいるとしても、地上にいる実体と関係を結ぶことによって、自分たちにも解放が来るのです。このようになっています。それが観念的に漠然としていてはなりません。この自覚をどのようにするかが問題です。
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私たちは、横で誰が何をしようと、食べていようと、休んでいようと関係なく、その道を行かなければなりません。前には、数千名が一様にみな行っているというのです。ひもを引きながら休まずに精誠を尽くして苦闘しながら行けば、他の人もそのひもを巻き上げてくれるのです。そのようにしながら、多くの人々がそこから落ちることも感じるようになるのです。
マラソン大会をするのと同じです。走ってみれば一等もあり、二等もあるのです。歴史がそうです。今まで数千年間、数多くの霊人がそのひもを結んできました。その中で一等であの世に行って、その巻く装置と因縁を結んで丸ごと巻き上げれば、霊界と肉界が復帰されるのです。
4.霊界の協助と確信
今や霊界がこの上なく近い距離に来たので、善の霊人たちが地上に定住する時代が来たのです。来て暮らすというのです。今まではサタン、悪魔が地上をすべて分轄して主管してきたのです。しかし、これからは善霊がその地域を奪って主管するのです。そのために統一教会の食口が涙を流して、血の汗を流して精誠を尽くさなければならないのです。キリスト教が精誠を尽くした以上、イスラム教、仏教、どんな宗教よりも、私たちは切実な心情をもって祈祷しなければならないのです。「あなた方を中心として地上に実体基盤が復帰されたので、霊的基盤を中心とした霊界圏を通して統一教会は前進しましょう」と祈祷するのです。
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霊界に行っている人々も、私たちを通じてこそ救われるということは知っています。ですから、霊界に行った人々のために与えれば、霊界の恵みが皆さんを訪ねてくるのです。そのように霊界のために蕩減してあげ、悔い改める人になれば、その霊界が皆さんに従ってくるというのです。霊界が皆さんを中心としてすべて動いていくというのです。蕩減と悔い改めがこのように重要だということを知らなければなりません。
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霊界は境界線がないので、霊界の領域は終わりがないのですが、どこに行ったとしても「私が協助した。あなたがそこの責任者だった時、その時代に行って協助した」と言うのです。みんな友人です。一つの時代圏内に立っている同僚者になるのです。先生が話すように霊界が動員されなければなりません。霊界が動員されなければ、どのように天国を形成するのでしょうか。形成できません。
天国は真の父母から始まるようになっているのであって、今までの堕落した子孫によって始めるようにはなっていません。アダムを創造する時、天使世界の協助を受けたのと同じように、再創造も霊界から降りてきてすべて地上に協助しなければなりません。そうでなければならないようになっているのです。原理がそうではないですか。復活原理がそうでしょう。復活原理がそのまま結果に現れてこそ「真」と言うのです。ですから、霊界が先生に対してどれほど喜ぶでしょうか。
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強い信念だけしっかりともっていけば、皆さんの先祖がお母さんや、親戚の誰かを押さえてどうすることもできず、口がきけないように圧力を加えるというのです。「私の話を聞きなさい!」と言うのです。なぜでしょうか。堕落した悪霊は退いて、善の圏内の本然の氏族的基盤を中心として、父母と連結できる国家的基準まで連結した御父母様と世界的基準までサタンを押してきたすべての基盤の上に立ったので、サタンを退けて天使長型の霊界にいる皆さんのすべての先祖が協助するようになっています。
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霊界にいる皆さんの先祖もこの世を見下ろしながら、誇らしい子孫に協助したくて地上に降りてきたいと思っているのです。それで、多くの先祖が皆さんの周囲に降りてきます。これが氏族を中心とする宗派を超越した宗教世界です。理解できますか。皆さんの先祖が皆さんを信じて、皆さんを愛しながら皆さんについていきたがるのです。それで、皆さんに協助するために献身したがるのです。
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今日、地上では統一教会に入って祈祷すれば、一週間以内に先祖が現れてすべて教えてくれます。そのような位置に入ったのです。それはどういうことかといえば、今まで宗教が世界的な版図を築いて、心情的紐帯によって縦的な行路を築いてきたのですが、それを世界的な横的版図に広げておき、この世界の果てまで連結しておいたので、霊界に行った先祖が氏族を中心として初めて地上に再臨して協助できる時代になったのです。
ホーム・チャーチがそのような世界的な版図を縮小させた基盤です。それで、善霊がどのようになりますか。以前は来て協助して帰りましたが、今は地上に定住するのです。そのような時代に来たというのです。定住、分かりますか。定住といって先生の故郷の定州(注:韓国語で定住と定州の発音が同じ)ではありません。霊界に行った善霊が初めて定着して暮らすことのできる時代に入るという話です。それで、皆さんが統一教会に入って活動するのですが、善の先祖が皆さんと共に暮らしながら協助します。それゆえに氏族復帰が可能なのです。
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世界的な時代に入った皆さんは、個人的な立場にあったとしても、世界最高の聖人と連結しているので、必要とする時、彼と同じ心性をもって、彼と同じ心的な生活をした人には、どこでも縦横無尽に協助できる基盤が霊的にできてくるというのです。それで今、統一教会の動きに伴い、全世界の各国の愛国者は、統一教会の基盤を中心として、その背後に囲いを巡らしてすべてこの地上に再臨し、定住しています。
これは部隊でいえば、その国の民族の何十倍、何百倍にもなる人々が死んでいったのではなかったでしょうか。その人々が来て陣を張って拡大工作を待っているというのです。それゆえに、すべての宣教師は国家的な運動をして総動員し、霊界と共に全体を代表し、犠牲を覚悟して総進軍命令を下せば、その霊が協助するようになっています。
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今までの宗教は霊界と肉界を連結させることができなかったので、霊的な精誠を尽くして縦的な面に拍子と波動が合って初めて接触できましたが、今はその放送局自体に入りました。振動盤のような位置に立ったというのです。波動ではなく、波動を起こす送信機自体だというのです。
ここで何千周波数にしようが、何十周波数にしようが、短波にしようが、くっつければ波長、電波をすべて出せます。私が放送局をもったので「霊界にいる私たちの先祖が来て、私に協助してください。善の先祖よ、来て協助してください。そのようなバイブレーションが必要です」と言えば、さーっと来て……。個人を呼んでも動かすことができ、家庭を呼んでも動かすことができ、氏族圏、民族圏、世界圏を中心として連結させ得る踏み台が地上にできてきたので、それが動いて降りてくるというのです。
このようになれば、今まで私の体は、このように行こうとしたのですが、我知らず回ってみんな引っ張られていくのです。二つの霊人体が来て一つをつかんで引っ張れば、自分自身はそのつかんだものが分からないので引っ張られていくのであって、仕方ないでしょう。一人で走って入っていくのです。皆さん、それを信じますか。これは空論ではありません。理論的です。
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統一教会が動けばマホメットが協助し、儒教、仏教の代表者がみな協助し、神様も協助するという話は理論的だというのです。ですから、私は人類を代表し、霊界を代表し、神様を身代わりしているので、全体が協助する立場で動くという自負心をもたなければなりません。
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今まで御父母様に対して霊界が支持できず、協助できない理由は、完成した父母の位置には堕落した霊界が協助できないというのです。本来、原理がそうでしょう。完成した父母の位置であるということは、神様と堕落しない天使長が後援するようになっているのであって、サタン圏内にある霊がいくら多くても父母を協助できないのです。
今霊界に行っている霊人は、真の父母を通して生まれずに偽りの父母を通して生まれたので、真の父母を協助できないのです。しかし、天使長が失敗したすべてのものを蕩減し、子女の位置でアダムとエバが育つそのような立場にはいくらでも後援できるようになっています。それゆえに、霊界が協助することによって、世の中がだんだんと遠からず崩れていくというのです。
5.流離する霊たち
皆さん、霊界がどれほど大きいか知っていますか。霊界にどのくらい多くの人々がいるだろうかと、考えたことがありましたか。今霊通する人々が言うことを聞けば、一人当たりに三千三百二十余名ずつ霊人たちがくっついていると計算しています。私たちの側にそれほどいると考えると、世の中に負けるでしょうか、勝つでしょうか。
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人は百年も生きられないことを考えると、五十億の人類の中で一年に五千万人が霊界へ行きます。地獄に行くのをどうしますか。サタンが蒔いた種をすべて天に収めることを神様が願うのに、これが遅れれば遅れるほど、どのようになるでしょうか。今まで四十年間にどのくらい地獄に行きましたか。数十億人が行ったのです。深刻なのです。あの世に行って霊に会い、「先生が在世当時に私たちに対して責任を果たせなかったではないか」と言われれば、何と言いますか。心からでもしなければなりません。心からでも食口に話して、未来に対しても責任を果たすという行いを中心としていけば、「あなたは驚くべき方です。私たちのことを考えてくださいました」と言うのです。
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今も一日に六万名が死んでいます。今一年に二千万名が飢え死にしているので、一日に六万名です。六万名が死んでいくのを父母、子女、兄弟たちが見れば、胸を痛めて痛哭する事情が起こっています。ところが、真の父母が同情せず、それに対する対処をしなければ、地上で在世当時に自分たちと共に生きたという条件が怨恨になります。
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飢え死にする人よりもっと哀れな者たちが、神様を否定する人々です。飢え死にする人は、あの世に行くようになっても、自分の善意の道理に従った級がありますが、神様がいないという人は、霊界を否定するので踏み台がありません。霊界で雲の塊のように漂います。さまよう霊になるのです。雲が集まって雨が降るのと同じように、集結してすべて悪い影響を及ぼすのです。ですから、みんな地獄に行って地獄を困らせるのです。そのようなことを十分に知って、彼らを生かしてあげなければならないのでこのことをするのです。